情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[先刻のデボラの言葉。
ざらざらした辞書の表紙。]
…先生が生徒を守る様な人だったから?
それとも、カミーラと言葉を交そうとしていたから…。
わかんないわ。
カミーラさんと話をしようとしたから…ですか?
[それもしっくり来ないように感じたけれど。
カミーラの呟きが聞こえてくる。]
笑っていた?
[死を悲しむ人々の中に入れずにいる。居たたまれない]
…また、上の部屋使わせてもらう。
用があったら呼んでくれ。
[逃げるように二階へあがる。
窓から見える嘆き島を見つめて低く呟いた]
キリエ エレイソン(神よ哀れみたまえ)…
この婆から皆に、ひとつだけ我儘を言わせてくれないか。
今日だけ、この婆のことを信じてほしい。ネリーの魂を送れば、それで狼は全ていなくなる。
もしも明日また誰かが犠牲になったなら、そのときは婆を殺せばよかろう。
皆が不安なら婆からでもいいが、そうするとまた一人、誰かが死ぬ。
もうそんなことは見たくない。
[考えておいてもらえないか、と言い残し、デボラは*居室へと引き上げていった*]
もしも、この人が本物なら。
しゃべれない方が、人狼には都合が良く無い?
[笑っていたと言う言葉に、胸を突かれた様に押し黙りかけ──、沈黙を挟んで言葉を続ける。]
何処から来た何者で、何故霊が見えて…、この街に流れてきた理由や怪我の理由が分からない方が、みんなが疑って都合がいいじゃない。
能力があると言ってる人じゃない人が、利害関係のない人が、カミーラの味方になるなら…。
一瞬、そう思ったの。
考え過ぎで意味が無い事かも知れないわ。
…光る。
夜光虫か、それとも、魂みたいなものなのか。
嘆きの島が、淡く、青く。
シャーロット、あんたが人間でも、人狼でも…オレを恨んでいいんだぜ。
オレは、あんたの死を望んだ。
それは確かに罪なのだから。だから、オレはあんたの死を背負って生きて、あんたの死に押しつぶされて、死ぬんだ。
[キャロルの言葉をききとろうと、紅い唇をじーっと見る。]
…やだ、ノひと こワい イたい
デも……
[その後の言葉は聞き取りにくいものになり、うまく伝えられないのをもどかしそうにしている。]
[取り残された子どもの様によるすべの無い孤独と恐怖、何よりも自己嫌悪と無力感。
涙が出るならきっと幸福だ。]
グレンが殺された時。
あたしは、手足を押さえられていて、目の前で見てるしか無かった。
シャーロットが連れていかれるのを……。
何も言えず。
明日、誰かが処刑されるなら──また。
ああ、月が。
三日月は弦を上に弓を下に。まるで嘲笑のような弧を描いている。
ゆるゆると月がのぼる。嘆きの島を月が*照らす*
[首を振る。
ギルバートに続いて、デボラが言葉を残して二階へ上がって行く。]
あたし、誰が人狼だかわかんないわよ。
でも、さっき…そっか。
ネリー、ミッキー、シャーロット。
婆さん、カミーラ。
…って線がふたつに分かれたんだね。
[もどかしそうな様子のカミーラに、]
痛い、怖い。…嫌ね。
あんた、何でも良いからもっとしゃべりなさいよ。…ね?
[パラパラと辞書を捲り、今、それ以上の質問の言葉が思い付かずに*顔を伏せた*。]
デボラお婆さんに何故言い返さないのでしょう。
[ぽつり。
イストー家のお墓に参りに来たミッキーのある日の姿を思い出す。片手に何時ものように大きなお菓子の紙袋と、それと大きな花束を持って、母親のお墓の前に供えていた姿。]
カミーラさん…
[彼は、シャーロットに投票はしなかった。
けれど、彼にはシャーロットにほぼ投票されるであろう事は分かっていた。
どうしたらいいのか、分からなかった。
彼は投票しなかったけれど、他の人は投票をして間接的に殺しているのだ…。]
カミーラさんは、どうして海に倒れていたのですか?
[キャロルから辞書を借りると、「海」と「倒れる」を探し出して、指差しながら尋ねる。]
[はっ!と突然顔をあげ、立ち上がる。]
ナシィン!!ナサァク!!
[うろたえたような、何かを探しているような様子で辺りを見回し、
外へ駆け出そうとする。]
…ァ………。
[また、喉がヒュウと風切り音を立て、苦しげに床へとうずくまる。]
掻き毟ると傷になります。
落ち着いて。
落ち着いて下さい。
[彼はカミーラと視線を合わせようとする。
それから、掻き毟ろうとする手を留めようとしてみた。]
─集会場・二階─
[彼は、キャロルがカミーラの体に毛布をかけるのを見つめる。先程、船の絵を描いた紙とペンは、カミーラの傍らの小さな机に置かれていた。]
ナシィン…ナサァク…
[何度か口の中で繰り返してみた。]
誰かの名前でしょうか?
[答える声はなかったけれど。
ふと、彼は最初にカミーラが倒れていた時の事を思い出す。自警団の青年が抱き起こしていたけれど、あの時も、聞こえなかったけれど、カミーラの口が動いて何かを言おうとしていたような気がした。
その事を、彼はキャロルに伝える。]
書生 ハーヴェイは、ここまで読んだ。
−図書館−
イザベラ先生…
[読んでいた新聞紙から目を離す。昨日は出て来なかった涙が頬の上から下へ通過する。
新聞には昨日の投票結果も乗っていた。イニシャルで表記されていたが、全員の名前を知っていれば誰が誰かはっきり分かった。
窓から光が差し込んで。
葉をつけない木が小刻みに揺れていた。]
投票…しちゃったな。
[デボラの言う事を全て信じれば…
ネリーに投票するとこの連続殺人は終わる。旅人、自警団長、先生、…シャーロット。
終らなかったら?
ミッキーも殺されてしまったら…
嫌な想像を振り払うように足早に学校へと向かった。]
―(回想)集会場、昨夜―
[集会場に入る。嫌な温度を感じる。
人々が見据えた先に、赤い、有機的な――
教師が横たわっていた。
既に絶命している。
キャロルが慕っていた、あの――]
…見ちゃだめ。
[後ろに居たリックを一歩遅れてとめたが、時既に遅し。
リックは蒼白な顔で、何か叫んだ――ような気がした]
[教師の死。
少なからず居る彼女の教え子、元教え子に与えた影響は大きいだろう。
顔にはださねど、皆の心境がわかるような気がした。
ネリーがシャーロットの幽霊を人間と言った。
デボラがミッキーを人間とたたえた。
ミッキーがハーヴェイを人間と言った。
カミーラは…シャーロットを狼と言ったようだった。]
つまり、イストー家の2人とシャーロットに対峙するのは、魔女と人魚とあと誰か…ということね。
…この期に及んで、そんな判定が何の意味を成すものなの?
[イザベラの遺体に近づくキャロルとユージーンを見て、そう呟く。
あの人のどこに、襲われる所以があるのだろう。
なんだか判定云々騒ぐことが、とても不遜なものに思えた。
自警団が実況見分を終え、イザベラの遺体を運ぶ。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 エピローグ 終了 / 最新