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[道が拓け、ようやく村へと戻る事が出来た。
けれど、己が向かった先は自分の荷物が置いてあるはずの宿でも、家族の住む家でもなく。
兄と慕ってくれていた弟分の住んでいた家]
セロリちゃん?
[そう声をかけるも、家の中は蛻の殻。
生き物の気配一つしないその中、書置きが置いてあった。
「猫ちゃんはうちで預かってます 帰られたら連絡を下さい」
と書かれているそれに、そういえば掃除を頼んでいると言っていたなと思い出しながら控えた連絡先に向かい]
お久しぶり、セロリちゃん。
[以前の帰省の折、一度だけ会った自分を子猫は覚えてなどいないだろうけれど。
しゃがみこんで視線を合わせ、声をかける]
……あのね。
エーリ、遠い所に行っちゃったのよ。
貴女はまだ行っちゃいけないところに、行ってしまったの。
[子猫が警戒する様に、あの子ちゃんと躾けてたのねなどと思いながら、悲しげに微笑んで]
ごめんなさいね。
貴女の元に、エーリを返してあげられなかった。
[後悔の言葉は、音にすればそのまま痛みになる。
そういえばアタシ、泣くことも忘れてたわねと胸の内で呟くと同時、雫が零れた。
その雫を、警戒して喉を鳴らしていたはずの子猫が掬いにきて、思わず笑みが落ち。
いくつか新しい雫も零れさせながら、子猫を手で包むように抱いて、立ち上がり]
アタシじゃ、エーリの代わりには、なれないけれど。
エーリにして欲しかったことは、全部アタシが叶えてみせるから。
アタシと一緒に、居てくれない?
[そう、手の中の温もりに問いかけると、返事の様に一鳴きされて。
子猫が恋人と言っていた弟分の気持ちが、わかったような気がした**]
/*
あ、多分先には戻ってると思うので。
パパ戻ってきたら、弟と一緒にぎゅっってくっつきに行くかも。
>>629アベ
どうしても!てのがあったわけではないので。はい。
モロに見たのは当事者以外は私だけ?エルザさんも見てたかな?ですものねー。でもPL的にも気にはなるってものでw
あ、なるりら。そちらでしたかー。
うん、レナーテさんの方から見ても気にはなりますね。
私は生きてる人優先にしてしまったので、お墓参りしてからかなあ。判定関係の心情が零れたりする、はず。
かかった獲物がばたついても切れないんですしね。強そう。
やー、藁でもいいからなれれば、と思いついてしまって。元は「溺れる者は…」からなので、それは危ない表現かなとw
/*
もろもろはマテウスさんにお任せしてアタシは猫ちゃん引取りに力を注ぐとかだめな大人ね(
と、灰レス蹴りまくってそうで申し訳ないのだけど流石に一時過ぎたのでアタシも失礼するわ。
また明日ね**
/*
>>652パパ
学校は分からないけど、あともう少し待て、なのねw
わーい、パパとシンクロ!最初は、私がいない時から考えてたイメージもあるからなんじゃないかしら、とか?
小さい頃から動物と触れ合うのは大切だよね。
あ、そうだね。パパは二つのお仕事をしてたわけだし、適度な距離感はありつつ懐いてたからもある、かも。
www 今回のがなければ、今度はパパが宿屋のおじさんに愚痴ってたりしたのかしらw
そうそう、そんな感じ。それなら行商人さんにもありがとうできるね(
だってw 事件的なものへの警戒感はちゃんとつくと思うけど、助けられて生き残った自覚もあるから、人への警戒感はどうかなーと思わなくもないのでww
危なっかしい娘でごめんなさいw
>>656エリ
おいしそうだから!(←
にゃー。エーリさんを悲しませたいわけでもないのですけどね。ね!辛いの大変だったよ、ね…[お砂糖の邪魔にならないようにしつつ、そっと手を、ぎゅ]
そんなエーリさんだから私も懐いたのです(こくん
/*
>>670イレーネ
その頃になればもう少し足腰もしっかりするだろうしな。
斜面登りになるし、ある程度は体力もないと連れて行けん。
いや、長子が15なら、で考えて、まぁ5年くらいしたらもう1人くらい生まれてても良いだろ、くらいのてきとーさだった(
うむ、自宅で猟犬飼ってるとしても良いんだが、折角山羊居るし、とそっちを利用したw
夜の警邏とかもあるからな。
距離は適度にあったと思う。
愚痴るというか。
「年頃の娘とは難しいものだな…」とか言いながら酒飲み交わしてそうではある(
あまり警戒しすぎるのも今後大変になるだろうから、適度にってことでw
感覚はこれから覚えていけば良いさ。
>>671
うむ、背後が動けるのが夕方以降。
まぁ、俺自身が自宅に戻るのも夕方以降なんだがww
どっちも夕方以降で正解。
/*
今、赤ログの俺殺害のとこ読み返して思ったんだけど、さー
「頭蓋」掴んで軋ませて、首落ちるっておかしくね?
頭潰れるならともかく…その状態で胴から離れるとしたら、頭潰れた上で引き千切れてないと。
と妙なリアリティ追及しつつ[しなくていいグロいから]
一応、wiki及び表描写を遵守させていただきますね。
/*
あ、表現足りてない。
「顔面綺麗なまま首から落ちる」
あの勢いで頭蓋に力加わってるなら、目がはみ出したり脳漿出ててもおかしくないんだよねぇ……
[ザ・深夜のグロ思考
注:中身は基本、こういう表現は好きでs]
― →客室 ―
[二人を追うように部屋に向かうと、ちょうどベッドに安置される所で。
予想はしていたけれど、二人並べて安置されて、思わず片手で顔を覆った。
カルメンは獣の姿ではあるけれど、やはり、なんか、恥ずかしい]
………
[俺の体に関しては、慎重に扱ってもらえたようだった。
何しろ、首を繋げられる人なんで、当たり前だけど居なかった、から。
なるべく、頭が体から離れないようにして、動くようならタオルやらで支えて、そして、首の切断面が見えないように、しっかりと毛布が掛けられた]
……ありがとう。
俺は、二人を騙していたのに……
[二人は…いや、人狼以外は俺が本当はなにかを知らない。
もし、知っていたら……と考えて、それは杞憂とすぐに思った。カルメンをこんな風に大事に扱ってくれるのだから、と。
その後、カルメンと何か話したかも知れない、が、内容は他の誰にも聞こえないだろう]
― 翌日/客室→談話室 ―
[眠りは必要ないはずなのに、何時しかまどろんでいた。
それを破ったのは、やはり声>>4:27で…終わらない、とわかっていたのに、一時の夢に忘れていた自分を少し、悔やんだ。
悔やんでも、向こうに伝える術はないのだけれど。
カルメンは起きていただろうか?
いずれにせよ、声の元へは1人で向かった。カルメンがついてくるかは自由にして]
………ミリィ…?
[ソファに横たわる赤い髪、胸元に咲いた血色の、はな。
そして、その傍らに、悲痛な面持ちの蒼い花の持ち主]
……ああ……そういう事、か……
[まだ、形だけは平穏だった頃、「気になるのか」と訊いた。
その時は、違う答えが返っていた気がした、けれど]
― 翌日/雪原 ―
[戦いが、始まる。
人が勝てば、全ては終わり
人狼が勝てば、惨劇は続く]
……ああ、誰か、早く、気付いてくれ……!
[祈るような声を落としながら、だけど、自分がどちらを望むのかわからない。
大切な人たちの無事を願う「人」としての心と、人狼の生を望む「狂信者」の心と
相反する二つのそれが、俺の中で軋む]
俺は……俺、は……これ以上、この「場」で誰かが死ぬのを見たくないんだ……!
[それは、本当の思いの筈なのに、心の中では「こうなる事は判っていたんだろう?」と何かが責める声を零す。
自由になったはずなのに、苦しくてたまらない。それを振り払うように首を振った、その時
……声が、聞こえた]
― 翌日/雪原 ―
[もちろん、人狼にも『絆』はあるはずだった。
彼らにしか使えない、特別なコエを持って。
カルメンは側に居るだろうか?一度、背後を見遣って、またレナーテを見る。
二人に何があったか、俺は知らない]
[あの夜
死と言う現実から逃げるかに封じていた記憶が蘇る。
「レアン」は誰か、とレナーテは訊いた。
俺は、その名前は知らなかったから、「知らない」と、そう答えた。
俺が知っているのは、人としての名前だけ。
『人狼』としての名前があるなんて、知らなかったから。
レナーテが、それをどう受け取ったのか、俺にはわからない。
ただ、「味方ではないのか」と、「それならば、いらない」と
そう言って、俺を殺したのだ]
― 翌日/雪原 ―
[あの時、俺は確かにレナーテを見限っていた。
もし、あの時、違う答えを返せていたなら……?]
………
[無言で首を振る。
それは、無理なことだった、ありえないことだった]
………誰かを信じる事をしない者は、誰にも信じては貰えないよ?
それが、『絆』だから。
お前が、どんな生き方をしてきたかは知らない、けどね……
かわいそうだね、『人狼』レナーテ……仲間さえ信じられなかった、哀れな人狼……
[それが、俺の中の「狂信者」が発した、最後の言葉]
― 翌日/雪原 ―
『………パリ――――、ン………』
[何かが、壊れる音が聞こえた気がした。
不可思議な、だけど、確かな開放の気配………]
………ああ、「場」が……壊れた、の、か……
[全てが終わったのだ、と、知った。
俺以外に、誰も知らないことかもしれないけれど**]
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