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『アーベルは───求めていた』
[幻影は続ける]
『見失ってしまったものを』
[白い羽ばたきはゆっくりとアーベルの周りを旋回する]
『なくしてしまった翼を』
[少女の問いかけに]
『アーベルにとって写真は呼吸なの』
『撮るということで”探し続けた”』
『見えなくなってしまった風を』
[生を進む人たちの後ろを、ただ見守るようにつけていた。
同じように彼らを見守る魂も、傍にあっただろうか。
緑の眸の視界。時折、神話の世界の生き物が映った。]
―――…。
[ちらり――それらを見て、感慨に耽る。
背にぽかりと穴が開いた石像。
思考に浮かぶ考えは、あまり良いものではない。
でも、当たらずとも遠からずだった故に、
真相を聞いても、あまり揺るがなかった心裡。]
その翼は、自由に飛べますか?
[ポツリ――アーベルから生まれた、
幻想世界の少女に落ちる言の葉。
その姿はどこかでみた誰かに似て。
でも、それよりも、その背に生える真白な翼を見つめる。
――自分は、自由に飛べる翼が欲しいと願ったけれど、
少女のそれは、イカロスの翼と変わりないと。]
[ベアトリーチェと、こちらを心配げに見るノーラにも、笑み。]
大丈夫、死なないから。だって、一緒に帰るんだから。それより、固まってたら一網打尽にされかねないよ。
令嬢 ブリジットは、盲目 ベアトリーチェ を能力(守る)の対象に選びました。
[目の前、散った、いろ。
交差したのは、過去。
風にさらわれるよに、そらへ消えた──]
……ばか、やろっ!
問題が、違うだろうがっ!
[たいした事ない、という言葉に>>210。
口をつくのは、怒鳴るよな、声]
視える事が…
見る事が全てじゃない。
[周囲を旋回するカインに言葉を投げる。
自分はナターリエの方へと歩く事も出来ない。
少しだけ離れた場所。]
例え見えなくても…
風は感じる事が出来る。
揺れる稲穂の写真を見て
空に舞う鳥の写真を見て
風を感じる事は出来るわ。
[ライヒアルトの怒鳴るような声に、笑みは苦笑になる。]
ごめんなさい。でも、あたしが悪いのかな。
[転がるベアトリーチェ。傍にブリジットが行ったからほっとした。]
[恐怖――恐れ。ないわけではない。
それよりも、己を突き動かす
ぎりぎりで立たせるたった一つ。
己に課した責。
いばらは咲く。――いばらは咲く。]
なくした 風…
[“――― なら、 風が 見えるかな”
あの時、彼は何と謂ったのだったか。]
ごめんです、イレーネ。
そうでした、僕も約束が一杯ありました。
ピアノも弾かないとですし、秘密箱も作らないとでした……。
[添えられた手の暖かさ。
それが命の尊さ、そして自らの間違いを教えてくれた]
でも、ゼルギウスは許せない、です。
僕達はもう奴に手は届きませんです……。
だから、せめて祈るです。
そうすれば、きっと残った人達がやってくれるです。
[冷静さを取り戻した。
叫んでも届かないのは当然。
だったらせめて祈りつづけよう……]
●業務連絡●
村立て遅くなってすみません。
でもほとんどお任せ状態になります。
で、さすがにきつい!であれば、これよりメモ打ち合わせ解禁します。
本当に村立ての無茶ぶり、みなさんありがとうございます。
……ああ。
どうやら、ほっとくのは多大な間違いらしいからな。
[感じた眩暈を振り払うよに、頭を振って。
それから、ブリジットの言葉>>213に、頷く。
鎮静剤は未だ、ジャケットのポケットの内に、ある。
忘れかけていたけれど]
……どっちもどっち、だ。
まったく。
[向けられた苦笑に、零れるのは、嘆息>>216]
……とにかく、少し、下がるぞ。
[嫌だといわれても、抱えて連れて行く気ではあるが]
もう、僕らは開放されて良い筈だ。
[石化病という病から。
その病に付属するように、傷つけあうことから。
微かに歌が聞こえた。歌声の先を見やる。
瑠璃色の眸の人に視線を向ける。
傍にユリアンの姿もあっただろう。
そのことに微笑む。
嗚呼、こんな風に傷つき、それでも想い合えたことが、
――これから先、何か良い意味で咲く種になれば良い
そう、思う。]
[風の流れた方向から血の匂い。
妖精の風が、ナターリエを切り裂いたらしい。
ナターリエの生きる事を放棄した、と言う言葉は違うなと思った。
昨日、ヘリの中で鎮静剤を巡るブリジットとアーベルのやり取りを聞いていたから。だが、ヘルムートも、一番最初にアーベルが薬を拒んだ時に同じ事を考えた。
アーベルから聞いた言葉はとても少ない。
彼は無口だった、と改めて思う。]
風を?
[楯を杖代わりに身体を起こす]
なくした翼って、何?
でも。
[なくしたものは戻ってこない]
じゃあアーベルさんは、いつまで探すつもりだったの?
もう、探すことは、やめてしまったの?
写真に風は写らない。風は、心に映るものだから。
風が吹くと、判る。
その風が運ぶものが。
でも、アーベルさんが探してた風は、そういうものじゃないんだよね、たぶん。
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