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[目を瞑り、独り言のように呟く。
既に、ハインリヒの言葉は耳に入っていなかったようだ。
目を開けるとそこには彼の姿は消えていた。]
[意識を集中する。ゆっくり、歩みを進める。
獣の気配は感じるが、それは意識の片隅へ止めるのみ]
あの時と同じなら、奴ら、牽制以外は仕掛けてこねぇはず……。
[そんな呟きをもらしつつ、ゆっくりと歩みを進め。
裏口近辺の状態に、わずか、眉を寄せた]
……何してんだよ……っとに。
[絶対、10倍以上になって返って来るであろう言葉を、ため息と共に投げ]
[機械犬がとことこと自分のところへやってきて。
唐突に脚に噛み付いた]
……おーい?
[寝起きで呆けているのと痛みが殆どない所為からか、やはりぼんやりとした様子で機械犬に声をかけて首を傾げる]
何、してる……の、かな……
[そちらこそ、と投げ返す声には、僅かに安堵の響きが含まれて]
…まあ………、いいか……
………悪い、けど……
ブリジット…、お願い、…出来る……?
[目線を向けて、指し示す]
[二人のことを気にしながら、狼を警戒している]
[そこにやってきたエーリッヒ]
あなたも何してるんですか!
[思わず怒った後、]
イレーネ、ブリジット、部屋に入ってください
エーリッヒも
[まだこないでしょうから、先に入ってください、と]
[ゆるりとした動作で立ち上がり、蝋燭の火を消すと辺りが一瞬暗黒に包まれ、やがてじわっと黒い輪郭が細い光に浮かび上がってくる。
これが、昨夜の一部始終。]
くけけけっ。結局はギュンターと同じ道を歩む事になるかもな。
〈まぁ、そう言うな。 ……では、後は任せよう。〉
[暗闇に浮かぶは闇の中にこそ相応しい姿。 それは、闇に溶け込んだまま集会場からそっと抜け脱した]
[エルザの称賛に少女も万更ではないようだ]
ああ。今度のN903iは完全防水だからまた雪の中を駆け回っても壊れることはないだろう。
あと、少し柔らかい素材で仕上げたから、抱き心地が格段にアップしている。
おやおや。
[少女は機械犬に噛まれているユリアンを見て笑った。
人間には怪我させない設計だから安心なのだ]
[完全に予想通りの反応に、やれやれ、とため息をついて]
て、いうか、ったく……。
お前らな。俺がお前ら心配してないとか、まさか思ってねぇだろーな?
[陽光の色の髪をがじがじ、と掻いて。
イレーネの言葉に、ブリジットを見やる]
……わかったから……早く入って、手当てしてくれ。
[ズボンを食んだままで首を傾げる機械犬の口を開けさせ、自分の脚を引き抜く。
抱きかかえればぽふぽふと頭を撫でた]
…あ、気持ちいいかも。
[ぽふぽふぽふぽふ]
[機械犬がユリアンの元に行き噛み付くのを見て]
気に入られたのかしらね?
[とくすくすと笑って。
ベアトリーチェの説明に目を丸くする]
凄いわねぇ…。
それなら一緒に外に散歩とかにも行けそうね。
[旅のお供に出来たら面白そうとも思うけど、壊れた時が大変だと]
[その後、部屋に戻るも寝付けずに居た。
いくら考えても堂々巡りな思考。]
…フリッツ…お前はどうだったんだ?
[今は亡き相方の名を呼ぶも…答えが戻ってくるはずはなかった。]
思っていませんけどね
[エーリッヒに言いつつ]
あなたの体調不良も心配です。また倒れたら知りませんよ
[それから、]
三人とも中に入ってください
[ブリジットがおびえているから][イレーネと二人きりではいかせたくなくて]
怒ったのはエーリッヒに対してです。
それに……みんな、緩のことを、心配しているんです
[だから、中に入って? と微笑む]
その子を観察して、長所をいろいろ取り入れたからな。
足先にある「肉球」という部位は特に触り心地に自信があるぞ。まあ、その子には負けるがな。
[白猫を見ながら、少女はユリアンの反応に満足]
[機械犬はユリアンに撫でられ、喉をごろごろ言わせている]
思ってる、とか言ったら、さすがに怒るぜ……?
[二人、それぞれの返事にぽつり、呟き]
ん……そうかな?
[ブリジットの指摘に、少しだけ困ったように笑う。小さな変化に敏感なんだな、と思いながら]
それより、ほら、中に入ろうぜ?
ここは、寒いから。
[気に入られた、というエルザの言葉にまた首傾げ]
んー…あんま犬には好かれないんだけどなぁ。
お前は特別なのか?
[喉を鳴らす機械犬の頭を撫でながら、その鼻先に顔を近付けるようにして覗き込む]
[肉球、と聞いて左前脚をちょっと握ってみた。
ぷに。…気持ち良い。ぷにぷに]
[膝を突いた姿勢からゆっくりと立ち上がり、ブリジットの頭を軽く、撫でてから。
裏口の方へ行こう、と促す]
『それにしても、なんていうか……』
[色々と、思うことはあるけれど、取りあえず今のうちは飲み込んだ]
小説家 ブリジットが「時間を進める」を選択しました
[「散歩」という単語になにやら少女は思いついた様で]
多少の時間なら外に散歩に出かけても大丈夫だろう。
そろそろ環境耐久テストをしないといけないからな。
そうだ。自衛団の許可が出たら、散歩テストに一緒に同行してくれないか?
あたしは生きた犬を見たことがないから、見たことのある人の意見が聞きたい。
……自衛団が外出許可してくれるかどうかは謎だが。
[犬が好きそうなエルザに提案してみる]
小説家 ブリジットは、ランプ屋 イレーネ を能力(襲う)の対象に選びました。
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