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[ 少し前、皆が怪我人の介護をしている其の頃、ハーヴェイは離れた廊下で使用人と会話を交していた。]
……そうですか。では、其の様に。
[ 医者を呼ぼうにも、今から山を下りるのでは流石に危険が伴う為、夜が明けてから向かうという結論に達し、話を終えた使用人は青年に一礼すると広間へと向かっていく。]
然し……、厄介事は御免なんだが。
[ 其の後ろ姿が見えなくなってから小さくぼやき、そろそろ帰るべきかと思う。
自ら掌に視線を落とせば、泥や血が付着した儘だった。彼の男を運んだ時に付いたものだ。]
……。
[ 布で其れを拭い取り今日幾度目の溜息を吐くと、広間には立寄らず*湯浴みに向かった。*]
[苦手なら普通、口にしないのでは…ともおもいつつも。]
…そうですね、あと数室くらいなら空き部屋もありますし。
[とりあえず、呼吸も落ち着いて眠りに落ちたことを確認して安堵する。
若く体力もあるようだし、じきによくなるだろう。]
…ぁ。
[漸く、自分の指も手も、着ていた服も、
血泥に汚れてしまっていることに気がついた。]
これはお見苦しい。湯浴みでもして着替えてまいります。
[その場に居る者に怪我人の様子を頼むと、*広間を出て行く*]
行ってらっしゃい、また後で。
さて、口直しに……。
[怪我人の治療用で余ったスピリタスをホットミルクが入っていたコップに満たし、*飲み始めた。*]
お嬢様 ヘンリエッタ が参加しました。
お嬢様 ヘンリエッタは、霊能者 を希望しました(他の人には見えません)。
大きい……。
[視界を遮る木立がひらけ、その館の全貌が目に入った時、彼女は誰にともなくそう呟いた。
自分とその館の間には、谷も庭もあると言うのに、言い知れぬ圧迫感を感じて、少女は無意識に身を震わせた。
今ならまだ引き返せる。そう、一瞬だけ考えてしまったのは本能の警鐘だったのだろうか。
けれど、彼女はそれには従わなかった。]
……これならきっと、お金もたくさんあるよね。
[少しだけ怖じ気付いた心を奮い立たせるようににやりと笑うと、懐の包みを抱き締めるように強く握り、少女は吊り橋へと一歩踏み出した。]
村の設定が変更されました。
<館/玄関ホール>
ごめんくださーい……。でいいのかな?
だれかいますかー?
[彼女が今迄暮らしていた家が何軒も入りそうな邸宅なのに、入り口の広間に人気は見当たらなかった。
軽く声を張り上げて、誰か出てくるのを待つ。]
まさか、こんなに大きいのに、使用人の1人もいないなんてないよね?
こういう家は、召し使いがいっぱいだって聞いたわよ……?
[彼女にとっては広大すぎる館を言葉で埋めるように、沈黙を恐れるように、少女はひとりごちた。]
/中/
さて、どうしたものか。
とりあえず、ろくに設定を考えてないです。
名を名乗ることさえ出来ないくらいにorz
眠い……。
─音楽室─
[いつからそこにいたのか、自分でも良くは覚えていない。
少なくとも、朝食の後なのは覚えていたのだが。
色々と考え事をしていて、それがまとまらなくて。
ふと、またピアノが弾きたくなって音楽室へ足を運んでいたのまでは、覚えているのだが]
……あー……。
またやっちゃった。
[すっかり暗くなった部屋の中で、ため息、一つ。
どうやら、常習犯であるらしい]
/中/
あらら、行き違い(' ';;
でも、フルメンバーそろったなあ……。
さて、能力者引けますかっ!
倍率はそんなに高くないと思うんだけどなぁ……一応。
[傷の手当ても終り、必要なくなった湯を捨てに広間を出る。
何度も布をすすいだ湯は、かなり濁っていた。そして何度もすすいだ彼の服の袖もかなり濡れていて。]
…着替え持ってきてもらったし、せっかくだからお風呂借りよっかな。
[今は混んでそうだから、後で入ろうとか思いつつ、ロビーを通る。]
[我に返れば、くぅ、という音と共に空腹が主張され。
はぅ、と情けない声を上げつ、音楽室を出て、広間へと向かう]
─音楽室→玄関ホール─
……あれ?
[ホールまで出てきたところで、足が止まる。
目に入るのは少年と少女。
そして、何事かあったのではと伺わせる少年の様子に、怪訝そうに眉を寄せ]
−ロビー−
[ものめずらしそうにきょろきょろしてる少女に、どうしたのか訊ねれば、彼を使用人と思ったらしく主に取り次ぐようにと言われて。]
えっと…アーヴァインさんが何処にいるかはボクよく知らなくて。代わりに誰か呼んで来ますから、そこの紙に記帳してて下さいっ!
[急いで、でもお湯を零さぬように、使用人を探しに厨房へと回る。]
―広間―
[必要な治療用具を持ってくるだけ持ってきて、後ろのほうで見守っていたのだが、怪我人のほうもどうやら落ち着いた様子。
立ち去る主の義弟らを一礼して見送り、ほう、と息を吐いた]
…それにしても…
[そうと近寄る。
治療の跡、あちこちに巻かれた包帯。酷く痛々しいそれらを見て、眉を寄せる。一体何をしたらこんな状態になるというのだろう]
ああ、危ないから、危ないから、落ち着いて。
……なんか、あったの?
って、いいか。
トビーくん、先に用事済ませちゃった方が良さそうだしね。
[急ブレーキをかけたトビーに苦笑しつつ。
落ち着いたら話聞かせてね、と笑んでから、少女へと向き直る]
ここじゃなんだし、広間、行かない?
メイさん!
すみません、それじゃ彼女の事お願いします!
[メイの言葉に甘えて、少女を任せて行こうとし、広間と言う声に再び急ブレーキ]
…っと!
今、広間に怪我人が運び込まれてるんです! 気をつけて!
[緊急事態に昨日の恨み(?)も忘れ、メイに急いで注意を促す。
つまり、広間に怪我人がいるから”静かに”した方がいい、と。]
えっ。あ、ありがとう。
[あっという間に去って行った、使用人らしき緑の髪の少年に指され、机の上を見る。
なにやらこまごまと人の名前が書かれた紙に、どうやら自分もこれに名前を書けばいいのだと推測出来た。]
えっと…? これがペン、よね?
[見たこともないような繊細な、だが少々悪趣味な飾りのついたペン軸を危なっかしげに握りながらも、少女は紙にインクを滲ませた。]
■ ヘンリエッタ・イネス
■ 13歳
[せめて、自分の名前だけでもと字を覚えておいて本当に良かった。
お世辞にも美しいとは言い難いが、読めないと言うのとはない自分の字を見てヘンリエッタは胸をなで下ろした。]
はいはい……って、怪我人?
[投げかけられた言葉に僅かに眉をひそめるものの、わかったよ、と頷いて。
それから、改めて少女の方を見る]
……なんか、立て込んでるみたいだけど。
あ、ボクは、メイ=エアハート。
キミは……。
[自己紹介の用紙を見て]
ヘンリエッタ、だね。
んじゃ、行こうか?
[にこ、と笑いかけ、広間へと歩き出す]
─…→広間─
−バスルーム−
[ついた血は冷たい水で洗い流し、湯に浸かると強張った体を伸ばした。
干した香草を浮かべた湯に、長い銀の髪が広がって揺れる。
次々と集まる客人。素性の知れたものも知れぬものも。
偶然にしてはあまりにも。]
…どういうつもり、なのでしょうね…。
[長い髪を洗いながら、ポツリと呟く。]
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