情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
…………!!
[びくり]
[身を震わせ、声の無い悲鳴を上げる。]
[眦が裂けそうな程、見開かれた眼。]
……ァア…あ。
[寒気を感じているのか、その顔にありありと浮かぶ恐怖の為か、がくがくと震えている。]
[軽く見た所、骨折などはないようで一安心して。
それでもこれだけの傷では今夜辺り発熱があるだろうとは予想が出来て]
無事に目ぇ覚ますと良いんだけどな…
[そう呟いて男の様子を伺うと、不意に男が目を見開き声にならない声を上げる]
…って、おい!大丈夫か?
[震える体を押さえ、少しでも落ち着かせようと]
…動かないで。
危害を加えるつもりはありませんから。
暴れればもっと痛みますよ?
[そっと囁きつつ、安心させるようにと、幼子をなだめるように撫でようとする。]
……!………!
[嫌々をするように首を振り、押さえる手から逃れようとする。]
[目尻から涙が溢れ、汚れた頬を濡らしていく。]
[尋常ではない男の様子に思いを巡らせる]
いったいなんだってんだ、こいつ…
この怪我、この様子……まるで何処からか逃げてきたみたいじゃないか。
話が聞けるようなら良いけど…
[誰にも聞こえないよう、溜息]
厄介な事にならないと良いんだけど、ね。
[少女の口から語られたもの。それは彼女の両親が二年前、とある事件に巻き込まれ命を落として居た事。そのときのショックで、自身の成長も止まって居る事。そして、両親の遺言に従い、ペンダントヘッドをアーヴァインに渡す為にこの場所へ訪れたことだった。]
[沈痛な面持ちのアーヴァインに、少女は小さく笑って]
そんなに悲しい顔をなさらないでください。たとえ命は消えてしまっても…思い出は消えないのですから――
これは…生前最も親しくなさってくださったあなたへ、せめてもの形見分け…。良かったら受け取っていただけないでしょうか?
[少女は首から鎖を外し、そっとアーヴァインの手にネックレスを置いた]
[只ならぬ様子に驚きつつも、押さえる手は緩めずに]
大丈夫、ここに居るのはあんたの敵じゃない。
俺達はあんたに危害は加えない、だから落ち着いて。
[出来るだけ安心させようとそう声を掛けて]
[怯えた瞳で取り囲む人々を見る。][色濃い恐怖の色。]
[そのうちに怖れが頂点に達したのか、]
[小動物のように身を縮めて、固まる。]
…大丈夫、何もしませんから。
[最後の包帯を傷に触れぬ位置で結ぶと、小さくうずくまった体にやわらかい毛布をかけてやる。]
ゆっくり休んで傷を治していきなさいな。
…何か食べられるようなら、用意させますし。
[男の怯える様子に、やはり唯の行き倒れでは無いと確信して]
よっぽど酷い目にあったんだな…
でも、本当にもう大丈夫だからな?
[子供に諭すようにそう告げて。
怯える姿がまるで子供のようだったから]
悪い奴じゃ無さそうなのに、な。
[そう言って押さえつけていた腕を緩める。
少しでも男が落ち着くのを待ちながら、暫く様子を*伺っている*]
[暫く考え込むようにしていたアーヴァインだったが、少女の眼差しにふっと溜め息を吐き。乗せられたネックレスをそっと握り締めて微笑む。その微笑を受けて、連れられるように少女も僅かに頬を緩め]
これでやっと。私の中でも両親の死と向かい合うことが出来そうです。ありがとう、アーヴァインさん。
そして、宿代わりにお屋敷を貸して下さってありがとうございます。
これで心置きなく、旅に出られるというもの――っ…え?今日の宿…ですか?いえ、決まっては居ませんけども…。
――もう一泊ですか?でも…そんな何時までもご好意に甘える訳には…
[宿の提供を促すアーヴァインに、少女は感謝しながらもその申し出を渋るように言葉を続ける。
しかし、ぼろぼろの靴とその下にある素足の怪我を指摘されれば、強く断ることも出来ず――]
じゃぁ…少しの間だけ…お邪魔致します。
[戸惑いながらも好意を素直に*受け取った*]
[涙で濡れた頬を拭うのにも、宥める様に背を撫でる手にも抵抗はせず]
[落ち着いたそのリズムに身を委ねるかの様に、表情を和らげた。]
部屋のほうが暖まったら、そちらへ移した方がよさそうですね。
[使用人に指示を出しつつ、大人しくなった怪我人をそっと横たえ。]
[気を失った行き倒れを見やる。]
……あ。
仕方ありませんね。冷める前に私が飲みますか。
…………苦手なんですよね、ホットミルク。
[とりあえず、ホットミルクを全部飲んだ。]
ああ、またこの方が目を覚ましたら何か頼むかもしれません。
よろしくお願いしますね。
[使用人に一礼。]
…苦手、て……。
[牧師を見上げてツッコもうかどうしようか迷いつつ。]
…それにしても、誰がこんな酷い目に……。
[痛ましげに目を伏せ、怪我人の肩を静かに撫でている。]
誰しも苦手な食べ物の一つや二つあるものです。
[きっぱりと言い切る。]
……しばらくこの屋敷で静養させた方がいいでしょう。
客室はまだ空いているはずでしたね?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [22] [23] [24] [25] [26] [27] [28] [29] [30] [31] [32] [33] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新