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いえ。
そうする、ものなのでしょうか。
……。
内部の事は、お聞きになりましたか?
手立てが見つかればよいのですが。
待っていても、仕方のないことですね。
そうですね。
寝ている子にはつい……
いえ、ノーラ殿が子供というわけではありませんが。
[問いかけに小さく頷き]
話は聞きました。
そうですね、待っていても。
かといって目的が何かもわからないでは。
――竜王たちの力、でしょうか。
[白昼夢は青年の領域。眠ってはいても月闇の声は聞こえていた。分担を促す労わりの言葉に逆らう事なく受け入れる]
……そうだね。では、お任せするよ。
彼とは古き友だから私では気付かれてしまうかもしれない。
[【心の間】での応対より口調が少し崩れてきているのは、青年が彼自身としての『望み』を叶えようとしているからか]
……内は年月を重ねてはいても、私は未熟。
幼児と大差ないとも言えます、お気になさらず。
単純に力であれば、封じてどうしようと言うのでしょう。
そうすれば竜郷に待ち受けるは何れの滅びの時。
干渉した者が予想する者と相違なければ、
揺らすことは好んでも単に滅ぼすは望みではないはず。
―東殿の一室―
[椅子に座り目を閉じていた青年は閉じた時と同じように静かに目を開いた。
白昼夢は短いようで長く、長いようで短い。青年が再び動き出せる程度に休め、完全な体調とはまだ言えないが如く]
……少しはましになったかな。
[立ち上がる動作も滑らかに呟いてあれからどうなったかと知る為に部屋を出る]
本当に、大事になさってください。
[届く言葉に、こえを返し。]
わたしは、あの方とは親しくしていませんから。
……はい。
[手を貸す、という言葉に、神妙に頷いた。]
その際は、お願いいたします。
未熟とは思えませんが。
[困ったような顔をした。]
……そうですね。
でも竜王方なら、あそこを出ることも出来るのではないかと思いますけれど…
[西の方に目をやった。どこか疲れた顔で。]
あなたは、目的を、何だとお思いですか?
[運がいいのか悪いのか、回廊に旧友の姿はなかった。他者を求め回廊を歩く途中、独特の香りが流れてきた。立ち止まり記録を辿る]
………触媒かな。ならば若焔か。
[離れた場所から扉を見つめ、袖から覗く指先を口元に添える。青年の司る智の中に触媒に関するものはあまり多くは無い。匂いだけでは判別できず、また邪魔をするのはよく無いと判断し足を外へ向けた]
大丈夫だよ。
まだしなければいけない事は多いのだから、無理はしない。
[返す声を柔らかく受け取り、神妙な声に頷く]
いえ。
私が過ごした時間のみで言えば……
貴方よりも、大分、短いかと。
出るだけならば力技でも不可能とは言えないでしょう。
ですが、周囲に与える影響はどうなるやら。
それに長と言えど、必ずしも安定を好むとも限りません。
『聖魔の剣』は聖魔併せ持ち、天聖と流水に属するモノ。
『神斬の剣』は神も斬り倒す、影輝と精神に属するモノ。
そして、『真なる剣』は何者の干渉も許さず退ける。
[それは口伝の一部。『聖魔剣』、『神斬剣』、『真・聖魔剣』について語る青年の言葉は歌うように心話に響く]
[ほっとしたように笑う]
そうですね。
まずは、あれを探さなければいけませんから。
……純血種の方々を探るのは、とても厳しいものがありますし、お任せすることになると思います。
そのときは、宜しくお願いします。
そうなのですか?
[驚いたように尋ねたが、すぐに言葉は止まり。]
……そうですね。
影竜王はおそらく苦労しているでしょう。申し訳ないと思っております。
[そうして傾ぐ顔を見る目は、暗い肌の色をとらえ。]
王を封じることにより――
あなたは、思い当たるふしが?
[引き寄せられるように、手が伸びた。]
―中庭―
…おや、あれは。
[竜の気配を求め今は静かな中庭に出ると、三対の二つである影輝と月闇が座り跪いているのが見えた。大切な話の途中であればと足を止め様子を見守る。影輝の髪の影は遠目からでは見えなかった]
……そうですか。
[少しの間を挟み、呟くようにこたえ。
それから、そっと伸ばした手は、止められずに暗い色の肌へと触れる。]
[視線を追い、顔はそこから、アーベルの方に動いた。]
[口伝はそこまでで途切れ、心の声は夜の砂漠の静けさに満ちる]
自由になる為には、まだすべき事は多いから――…。
[オティーリエのみ囁きを届け、中庭入り口で足を止める。
少し前に感じた安堵したような気配を思い起こし、遠く見守る口元の笑みが微かに深まった]
えぇ、純血種は私が。
ですが、もし荒事になれば本性に返る制約の多い私は一度が限界でしょう。その分、貴女に負担を掛けてしまうのが心苦しいけれど。
[――…刻印がなければ。
それは心の声にもならず、そっと寄り添うように伝わるだけ]
[アーベルを見て、かすかに笑った。]
迷惑など、考えないで下さい。
わたしの望みもあります。
あなたの望みも。
必要なものが一緒なのですから、負担などは気にしないで下さい。
[己の喉にもある刻印を意識する。人の世に降りる時につけたしるしは、少し苦味を持っているようで。]
わたしが助けられることでしたら、いつでもお助けいたします。
荒事になる前に、お声をかけてください。
[ 一時、その色を移ろわす。]
――触れるな。
[ 光の如く温かくも闇のように冷たくもなく、虚無でもない。月闇竜の手には、何かが蠢く感覚が纏わりついたろう。
それすら許したのは一瞬、影の手を、その手を払わんとさせたが。奧に在る眼は見せはせぬ。]
お邪魔してしまったかな。
[視線を合わせぬように、けれど完全に逸らす事なく青年は近づいていく。影輝の纏う衣装と違い、抑えられた風に黒に近い紺の上衣の裾と広口の袖が揺れた]
あれからどうなったか、話を窺える方を探していたのですが。
ギュンター殿とはあいにく会えず此方に。
[ギュンターの事を聞けば納得したように頷いた]
……失礼。
けれどオト殿、影に踏みいっても、
よいことはありませんよ。
[ 一転した声色は、幼児をたしなめる響きを持つ。]
月と輝き、闇と影は近しくも、
異なる存在なのですから。
申し訳ありません。
[触れた感覚は何なのか。
理解することはなかったが。
それは不快であったのだろうと、頭を垂れて。]
お怪我をなさったのでは、ないのですね……?
[僅か心配げな響きをもった声が零れた。]
[近づききる前に起こった光景に青年の口元に浮かぶ笑みは消え、光を反射するレンズの奥で二人の様子を観察するように紫紺が見つめる。
直に何事もなかったかのように近づき、話しかけたのだが]
異なる存在であるとは、存じております。
[声音に何を思うか、まなざしを伏せ。]
知りたいと、わずかに思ってしまったのです。
無作法をお詫びいたします。
[それから近付いてきた精神の竜に頭を下げ、挨拶を。]
側近殿はお忙しそうでしたから。
[そうして聞いた話を、口にした。]
いいえ、そのようなことは。
此処は皇竜王の居城、
誰かが占有出来るものではありません。
[ 訪れたアーベルに答え、ノーラは首を傾ける。問われる侭に、影の語れる事を述べる。
その黒き瞳は、真なる色を知りはせぬ。]
[影輝の竜がいたから完全に月闇の竜の瞳を見る事はなく、けれど視界の端と心の気配でその笑みはわかった。
ありがとうと温かくなる心を返し、だが手を振り払われる様子に口元の笑みは霧散する]
……怪我は?
[見た限りなく、心の動きに痛みが見られない事を確かめて歩みを戻す。そうして何事も無いよう心話でなく話しかけたが、紺碧の瞳は彼女の指先に向いていた]
[訪問を詫びる言葉に返る竜達の言葉に感謝を込めた会釈を向け、それぞれからギュンターや他に見知った事柄を聞く。
その間、何も尋ねはしないけれど青年の指は月闇の竜の払われた指先に向いていた]
………そうでしたか、ギュンター殿がそのように。
若焔殿とはまた別に手掛かりを求めるべきでしょうね。
難しくはありますが。
竜郷を滅ぼす事が目的なら、十五竜王を封じた時点で逃げてしまった可能性もあるかもしれない。
[今は薄曇の、だが不安定さは隠せない天を見て呟く]
[視線がどこへ向いているのか、理解するとそっと指先を曲げ、伸ばす。
心配してくれているのだろうかと、嬉しくもあり。]
――さすがに滅ぼされるようでしたら、いくら王の方々であれ、面白がりはしないのではないかと思います。
若焔殿?
[何故だろうと尋ねる。
名は知ってはいたし、姿を見てもいたが。]
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