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>>ヴィンせんせ
ドンマイwww
うん、忘れ去られてるんだよねー…襲撃だと。
寂しい。
くそぅ、襲撃扱いになると思わなかったので、周囲にフラグ張ってないんだぜ…。
何か残してたら、絶対美味しかったのに!
(バイト中に何やってるの)
…え?
[看護婦からの返事に、オクターブ高い声が思わず出る。
呆然として固まってしまうと、看護婦にやや強引にソファに座らされ、「呼んだら診察室入ってくださいね」と伝えられた。]
…知らないって…え?どういうこと??
[ぞくりと、背筋に何か冷たいものが走った]
/*
遅くなってごめんね(えぐえぐ)
社長がいたりいなかったり色々繰り返してて
反応が!orz
むしろ会議中なんです。だからあそべt
*/
重くなんてないと思うけど。
母さんは…あれはなんとも。
栄養たりてないとかじゃないとは思うんだけどね。
いささか、どじだから。
…?
ニーナさん、知らない?
[結局残ることは断念したのだけれど、
すぐに眠りにはつけなくて、
ベッドに寝転がって天井を見つめて、
昼より静かな音色を聞いて。
目を閉じると天幕の内での光景が蘇る。]
< 闇の中に煌く光はとても綺麗で、吸い寄せられてしまいそうだった。
けれども、その奥底に潜む冷たさを感じたのは、もしかすると、単に氷の冷たさなどではなく、恐怖だったのだろうか。
雑貨屋の女主人がやけに驚いていた様子だったのには、理由があったのか。今にして思えば、しっかりと聞いておけばよかったのかもしれない。すぐに慌ててしまうのは、わたしの悪い癖だ。
明日になったら、きちんと、聞いてみようか――
……明日は来るのだろうか?
忘れてしまわないだろうか?
そんな思いは、ようやく訪れた眠気に隠されてしまった。>
[横に座るリックの声に、少し、ほんの少し安堵する。
だが、先ほどの看護婦の言葉はなんだろう。]
-ニーナ?誰ですそれ?-
[リックの「アーヴァインみたいだ」という言葉がなんだか耳の中で何度も聞こえる気がした]
[祖母は孫の普段より遅い起床と、
目を擦る様子とに首傾げ、
顔を洗ってらっしゃいと促して、
少女は素直に首を縦に振り、
熊を連れて洗面所へと向かう。
鏡の前に立って、
冷たい水に手を浸して、
ふるりと震える。
鏡は迷宮を、
水は氷柱を、
記憶の中から呼び覚ます。
音楽は、今日も、絶える事はない。]
あ。
……だいじょうぶかな?
[簡単に取れたりするものではないけれど、
水を吸ってしまったそれを見つめて眉を寄せ。
――ふと、緩く瞬き。]
[忘れられた少女の事を聞きはしたけれど]
ニー、ナ?
[聲が澱んでしまったのはどうしてだろう。
まるで彼女も忘れてしまったみたいに]
お嬢様 ヘンリエッタが「時間を進める」を選択しました
< 一瞬、誰の事だかわからなかった。
これを巻いてくれたひとのことも、リックの紡いだ名前も。
覚えているはずだったのに。
霞がかったように、ぼやけてしまって。リックが教えてくれなかったら、もしかすると、きっと、そのまま迷子になってしまいそうな感覚だった。
どうして?>
……あ、ううん。
ええっと。
診療所のひと、だよね。
だいじょうぶ。
[後半は自分に言い聞かせるようにして]
いない、の?
[眉間に皺を刻んで考え込んでいる間、
水は絶え間なく垂直に流れ落ちてゆく。
その表面に少女の姿が映っては消えて。]
……、
[漸く蛇口を捻った頃には、
手はすっかり冷えてしまっていて、
タオルでしっかり拭き取って、
テディベアを抱いて祖母の元に戻る。]
[診察は順調に進み、やがてレベッカの番となる]
次の方、どうぞ。
おや、レベッカさんにリックくん? どうされましたか。
[小さな騎士に付き添われた姫君を椅子に促して、*診察を始める*]
――ごちそうさま。
うん、ちょっと、お散歩。
今日は怪我しないから、心配しないで。
[朝食を終えて、
少女は心配性の老婆にそう言って、
今日も町へと繰り出していく。
よく遊ぶのはいいことだけれど、
祖母は孫を見送りながらも複雑気分。]
[悩みがおをしながらゆっくり歩んでいって、
メインストリートで今日も配られるリーフレット、
その一枚を受け取ってはまたも考え込んで。
広場の方角から聞こえる歓声。]
なんだろう?
[そちらへと向けられる少女の足。]
[彼女から暫く聲が返る事はなくて、
彼の呼びかけにようやっと我に返ったのなら、
*目に映る青の少女に覚える違和感を伝えるだろう*]
[看護婦に扉を開けられ、ヴィンセントの顔を見るや、驚いたようなほっとしたような複雑な表情を一瞬で顔に浮かべ、促された小さな椅子など見えぬように思わずぱたぱた、と2,3歩歩いて近寄った]
ヴィンセントさん…!
ニーナ、どこにいるか知りません?ニーナ。
あぁ、その前に、ニーナ、知ってますよね?
昨日もここで話し、してましたし、顔覗かせてましたよね?
[早口で捲くる。]
[複雑な表情を問うよりも早く捲くし立てられ]
ニーナさん?
今日はどうやら遅いようですが、まだ来てませんか。
ええはい、もちろん知っていますとも。
[そこまで言って、訝しげな表情を見せる]
…何か、ありましたか?
[それはもちろん作られた表情、偽りの仮面]
くくっ…ニーナさんなら我らが偉大なる団長の元に。
彼女に会いくば、サーカスへおいでなさい。
貴女の魂の花も、永遠の美に奉げるのです…
[密やかな笑い]
[ヴィンセントの返答を聞き、力が抜けたようにトスンと椅子に座る。近くのリックは、彼女を支えようと手を貸しただろうか。
ほっとした感情とぞっとした感情、逆のふたつがうねり、更に冷たい汗が背中を流れるのを感じた]
…知らないって。
看護婦さんが。
ニーナ、アーヴァインさんと一緒…?
[焦点の定まらない目でヴィンセントの眼鏡を見つめる。
知らない?
でも今朝ニーナが遅れているようですねと言った時、何も――
[何もなかっただろうか、と口ごもる。
看護婦は適当な相づちを打っただけで、はっきりと名を聞いたわけではなかったろうか。
しかし、それよりも]
…まずは診察が先です。
体調のよくない状態で考えても、正しい判断は出来ませんよ。
[茶色のレンズ越し、焦点の定まらない目を覗き込み言い聞かせ。
淡々と診察を進めてゆく。
やがて下った診断は、疲れから来る風邪だろうとのことだった]
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