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別に急ぐ用事はないし、茶自体は好きだからいいけど?
[理由は解せず、しかし承諾の頷きを返す]
暫くかかるんかね、復旧には。
足留め食らう奴も多いんだろうな。
[家にも客人が来ているのに、気にした風もない。
元々、宛てがないなら好きに使え、というだけのものではあったが]
結構、観光客さんもいらっしゃいますしねぇ。
早めに、通れるようになるといいんですけど。
御師匠様が戻れないと、色々と大変ですし。
[まだまだ、留守を完全に預かるには修行不足の身だけに、不安はあるらしい]
それにしても、お祭りの後に天気が荒れたり、崖崩れが起きたり。
今年は、珍しい事もあるものですねぇ?
向こうも心配だろうな。
[言葉に釣られるように、視線は外に向いた。今は鎮まっているが、灰を残した空は、若干、安定を欠いているように思える]
……普通、祭の後って、良い事があるもんなのに。
不況を買うようなことでもあったのかね。
それにしては、石はいつも通りの気もしたが。
[左の人差し指を持ち手に引っかけ、残る指で支えてカップを持ち上げる。吐息は仄かな白に隠れた]
患者さん第一ですからねぇ。
[多分、弟子も心配しているだろうけれど、弟子にその自覚はないらしい]
お祭りも、トラブルなく終わりましたものねぇ。
妖精さんにかかわりがないなら、単なる偶然?
[緩く、首を傾げて呟くように言う。
仕種にあわせて、編んだ紅の髪がゆらりと揺れた]
……どちらにしても、あんまり忙しないのはよくないのですよ。
秋は、のんびりお散歩するのによい季節なのですから。
偶然としても、厭なタイミング。
[心配の種が他にもあるのは察せられたが、口にはしない。他人の事は言えない自覚はあった。
視界の片隅で揺れる紅に眼を動かす]
一気に冷え込んだから、このままだと秋を忘れて、冬に行きそうだ。
散歩どころじゃないかもな?
安全を願ったり、感謝したりした後に、ですものねぇ。
[厭なタイミング、という言葉にこくり、と一つ頷く。
止まり木の白い鳥も、同意するようにくるると鳴いた]
秋を忘れるのはダメですよぉ。
散歩も楽しいし、美味しいものも多いんですからっ!
[言葉の後半は、妙に力が入った]
まあ、何かあったと決まったわけでもないけど……
そういうのって、魔力じゃわからないもん?
[カップに口をつけ、少し上目加減にやけに力の篭った様子を見る。慣れていなかったら、微笑ましさに、つい笑ってしまいそうだった]
だよな。
林檎採れたら、ヨハナ婆もシュトゥルーデル作ってくれるって言ってたし、そんな秋を忘れるなんて、勿体ない。
ううん……ボクは、力の使い方自体、まだまだ勉強中ですしねぇ。
[魔力、という言葉に返すのは、少し困ったような、曖昧な言葉。
ほんの一瞬眉間に皺が寄るものの]
ヨハナの御婆様が?
わぁ、それは絶対に、秋を忘れられたら困りますっ!
[お菓子の話題に、すぐさま違う方向で真剣になっていたりする]
力は、使いたくないのですよ。
[心の奥、零れるのはこんな呟き]
癒し以外には、使わないほうがよいのです。
[色々と、事情は複雑なようです]
[様子を見て取り、先の台詞には言ってみただけ、と軽く答え、香り立つ茶を飲む。喉を通ってゆく液体が、冷えた身体を温める]
まあ、何かしら原因があるならともかく、今のうちから不安になってても仕方ないし。秋を忘れないように心がけつつ、のんびり行くとしようかな。
森を見回れば、何かわかるかも、だし。
[幾度かに分けて香草茶を飲み干して、カップを置いた]
[軽い答えに、ほんの一瞬むくれたような表情を見せるものの、それはそれ、と置いておく事にしたようで]
ですねぇ、ほんとに単なる偶然かも知れないですし。
秋はのんびりとするのによい季節なのですから、わざわざ忙しなくする事もないですねぇ。
[と言いつつ、実は夏以外はいつも「のんびり」なのだが。
暑いのだけは、苦手らしい]
見回りもよいですけど、傷が塞がるまでは、無理はダメですよぉ?
……治療の腕は確かなんだし、拗ねる事ないと思うけどなぁ。
[対応は多少なりとも機嫌を損ねてしまったようで、苦笑した]
はい、肝に銘じておきます、と。
香草茶、ごちそうさま。
長居してもなんだし、そろそろ失礼するよ。
また……
まあ、今度は、単なるお茶会ででも。
[カップに代わり卓上に置いていた袋を取り立ち上がると、包帯の巻かれた右手を挙げて、苦笑混じりに言う。赤く染まった袖は隠しようはなかったが、来た時に比べれば大分マシだった。
止まり木で羽を休める白の鳥や、働き者の箒にも同じように挨拶をして、診療所の門を潜る。
体内に残る仄かな温もりに安堵を覚えていられるのも、*今のうち*]
別に、拗ねている訳じゃあないのですよ。
[じゃあなんだ、と言われても答えようはないのだが、一応こう返して]
はぁい、今度は、怪我抜きで、ですねぇ。
お大事に…………色々と。
[付け加えた言葉は、多分届かないが。
挨拶された鳥と箒はそれぞれが挨拶を返して、青年を見送った]
さぁて、と。
今の所は、何もないようですし……少し、外を歩きましょうか、リーリエ?
[問いかけに、白い鳥はばささ、と羽ばたきくるる、と鳴いた]
だねェ、林檎の森番さんはいい男だったよ。
まったく神様もいいところから連れてっちま――っえっくしょい!
…なァんか冷えたのかねェ、急にくしゃみが出るなんざ。
また面白い話が入ったら教えとくれよゥ。
[若者の恋話から村のいい男談義(故人)に花を咲かせていたら、大きなくしゃみが一つ。診療所での噂が原因と知らず、長すぎた寄り道に終止符を打って歩き出す。
数歩進んだ所で付いてこない猫に文句を投げた]
ほれ、ツィムト。寝てないで行くよ。
―雑貨屋―
んん、そのペン。そうそう、それかっこいいなって。
……お金かせいできまーす。
[そこらへんで出会った雑貨屋の主人にあしらわれ、しょんぼり。]
[対価が無いのだ、仕方ない。]
んん、誰に買ってもらおう。
[外に出て、あたりを見回す。]
[行き交う人と目が合うと、にっこりと笑ったりもした。]
[白の尾羽と紅の髪。
対照的な二色を揺らしてのんびりと通りを歩く。
通りはまあ、それなりに騒々しい訳だが、あまり危機感っぽいものがないのは、村の特色……かも知れない]
やっぱり、旅人さんも足止めされているみたいですねぇ。
お宿の人たちも大変です。
[祭りが終われば、立ち寄る旅人は湯治客程度。
本来なら一段落、というタイミングでの崖崩れは、色々と予想外を引き起こしているらしい]
[体が冷えたなら無理は禁物と、えっちらおっちら道を行く。
村の中心の広場まで歩き、辺りの店を見回した]
そういや、坊に頼まれてたっけねェ。
バターをちょいと買い足しとかないと。
…お前は現金だねェ、ツィムト。誰に似たんだか。
やっぱエーリ君かな。
[一応、たかる相手は考えている。]
……ま、いいや。
おじさん、それちゃんと取っておいてね。
ちゃんとお金かせいでくるから。
[雑貨屋の主人に願うと、雑踏の中へと。]
[同じ様な立場の旅人、たくさん。]
んん、困ったもんだよね、本当に。
そっちも気をつけてね。
[先立って歩き出す薄茶色を追って歩いていくと、雑貨屋の近くに見覚えのある青い髪が見えた。誰かと話している様子に、話が途切れたあたりで声を掛ける]
ちょィと、坊ん所の宿借りさんや。
暇なら一仕事せんかね?
うん、まあまた後でね
[旅人Aに、手をひらひら]
……って、うわ、びっくりした。
ヨハナおばあちゃん、買い物? うん、手伝いくらいならいくらでもするよ。
でも宿借りじゃなくて、アーベルだよ。
[とことこと、雑踏すり抜け広場方面へと。
当人の気にしている小柄さは、こういう時にはわりと役に立つ]
そういえば、御師匠様がいつ戻られるかわからないから、加減して買い物しないといけないんですねぇ……。
[ふと思い出したように呟いた時、肩の上の鳥がばさり、と一つ羽ばたいた]
リーリエ?
[突然の事にきょと、と白を見、その視線の先を辿る。
そこに見えたのは、薄茶色の猫]
うーん。
やっぱり、冷えたかなー……
[老婆の噂をした主が、別の人物に噂されていた、なんてことは、それこそ神でもなければ預かり知らぬ事。眉を寄せつつ、鼻の下を擦る。
風邪でも引いたのか、と何処からともなく、来る問いかけ]
どうだろう、朝早くから外いたしなぁ。
そんなやわじゃないつもりだけど、
……。
[何処から?
はたと気付いて、油の切れた機械人形の如くぎこちなく振り返る]
あァそうだったねェ、アーベルアーベルと。
そうさな、買い物は合ってるが頼みたいのは荷物持ちじゃァないよ。林檎を森から採ってきて欲しいのさ。
アンタんとこの宿主にシュトゥルーデルをねだられてねェ。
林檎の礼は坊がするだろうさ。
もちろんアンタの分も焼き立てを渡すが、それでいいかい?
――本日はお日柄も好く。
[口から出たのは訳の分からない台詞。
寡黙な祖父に代わり青年の叱り役だった自衛団長の老爺は、友が逝ってからは尚の事、彼の動向には目を光らせていた。一種、過保護な程に。
笑みの裏に隠された恐怖の源は、それはもう、よく知っている]
エーリ君に?
そうなんだ。好きなんだ。聞いてなかったや。好きなら好きって言ったらいいのにね。
森から林檎だけでいいんだね?
良いよ、ヨハナおばあちゃん。
とってくるね。
焼きたてがもらえるなら、頑張っておいしそうなのを取ってくるよ。
エーリ君には林檎のお礼に、さっきのペンを買ってもらうことにするから、問題ないと思う。
[とりあえず、鳥が見ていたのは猫だったようだが。
こちらの視界には、それ以外の姿も入っている訳で]
あら、ヨハナ御婆様なのです。
[猫の舌なめずりは、気にしていないらしく、暢気にそちらに歩み寄り]
こんにちわ、なのです。
ヨハナ御婆様、お買い物ですかぁ?
[猫は明らかに『美味しそう』という目で白い鳥を見た。瞳孔が開いて前足もわきわきと微妙に力と爪を出し入れしている。
いつもなら一応止めに入る飼い主の婆は話に夢中だ。
小柄な少女の肩の高さなら届く、と狙いを定めて尻尾が揺れる]
[猫の様子に、白の鳥、ちょっと慌てたようにばささ、と羽ばたく。
何せ、相方ときたら猫の様子には頓着していない。
さすがに、危機感を感じているようで、長い白の尾羽が揺れた。
……飛んで逃げる、という思考には、今の所至っていないようだ]
なんてったって林檎の森番、の坊だからねェ。
[苗字をもじって林檎好きを仄めかし、勝手に決められていく報酬に笑う。婆にとっては亡きエーリッヒの祖父が森番であり、後を継いだ青年は未だに坊扱い]
あァ、下の枝は採るんじゃないよ。子供達のオヤツだからねェ。
梯子も籠も貸すから、高めの所から硬く実の締まったのを――ん、診療所の娘ッ子じゃないか。
そうさね、買い物と頼みごとさ。
[揺れる長い尾羽に猫の姿勢が低くなる。
次の瞬間、爪を出した猫がお下げの横の小鳥に飛びかかった。
飛んで逃げられるとか、外した場合どうなるかは猫も考えてない]
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