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[…人が増えてきた気もするが、今座っている所は少し道から外れているし、腰も掛けれるし…花火を見るにはなかなかの特等席である。
ホットドックを食べ終えると、その包んであった紙を畳んで丸め…]
…
[ふと、ここ数日で見慣れた少年が視界に入る。
…立っていて辛くはないだろうか。
おーい、と声をかけるも、この喧騒じゃ届くかは分からなかった]
[子供の頭の中で、姿がちらついた。
子供はうれしそうにする]
お姉さん。やさしいお姉さん。
ノーラさん、こんばんは。
ゆりかごが違うのに、どうしてこんな風にしゃべれるんだろう。
僕のゆりかごにいた子は、朝が来る前にいなくなってしまったのに。
[ベアトリーチェの言葉に、一つ、瞬いて]
あー、舞姫かぁ。
あ、でも、どーせ広場に行くんだし。
儀式もすぐには始まらないはずだし、まずは腹ごしらえしとこーぜ?
[ぽふ、と頭を撫で。
それから、リディの問いに]
あー、いつもの酒場。
あそこが一番味がいいからなっ。
[にぱ、と笑って言い切った]
[ユリアンという言葉]
[見知った青年の姿が過ぎった]
[ではやはり…]
[でも何故]
[揺籠]
[彼女は何か知って居る?]
空?……あぁ、花火ね!
[ベアトリーチェの言葉に、上を見上げて。
納得したように一つ頷けば、少女の頭を一撫で]
じゃあ、後でおいでねー?
風邪を引いたり、迷子にならないように気をつけて、
知らない人には、物をもらってもついていったりしちゃダメだよ?
物……は、貰ってもいいかもしれないけど。
[あれよあれよという間に片手を引っ張られる。しかし少女のぼんやりとした頭に状況は浸透していない]
夕御飯…じゃなくて、夜食なの?
ああ、でもリディ!
[少女の瞳に初めて不安の影が過る]
こんな時間に食べたら、太ってしまうわ!
[大問題らしい]
[人波に暫し圧倒されていたが、上空に光を感じて空を仰ぐ。
途端、光に遅れて走る音]
花火……また、盛大だな。
[そう言ってまた、表情が緩む。
消えた華を追うように次々と火の華は天上を彩って]
…
[嬉しそうなこえ]
[困惑は深まるばかりで]
分からないけど。
……とりあえず。
そっちに向かう…ね。
[途切れ途切れに]
[リディの言葉に、子供はこくこくとうなずいた。
何か少し、わたわたしている。]
大丈夫です。
迷子になったら、施設に、戻ります。
風邪も、気をつけます。
やー、うん。もう大丈夫大丈夫♪
[へらっと笑って勝手にアーベルの隣の席へ。]
あー、かーちゃんがよろしくってさ。お礼くらいしとけって言われた。
[たぷんたぷん言ってる練乳の包み(中にはソーセージの入ったドーナツが漬けてある)を手渡してみたりとか。]
わかったです。
[ふわふわと、うれしげに笑う。
母の《胎内》ユリカゴで、いなくなってしまった子。
子供はその子を思い出している。
いとしい双子の片割れを。]
りょーかいです、ユリアン隊長!
リディ隊員、ただいまより酒場に向かいまーす!
[敬礼の形で右手を額へ添えれば、
ミリィの手を握ったまま酒場へと向かう道を歩みだす。]
だいじょーぶ!ミリィは十分痩せてるし。
ってゆーか痩せすぎだから、むしろもうちょっと食べないとダメ!
あたしお昼から何も食べてないから…順番的には、夕ご飯?
[……正しくは、大量の間食が入っているのだけれど]
[花が闇に消えた一瞬、視線を外す。
人込みから少し外れたところに、見覚えのある顔――というか、マフラー姿。イレーネ、と言っただろうか]
なかなかよさそうな場所、のように見えた]
[人込みの中を通り抜け、そちらに足を運んで]
君も、来ていたのか。
[声をかける]
[一人で残る、というベアトリーチェに、ちょっとだけ眉を寄せ]
ん、まあ、お前はしっかりしてるから、大丈夫だろっけど……。
[それでもやっぱり心配な訳なのだが]
まあ……だいじょーぶか。
この村で、施設の子に手ぇだしたらどうなるか、しらねぇヤツはいねーだろーし。
うん、風邪引くと折角のお祭りも楽しめないし。
迷子になったら、ちゃんと施設に帰るんだよー?
…っと、おろ?
[フルーツ飴の屋台へと駆け込んだ少女の様子を見て
んん?と首かしげ]
[彼女を捕獲した祭事実行委員いわく。
――衣装合わせのお時間をいただいきたい、らしい。]
えっ、でも、まだ私……ご主人様を探…っ!
[先に別荘に行ったが入れ違いで、服のサイズもわからないと言われたらしく。
絶対に逃がしません、とやたらと元気なおばちゃ…もとい、婦人に引きずられて。
ずるずるずる。]
少女 ベアトリーチェは、待ち人がくるのをまつ。どきどきしながら待つ。
ていうか、誰が隊長だっ!
[お約束の突込みをしつつ、自分も歩き出し。
少女たちの会話にやれやれ、と肩をすくめる]
……いや、お前は少し考えた方がよくね?
[昨日の様子をふと思い出して、ぽつりと]
[馬は存分に楽しませた。自分がバテるくらい。
だからもう暫くは自分の好きなように動いたっていいだろう。
さて、何をしようか]
[そんなことを悩みながら酒場の脇に突っ立ってるでかいのが一人。
はっきり言って邪魔でしかなさそうだ]
[ぁ、気付いたのかな?
…実際は自分の声に気付いたのではないとしても、すぐに気付いてくれたのは少し嬉しく]
うん。始まりは花火…そして、ね。
舞、って決まってるから。
[小さく笑むと、自分の隣のレンガを軽く叩き]
…見て行くんなら、座らない?
[苺飴を手に持って、子供は首を傾げる。
苺にしたのは失敗だったかもしれないと、
少し思ったかもしれない。]
大丈夫です、無理しません。
[にこにこと笑う。]
大丈夫、かしら?痩せ過ぎ?ほんとに?
[なんだか自信たっぷりに言い切られてしまったので、少女はとまどいながら、手を引かれるままに歩きだす。ちらりと隣のユリアンの顔を見上げたのには気付かれたろうか?]
[勝手に隣の席に腰を降ろしたエーリッヒに眉を顰め
静かにカツレツをエーリッヒの手の届かない反対側に逃す。]
……本当に大丈夫なのか…?
[頭が大丈夫そうじゃないのはいつものことだけど]
あんまり、おふくろさんを心配させるなよ。
[そう溜息をつきつつ、とりあえず紙袋を受け取る。
受けとれば”たぷん”とする紙袋に首を傾げ中を覗き見る。]
[そこにはコンデルスミルクでふやけて剥がれた衣と
丸裸になった棒が刺さったソーセージが1本]
………………嫌がらせか?
未亡人 ノーラが「時間を進める」を選択しました。
[ちら、と見上げるミリィの視線には、何気にそちらを見ていた事もあって一応気づいてはいたけれど]
……?
[多分、意味があったとしても、何もわかっていない。
相棒が、呆れたようにきゅう、と鳴いて、頬をてちり]
/中/
ビーチェとしては双子設定で、赤ちゃんの時にお兄さんだか弟だかが死んでる(暗いな)
どうしようか、これから。
……妖精さんの力でも感じてみます?
や、ほら。おまぃさん甘いもの好きだし?
[さらっと。]
あー、俺はキャベツとソーセージの煮込みー。
キャベツてんこ盛りで。
[マフラーを解きつつ注文。]
ミリィはだいじょーぶっ!
というか、逆に痩せすぎてて大丈夫ー?って気分。…ちゃんと食べてる??
[僅かに眉を寄せつつ。確かめるようにミリィの腰周りに腕を伸ばしながら問い。
ベアトリーチェが苺飴を手に笑って言えば、その言葉に大きく頷いて。
手の中の苺飴に、一瞬だけ視線が釘付けになったかもしれない]
そりゃー引率者のユリアンにぃが隊長ですよ!
それで、副隊長がヴィントね! ……あ、逆でもいい!
[ちなみに、ユリアンの「考えたほうが良い」という言葉は
華麗に彼女の耳を通り抜けたようだった。]
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