情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[ 耳障りな笑いに眉が顰められそうになるのを堪え、眸に宿る色を他者には見られまいとして目を閉じれば、口内を浸す果実の味を感じながら聲を紡ぐ。]
……余程、俺に喰わせたいらしいな?
[ 奥底では理解している、然う望んでいるのは彼自身であり、此の同族は其れを促しているに過ぎない。他者の所為にする事で罪から逃れようとしているだけ。然し、獣が人を食すのに何の罪があるか。其れは人間の物差だと云うのに。]
[捜す方法、それがあると聞きその言葉に聞き入る。
死者から、というのは、多分先ほどのメイの言葉通りなのだろう。
そして、いまひとつは]
占い……?
そんな事が出来る奴がいるっていうのか?此処に……
[辺りを見渡す、縋るように]
……。
[ ヘンリエッタの非難の視線にか紡がれた言葉にか溜息を吐けば、再び椅子を引いて立ち上がり、コーネリアスを追うようにして些か乱暴に広間の扉を開く。]
[ルーサーの口から語られた、人狼を探す方法。
その方法を聞き、少女はすっと目を伏せる――]
やはり…そのような不完全な方法でしか…
人狼は探せないのですね…神父様――
[言葉から真偽を見出す方法。それは身内とカテゴライズされる村の住人の方が有利で――
少女の記憶にも、その事実ははっきり残っており――]
じゃぁ…真っ先に疑われるのは…部外者の…私ね――
[そう言って、自嘲気味に微笑む。
他の人物の名を上げなかったのは――少女の優しさか…]
[メイを案じて広間を出て行くコーネリアスの姿に、少しの安堵。
けれど――不意に蘇る姉の声。]
「むかしむかし、あるところに――」
「おおかみはおばあさんを食べてしまい、その服を着ておばあさんのふりをしました――」
[彼と幼い弟に、物語を読んで寝かしつけるのは姉の役目で。
そして、彼女が語る物語には何故かよく狼が出てきていた。
本を買い与えたのは両親で。家畜を飼う生活ゆえに、狼の危険を幼心に気をつけさせようとしているのだと信じていたけれど。
真実は、何処にあるのだろうか――?]
じゃあ、結局占いも霊視も信じられないって言うこと?
[簡単に狼が見つけられるのではと喜んだ分、声には落胆が混じる。
けれど、先ほどのメイの様子を見れば、彼女が嘘をついているようには見えなかった。]
メイがもし嘘をついているなら、あんなに嫌がるとは思えないよ。
[ウェンディの言葉に首を振る]
…いや、俺も同じだ。
俺も余所者…しかも身元不明と来てる。
疑われるのは……
[それ以上言えず。
口の中は渇ききっていて]
[ 意外にも早いコーネリアスの足に追い付けたのは階段を昇った頃で、部屋から洩れる明かりに照らされる銀の髪は煌きを零し、其の様相は肖像画の女性を――そして何より人成らざる者を思わせたか、僅かばかり躰が震えた。]
……。
[ 呼び止めて何を云おうとしたのだろう、言葉はなかなか出でずに、]
済みません。俺に……行かせて、貰えますか。
[漸く言えたのは其の一言ばかり。]
[メイを追って出ていった二人の背中を見送って、少しだけ満足げに微笑む。
あの人ならきっと大丈夫。そう思うのは、自分もまた今日の朝彼に救われたからだろうか。
二日酔いで具合が悪そうにしていた印象しかない銀髪の男も、メイのことを気にかけていたのは少し意外だったけれど、彼もまた優しい人なのだろう。]
/中/
実際、疑われるために旅人選んでますから…
RP村で旅人じゃなかったの、最初にやったハーヴくらいじゃないかな…あれもある意味亡命者ではあったけれど。
他の人との繋がりを作りたくないとか言わないよー?(目逸らし)
[ナサニエルの言葉に、少女はゆっくりと視線を上げる。
僅かに微笑を湛えれるのは、余裕が有るからだろうか――]
身元不明は…私も一緒です…。
だから――そうやって自分を…追い込まないで?
[覗き込むように視線を合わせ――微笑む――]
[ルーサーの”探せる”という言葉への期待は、続けられた言葉にあっさりと手放されて。
ああ、と嘆くような吐息を吐くネリーを見上げ、彼女も自分と同じ気持ちになったのだろうと瞼を伏せる。]
………どうして、こんなことに…
[彼に言える事は、それしかなくて。
ウェンディの声は耳に届いたけれど、その自嘲気味な笑みを見ることも出来ずに、重い溜息を落とした。]
[”部外者”
昨日、親しくなりたいと願った少女の言葉にヘンリエッタは体を強張らせる。
自分は、部外者なのだろうか。
確かに、ここには二日前に来たばかり、良く見知っているものもいなければ、自分の身を保証するものもいない。]
部外者だと、疑われるの……?
[ここに、自分の身の潔白を証明してくれるほどに信じあえる人物はいない。
それが示すことの意味を確認するように、言葉をこぼした。]
[ウェンディが此方を覗き込むように微笑むの見て、漸く此方も薄く笑いを]
ありがとう。
お互い、困った事になったものだね。
[それだけを返し、ちらりとヘンリエッタに視線を送る]
……誰だって自分の知り合いは疑いたくない。
そういうもんじゃないのか?
[子供に言うにはきつい言葉とわかっていたけれど、言葉を選ぶ余裕は無くて]
[――俯いたまま、脳裏に思い描く。
晩餐会の時に聞いた名を混乱した記憶から引っ張り出しながら。]
『ウェンディとヘンリエッタは…まだボクと代わらないくらい、小さいもん。大人のアーヴァインさんを…できるわけない。
ネリーさんは…幽霊が怖いっていうボクを庇ってくれた。優しいから…きっと、違う。
あの怪我をしてる人は…違うよね? だって、動くのも辛そうだもん…元気な…元気だったアーヴァインさんに敵うわけない…。』
[――残ったのは、二人。大人の、よく知らない、男の人。]
……ええ、ですから。
通常は、公正な立場を取る事の出来る異端審問官が必ず一人いたのです。
彼らは情に流される事なく、事を行いますから。
[『彼ら』の中に、ルーサーは入っているのだろうか。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [34] [35] [36] [37] [38] [39] [40] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新