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[野菜を手に皮をむき始めると、一度ヴィクトールを見て、全員分作った方が良いのかと野菜の個数を増やし]
みんなの分も、作っておきますね。スープくらいですけど。
[そう言うとジャガイモの皮をむき始めた**]
[ ヴィクトールは額に手の甲を束の間あてた後に、フィグネリア>>48への返答にこう切り出した。]
……不安なんだよ。
[ フィグネリアの左手に視線を留める。
布が巻かれた様子からすると怪我をしているようだ。
握手の時に顔をしかめた様子はなかったので深くはないのだろう。]
山間の100人程度の村。
人も情報も物も中途半端に入ってくるから、
昔からの保守的なところは変わりにくいんだ。
母も随分苦労した。
[ 子供の頃にヴィクトールの母は亡くなった。村々を回り行商ごとをしていた母は、見聞が広かった分、村の外の話も知っていたし、こういった村の話も客観的に話してくれた。
フィグネリアに母も旅人だったという話をすれば、ヴィクトールが村の人間でない相手にも好意的な理由が分かるだろうか。]
何でも揃えているのは、
罪悪感もあるだろうね。
[ もしも何かあった場合、自分達は安全な場所にいられることと自分達の手を汚さずにいること。
何もなかった場合は、食糧の豊富さと嗜好品の豊富さを逆手にとって何とでも言えるだろう。
ヴィクトールは、村人達への理解があった分、複雑な感情を出すまいとするかのように、事実を努めて話そうとした。]
そうだね。
頼めるかい。
何なら……
[ フィグネリアがじゃがいもの皮を剥き始め人数分作ると申し出れば、ヴィクトールも手伝いをと申し出ようとしたが、その時扉が開き、イヴァン>>61が現れた。]
専門家の登場だな。
茶葉は結構種類があるようだよ。
[ ヴィクトールと同じく、イヴァンがフィグネリアの左手に視線を送り、手伝いを申し出るのを見て自分は再び水だけ汲んで来ようと考える。]
不安に感じるのは、わかります。
でも、その不安だけでここまでするなんて。
[首を振る。皮をむくのは手慣れていた。左手の怪我は、怪我というのは小さくてもう痛みも殆どない]
こういった村だと、外から来た人はすぐに判ってしまうんでしょうね。
通り過ぎるだけの旅人ならまだしも、暮らすとなれば。
[苦労したという話に、僅かに頷いて。
ヴィクトールが言いかけたところでもう一人男性が訪れる。
邪魔という言葉に顔を上げた]
いえ、邪魔では。
むしろ、勝手にここを使ってしまって良いのかしらとは思いますけど……自分一人の分だけ作るのも変だし……手伝って貰えるなら。
[首を傾げる様子に他の野菜を示す]
[ やがて、ヴィクトールは鍋に水を汲んで来る。
甕もあるはあるが、今はそれで事足りるだろうとの判断だった。
イヴァンが料理を手伝い始めれば、果物や焼き菓子を見つけてきて、焼き菓子の分は包丁で切り分けて皿に盛った。
後で彼らが摘めるようにと考えての行動だった。
左手で扱った包丁を片付け、]
魚を釣ってきたのは君かい?
タチアナと、それと僕が料理を楽しみにしてるよ。
[ イヴァンに微笑み、フィグネリアにも会釈して厨房を後にする。
だが、直ぐに一度厨房に引き返すこととなった。]
すまないが、
広間にあったナイフは誰か回収したかい?
僕の分ごとなくなっているようだ。
[ 広間に一度戻ったところ、机の上にナイフが一本も置かれていなかった。
それを見たヴィクトールの心情は、重圧が薄まり拍子抜けした代わりに、誰かが殺る気になっているのではとアレクセイの無事が気がかりとなった。]
お名前を伺ってもよろしいですか?
私は、フィグネリアと申します。
[剥いていた手を止めて名を名乗る]
専門家って調理師かなにか……?
私が手伝う側に回った方が良いのかしら。
[首を緩く傾げてると被っていたスカーフが後ろに落ちる。背まで伸びた金糸がふわりと揺れた]
[ヴィクトールの言に目を瞠り]
えー、何の専門だろ。
匂いだけで茶葉を当てられたりとかはしないよ?
[軽い調子の声は何処かおどけたような仕草と共に紡がれる。
彼が鍋に水を汲みに行くのをみとめ、女性からの応じを聞いてから
玉葱とキャベツを取り出し下拵えを始める]
手伝ってご相伴にあずかろうって魂胆だから。
軟禁してるのはあっちだし使っても問題ないだろ。
[相変わらずの調子のまま屋敷の備品を使う事に躊躇いは見せない]
―回想―
「「人狼」という恐怖は、
それだけでここまで怖がらせてしまうんだ。
ここは大きな町でも皆で事に当たる小さな村でもない。」
[ フィグネリアの疑問>>65には、
目を伏せながらそんな返事をした。
連鎖的に恐怖が感染した現場>>0:43>>0:44に、ヴィクトールはいた。
一度人狼だと思い込めば、獣が食べて偶然目が閉じた可能性などは省みられなかった。
旅人については、ヴィクトールから返事が返らなくても、フィグネリアにはどんな返事が返るかは想像がついただろう。
水を汲みに出る直前にイヴァンへは、]
「料理の専門。」
[ と、イヴァンの仕草から、さらりとフィグネリアにバラすのも心が引けたが、指を立てて戯けてみただろう。]
[果物や焼き菓子が切り分けられるのをみて
思わず己の腹部へと視線を落としてしまうのは空腹だから]
結構いいものおいてあるんだなぁ。
[そんな感想を漏らしヴィクトールからの質問に答える]
そうそう。
今日のメインメニューにと思って釣ってきたんだけどさぁ
容疑者なんて言って営業妨害されちゃ店を開ける事も出来なくて
仕方なくこっちに持ってきたんだよねぇ。
へぇ、タチアナとヴィクトールさんが楽しみにしてくれてるなら
腕によりを掛けて料理しなきゃね。
[へらっとゆるい笑み顔を見せてはいたがナイフに関しては
わからない、と首を振った]
ああ、名乗ってなかったっけ。
俺はイヴァン。村で食堂をやってるんだ。
よろしくね、フィグネリア。
[玉葱の皮をむき微塵に切ればツンと特有の匂いと刺激が目鼻にくる。
食材から目を逸らした拍子にフィグネリアの背に揺れる金糸が映り込んだ]
そんな大層なもんじゃないよ。
――女性の手料理の方が俺としては嬉しいかな。
スカーフ、外していた方がいいね。
見事な髪を隠してしまうのは何だかもったいない。
[ヴィクトールが水を汲んできたのを見て、頭を下げる。
果物や焼き菓子が切り分けられていくのを、音だけで聞いて。
魚と言われるとそう言えばと視線を向ける]
イヴァンさんは釣りをされているのね。
お魚は余り捌いたことがないから、後で見ててもいいかしら?
[ジャガイモの皮をむき終わると、大きめにカットして他の野菜へと手をつけて]
でも、料理はされるんでしょう?
私のは、そんなにたいした物じゃないから……。簡単な物しか、作ったことがないの。
[スカーフをと言われると垂れた金糸に気付いて少しだけはっとする。目立つ髪は逃げるには邪魔で、切ってしまいたくもあったけれど。
結局スカーフで隠すだけに留めていた]
ありがとう、でも、今は料理を作っているからやっぱりまとめておくわ。
[はぐらかそうとした直後にすかさず齎されたヴィクトールの声>>69
指たてて戯けた様子を見せる彼に困ったような顔をして肩を竦める。
玉葱キャベツと切り揃えてからフィグネリアに顔を向け]
ん、魚を捌くのも慣れてはいるけど、……って、
綺麗な女性に見詰められると緊張しそうだ。
[軽口めいた返しだが尋ねに応じる頷きを一つ]
簡単なものでもキミの手料理が食べてみたい。
――…なんて言ってもダメ?
[甘えるような態で彼女にねだる。
髪をまとめようとする様には名残惜し気な視線注ぐも
料理中なら仕方ないと一旦引き下がり]
俺はパンの仕込みでもしておくよ。
[調理時間を考えながら魚を捌くは後に回した]
[ヴィクトールの切り分けた菓子を其々の手に摘む。
片方をフィグネリアの口許へと差し出し]
キミも一つどう?
[あーん、と促す響きをのせてにっこり笑う。
それから己ももう片方の手にある菓子を己の口に運び
甘く豊かな味わいに幸せそうな表情を浮かべた**]
[ イヴァンのゆるい笑み>>70には、ヴィクトールは嬉しそうに微笑んでいた。
困った様子>>73には、指立ては似合わなかったかとか、一回りは年齢が違うのだから邪険にされるのもとか、ゆるっとした笑顔の時に焼き菓子を口に放り込んでいたらもっと困った顔をしていたろうなどと弱気な事を内心考えていた。]
そうか。
もし誰かが持っていると言っていたら教えて欲しい。
僕の部屋は、
[ 気にはなるが何事も起こってはいない。
イヴァン>>70とフィグネリアがナイフの行方は知らないと言えば、緊急性は低いので話題を流した。
厨房での料理は託し、部屋の大体の場所を教え戻っていっただろう。]
[ アレクセイの隣の部屋に戻ると、机の上に置かれた鞄はそのままに、寝台に腰を下ろした。
扉は締めたが鍵はかけられていない。
昨日、柔らかいが雨に触れたからか、日頃の疲れからか、気怠さを感じたために上着などを脱いで寝台に横たわる。
埃っぽさが気にかかったが束の間眠ろうと目を閉じる。
アリョールのように、掃除をした方が良さそうだと微睡みの中、思った。]
緊張して、魚が駄目になってしまったり?
そんなに褒めても、何も出ないわ。
[くすっと笑みを零して、その後のおねだりにはどうしようか思案した後]
じゃあ、スープは私が。
元々作る予定だったものだし。
[髪をスカーフで一つにまとめて、甕の水を掬い手を洗うと人参をむき始めた。
パンの仕込みをするらしいイヴァンが視界から消えて、戻ってきたらしいヴ行くトールの声が響くと]
いえ、人数分あるとアレクセイさんに聞いたくらいで、ヴィクトールさんの分がないんですか……?
部屋に行った後は広間には顔を出していないから。
わかりました。二本持っていった方がいるのかしら……。
[と言うことは、もう人数は揃っているのかと思う。
ヴィクトールが部屋を教えて出ていくと、またまな板へと向かった。
と、イヴァンの手が菓子を持って口元に差し出される]
え? あ、ええと、その。
[思わず口を開けそうになってしまって言い淀んだ。
常客が菓子をくれるときがあって差し出されてつい口を開くのは癖のようなもの。
けれどイヴァンの幸せそうな表情に、無碍に断るのも気が引けて]
ありがとう、ございます。
でも、その、後で戴きますから。
[礼と断りを口にする。
照れてしまって少し頬が赤く染まった]
[ 体温が普段より高い。
人狼としての体温に上昇しているのだろうか。
フィグネリアの小さな切傷から香るのは、これまで感じたことのない香りだった。]
(大丈夫だ。)
[ 唾液を呑み込み、眠りに全てを委ねる。]
[人参を切り終わってから火の燻る竈に薪を追加して、少しの水を張った鍋を火にかけた。
沸騰すれば調味料と野菜をいれてから蓋をした]
じゃあ、一つだけ。
[お菓子を一つ手にとって口に運ぶ。
甘みが体力の落ちた体にじんわりと広がっていくような、気がした。
火の加減とイヴァンの手際を見るために、近場にあった椅子へと腰掛ける。
こんな状況だというのに、初めてとも言える落ち着いた時間に気付いて、苦笑が*浮かんだ*]
[ 世の中には、不思議なものがある。
人狼の食欲を増進するという香>>0:#1もその一つだろう。
ヴィクトールは、ベルナルトの前>>0:101で人狼を炙り出す為に使われていたもの>>0:78だと話したが、聞いた話はそれだけではなかった。
"人狼の自覚がないものを目覚めさせる為に使われる"
そんな良くない話も聞いていた。
炙り出せる事には違いはない。
だが、その話を口にすれば、見知った相手同士の間でも疑いの火種になるだろう。
昨日まで自覚がなかった相手が一時にして変貌してしまう。
だから、何事もないのであれば、ヴィクトールは話を口にするつもりはなかった。
あの時のベルナルトの曖昧な様子から、
ヴィクトールが知るこれら以外の全く別の話を、*彼は知っていたのかもしれないが。*]
[陣取った部屋の掃除に幾許かの時間をかける。
いつしか硬く絞った布で擦る度、キュキュ、と小気味よい音が床から響くようになった。
先程まで埃の溜まっていた事等、ぱっと見には解らないだろう。
そこで漸く満足して掃除を切り上げ、汚れた水を捨てるため厨房へと戻る]
おや。
[先程とは、面子が入れ替わっている。
フィグネリアとは先程入れ違ったわけだが、タチアナとヴィクトールではなく、其処に居るのはイヴァンで]
――…今、作っているものは自分用か?
[問い掛けはフィグネリアとイヴァンの両方に。
必要か問われれば、欲しいと答えもするだろう]
―回想・2階客室―
[一人、部屋に籠った折に、唇を指で叩く。
少しの逡巡。
――…けれど、決断は早かった]
ォ――…、
[歌の様に。遠吠えの様に。
高く低く唇から音が零れる。
同族でなければ気付く事のできない其れは、この場の香と共に覚醒を促して行く]
[今直ぐに目覚めるのでは無くても、其れは其れで構わなかった]
食事の頃には、来て欲しいものだがな。
[呼び声に誘われてくれるのなら、他は瑣末な事だ。
例え其の時、彼がどの様な決断をしようとも]
[以前にタチアナの誘いを歯切れ悪く断ったから
冷やかしだと思われてしまうだろうか。
「今は胸がいっぱいだから、いい」
なんて、失礼な返事だったろうか――]
―2階物置―
[己の微かな呻きで、男はゆっくりと目を覚ます。
身じろぎにさらりと零れた女もののショール。
彼女の特製煙草の移り香なのだろう。
屋敷の閉塞感か、例の香か、精神的なものか
重く籠った空気の中にすっとした匂いが混じった]
ああ、なんか…息が楽だ
[ふわりと空気に香りを混ぜるよう掬い上げ、
軽く握ったショールに鼻を埋めて深く深呼吸をした]
[厨房の二人とは、多くの言葉を交わさぬままに場を辞して。
2階の物置へと戻り、掃除用具をしまおうと]
――…。
[人が居た。
しかも、あんな狭い隙間に]
何故?
[思わず思考が声に出る]
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