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[ロストの大丈夫という言葉には、それでもやはり心配そうに。
戻るという言葉には、ぺこりと一礼した。]
…お待ちしています。
ああ、そうだ。
白猫には気をつけて。
あれは、何かを見透かす目をもっているみたいだった。
[ふと、アーベルの話題で思い出したことを二人にも話しておいた。]
[口許を拭う。
既に手も染まっていたから、それは、赤を広げるだけに過ぎなかったが。
微かに、音――己の名を呼ぶ声が届く。
軋む扉を押し開け、閉めもしない侭に、薄暗い廊下へと出た。
声のした方へと、顔を向ける。幽鬼にも似た態で]
そうなんだ…全然気づかなかった。
[村に居たときから誰かを食べていたと騙るエウリノに、少し驚いたようだった。
近隣でそんな話はあっただろうか。少なくとも、人狼に襲われた人がいるという事は無かったように思う。]
あ、行ってらっしゃい。
帰り道、気をつけてね。
[着替えるというもう一人の主にそう、声をかけた。]
…ねぇミリィ。
一つだけ、謝らなきゃいけない事があるの。
[眠れる親友の傍らに顔を埋めながら、ぽつりぽつりと呟く。]
私…信用するのは二人だけ、ってユリアンに言ったんだけど。
その二人の中に、ミリィは居なかったの。
…ごめんね。
[抑揚のない声色は、傍に居ると書き残した親友に届いただろうか。]
[工房の自室、紅に濡れた服を脱ぎ捨てながら、甘えるように擦り寄ってくるゲイトの気配を感じる]
…ゲイトとは、共に在れることが悦びだ。
悦びや愉しみを分かち合う方法なぞ、いくらでもある。
[優しく言葉を返しながら、笑む気配を伝えた。
着替え終えると再び工房を出る]
……白猫を?
飼い主は、アーベルだったか。
力持つ血脈。
祝福を受けし者。
ノーラに力は感じられなかったが…アイツには可能性があるか。
[危険だと察知した本能。
今のゲイトの話。
警戒すべきだと心が警鐘を鳴らした]
[広場に踏み入り、一度奥へと視線を投げる。
昏い翠が虚ろに静寂に包まれた宿を見る]
[しかしすぐに首を振ってミリィの家へと歩き出す。
イレーネを待たせてしまっている。すぐにも騒ぎになるであろう状態で、一人のままにはしておけなかった]
そういうもの、かな。
まあ……そうなのかも知れないけど。
[繋がりに関する言葉には、曖昧な呟きを落とし]
あの子の場合は他者との接触が限られる分、表現下手なのかも知れんが、ね。
……ま、普通に考えたら、人狼がわざわざ家に来てあんな話をする必要はない。そういう視点からも、信は傾く。
[言いつつ、ふ、と手を止めてユーディットを見やり]
その評価は、同意しよう。
[最後の言葉に向けたのは、どこか冗談めいた言葉]
……さて、取りあえずは、今浮かんだ音をまとめちまうか……忘れない内に、書き留めておかないとね。
それが一段落したら、少し、外に出るから。何か、変化があったかも知れないし。
[言いつつ、再び譜面とペンとを手に取る。
後に知る『変化』の事は、未だ*知らぬままに*]
でも、ミリィが私を信じてくれてるのも、私を好きでいてくれるのも、たくさん優しいのを、あたたかいものをくれた事も、みんな嬉しかった。
嘘をついたけど、親友だと思っていたのは本当だよ。
ミリィしか、いない。私の親友、たった一人の。
大好きだった…ううん、今も大好きだよ。
[そこには真摯な響きがあった。]
だから…よかったのかもしれない。
貴女が今死んで。
何もかも真実を知る前に、私達に何も言えなくなって。
[語る言葉は小さい。内緒話をするように、小さく小さくミリィの亡骸に囁く。]
[薄暗い通路の奥で扉の開く音がした。
誰かがこちらへと歩いて来る。
ややあって、その全容が見えてくると、思わず息を飲んだ]
……お、まえ。
んだよその格好…!
[血濡れの服、赤に染まる手と顔。
尋常ではないことが起きたのは確かだった]
――や。
[挨拶は何時ものようで、
けれど、何時もの笑みは無い]
悪いね。店を開けて。
何、と言われても。
見れば解る、でも、見ない方がいいかな。
[己の歩んで来た方へと、視線を流した。
開かれた侭の扉。示した先は、明白だった]
村には居続けたかったからな。
極力足が出ないように、村から離れた場所で、後ろめたい連中を喰ってた。
こそこそ移動してる旅人とか、運悪く現れた盗賊とか。
村大して貢献してたと思うんだがなぁ?
[くく、と可笑しげな笑いが漏れた]
尤も、それも年に一・二回のことだ。
それ以外の時はずっと抑えてたさ。
[広場を抜けたところで、予想通り二人組の自衛団員と会う。
どこへ行くと尋ねられれば素直にミリィの家へと答え]
ミリィは、亡くなりました。
ああ、狼に襲われたわけではありません。
ある種の突然死…だったのでしょうか。
[静かにポツリポツリと語る。
団員達は絶句した後に、片方はついてくると言い、片方は詰め所へと走っていった]
ええ、私が看取りましたよ。
夕方様子を見に行った時には、既に倒れていたのです。
[沈んだ声は演技でも何でもない。
ミリィの家へと歩きながら、暗い表情で必要な事実だけを伝えた]
[一歩一歩と歩き出す。静かにざわめくそこへ、宿へと向かう。いつもより明らかに多くの時間をかけて辿り着くと、店を、戸を見据え、暫く耳を澄ますようにしてから]
……。
[無言のまま、その戸を開いた]
[着替えた後は様子見も兼ねて宿屋へと。
案の定、見つけたのはアーベルのようだった]
く、ははははは!
流石に姉を喰われては笑みも浮かばないか。
[アーベルの姿を見て愉しげな笑いが響いた]
[聞こえて来る囁きからは必死に意識を背けていた。
そんなことをしても無駄なこともまた知っていたけれど]
ああ、やはりアーベルですか。
ならば早いうちに片付けなければいけませんね。
[一度だけ、そんな言葉を挟んだ。
この半年、人を食べたことはまだなかった。
ただ耐え切れずに動物を生のまま食らったことは何度かある。
それでは渇きは決して癒されることがなかったけれど]
[アーベルが纏う赤。
それが何から成されているものなのか。
匂いからも嫌でも想像がつく]
…店とか、言ってる場合じゃねぇだろ、それ。
……誰の、だよ。
[纏う赤を見つめながら、短く問うた。
見れば分かると言われても、そこへ向かうには勇気が要る]
そうですよ。
そういうものは、大事にしなきゃ。
[一度狂気に陥り、全てを奪われた自分には。
もう、そういったものは残されていない。
一瞬、寂しげな声が混じった。]
イレーネさんが特に変だとか、そういったことはないんです。
でも、アーベルと比べると。
……どっちも本物なら良い話なんですけどね。
[その眼差しはどこか遠い。
同意の言葉には、くす、と笑った。]
はい、わかりました。
お邪魔してしまってすみませんでした。
……曲ができるの、楽しみにしてます。
[ちゃんと食事も摂って下さいね、と声をかけて*部屋を後にした。*]
それも、そうだね。
[微かに笑う。
薄闇に紛れて、見えるかは怪しいが]
――ノーラ姉と、エルザ姉。
[短く、はっきりと。その二つの名を、紡いだ]
[わざと音が立つように扉を開ける。
中に居るイレーネも気が付くように]
予想だけならできますけれど。
貴方もご覧になればすぐに分かりますよ。
[そう言ってミリィの部屋へと足を進めた]
イレーネ、お待たせをしました。
そうだね…エウリノと一緒だと気持ちいいし。
[笑まれると嬉しかった。いつもの不器用な小さな笑みではなかったが、そんな事は関係なかった。]
えっと…そう見ていいと思う。
[そういえばいつだったか、カインはアーベルの猫かと尋ねた時は、否定の言葉が返ってきたような。が、普段傍にいるし、あまり大差はないように思えた。
思い出す、オパールのように輝く瞳を持つ猫を。そんな猫、この世のどこにも居ない。そして探られるような感覚。
答えは易く出るようだった。]
今見たらまた衝動が沸き起こっちまうじゃないか…。
その姿を見てるだけでも、抑えるのが大変だってのに。
[仮面の下でほくそ笑む]
このままこいつも喰らってやりたいが…人が来たな。
[扉からの気配に小さく舌打ちした]
[アーベルの小さな笑いは陰により隠れて見えず。
紡がれる名を聞き、瞳に驚愕の色を宿す]
女将さんとノーラ…?
…お前…自分の姉を……?
[疑いとも取れる視線をアーベルに向けた。
身構えるように僅かに後退る]
[ミリィの手を取る。冷たいとはおもわないが、もう体温は大分少なくなってきていた。]
…絵、出来てよかったね。
おじさんとおばさん、きっと喜ぶよ。
[そう親友に、心からの微笑みを向けてから、入り口から扉を叩くような音がしたので、玄関へと向かった。
オトフリートや自警団の人間を見上げる、その顔は微かに青い。
親友を突然亡くした、哀れな少女の顔だった。]
おや、それは残念至極。
[ゲイトを実際に目の前にしつつ、届いた囁きに再び反応を示す]
急いては事を仕損じる、かもしれません。
どうぞご無理はなさらずに。
――、
やあ。諸君、今晩は。
ブリジット=フレーゲがお邪魔するよ。
[後ろ手に扉を閉めてから奥に向かって歩いていく。幾らかいったところで止まり、室内を一望して紡いだのは、状況には不似合いだろう平坦な挨拶。
...に、アーベルが告げる声は届いたか否か]
[ああ、と。そういえば近くで屯していた盗賊がいつの間にか居なくなったと、そんな話があった事を思い出す。]
あれ、エウリノのおかげだったんだ。
……ほんと、人間って…。
[馬鹿だねとはぽつり。]
よく我慢、出来たね。
[一旦喰らうとすぐ次を、貪欲に求める主らの食欲は旺盛で。
それを一年に1,2回で押さえたエウリノには感心した。]
本当にそうかは分からないが、可能性はあるだろう。
やはり、と言うことは。
ロスト、何か知ってるのか?
[挟まれた言葉に浮かんだ疑問を投げかける。
ゲイトからの言葉は心地良いものばかりで。
渇きを癒した直後もあってか、穏やかな気配が漂う]
白猫は最近見ないようだが…。
まぁどちらにせよ、アーベルは要注意人物だ。
早々に消す算段をつけるとしよう。
――奪われるより前に。
自分の手でやっておけば良かったと思うね。
[否定と、肯定よりも物騒な言葉が零れた。
距離を取るユリアンへと近づいて、その横をすり抜けて行こうと歩む。
灯りに程近い方向から、聞き慣れた挨拶が聞こえた]
あぁ、フレーゲ先生。
声は、聴こえましたか。
いや、聴こえて“いる”のかな。
お医者先生…お帰りなさい…。
[青ざめた少女は、それでも自警団の人間には憎憎しげに映るか。
乱暴に自分を押しのけミリィの部屋へと向かう彼らの後を、心配そうについていった。]
…絵、大丈夫かな。破かれたりしないかな。
[うっかりそんな事をされては、ミリィの生が無駄になる。]
…こんな時ですのに、一人にさせてしまったりして。
考えが回りませんでした。申し訳ありません。
[イレーネに謝罪して部屋の中へと入る。
自衛団員は完成された絵画を見て、完全に絶句していた。
その視線を追い、片隅に彼女の最期の言葉と同じ文句を見つける]
『みんな仲良く』
[息が詰まった。軽く喉を押さえる。
引き寄せられかけていた絵画から目を背け、手を強く握り締める]
大丈夫ですよ。
その絵を壊すことなど、彼らにだってできるはずがない。
『ああ、遺作だしな』
『だがそいつに渡すわけにも』
…だそうですが。
[イレーネを見て、説得しますか?というように首を傾けた]
──っ。
[返された言葉に絶句する。
どこか尋常ではないその思考についていけず、アーベルの動きを注視しながら横を通り過ぎるのを見やった]
……奪われるより前に、ってことは。
アーベルじゃないってことか…。
[齎された言葉を何度か反芻し、ようやくその言葉を噛み砕く。
血塗れた姿のままブリジットに挨拶する様子に、酷く眉根を寄せて]
……客対応する前に、その格好どうにかしてきたらどうだ。
[言いながら、アーベルの紡ぐ言葉にブリジットへと視線を向けた。
声が聞こえるとは如何なることか、と]
ああ、確証は取り損なってしまいましたが。
自衛団長殿の検死をした時、白猫がゲイトに擦り寄りましてね。
どうも嫌な感覚があったのです。
[ゲイトに確認を取るかのように間を空けて]
それに、彼は何かを知っていて隠している節がある。
「視る者」であるのなら、辻褄が合うというわけです。
そうしようかな。
動き難くて、敵わない。
[普段よりも、幾らか口数は少なく。
されど傍目にはさして変わりない様子で、幾らかのやりとりを交わしてから、緩やかな足取りで*その場を後にする*]
いいえ…ありがとうございました。
ミリィとたくさん、二人だけで話が出来たから。
…うん、ほんとうはいけないんだって、分かってるけど。
それでも。
[謝罪にそう返しながら、後に続く。
自警団員の様子には少しだけほっとした。
説得するかと問うオトフリートには、緩く首を振った。]
…私が貰っていいものじゃないから。
[みんな仲良くと、銘のように入れられたそれに込められた願い。それを含めて、これは誰か一人のものにするべきではないとは朧気に感じていた。
そんなことしてはいけない。
――魅入られて帰って来れなくなる。]
ああ、アーベル。
聞こえたよ。聞こえている。
ノーラが、女将が。
呼び声、だろう?
[「そこ」へ向け再び歩き出しながら、アーベルに答える。一言一言ははっきりと、しかしどこかばらけたように。自分がやっておけば、という物騒な言葉にはそちらを見るが、それ以上の反応はせず。ユリアンの方も一瞥し]
そう。重なった。
重ねたのだ。重なりは引き出した。
変容は、変容を。
時を錯誤したる増加。
呼び声は呼び声を呼ぶ。
二人相手にするくらいならどうにかなりそうだが、無理はしないでおこう。
仕損じては元も子もない。
[ロストからの忠告に頷きの気配を返し。
ゲイトの言葉に小さく笑いを漏らす]
知らずのうちに居なくなってたんだ。
運が良い程度にしか思っていないだろう。
俺だって、自分のためにやっただけだからな。
……我慢はするさ。
宝石加工の技術を身につけるため。
何より──お前の傍に居るためなんだから。
この村には、夢と希望の両方があったんだ──。
[傍にゲイトが居たならば、抱き寄せていただろう。
そんな気配を伝えながら、真摯に言葉を紡いだ]
[普段とあまり変わらない動きのアーベルに不信感が浮かぶも、姉弟の死であれでもショックを受けているのだろうか、と思うと突く言葉も失われる。
目の前から姿が消えると、赤が見えなくなったことで安堵の息を漏らした]
…呼び声は、呼び声を呼ぶ?
……先生よ、あんまり分かりにくい言葉は並べないでくれないか。
噛み砕くのに時間がかかる。
[今までブリジットの叫びや言葉は極力聞かないようにしていたため、向けられた言葉が何を意味するのか理解出来なかった]
うん、カインを抱き上げて目を合わせた時…目が、オパールみたいに色を変えたの。
すぐに変化は止まったけど…。
[ロストに同意するように、自分がカインと相対した時のことを話した。]
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