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[蒸気に霞んだ視界の向こう、必殺技を叫ぶ声が聞こえた。>>732
水と炎が相殺したのは、互いの力が完全に拮抗したからこそ。
こちらへ応えてくれた青の力に、そっと安堵の表情を浮かべる]
ヴィノール。
[水蒸気の向こう側で、しっかりとこちらの手を掴む感覚があった。
引き寄せるようにしながら、自分からも近付いて。
青色を視界に収めれば、こちらを認める眼差しで名を呼ばれた>>733]
そう、私だよ。
……気が付いてくれて良かった。
[緩く笑みを浮かべ、もう片方の手も伸ばす。
そのまま、嫌がられなければ抱き締めようとして]
大丈夫か? 怪我とかしてない?
[ヴィノールの様子に、軽く首を傾げつつ問うた]
いま、遊んで、いるところ、だ。
[言葉遊びをやり返し>>711その遊び相手の貌に驚愕が浮かぶのを見ると、くつり、と愉しげに笑う]
…と!これはまた…!
[しかし、相手が雷撃の与える苦痛に耐えて、三日月の水を吸収し、大剣を生み出すのを見ると、今度は仮面が驚きの声を漏らすことになった。
中空で、器用に軌道を変え、受けた雷撃の力までも味方につけて、大剣が力強く振り抜かれる]
ぬうっ…!
[雷撃放った直後のステッキは、何の力も持たない。だが、刃に裂かれる事を思えば、それで受けるしか手はなかった。
ガッと、水の刃がステッキに食い込む手応え、次いで、叩き込まれた雷撃に、びしりと、音がして、ステッキはまっ二つに折れた]
く、あああっ!
[そのまま水の刃は、僅かに軌道を逸らしながらも、仮面の男の胸元を切り裂く、雷撃だけでもステッキに吸収されていたのは幸いだった。
男の身体に流れる血の色は、人間と同じだったようで、緋色の筋を空に描きながら、地面に落下してたその姿は、激突寸前、とん、と地面に手を付いて、漸く受け身を取ると片膝をついて起き上がった]
やってくれる…ま、そうでなくては…な…
[一文字に朱を引いた胸の傷を押さえる白い手袋もみるみるうちに緋に染まる。痛みに唇を歪めながらも、仮面の男の貌から笑みは消えず、折れたステッキの残った半分をくるくると手の中で回した]
そろそろ……遊びも終わりにしようか?
[回転するステッキの切れ端が、徐々に雷撃の光を溜め始める、そしてその形も剣の柄のように変化して、青白い稲妻の刃を持ったフランベルジェが生み出された]
[ぼんやりとしていた頭の霧が少しずつ晴れていき、
気づいたら抱き締められていた]
ぁ…
[問いかけに我にかえったように目を見開いて、首を傾げる赤色に]
ぼ、く…
何を…あれ…?
[自分が何をしたのか、自分のものではないような記憶が戻ってくると、問いかけに答えるのも忘れて怯えているように目を泳がせて。
その視線が赤色の額の傷に止まると]
れ、レディア、ぼく…
ごめ…ごめんねっ
[うろたえるヴィノールの表情が痛みに歪む。
今更になって、白い素足に対照的な火傷の痛みも感じてくる]
[火と水の、ぶつかり合い、そうして昇華して行くのを見る]
[蒸気はここまで届くかもしれないが、それは粗方防げた気が、する]
[本人が気付いてないだけで、気がする「だけ」かもしれないが]
……ん、どうやら無事に済んだみたいだなぁ。
……結界陣、解除。
[ちらり、側にいる楽士を見遣って]
[だけど、特に声を掛けるでもなく]
……大丈夫かー、お前たちー。
[掛ける声は、戦い終えた二人に。驚かさぬよう間延びした声で]
[もし二人が気付いたならば、怪我の様子を確かめ、持参した救急箱を渡すだろう]**
/*
ヴィノールが正気に戻ったようなんで、こちら一旦〆、で。
受けるも流すもご自由に、なんだよー。
この場にいた人以外でも、俺の事はてきとーに扱っていただければ、後で多分返すと思……返すよ?(くびこて
[怯えた様子のヴィノール>>751に、ぽふりと自身と対照的な青色の髪を撫でる。
額の傷に視線が止まれば、何でもないという風に笑い]
何を謝る事がある?
ヴィノールは、私のために戦ったんじゃないか。
……ずっと、聞こえていたよ。
[洗脳されながらも、ずっとこちらの名を呼んでいた事を思い出す]
謝らなきゃいけないのは私の方だ。
あの時、ヴィノールが手を出されたのに、すぐに気付けなかった。
……それに、こんな方法でしか止められなくて。
[炎で傷付いたヴィノールの足を見て、眉根を寄せる]
ごめんな……。
[青色の頭に手を置いたまま、俯いた。
いつしか、冷えた水蒸気が温い雨のように降り注いでいた]
/*
>>752
ありがとう、もうちょっとしたら拾うねー。
>>756
ありがとうございます。
あんまり赤とか炎とかやるタイプじゃないから、頑張ってみた。
― 水場 ―
にんぎょう。
こんな精巧な?
[覗き込む瞳は生き物とは違う。
瞳孔の動きもないそれは紫に輝いている。
誰に作られたのか、問えば答えが返るのだろうか]
……。
ああ、じゃあ頼む。
[首を傾ぐ少女に頷いてみる。
黒幕たるユーリが彼女を攫った理由がわかるかもと、
歌う申し出を断ることはせず。
みーみーと歌詞の無い歌を聴きながら、
やはり単純に楽しそうだからなのだろうかと、
何度か思ったとか]
…………。
[ざわり、と。
顔に刻まれた文様が蠢く]
返されたな。
[先刻青い勇者へとかけた暗示は破られたらしい。
黒い霧はヴィノールの身体から追い出されて、いずれ魔族の元に戻ってくるか、必殺技の影響が強ければ霧散して消えるだろう。
人形の歌を聴きながら、
黒が蠢く頬を指で撫でた**]
で、でもぼく…ずっと…レディアの事、偽者だって…
[青い瞳が透明な雫で潤んでいく。
謝られると、泣きそうになりながら否定する]
ちがうっ
レディアは何も悪くないよ、ぼくが…
ずっと…止めようとしてくれてたのに…
[最初から何も変わってなど無かった。
何度も呼びかけてくれていたのに。
もう一度、謝られるとふるふると頭を横に振りながら]
ごめん、ね…
[嗚咽に痞えながらも声を絞って。
涙を隠すようにレディアの胸にすがった]
うぅ…レディア…よかった…
[ばきりと鈍い音が。衣服を、其の奥を引き裂く感覚が。硬く集う水から伝わる。
仮面の男に叩き付けても、体内に残る雷撃は散り切る事など無い]
仕掛けられるのを、待たなくて、も、良いだろう、?
[返された言葉遊び>>748に返る言葉は落下を見下ろす空の中。
大気に含まれる微小な水分に身体を支えさせていた男は、けれどがくりと力を失って地に落ちる。
ばしゃりと赤く滲んだ大剣は解けて、空気へと混じり掻き消えて行く。
激突の直前に再び操る水分に軽減はさせたけれど、それでも着地の音は鈍く、だん、と些か高い音を響かせた]
……お互い様、だろう?
[残る痺れに微かに震える右手を強く握り込む。左手が握り込む自身の衣服は、脈を乱された心臓の上。
滲む脂汗を払えば、浮かび続けて居た柔和に酷薄な笑みは掻き消え、苦痛に眇めた水宝玉が仮面を見据える]
そう、だな。
[問う言葉に返る声は何処か薙いだもの。
左手は胸元を握るままに、傾いでいた上体をゆっくりと持ち上げて右腕を相手へ向けるようにして伸べる。
小さな震えを隠せぬ掌に大気から借り受けた水が次第に集まり形を成していく]
これで、終わりにしよう。
[作り上げられたのは、刃を僅かに赤く染めたタルワール。
緩く、深く。呼気を吐き出し整えて。
左手をゆるりと下ろし、真っ直ぐに刃を向けて、構える]
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