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[大樹に近付きつつある目的の相手の背中を捕らえ
僅かに安堵しながら、再び意識を奥の影へと向ける。
焼け付くような感覚が、強まって、足が、止まる。
そのまま校舎の角を曲がる影の正体は、
夜の闇に紛れて見ることは適わずに。
しかしその姿が、壁の向こうへと消えた瞬間
自分の周囲を取り巻く空気が、僅かに薄らいだのが判った。
無意識に詰めていた息を、僅かに零して。]
……っ、…各務!
[片膝をつく相手を認めると、ふるりと頭を振って、
止めていた足を動かして、傍へと駆け寄り]
[フユの姿が遠くなれば、疼きはだいぶ、静まり。
無意識の内に左腕を掴んでいた右手の力を緩めつつ、はあ、と息を吐く]
……だいじょうぶ。
[アズマの声が聞こえれば、短く返して]
……制御、上手く、できてない、から……。
反動、受けてる、だけ。
[苦労して、肩ほどの位置まで持ち上げてから
窓ガラスに叩き付けた。
その勢いのまま、石は校舎内へ転がり込んだ。
割れた窓から室内に入る。
窓枠に残ったガラスの破片で手足のあちこちに幾らか小さな傷が出来た。]
……それは、大丈夫って言わねぇ。
[傍へ駆け寄った直後に返されるマコトの言葉に、
安堵とも呆れとも取れる溜息を一つ零して。]
…悪いけど、手は貸せねーかんな。
静電気バッチバチに来てもいいなら別だけど。
……あれ、誰。
[良く見えなかった、と。
人影の消えたほうへ視線を向けて。ぽつりと]
……そう、かな?
気絶してないだけ、マシだと思うけど……。
[比較対象が明らかにおかしい返事をしつつ、額の汗を拭って]
静電気……って?
[唐突といえば唐突な言葉にきょとん、とするものの。
続いた問いにとぼけた表情は消え、険しさが浮かぶ]
……榎本先輩……だった。
[返す言葉は、こちらもぽつりと]
…や、マシっちゃーマシなんだろうけど。
気絶してたら、返事も出来ねー状態でしょーよ。
…それを大丈夫かどうかの基準にすんのは、多分間違ってる。
[膝をついたままの相手を見下ろしながら、
再び、今度は呆れの多く滲んだ溜息を零す。
続く問いには、気にすんな。と短く返して、
しかし、言葉通りやはり手を貸そうとはせずに。]
……榎本、センパイ。
[各務の言葉に、鸚鵡返しの様にぽつりと呟く。
何度か喋ったことはあるけれど。あの先輩が──
影の消えた方へ視線を向けたまま、緩く瞬いて。
と、ふと響く声に、校舎の向こうに
送っていた視線をゆるりと外して。]
……えっと、…タチ、モリ?
気絶してたら、大丈夫以前に大惨事だけどね……。
[物騒な事をさらりと言いつつ、ゆっくりと息を吐いて、立ち上がる。
『憑魔』の気配が遠のいた事と、同じ『司』の存在故か、心身の落ち着きは戻っていたが]
『こんなんじゃ……憑魔を浄めるどころか……』
[暗い予測に、瞳が陰るが。
その陰りは、やって来た少女の笑顔により、困惑に変わる]
どうしたって……君こそ、どうした、の?
[暫しの逡巡の後、結局、桜の木の方へと歩き出す。寮内に残っているはずのヨウスケのことが、ちらりと頭に浮かびはしたが、事の元凶は未だあちらにあると、自分の中の何かが告げていた]
[薄暗い中を、躓かないように慎重に歩み、
リュックから下ろした仔犬も隣を進んでいく。
爪の音と、自らの息遣いが辺りを支配していた。
ようやっと暗闇に目が慣れた頃、
目的の部屋―――職員室の前に辿り着く。
扉は、開け放たれたままだった。
恐らく、鍵を閉める間もなかったのだろう。
手間が省けた事に、内心感謝しながら中へと入る。
しかし目が慣れたとは言え小さな文字までは見えず、
探し物をするには、聊か都合が悪かった。
カーテンを閉めてからにしようにも、
明かりのスイッチとは場所が遠い。
…少しなら大丈夫かと、素直に灯りを点ける事にした]
……なんか、ええと、セイサン?
[よくわからなかったらしい。首を捻って]
私は、桜にききにきたんですー
ええと、桜花でしたっけ?
[具合の悪そうなマコトに、だいじょうぶですかー?なんて]
イタイ。
いたい。
イタイ。
ひどい。
ヒドイ。
ひどい。
[泣きながら走る。
校舎裏から校内へ。
向かう先は、葉子が慣れ親しんでいた、生徒会室。
どうしてそこを目指したのかは、自分でも知らなかった]
「……一口貰えれば。」
[そのコエにやっと気が付く。
夢中で逃げていた小さいのは、コエにすら気がつけていなかった]
音色…どこ?
[少しだけ不安そうな響き]
ヨウコが「時間を進める」を選択しました
…間違いねーわ。
[大惨事、とのマコトの言葉に緩く瞬きながら
短く、同意の言葉を返して。]
…セイサン、…清算?
[マイコの更に続く言葉に、聊か困惑の表情を向ける。
笑顔のまま聊か物騒な言葉を継げるマイコに疑問を持ったものの、
桜の傍に横たわったままのサヤカの身体を見せるのは何となく憚られて
マイコの視界から遮るように、僅かに身体を移動して]
ああ……俺は、なんとか……。
[大丈夫か、という問いに、頷いて答えつつ]
桜花……に?
[マイコがここに来た目的と──何より、また変化したようにも感じられる様子に、眉を寄せる]
[保健室。
ガラスの引き戸がついた戸棚を開き、
中に或る幾つもの物品を引き出して眺めては
不要な物を床に落とした。
包帯。バンドエイド。サージカルテープ。消毒薬。鋏。刃の長いハサミ。簡易メス。頭痛薬。風邪薬。]
[僅かに風に混じる、生臭い匂い、そして、目に入る三人の姿…何かが、終ってしまったのだと感じ、軽く拳を握りしめる]
………?
[ふいに、校舎の一角に明かりが灯ったのが見えた]
それならよかったですよー
[あたりのにおいには気付いているのかいないのか。
アズマからマコトへ視線を移してにこりと笑う]
あ、せんぱいにお礼言おうと思っていたんです。
……昨日はありがとうございました
[ぺこりと頭を下げて、次に戻した先に、求める少女の姿があった。]
『こんなのを望んでいたはずじゃ』
ちがうよ、いっしょになれたんだよ。
『一緒になれた』
そうだよ、ヨウコがねがったからだよ。
『私が願った』
だからだいじょうぶなんだよ。
[交じり合ったはずの意識が不意に乱れる。
ただそれも一瞬のこと、再び意識は混ざってゆく]
ああ、うん……。
……昨日?
昨日、俺……何か、したかな?
[言葉を交わしたのは覚えている、けれど。
逆に言えば、それだけの事で、それは礼を言われる類の事とは思えず、困惑は募る]
/*
校舎は邪魔しない方が無難?桜に行くか…
うーん、でも気付いたリアクションしたから、こちらが行くと判断してる可能性も捨て難い…(悩
色々言ってくれたのに、感謝してるんですよー
[一度桜に向けた目を、マコトに戻す]
いってくれなきゃ、まだあのままだったと思いますしー
だからショウせんぱいにも感謝ですよ
[にこにこと。
嬉しそうな、えがお]
[首を傾げる様子に答えることも出来ずに、言葉につまる。
マコトと会話を交わす様子を眺めながら、
ともかく、気付いていない…とも取れる様子に内心、安堵して。
ふと、マイコの向ける視線を辿ってゆるりと視線を上げ]
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