情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
(―――それにしても)
[シャロンは、クローディアの占いの言葉を改めて思い出した]
「翳り……星が翳りを告げている……。
何か……凶事が起きようとしています……。
11の……星……。
……白と……紅の……。
光と……闇の……先には……」
・・・いつにも増して深遠じゃない。
何が起こるのか分からないけど―――。
(―――要は、悪いことが起きるって事でしょ?)
……人狼……。
[小さな声で、呟く。
それの話は、知っていた。
薬草について学んだ中で……とある毒草の知識と共に、教えられたもの]
…………。
[ぎゅ、と。
無意識の内に、黒猫を抱える腕に力がこもった]
[ナッツを飲み下す]
[ディーノの言葉には困惑した様子で]
出たって、そんな。
[冗談だと思い込もうとして]
[失敗した]
[軽く咳き込みエールで流す]
なんだろ……頭、痛い……。
人狼……御師様に、教えてもらった……でも、それが実在するかどうかなんて……。
[御伽噺の存在なのだ、という認識は、少女も持っていて。
だが。
頭の奥の鈍い痛みと、疼くような心地のする肩は、それをその一言で片付けるのを拒んでもいるようで]
(それならそれで―――大歓迎。
私や、貴女が死んでしまうかもしれない恐怖はあるけど、それ以上に、面白い何か。
例えば―――世界への復讐の方法も見つかるんじゃないかしら?)
[思わず、クスクスと小さな笑い声が漏れた]
・・・うふふ。楽しみじゃない。
[少女のように笑う彼女の声は、誰にも聞こえることなく闇に消えた]
…御伽噺なんかじゃない!
その人狼騒ぎのせいで僕の家族は僕を残して死んだ!!
あれが御伽噺だとしたら、僕の家族はどうしてっ…!
[レッグの軽い言葉に流石に耐え切れず声を荒げ、ぎりと握った拳をカウンターに打ち付ける]
…っ!!
[無意識に叫んだ言葉。自分が漏らした言葉に息を飲み。徐に立ち上がると荷物もそのままに宿の外へと飛び出した]
……あ。
[零れた声に宿る困惑は、突然声を荒げたディーノの様子への驚きか、それとも言い放たれた言葉の内容への戸惑いか]
……家族……残して……残されて?
[ごくごく小さく呟けば、それに伴うように頭痛が増すような気がして。
軽く唇を噛んで、ふるりと首を左右に振る]
[宿屋を飛び出して着いた先は広場の中央]
…あれが御伽噺なら…実際には居ないんだったら、何で僕の家族はあの村で殺されたんだ…!
僕の大切なものは何故奪われたんだ…!!
[低く押し殺した声。広場の中央で立ち竦んだまま、俯いて涙を堪える]
あっ、おい。
…あー、悪い事聞いちまったみてぇだな…。
〔傍らに置かれたジョッキに今気づくが、口をつけようとは到底思えなかった〕
…すまん。今日はもう帰るよ。
〔と、席を立つ〕
/中/
にゃ。
誰かとはネタ被りしてるだろうなと思ってたけど、こちらとも被ってたかぁ(^ ^;
上手く回していかないとー。
[走り去ったディーノを目でちらりと追いながら]
あーらら、あららぁ。
だーめだよぉ。
御伽噺なんて言っちゃあさぁ?
君らは知らないかもだけど、人狼はほんとに居るさ。
実際に人狼に滅ぼされた村はいくつもある…
ま、もっともぉ?そんな物騒な話、きっちり表に出てくるこたぁ無いけどね。滅んだ村の情報が出てこないのは勿論の事、人狼を駆逐できた村だって…ま、表に出したく無いだろしねぇ?
[すーっと目を細めた後で]
めでたしめでたし、って訳にはいかないのさ。
御 伽 話 じ ゃ な い か ら ね
[響いた音に驚いて]
[ジョッキを置いてディーノを見た]
ディーノっ!?
[飛び出してゆくのを見送って]
[溜息をつく]
誰しも過去はある、か。
拙かったかしらね。
・人狼に対しての憎悪
僕の家族は皆手品が得意で、それを生業に各地を放浪していた。
それは僕らが小さい頃からずっと行われていて、定住したことは無いに等しい。
父さんと、母さんと、そして───僕の半身。
僕には双子の兄妹が居た。いつも一緒に行動していた。
僕達は2人で一つだった。
それなのに。
平穏な日々は、僕の大事な半身は突然その傍から消え去った。
滞在した村で人狼騒ぎが起きたのだ。
この手の騒ぎが起きると、まず矛先が向くのは素性の知れない外部からの者。
僕達も例外ではなく疑われ、父と母は村人の手により──。
しかし僕達には”力”があったために見逃され、人狼を炙り出す協力を迫られた。
僕達2人には人狼を探し出す力があった。
人の本質を見抜く力が。
2人揃っていなければ行使出来ないその力。
僕達は毎日村人をその力で調べた。
両親を殺したその村の人達のために…。
両親は死ぬ前、「村人は不安に陥り疑心暗鬼になっているだけ。彼らを憎んではいけない」と言っていた。
両親の最期の言葉。
理不尽さを感じながらも、両親の言い付けを守り、彼らを憎まず、人狼を探し続けた。
しかし、ある日の朝、目を覚ますと──。
半身の姿が無かった。
僕は必死になって探した。
唯一残った絆、己の半身。
探して、探して、探して、見つけた時には……半身は既に息絶えていた。
身体に残る喰いちぎられた痕と引っかかれた痕。
人狼の仕業だった。
こうして僕は大事なものを全て失った。
両親も半身も全て。
その後人狼は撃退され、僕は生き延びた。
だが共に歩むものはもう居ない。
一人で生きるしか無くなった。
それからだ、僕がこのような姿をし始めたのは。
半身を忘れないために。
そして僕の中に眠る”力”のために。
この力がいつかまた使う日が来るだろう。
2人で一つだったこの力。
僕一人では不完全。
半身と共に在らなければ完全なる力は発揮されない。
また人狼と邂逅するようなことがあれば、この力を使うことになるだろう。
この力のため、僕は自分でありながら半身でなければならない。
そしてこの力で人狼を駆逐してやるんだ。
失った半身の仇をとるために。
[カウンターに拳を叩き付ける激しい音に、身を起こす。
飛び出したディーノの後姿を視認すると、全開に開けたドアが再び閉まりだすその前に身体を隙に滑り込ませ、闇の中へ駆け出していった。
ディーノの背を、ただ、追いかけて。]
おやすみ、ランディ。
[席を立ったランディには小さく手を振って]
悪かったわね。
あたしの中じゃ御伽噺だったのよ。
そりゃ言い方を失敗したかとは思うけど。
[ノブの言葉には顔を顰め]
御伽噺じゃないから、ね。
[扉の方へと視線を向けた]
〔どうしたものかと逡巡したが、思い切って宿屋の主人にそっと耳打ちする〕
彼女が…目を覚ましたら…知らせてくれ。
〔それだけ言うと、飲まなかった飲み物の代金を支払い、宿を出て行った〕
[広場の中央に辿り着く。
立ち竦んだ影が見えた。
その後ろから、ゆっくりと近付いて。
だらりと垂れた手に、頭を押し付けるようにして自分の存在を解らせる。]
知ってるわよ、そんなこと。
でも御伽噺にしておいて欲しかったのよ。
ったく。
これまで平和にやってこれたってのに……
[顔を顰めて苦々しく囁く]
[飛び出したディーノに驚きながらも考え込む。]
人狼か・・・。
まさかこの村に出るかもしれないってのか・・・?
バケモノどもが・・・。
[やがて目を伏せると、小さく呟く。]
・・・・・・上等だ。
[響く頭痛を堪えていると、主人が声をかけてきて。
どうやら、先ほどの注文が出来上がったらしい]
あ、じゃ、届けないと……。
え、大丈夫だよ?
[少し無理矢理笑顔を作るものの、異変の様子はすぐに察知され。
こちらが届けるから、休んでいろ、という言葉に、結局頷く事となる]
うん……お願い……。
[小さく呟いて、ぱたり、カウンターに突っ伏す。
これじゃ、一人で帰れそうにないなあ、また御師様に怒られるなあ、と。
そんな事を考えつつ、*小さくため息をついて*]
〔まだ冷たく冴え冴えとした月光が降り注ぐ家路を急ぐ。広場を通ると、先ほど宿を飛び出した一人と一匹の姿が目に入った〕
…。
〔声をかけようかどうしようか迷ったが、どう考えても今の自分では役不足である。明日、非礼を詫びて、改めて話の続きを聞かせてもらおうと思った〕
[きつく目を瞑り、泣かないように食いしばるも少しずつ涙は滲んで来て。左腕の袖で目元を拭うと垂らした右手に柔らかな感触を感じる]
……ぱと、らっしゅ……。
[涙声でその名を呼び、涙で滲む瞳を開ける。その目には白くぼやけていたが、それが彼だということは理解出来て。その場にへたりと座り込むとパトラッシュの首に縋り付いた]
…我慢出来なくて叫んじゃったよ。
皆驚いてたかな…。
[ふわふわとした毛並みに顔を埋めて、くぐもった声でkと場を紡ぐ]
/中/
レッツ散弾銃!
って、こんな時間か。カルロスさん大丈夫かな?(苦笑
明日は昼間も夜の早い時間も多分箱前にいられないから。
ある程度今夜のうちに絡んでおきたいのですよね。
〔人狼…その言葉を聞いて、胸がざわついた〕
〔10年前の事故のときも、まるで獣に襲われたようだったと、当時は噂されていた〕
…いや。
あいつは…ジュリアは、村の外へ出て行く崖道から転落したんだよ…。
こんな月明かりの日は、いけねぇや…。
〔またおもむろに煙草をくわえながら、家の鍵を出す〕
あらら、エリカちゃんもお疲れか。
今日はここに泊めたほうが良さそうかな。
[小さく苦笑して]
あの人には明日の朝一であたしが伝えとくよ。
ちょっと頼みたいこともあるからね。
そうじゃないとまた怒られちゃうでしょ。
[マスターがこちらを向くのに]
[そう言って頷いた]
[軽く肩を竦めた後で]
ま、大概の人にとっては御伽噺さ。
この村に人狼が出たって決まったわけじゃぁないしね?
情報屋としちゃ、本物に会ってみたくはあるけどね。
けどま、御伽噺のまま終わるならそっちの方がいいんだろうね?
[と、いつものニンマリ笑顔]
さて・・・と、情報屋としての本分を果たしてこようかな?
[─キィキィと音を立てゆっくりと車椅子が宿の外へと]
[抱きしめるように首に縋り付かれる。
ディーノの発するその声は押し殺すように。酷く、切ない。]
[パトラッシュの眉間にある微かな眉が、少し困ったように下がった。迷うような間があって。]
……大丈夫さ。ただ、まぁちっと心配はしてたかな……。
[低い声がディーノの耳元に。
それは、パトラッシュの口元から。]
〔鍵を開け、帽子とジャケットを脱いで戸口にかける。そのまま明かりもつけず奥へと進み、ベッドへと倒れこむ〕
…。
〔もう、思考がまとまらなかった。奇妙な胸騒ぎと、クローディアの蒼白な顔が彼の頭を支配し、そして、いつしか意識は奪われていった…〕
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新