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……内職でもしたら。
でなかったら、境内に畑でも作るとか。
[若い命が、という部分に入れるのは冷静な突っ込みをいれ。
涙目になる少女の様子に、がじ、と頭を掻く]
ああ、俺は大丈夫だから……って。
……つぼみ?
[余りにも季節にそぐわない言葉。
思わず、視線は桜へと向くが]
いや、気にしなくていいから。
……むしろ、そっちが大丈夫か?
[小さな謝罪に、少女の前に膝をついて。
ぽふ、と宥めるように撫でてやりつつ、軽く問いかけた]
[少しおどおどしているのは、目の前の人らを知らない事と、痛いのとが一緒にきてるから。
見上げていたが、視線を下げられ撫でられると、ちょっと固まった後で気が緩んで、ほふり。
ほっとした笑顔になる。]
ちえは、へいきだよ。
[緊張が溶けると、聞き返された言葉にこっくり頷きくり返す。]
うん、つぼみ。
はっぱの下に、ぴんくいろ。
ちと、内職も、畑も出来ない方面なのよね。
巫女としてお金を稼いで生きていけないとダメなもんで。
色々とあんのよ。これでも。
[そんなことを言った彼女の顔は少しだけ大人びて見えた。
まあ、年齢不詳気味なので、年相応になっただけなのかもしれないが]
おーおー。
ちゃんとおじさんしてるねえ。
あんたのことだから、子供の扱いなんてわかんねーよーなんて言い出すかと思った。
[茶化しながらも、少女の言葉に引きずられるように、桜を眺める]
つぼみ、か。
[一言だけ呟き、そして、もう一度綾野の姿を見つめる。
依然として彼女は、変わらぬ姿でその場に立ったままだ]
何を隠してるんだろ。
そっか、大丈夫か。
名前は、ちえちゃん、ってのか。
あ、俺はひふみ、な。
[ほっとした笑顔に、安心させるよに笑って名を告げるものの。
蕾の話を聞けば、やや、思案するよな色が過ぎる]
桜……どう、なんだろうな。
[頭の中を巡るのは、取材と趣味で溜め込んできた知識たち]
あ。ちなみに私はかぐらお姉ちゃんね。
いい?間違ってもおばちゃんなんて呼んだらダメだからね?
多分、綾野さん───そこの桜の樹のそばにいる人も、おばちゃんなんて呼ぶと怒るから、注意しなさいね。
……どんな事情なんだか。
ま、それならそれで、頑張れ。
[色々と、という言葉には、さらっと返す。
事情がわからなければ、そういうしかないわけで]
……誰がおじさんだ、こら。
まだ、そういわれるトシじゃねぇぞ。
取材先で、子供の話聞くことは多いからな。
自然と、慣れたんだよ。
[アヤカシのものには、大人よりも子供の方がより親しむ。
故に、取材対象になるのは、子供の方が多かった]
……隠してる、か。
さて、何なんだか、な……。
[礼斗は思案、神楽は咲かないで欲しいと。大人の意見は色々だ。]
冬に咲いたら、寒そうだね
おうか、さむくないのかな。
[『おうか』はさっきの怖い人が言ってた名前。
きっと桜の名前だろうと、子供ながらに思って口にする。]
[神楽に当然のようにおばちゃん、と言いかけて。
おねえちゃんと先に言われたので、素直にこっくり頷いた。]
ひふみおじちゃ、かぐねえちゃ。
…あやねえちゃ。
[言い直すも、綾野はやっぱり怖い人、という認識が出来てしまい。口にするにも少しこわごわ。
礼斗がおじさんなのは、神楽の入れ知恵というか刷り込みだ。]
おう。頑張る。というか、現在進行形で頑張ってるよ、私は。
[小さくガッツポーズを取って見せた]
いーじゃん別に。子供から見たら、あんたぐらいのは全部おじさんだよ。
ただし、女性がおばさんと呼ばれるのはダメ。絶対にダメ。
大阪ではどんな年配の人でもお姉さんと呼ぶ。分かるね?
つか、考えてみれば、あんたの仕事って子供か、偏屈そうな人間ばっかりと話しているんだもんね。
そりゃ、話し方もうまくなるか。ナンパとかにも応用できるといいね?
[ニヤと笑った]
さてさて、何を隠しているかはしらねど、そろそろ神社に戻りますかね。さすがに今日は長く空けすぎたし。
神社の書庫に参考になりそうなもんあるか探してくるかな。もうめんどくさいし、今日はこのまま神社は休日にしよう。うん。
[そうこうしていると、自分を呼んでる声がする。
何事かと心配した瑞穂か、戻ってきた伽矢か。]
あっ、よばれたの。ちえ、いくね。
ひふみおじちゃ、かぐねえちゃ。ばいばい。
[手を振るとうさぎも一緒に耳を振り。
少女は呼ばれた方へと*駆けてゆく。*]
……できれば、おにいちゃん、と言ってほしいんだが……。
[おじちゃ、といわれてがっくりきた。
こんなやり取りも、しょっちゅうと言えばしょっちゅうなのだが]
……って。
『おうか』?
[紡がれた名前。
覚えあるそれに、瞬き一つ。
同時、掠めたのは、嫌な予感]
寒そうだからさ。余計咲かないでいて欲しいじゃん?
暖を取るために、何か騒ぐよりは、最初から厚着のままですごしてもらったほうが、みんなハッピーに終わりそうだからね。
[そして、少女が敬称を復唱しているのを聞き、満足そうに頷いた]
うん。えらい。
よく覚えました。
お礼に頭を撫でてあげよう。
[笑顔で、少女の頭を撫で撫でした]
……いや、それはそうだが。
年齢不詳には、言われたくねぇぞ。
[思わず低い声で突っ込みつつ。
立ち上がり、千恵がかけて行くのを、またな、と見送る]
ナンパ、ねぇ……。
騒がしいだけの女にゃ、興味ないんだが。
[ニヤ、という笑いに返すのは大げさなため息]
……ああ。
俺も、取材資料当たってみるかね。
何か、妙に気にかかるっちゃ気にかかるし、な。
/*
さて。
とりあえず、方向性は桜花のふみにゃーと同じになりますな。
知識はあれど、力なし。
っつーか、桜絡み企画で『また』霊能弾かれたよ俺wwwwww
まあ、うん。
できるだけのフォローはするが、司は色々と頑張れ。
特に、還し関係。
/*
とりあえず神楽の札斗はひどいと思った(笑)。
うーん、夜中のうちに相方さんの出現なし。
雪夜の出現もなし。
ほぼ確定かなぁ。
まぁ二度寝してきまs
─中央広場・ベンチ─
そっか。
じゃあちょっと行って来るな。
瑞穂、千恵を頼む。
[従妹の見送りを受け、オレはベンチを立ち上がり。
ゴミを片付けてから自宅へと向かった]
─ →繁華街・自宅─
[家に戻るとさっさと汗を流し。
普段着を着て、いつも出かける時に着るカーキのショートコートを羽織る。
頭には薄茶のハンチング帽、首には蓬色の薄手のマフラー。
それから必要最低限のものをポケットに入れ、オレは再び外に出た]
[路地から表通りへと出て、不意に空を見上げた。
高い建物も多い繁華街、空はどこか狭く感じる。
その空を、建物の上を、一羽の烏が飛んで行った]
…………。
[オレは翠の瞳を細め、その軌道を追う。
街では害鳥と言う印象が強いそれも、オレにとっては憧れを抱くものだった]
≪ふつり≫
[抱いた憧れに呼応するように『其れ』は奥底に広がり脈動す]
[『其れ』は憧れを渇望へと変え、想いを肥大させる]
─ →中央広場─
[従妹が待ってるからと、駆け足で広場へと戻って来る。
さっきまで居たベンチに戻ると、そこには幼馴染しか居なかった]
あれ、千恵は?
[訊ねれば一方を示されただろうか。
視線を向けると、一組の男女と話をしているらしい従妹が見える]
……………。
[その一方、男性を見て、オレは思いきり眉を顰めた。
先日ぶつかって、捲し立てた相手。
勿論、良い印象は残っていない]
≪ふつり≫
[抱いた嫉妬に同調するかのように、『其れ』は心を昏く包み込んで行く]
[『其れ』は嫉妬と嫌悪を綯い交ぜにし、想いを肥大させる]
千恵!
[節穴野郎から従妹を引き離そうとするかのように、オレは従妹の名を呼んでいた。
駆けて来る従妹には出来るだけの笑みを向ける]
それじゃあ、どこ行きたい?
[傍に来た従妹の頭を撫でながら、遊びに行く場所の要望を聞く。
返答を聞いたなら、言われるままに移動をする*だろう*]
/*
赤で人格分離するかを悩む、な。
あくまで憑魔は『力』とするなら、人格そのままで正気を失ったRPで良いのだけど。
『憑魔』として出現させるなら、冥王様に降臨してもらおうかな(ぉぃ
/*
ああああああああ。
襲撃方法どうすんだ。
て言うか相方さん来ないとこの辺は何とも出来んか。
元々の身体能力があるから、スピード型にしようかなぁ。
耐久度は低めで。
「飛ぶ」渇望があるから、飛行能力もつけたいが、良いんだろうか(笑)。
―回想:中央広場―
[千恵の遠慮のない質問に喉を詰まらせる伽矢。複雑な気分でそちらの方を見る。
伽矢はこちらのことは気にしない様にしているので自分もそれ以上は変に意識しないようにした]
伽矢くん大丈夫?
[飲み物を渡そうとしたときには自分でコーラで流し込んでいて、
千恵が手についたケチャップを舐めるのを苦笑しながらナプキンでふき取って顔をも拭いてあげる]
千恵ちゃん、ほらちゃんと拭かないと。
[一度家に戻るという伽矢に頷いて千恵はここに残ると言えば]
わたしは千恵ちゃんとここで待ってるね。
[一人でここに置いていくのは不安だったし、自分はまだ食べ終わっていなかったのもあった。
そもそも千恵の行動力に自分はついていくことはできない。]
―回想―
[千恵が一人でどこかに行くのはとめなかった。
自分の目の届く範囲で動き回るのは問題ないだろうと思ったから。
そもそも子供にじっとしていろというのが酷な話だから]
千恵ちゃん、あんまり遠くに行ったら駄目だよ。
[千恵にそう声をかけてから自分はバーガーをはむり。
千恵は桜の方に寄っていったらしくそこに見えるのは先ほどの女性。
千恵を止めようとしたときにはすでに怒られてあわてて走り出したところで礼斗にぶつかっていた]
―回想―
あっ、千恵ちゃん。
[そちらの方に駆け寄ろうとするが神楽達と何か話している様子。
つぼみという言葉が聞こえると、その言葉がとても気になった。
なんでだろう?疑問に思っていると伽矢に声をかけられた]
千恵ちゃんは、あそこで静音さんたちとお話してるよ。
[少し複雑な面持ちで千恵のいる方を示しながら伽矢に答える。
見ておくといいながら結局面倒を見切れていなかった。]
[神社に戻る神楽にまたな、と手を振って。
もう一度、桜を見てから自宅へ向けて歩き出す。
何事か思案に耽っているのか、周りは見えていないようだった]
―自宅―
[独り暮らしのマンションに戻ると、買ってきたばかりのコーヒーを淹れてパソコンを立ち上げる。
検索するのは、過去の取材内容のデータフォルダ]
……『おうか』……『おうか』、なぁ。
あー……あんまり考えたくねぇけど。
やっぱり、『コレ』なのかねぇ。
[零れるのはため息。
ぐしゃり、と髪をかき上げながら額を押さえる]
……ったく。もし、そうだってんなら。
非力な一般人には、きっついっての……。
[過去に巻き込まれたとある『事件』。
それを思い返しつつ、また一つ*息を吐いた*]
/*
メタからの誤認率が高そうなんで、さくっと一般人と言いきってみる。
過去に憑魔騒動に巻き込まれてる、としとけば、設定方面のフォローはできるはず。
喰いは頑張れ、俺は緋月で散々やっとるからこだわりないしな。
ま、赤構成如何ではさっくり喰われそうだが。
[ベンチに座ったまま伽矢と千恵の様子を眺めている。
最後のポテトを食べて、千恵が伽矢に行きたいところを告げていた]
伽矢くんにとっては千恵ちゃんが一番なのかな?
[思わずそんなことを呟いているとこちらに伽矢達が来ていて自分はどうするのか聞かれた]
私はどうしようかな?
[きっと千恵に一緒に行こうと言われればついて*いくだろう。*]
―中央公園―
[神楽に頭を撫でられると、頬が嬉しそうにあがる。
そのせいか、礼斗の呟きは聞こえなかった。
伽矢に呼ばれて駆けてゆき、ぽふんと足に飛びつく。
勿論というか、礼斗に対し不機嫌だった事には気づいていない。
好きなところにいっていいと言われて、ちょっと傾げて考えて。]
ええと、ええと。じゃぁこっちー。
[瑞穂もいっしょとは言わずとも、当然のように二人の手を引き前を歩く。]
―繁華街―
[駆け出し行くのは繁華街。
二人の手を離れ、大人が通るには少しきつい、細い路地の間をくぐる。
ゴミ箱、新聞、なんのその。
背中のうさぎは、きゅうくつそうに壁に手足をぶつけるが、おかまいなし。
その先、高い建物に囲まれた隙間のような場所。やっと少し楽に動ける所に出ると、とてとて隅っこに走ってゆく。]
かやにいちゃ、みずねえちゃ、ねこ。
[隅っこには、古びたダンボールの中に、生まれて間もない子猫がみぃみぃ。(09)匹ほど。
統一しない背中の色は、立派な野良の証。親猫は、幸い出かけて留守のよう。
子猫をちょんちょん、撫で回し、暫く猫と戯れる。]
このこ、もってかえったら、ままに怒られたの。
[黒い子猫を指差し、ちょっとしょんぼりしながら言って。
うさぎリュックの背中から、小さな牛乳パックを取り出し、置いてあった皿にだばっと入れておいた。
ちょっとこぼれた。]
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