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朝になっタら、しらばっくれて…
あの死体をみて、驚かなクちゃ…
[くすくすと笑いながら、狼が窓から帰って行くのを見送る。
服や髪についた赤は作業場から続くシャワーを浴びて落とさないと、と思う前に、甘い香りに酔ったまま。
窓を閉めてカーテンをひいてから。
作業台の上に丸くなって眠ると、
本当に獣になった心地が、した*]
…ん。ロランも。
[綺麗な赤に染まった同胞に、深く笑みを返す。
しなやかな動作で身を翻した。
直接は部屋に戻らずに、家の裏手の井戸へと向かう。
音を立てぬよう、ついた血を洗い流すのだ]
服も置いておけば良かったかな…。
[ぱしゃり。短い髪から水を跳ね飛ばして呟く。
洗濯は自分がしているから、服の血を咎められることはない]
────…ん、…?
[髪にやった手が、ふと止まる。
僅かに眉を顰めて、くしゃりと髪を指が探った。
あるはずの白い小花のピンが、髪に見当たらない]
落とした…?部屋かな。
[ふるりと首を振って水を払い、空けた窓から部屋に戻る。
ふと、再び未だ天にある紅い月を見上げた。
それは禍々しいものではなく、祝福を与えるかのようにも目に*映った*]
―― 自宅 ――
[どれだけの時間眠っていたか。
騒がしさに男の意識が浮上する。
聞こえるのは扉を叩く音とミハイルの呼ぶ声か。
朧な意識を覚醒させようと頭を振れば飴色が目の前で揺れた]
ン……、ぁ。
……は、分かった、今、行く。
[応えてはみるが寝起きの男の声はさほど響かない。
のろのろと起き上がり玄関へとゆく。
鍵の開く音が小さく鳴り、扉は開かれる。
其処に居たのはミハイルで――]
――…、如何かしたのかい?
顔色が優れぬようだけど。
[案じるように声を掛けた]
[ミハイルの口から幼馴染の訃報を聞けば
男は目を瞠り言葉を失う。
喉骨が上下して、は、と息を吐き出し]
ま、さか。
そんな……、…シーマ、が ?
[柳眉を寄せ信じられぬと言った風情]
冗談、だろう ?
[そうあってほしいという願いから
ミハイルへと縋るような眼差しを向けるが
その事実が覆ることはなく]
―――…ッ
[悔恨と悲哀が心を満たしてゆくようだった。
やりきれなさに男の拳がダンッ、と扉に打ち付けられる]
………案内を、頼めるかな。
[ミハイルにそう願いマクシームのもとへと足を運んだ。
茂みから引きずり出された幼馴染は篝火近くに横たわっている。
マクシームの傍らで膝を折りその首筋へと手を宛がえば
微かなぬくもりが伝い淡い期待が過ぎった。
けれど、鼓動は感じられない]
シーマ、……。
[幼馴染を愛称で呼びかける。
待てど返事はなく沈黙が過ぎった]
如何して、こんな事に……
[遣り切れない思いが薄いくちびるから零れる。
帰るように強く言えばよかった。
俯いて影になる男の顔は何かを堪えるように歪んでいた]
[赤く染まる幼馴染の身体。
柳眉を寄せながら、じ、と観察すると
胸には抉られたような深い傷痕がある。
所々失われた肉片が何処にあるかは知れない]
――…人に襲われたんじゃ、ない、よな。
けど、獣に襲われたにしては……
[考え込むように一瞬間が空いて]
マクシームの近くに居たんだよね。
声は、聞こえなかった?
獣が襲ったなら口を塞げない。
悲鳴くらいは、聞こえると思うんだけど。
[ミハイルへと問い掛ける。
人か、獣か、もしくは人狼の仕業なのか。
幼馴染の命を奪った犯人を知るために]
――…他の、みんなにも、知らせよう。
[マクシームに近しい者――
カチューシャとイヴァンの顔が脳裏に過ぎる]
それから……、
シーマを弔って……
[哀しみの淵に沈みそうになる意識を
何とかもたせようとなすべき事を考え、口にしていた]
ミハイル……、手伝ってくれるかな。
[知らせてくれたミハイルに願う言葉を向ける]
[男は一度家へと戻り白く大きな敷布を抱えて
マクシームのもとへと戻る。
幼馴染である彼の亡骸を白で覆い包むが
彼の身体から流れた血が白を赤に染めてゆく]
――…、
[目を伏せて幼馴染を思い捧げる祈り。
先ずは家族であるカチューシャの家を訪ね
彼女に其れを知らせることにした。
扉を叩き、カチューシャの名を呼ぶ]
カチューシャ、
……悪い知らせだ。
[断りを入れてから
彼女にマクシームが襲われた事を伝えようとした]
― 昨夜 ―
[兄が火の番をするというのにはちょっと心配そうな目を向けて。
「差し入れとかはいいから戸締りして先に寝ておけ」と言われてちょっと不満そうな顔をした]
……はぁい。
[それでも心配されてるのはわかったからしぶしぶ頷き。
一足先に帰るときに、篝火の傍に残っている人たちに手を振って家に帰る]
おやすみなさい。
[広場でミハイルがマクシームを説得しようとして失敗した事は知らないまま。
昨日煮込んでおいた鹿の脛肉と野菜のシチューを、小さめの土鍋に移してロランの家にもって行く。
大抵の食事は届けているのだからこの日もそのつもりで。
ロランはまだ広場にいたのか、それともちょうど帰ってきたところだったのか]
ちゃんと暖めて食べる事、と。
[そんな忠告を書いたメモを置いて――若しくは伝えて、家に帰る]
[広場で番をする兄には差し入れをもっていくことはせず。
ミハイルが一緒にいることも知らないから、家に帰ってきたときに食べられるように、サンドイッチを用意しておいた。
そして入浴を済ませて自室に戻る]
――なんかいろいろあったなあ。
[今日一日を思い返せば、ほんと沢山の事があって。
考える事は沢山あったし、気になることも多かったけれど。
なれない森の中を歩き回ったせいで疲れている体は、ベッドに横になればあっという間に眠りに落ちた]
え? ――――うそ、そん、な……
おにいちゃん、が……?
[もたらされた訃報に、驚いて問いかける。
かくん、と膝が崩れ落ち。
ユーリーが支えようとしてくれた腕にすがって、嘘だといってほしいというように*見つめた*]
―― 翌朝 ――
[マクシームの訃報を伝えに来てくれたのは誰だろう。
ただ、夜のうちは自分の家に誰かが訪ねてきてもそこに自分の姿はなかった。きっと伝えられるのは早朝、畑で早熟な花を摘んだり手入れをしたりしている頃だろう]
…………嘘だろう………?
[何度かその知らせを聞き返し、意味が浸透すれば荷物を放り出して遺体のところへ走るのだ]
―― 翌朝/マクシームのところ ――
[彼の無残な遺体はまだその場だっただろうか。
それとも誰かどこかに安置したろうか。
そこにいるのが自分だけでも、誰かが先にいたとしても、目に入らないように急いで近づいた]
シーマ
[白い布で覆われた彼に呼びかける。声が細く震えた]
……シーマ、シーマ
[そっと布を外してかがみこみ、彼を確かめる。酷いものだった。伸ばした手が少し逡巡を見せるも、そのまま彼の顔に触れた。冷たく硬く、嫌な感触だ]
シーマ………
[ざらり、と乾いた血が掌に当たる。ぐっと拳を握りこみ]
……ごめんな。ごめん。
ほんと、ごめん。ごめん。
[白く関節が浮かび上がるほど握り締めた拳に水滴がいくつも落ちた。最後の方は、涙声で言葉にならなかった**]
/*
狼っぽい行動しすぎて、狼さまに迷惑をかけているような気がしてきた。ごめんなさい。
謝ってるのは、狼騒動が起こるってことを全く信じず、何も協力しなかった結果こうなってしまったことに対して。
[瞠られる青い眸が望む応えは口に出来ない。
夜着にストールを羽織るカチューシャの身体を支えた男は
きつく柳眉を寄せただけ]
――…カチューシャ
[気遣うように青を見詰める。
華奢な身体が一層儚く感じられた]
嘘じゃない。
駆けつけた時にはもう……
手の施しようがなかった。
[ゆる、と左右に頭を振り、マクシームの死を伝える]
[今のカチューシャに損傷の激しい兄の姿を見せるのは忍びない。
腕の中にある彼女に向ける言葉を悩むような間が空いた]
少し休んだ方がいいかもしれないね。
[血の気の失せたように映る彼女から
玄関の奥へと視線を移す。
ふ、と彼女へ眼差しを戻し]
キミに見せられるような有様じゃ、ないんだ。
キミには昨日までのマクシームを覚えていて欲しいと思う。
けど、……会いたいなら、
[男は彼女の答えを待った。
どちらにせよ必要とされる限りは彼女を支える心算で**]
――昨夜――
[台所の机の上、見慣れたちいさな土鍋と見慣れた文字。
見下ろして少し柔らかく微笑んで、きちんと指示の通り
温めてから、美味しく頂いた。
肉の匂いは、今作業場に広がる獣臭と同じそれ。
寝台にあがって横になれば、カーテンの隙間から見える赤い月。
烏色に其れを映し眺め、
そっと目を閉じると眠りに落ちるのはすぐだった]
[それが開かれたのが、何時かは判らない。
ただ、広場にほど近い家。ざわめきに身を起こす。
篝火が落とす人の影が、忙しなく動いて居たから
寝台を降りて、車椅子へと移動した]
……何。
[呟いて、出ようとした時。
誰かが報せに来てくれたかもしれない]
早かったな。
やっぱり少し奥に引き摺るべきだったかな。
[そんな事は出来そうにないくらい夢中だったけれど。
次は冷静に出来ると良い、と、紅い双眸で想う]
[現場へ車輪の悲鳴が着いた時、
丁度ユーリーが死体に白い布をかぶせていた。
胡乱げな眸にそれを映す。
何が起きているのか判らない、
呆然、といった表情が近いかもしれない。
白い布はすぐに真っ赤に染まってしまう。
それは何処か一か所を刺されたりした訳でない、
獣の食事、傷の多さを物語るようで]
……、
[車椅子が、カタカタと小さな音をたてる。
自分の肩を自分で抱き、声をあげる事も無く。
ただ大きく見開いた双眸に、染まりゆく塊を映して居た]
俺が…――殺した。
殺して、喰った。
[見下ろす塊へ、想いは募る。
口端があがらないようにするのに、苦労する。
紅い月はこの身を狂わせる。
咽るような血の臭いがたちこめて、
腰から背へと這いあがるような寒気に身を震わせ。
再び、御馳走様と手を合わせたくもなったが、
それは肩を掴んで誤魔化した]
……――っ
[唇の端を噛締める。声が漏れぬように。
キィ、と車椅子を近く寄せて身を乗り出して、
布の上からそっと、触れて見た。
血に濡れて風に晒された布は、冷たい。
そのままゆっくりと顔を向けると、
赤い血は地面を擦り、篝火の裏の茂みに繋がって居た。
っは、と、息を吐く。
ミハイルが居れば其処が現場だと教えてもらえるだろうか。
車椅子を茂みへと進め、少し身を乗り出す]
ぁあ、
[抑えて居た声が、漏れてしまった。
短い草木、茂みに飛び散る肉片がこびり付いていたから]
…何を、落とした、って…?
[思い出して、茂みへと目を凝らす。
まさか犯人がいきなり現場で証拠隠滅を図るとは思うまい、と
手で茂みをカサカサと探す。
硬いものが指に当たり持ちあげると、マクシームの歯、だった。
ロランはこっそり、血こびり付くそれを、口へと含んだ]
― 昨夜 ―
心配性ねー、すぐそこじゃない。
[ミハイルの言葉>>19に思わず少し笑った。
子供の頃、といってもまだまだ幼かった頃は、お兄ちゃんとか呼んでいたけれど、
此処を出ていく頃には既に名前呼びになっていたりもしたわけで]
でもありがとう。
後はよろしくね。ミハイル、マクシーム。
[二人には手を振り。
それからレイスには送ってもらってばかりだと、苦笑する。
それでも、抱きつかれたことやその時の様子などを、道すがら語ったりはした]
何度もありがとうね。
レイスも、気をつけてね。キリルのことも。
[ひらひらと手を振り、屋内に入るとしっかり鍵をかけた。]
― 翌朝 ―
[外が騒がしい。何があったのかと思いながらも、顔を整えたり、いつものように旦那と娘の食事を用意したりとしていた。
そっと視線を落とす]
化けて出てきてくれればいいのにね。
[小さく嘯いて、笑う。
それこそお伽噺だったから。
――その知らせを受けた時、何を言っているのかわからない、と。
はっきりと表情は、変わった。]
――冗談、でしょ。
だって、昨夜、篝火…ミハイルと二人で、残ったじゃない。
[広場の方へと視線をやるけれど、すぐに言葉は止まり。
首を横に振った。
止められても、広場へと向かう。
赤い血の色をした布。
それが白だったなどわかるわけもなく。
茫然と、その場に立ち尽くす。
誰かを気遣う余裕は、なかった。
化粧をしたというのに、表情は歪み、眦から涙があふれて落ちる。
泣くのなんて、今のように立ち直ってからは、ないことだった]
……ごめんなさい、家にいるから。
[両手で目元をかくして囁くように言うと、踵を返す。
誰か付けろと言われても、今回は待つことなく、家へと戻っていく。
少し落ち着くまでは、自分から広場に現れたりはしなかった**]
ぁ、ぁ………、
[片手で口を抑え、もう片方の手で逆の肩を抑える。
車椅子の上で身を折り、ぎゅっと小さく縮こまった。
暫くの間荒く息を吐き、こくりと何か飲み込む程の音がする。
遠くで、狼の遠吠えのような声が聞こえた。
暫く蹲る様にしていたロランは、ゆるゆると顔を上げる。
頬の端流れる透明が汗か涙なのかは判らなかった。
キィ、と車椅子が音をたてる。
背に音が聞こえたのは、誰か別の人がまた広場にやってきたのかもしれない。
ゆるゆると顔を向けて、遺体の傍へと戻ると、丁度イライダが帰るところで。
その背を見送り、言葉も無くまた遺体包む布を見下ろした]
[ユーリーが支えてくれていなければ、そのまま倒れてしまっていたかもしれない。
休んだほうが良いといわれて、とっさにユーリーの服を握り締めた]
――お兄ちゃん、そんなに、ひどい、の……?
[傷ついた兄の姿がどうなっているのか、想像も出来ない。
どちらでも、望んだ答えに付き合ってくれそうなユーリーの腕の中で悩むように俯き]
……いますぐ、じゃなくて……後で、顔だけでも、見れますか……?
[視線を落として、望みをつげた]
[確認するような声に頷く]
ああ……。
[抑えた声で肯定し閉ざされた青を思う。
服に絡められたカチューシャの手指へと視線を落とし
問われた事にこたえる為に重い口を開いた]
――…大きな獣に襲われたように見えた。
飢えていたのか、損傷が……
[激しい、と続くはずの音は掠れる]
[マクシームの死を受け入れて悼む時間が必要だと感じる。
悩む間の後、告げられた望みにゆると頷いた]
――…嗚呼。
落ち着いてから会いにゆくといい。
そのように手配しよう。
[暫くは広場に置かれる事になるだろうか。
カチューシャの背に腕をまわし
男はぬくもりだけを伝える]
部屋まで送ろう。
歩けるかい?
[獣におそわれたような傷。
旅人の死体も見ていないから、それがどんなものかは想像できなくて。
ただ、ユーリーの声がかすれるから、余程酷いのだろうと思った]
……うん、ありがとう……
[望みを受け入れてくれた事と、背中を支える腕のあたたかさの両方に感謝して。
尋ねられる言葉に小さく頷き]
大丈夫で……っ
[震える足で立ち上がるものの、踏み出せばぐらりとバランスを崩した]
[病が原因であれば幼馴染を家に運んで
一昼夜ほど共に過ごすことも出来ただろうが
家に運び込むには状態が酷すぎた。
仮令肉親であろうとも血の匂いに耐え難いと思う]
――…こういう時は甘えていいんだよ。
[バランス崩すカチューシャの身体を支えなおした。
可愛い妹にべたべたするな、と
マクシームがみていたら言うだろうか。
ちらと過ぎる幼馴染の顔に少しだけ苦いものが過ぎる]
部屋はあっちでよかったっけ?
[立ち入る事のない彼女の部屋の場所はおぼろげで
背に回した手はそのままに、
もう片方の手をスカートの裾、膝裏へと滑り込ませ
ひょいと抱き上げる強引さをみせた]
う……すみません……
[転けずに済むよう、支えてくれたユーリーにすこし恥ずかしそうに謝る。
甘えて良いといわれても気恥ずかしくて小さく俯くだけで。
兄が居れば茶々の一つは入ったかもしれないが、その声は聞こえず]
あ、はい。
あっちの扉の――ひゃっ、〜〜っ
[ユーリーに部屋の位置を教えたところで、不意に抱き上げられてバランスをとるように胸にすがり。
現状を把握したところで、血の気のひいていた顔に朱色が戻った。
恥ずかしくて断りたいところだけれど、歩けないのも事実だから、顔を赤くしたまま部屋まで運ばれるのを大人しく受け入れるしかなかった]
[腕の中ではじらう気配がするが微か口許を緩めるのみで
眼差しは示された扉の方へと向けられる。
部屋の中、寝台にカチューシャを下ろして
先ほどよりも色の戻った花のかんばせを覗く。
オリガの幼馴染の一人。
カチューシャたちの事は妹と等しく可愛がっていた]
……カーチャ、
[何年も前に呼ばなくなった愛称を口にする]
人狼は噂では済まないかもしれない。
若し、僕に何かあったら……
そのときは、イヴァを、頼るんだよ。
[大事な幼馴染であるから名を紡いだと思われようか。
なれど男には――
イヴァンがマクシームを害してはいないという確証があった]
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