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ううん、むしろ好き。小さくて可愛いし。
でも懐かれないのよねー、昔っから。
[残念、と言った風な顔をしながら。
警戒色には、ある程度距離を保ったまま。
内心「あ、なんかコダマが増えた」とか、ちょっと思ったとかそんな。]
あ、やっぱり。昨日葛木史人って名乗った、お兄さん…だと思われる人に会ったんだけど。何となく、似てるなって思ったから。
[そうやんわり言ってみる。ただここの兄妹仲までは知らないので、どう受けとったかは分からないが。]
人の趣味に、とやかく言いはしねぇけどな。
時期が時期で、わりと張ってるのもいるから、気ぃつけた方がいいぜ?
特に、古老連中はそーゆーのに神経質だからさ。
[利吉には、軽く返して]
あー、いいから、落ち着くまで無理に喋るな。
[途切れがちに返す榛名に、宥めるように声をかける]
あらさっちゃんこんにちは。
そりゃ居るわよ。祭り終わってないんだし。
[いい笑顔で聡に手を振った。
呼び方を変える気は毛ほども無いらしい。]
そっちは今起きたの?ぐーたらしてるわねぇ。
[自分の事は大いに棚に上げておく。]
[利吉は煙草を消したようだし、琉璃と史人が榛名のフォローに回っている]
でしょうね。そういえばまだ玲ちゃんにはあっていませんでしたね
[頷いて、史人の右手を一瞬だけ盗み見る。村には伝えていないといっていたがまだなのだろうか。と思いながら]
偶然ですね。私も平和主義者です
ま、閉鎖的なとこもありますから狭苦しく感じるかもしれませんけどね
[と、利吉に。最後のほうは幾分声を潜めいう]
ん…。集中し過ぎたか。
[昨日見た葛木家の細工についてなどの見識をある程度まとめ終えた所で、顔を上げる。
自室から出て、旅籠の主と会話を交わして]
俺以外、みんな外か…。
まあ天気も良かったしな。俺も少し出て来るか。
[外へ向かおうとした所、食事だと呼び止められる]
あ…。ありがとうございます。
ああ、兄さんと。
…似ているのでしょうか?
[言われてほんの少しだけ警戒を解く。だが聡も現れたことで全体的には殆ど変わっていないだろう。
後半は純粋に疑問だったようで。何しろ村の人間にとっては「葛木の子」で一括り。外の人間の評価は知らない]
[内心で嘆息して、身体の向きを晴美に向き合うように動かして]
別にそういうつもりもないんですよ。
家を管理していただいたことに関しての礼をせねばなりませんでしたからね。
ただ、今更どういう顔して尋ねればいいのかもわかりませんでしたしね。
私は今どういう立場か実は知りませんしねぇ…
[とはいえ、管理されてて無人であればある程度予測はつくが]
[あまり利吉を攻めるのも榛名を余計に困らせることになるだろうとそれ以上は言うのはやめ]
別に、特にはないね。
いまのところそういった迷惑をかけたことは。
[肩をすくめて、剣呑な様子の晴美にいつものように笑みを返して]
こんにちわ、晴美。
ずいぶんとご機嫌斜めだね。
[と蓮実との様子には視線を向けるだけで榛名の背中をなでる手はとめずに落ち着いてきた様子に笑いかけて]
ごめん、ついかっとなっちゃったよ。
[まだ会ってない、との言葉にそっか、と言いつつ蓮実を見て]
まあ、会うなら、覚悟はしとけ。
音信普通な相手には、手厳しいから、あいつ。
[誰のせいだ、と言われそうな事を言いつつ。
余計なことは言うなよ、と。
そんな思いを視線に込める]
・・・読み方分かんなかった?
[感心したような声に、思わず小さく笑った。
足は自然と旅籠のほうへと向かっていただろうか。]
ん、そーだなァ。
仲イイッつーか、元子分?
[微妙に分かりづらいかも知れない。]
…葛木玲、です。
[挨拶をされれば聡にもぺこりと頭だけは下げて]
……祭りを見に、来られたんですか?
[黙ってしまうのも失礼だろうかと、一応そう返した。
その雰囲気にどこか気圧されがちだったりもするが]
ええ、そうね面差し…部分を言うなら目元のあたりが。
少なくとも、昨日初めて会った私が、兄妹かなーって思うくらいには似てるわよ。
[疑問にはそう答えつつ、それでもやっぱり警戒されている様子には、仕方ないかーと心の中で。]
いいじゃない減るもんじゃなし。
[いい笑顔は崩さない。]
最初はお花見。だって花が咲くって聞いたんだもん。
でも花は咲いてないし、だったら代わりにお祭りあるんだしそっちを見て帰ろうかなって。
[言いながら、聡が自己紹介を始めたのに気づいて、自分も名乗ってない事に今更気づいた。]
ああ、ごめんなさい。名前言ってなかったわね。
私は朧小百合。暫く宜しく。
[食事を終えて、改めて席を立つ]
美味かったよ。ごちそうさま。
[にこり笑って、旅籠を出て行く。
その先すぐに見かけたのは3人の姿]
…聡もやるね。
[近づいて、口笛を鳴らす]
―― うー、気のせい!
ぜーったい、ふーみんせんせーには言っちゃダメだよ!
[こ、肯定じゃない。ハズ。]
元子分って……
そっかぁ。こき使ってたんだぁ
[はるちぃちゃんって子分だったんだぁと考えた。言葉に出てないけど。]
あ、そうそう。おっきい家があったけど、誰の家ー?
[咳が止まり、呼吸が落ち着いてくると何度か深呼吸を繰り返して]
…っはぁ…。
…利吉さんは、私が、こうなること、知らなかったから。
悪くは、無い、よ。
私が、風下に、行かなければ、良い、だけの、こと。
止めろとも、言わない。
[利吉が謝る様子にはふるりと首を横に振って。
ようやく周りが見えるようになると、いつの間にか居た晴美に気付き、会釈をした。
瑠璃から向けられた言葉には]
あり、がと。
もう、大丈夫、だから。
いつも、ありがと、ね。
[最後の言葉は背を摩ってくれたことと、自分のために怒ってくれたことに対するもの]
素直って言葉が、一斉に転んだような気がしたのは、俺の気のせいか?
[笑う利吉に、さっくりとこんな言葉を返し]
まあ、口は災いの元、って言うし。
あんまり一つの方向で考えすぎると、それが現実になる……なんて話もあるからな。
ああ、古老連中に、祭り前に叩き出されない程度には、気をつけた方がいいぜ?
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