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[処刑台を見るのは、初めてではなかった。…クラークと一緒にあの村でも見た。
それでも、冷静な気持ではいられない。
風に揺れる縄の切れ端を見つめる。
一昨日はシャーロットが、昨夜はネリーがあの先に吊り下げられたのだと思う。
自分は二人を二人とも人狼と信じて投票した。
それで、二人が処刑されることは分かりきっていた]
オレは、人殺しだ。
[誰に言うともなく呟いて、処刑台を見上げた。
冷たい汗が、背中にじわりとにじんだ]
─教会の傍─
[海鳥の声に混じって、歌声が聞こえる。
教会に入る前にふと気付くとそこにカミーラが居た。しなやかな脚が何処か野生動物の様だと思う。]
……カミーラ?
花、供えるつもりはあったのか。
[ユージーンの静かな顔を見て、少し腹が立つ。
逢えば訊ねてしまうと思ったから逢いたくなかった]
いまさらだけど、あんた、今日ネリーが処刑されると思ってた?
あんたはネリーのほうを疑っていたように見えたけど、デボラの名前を書いてたな。
デボラが処刑されればいいと思ったのか、それとも…
デボラが処刑されるかもしれない、とはぜんぜん思わなかったんだ。
[乾いた声で、背を向けたまま言う]
…ははは。
だから、ここに来るのも平気なわけか。手、汚してないんだもんな。
[自分の手を開いてみせる。
冷たい汗にその手はぐっしょりと濡れている]
オレとは、違うってワケ?
[ユージーンの差し出した弾丸に目をくれる]
…護る、者…
[それではキャロルは、キャロルなりに戦っていたのかと思う。
凛と背を伸ばした、あの佇まい]
―(雑貨屋 →)桟橋―
[ ありがとうございましたと言う声が背中を追いかけてくる。ドアベルがカラランと乾いた音をたてた。「イストー家のごくつぶし」らしく、昔のように片手には沢山のお菓子を詰め込んだ紙袋。そのまま桟橋へと向かった。]
ここでいいよな。……二人だって、辛い思いをしたところには、戻りたくねえだろ。
[ 桟橋に腰掛けた。桟橋が丈夫だからか、それとも以前よりも少し痩せたからか、みしりという音はしなかった。空を見上げて、語りかける]
俺はもういらねえから。
二人で食べてくれよ。
……ああ、先生にも、渡してくれねえか。
出来の悪い生徒からって。
[ 持ってきた紙袋を掴む。逆さまにした。棒つきキャンディ、チョコレート。トフィにクッキー、グミ、ラムネ……。色とりどりのお菓子が、夢のように鮮やかなお菓子が海の底へ消えていく。]
人の間で上手くやれる自信はねえけど。もう少しだけ……生きてみる。そうじゃねえと、お前らにお供えするやつが、いないもんな……。
それに、少しだけ、人を信じることができるかもしれねえから。
……また、来る。
[やはり、とユージーンをにらむ。
ここは、シャーロットとネリーの終焉の地。
そこに一番近く住まうユージーンに、罪の意識がないのが許せないと思う。
それでは、彼女達はあまりに…]
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