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黒檀で蔦の模様ね。確かに承りました。
[三倍まで出せる、とのゲルダの言葉には頷いて。けれど。
相手が金勘定に疎いからと言って、吹っかけるような真似はしない。
それが女なりの誇りだったから]
カーラーさんが品物を見て、納得できると思ってくれたなら
次の取引からはもう少し色をつけてもらう心算だから、今回はこの値段で大丈夫。
それと、他にも御入用のものがあったら、遠慮なくどうぞ。
[その時、ごうと風が強く吹き>>0:#5女の言葉尻を遮る]
風が随分、強くなってきたみたいだ。
嵐になるのかな? ……まいったな。
女将さーん。窓、閉めちゃうよ。
[開いていた窓を閉めようと立ち上がれば、宿へと向かって来る幾つかの人影を目にするだろう]
/*
……お菓子のなる木のユーリー以来だった。
どんだけ。
いやまあ、今年はなぁ。
月囁のライヒとPSMのレッグ、四畳半のユーリ以外は赤ログばっかだけどな。
─ 広場→宿屋 ─
[薬が、という主張>>10に、く、と笑みが漏れる。
もっとも、俯いてしまったロミにはその笑みは見えないかも知れないが]
大人しく手当て受けるんなら、なるべくしみないようにやってやるよ。
[さらり、そんな言葉を告げながら、宿へと向かい]
……あれ。
先客万来……か?
[やって来た先に、見知った赤毛を認めたなら、口をつくのはこんな呟きだった]
[人間にとって調理は必要だ。
が、己にとっては不要でもあった。
――その腕が上達しないのは、決してそんな理由では無いが]
/*
ところでだな、ところでだよ。
……いっつもいつも、直そう直そうと思ってるはずなのに。
なして、忘れるんだろうな、ギュン爺様の台詞のレイアウト調整……!
やるたびにに目についてんのにorz
そんでもって、「あー」って思ってるはずなんに……!
―地底湖→―
[サンプル採取とか、観察記録とか一通りとるとウェストポーチにしまう。
宿屋へは村の中をぶらつきながらのんびりといろいろ見て回りながら戻ろうと、村の中をぶらつきはじめる。
道中村人の注目度合いはやはりかなり大きかったかもしれない。
知り合いに会ったり、向こうから声をかけられたりしない限りは、自分から声をかけることはなかった]
―エーリッヒの住居前―
……。齧られたら、痛そうだね。
[リスの歯は固い木の実も砕ける程に丈夫だと、いつか本で読みました。
そんな風に言われて>>7しまっては、やっぱり我慢するしかなさそうです。
それに痛みだけじゃなくて、病気の心配も……なんて事を考えていたら、大きな手が僕の頭に触れました]
……。
[最初の頃は不思議だった彼の口調にも、今では違和感を感じない程すっかり慣れてしまいました。
慣れ過ぎて、時々男の人だってことを忘れてしまいます。
だからこういう風に撫でられて、そのことを思い出すと、やっぱり少し照れくさい様な気持ちになるのでした]
あ、あありがとう。
…――――よ、よろしくお願いしします。
[ミリィの言葉に、少しだけ頬を上げて見せる。
窓の外の音が激しくなる頃、丁度その向こうに
焼き魚のセットのプレートをふたつ持った女将が現れて
笑顔で机に並べてから、他の窓を閉めに向かう様子。
ほしいものが手に入る約を得たゲルダは上機嫌―尤もひどくわかりにくいが―なままに、窓を閉めようとする商人が外に何か見つけるらしきに、少し身を伸ばして肩越しから覗き込んだ]
ん。……まだ、欲しい?
[勿論嫌なわけではないので、手を払い退けなんてしません。
代わりに誤魔化すみたいに、こっちを見てくるリスと目を合わせます。
掌に出していたお菓子を一度しまって、改めてマカロンの包みだけを取り出しました]
……あ、えっとね。
店を出た時に、自衛団長さんを見たんだ。
[包みを破いて、欠片を掌に乗せて、リスに差し出して。
そうしながら、顔だけをもう一度彼に向けます]
難しい顔してたから、何かあったのかなって。
……エーリィは、何か聞いてない?
[僕が訊いた時は、何でもないと言われてしまいました。僕が子供だったからかも知れません。
だから大人になら、団長さんも事情を説明しているのかも知れないと、そう思ったのでした]
― 自宅 ―
[本格的に降り始めた雨。
機会を逸した女は熟れたくちびるから吐息を零した]
片付けでもしていれば……
そのうち雨も止むかしら。
[ことり首を傾いで見遣る外。
降り止む気配は未だ感じられない。
ふるり、首を振り作業台の方へと足を運ぶ]
[獣の爪も獣の牙も女は持ち合わせてはいない。
聲を聴き、聲を発する力しかない未熟な存在]
まだ降らないと思ったのに――…
勘が鈍ってしまったかしら。
[すん、と小さく鼻を鳴らし湿った空気を肺に吸い込む]
[同行者に悟られないよう、ゴクリと唾を飲み込んだ。
それ以上は少女から漂う僅かな匂いに惹かれないよう、意識を遠くに散らす]
こんなに早く来るとは、私も思わなかったわ。
分かっていたら時期を外したのに。
─ 広場→宿屋 ─
ふぅん。
ね、どうして今回は一緒じゃないの?
[前に一緒に来ていた男の人が今回はいないというのを聞いて、首を傾げる。
空いた間の意味も、笑顔を保っていることも解らないまま、無邪気に問いを重ねたところでライヒアルトとの攻防が始まり、ノーラの返答があってもなくても話はここで途切れた。
ぷぅと膨れたまま下を向いていたから、ライヒアルトが零した笑み>>12には気付くことはなく。
だが、大人しく手当を受けるなら、という言葉に勢い良く顔を上げる。]
本当!?
絶対に絶対だよ、痛くしたら怒るからね!?
[既に怒ってるような顔でライヒアルトに食ってかかった。
到着した宿屋の中に赤毛の女性を見つけると、ぱちり瞬き。]
ミリィお姉さんだ。
儂も、信じたくはないんだがの。
[弱くとも残っている能力。
結社からの手紙を受けて使った力に反応した中には、長年連れ添った妻の影まであった。
現役を退いてからももう長い。
なかなか思い切ることが出来なかった]
明日、一同を集めて直接説明する。
朝になったらそのつもりで各自動いてくれ。
[指示に戸惑う者もあったが、自衛団員達は以前から団長が元結社員であることを知っていた。疑うことはせず、頷いてその晩は解散となった]
…ラ、ライヒアルト、と、ロ、ロミちゃん、
―――――と、…?
[見えた3人連れ、きれいな女性には見覚えなく。
とはいえ人の顔を覚えるのが得意な方で無いから
見ていない自信もなく―――目が合えば会釈ひとつ。
それからカタリと椅子に座り、魚へとフォークを向けた]
─ 宿屋 ─
……ああ、そうか。
言われてみれば、確かに。
[笑うノーラ>>20の言葉に納得しつつ。
手を振るミリィ>>21に向けて、よぅ、と軽く手を振り返した]
来てると知って来た訳じゃなく、天気の様子見のために来たんだがな、俺は。
[さらり、と軽く返すのは常の事]
せめてあと一晩。
一晩だけ時間をくれ……。
[詰所は広場に面した一角にある。
雨に濡れる広場を睨み、祈るように呟くと、妻の待つ家へと歩いていった]
─ 自住居穴前 ─
[会話しているうちに徐々に崩れていっているらしい天候。
強い風の音が聞こえたりすると、暗緑の隻眸が何度か洞窟の天井へと向いた]
ええ、怪我をしてしまうから、もう少しだけ我慢してね。
[ブリジット>>15には更に言葉を向けて。
宥めるように緩く頭を撫でてやる。
兄弟が居ないため、ブリジットを相手にする時は妹のような心持ちで接していた]
あら、パラッシ。
あんまり強請っちゃダメよ。
また今度になさい。
[まだ強請る様子のリスにはそんな言葉を投げかける。
あまり菓子に慣れさせると普段の食事に困ってしまうため、その辺りの制止は忘れなかった。
マカロンの包みを取り出すブリジット>>17にも、「仕舞っておきなさい」と声をかける。
マカロンを貰えなかったとしても、リスは二人を見上げて「クル」と小さく鳴くだけだった]
[すん、と小さく鼻を鳴らすと湿った空気が肺に運ばれた]
降り続くのかしら。
これも、止むまで仕舞って、と。
[彫刻の為の道具。
刃が傷まぬように丁寧に包み道具箱へとなおす。
革製の手袋は手を傷つけぬためのもの。
道具箱の上にそれを置いてから
机に広げられたデザイン画を一枚一枚揃え纏める]
ああ、そろそろ紙も補充しなきゃね。
─ 宿屋 ─
……ま、善処はするから、おとなしく座れ。
[食って掛かるロミ>>22の様子には、どこか楽しげに笑いながら。
宿の中にもう一人、知り合い>>24の姿を認めると、翠をひとつ、瞬いて]
おう、お前さんも来てたのか。
[軽い口調のまま、挨拶を投げた]
/*
うむ。
連続女子の反動が出ておる。
なんか、ものすっげ、動かしやすい方向に、キャラが自然に流れてるわwwwwww
うん。ミリィお姉さんだ。
何があったのかは分からないけど、そんなにむくれてたら
可愛い顔が台無しになっちゃうよ。
[ぱちり瞬くロミの頭を撫でながら]
……そっか。
私は君に逢いたかったのだけれどね。
[ライヒアルトがさらりと返す言葉に、悪戯っぽく笑んでみせる]
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