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[はらりと、母親が持っていた布巾が落ちる。
それに気付いて手を伸ばしたのは、オレの服の裾を握る従妹。
オレは従妹の視界を遮るように母親と従妹の間に身体を滑り込ませた]
おふくろ───っ!
[母親が向かう先。
それは、雪のように白い、白銀の髪を持つ人物。
従妹がウサギと称した、その人]
───は!
[ビクリと神楽の体が脈動した。
オトが鳴り響く。
鈴の音が、
鈴の音が、
鈴の音が、
鈴の音が、
鈴の音が、
鈴の音が、
一斉に、鳴り響いた]
/*
『実在するアルビノの方は、悪魔憑きではありません』
と注釈入れさせていただきます。
表現上不快にさせてしまった方には、この場を借りてお詫び申し上げます。
ちぃっ……。
利用出来るかと思ったが、とんだ思い違いだった。
折角の協力者を……。
[低い聲が伝う。
けれどそれを聞くものは、居ない]
……神楽……。
[振り返らずに告げられる言葉。
どう返すべきかの逡巡。
その空白は、月光を跳ね返す刃に気づくのを遅らせた]
……っ!?
[閃く刃。
舞い散るあか。
薄紅が、散ったあかに、触れて。
染まる]
[『視える』のは、黒い光が、弾け飛ぶ光景]
[嗚呼。
誰だ。
誰が、
誰の最後のオトだ。
───憑魔が滅せられた───
誰がやられた。
誰がいなくなった。
誰を悲しめばいい。
嗚呼]
そっかぁ?
[伽矢に不思議そうに見上げた。
礼斗は、憑魔をかえせばいいと言っていた。
でも憑魔は、みんなを家に帰してくれるかもしれない。
よくわからなかった。
そういえば司は何をする人だっけ?
さっきの会話を思い出そうと、眉を寄せる。
瑞穂がなにか言っていたような気がする。
でも、伽矢が来たので、耳には殆ど届いてない。]
[うぅんと、伽矢の裾を握ったまま、悩んでいたら、はらり、百華のおまもりが落ちた。]
ももおばちゃ、おまもり落ちたよ?
[百華の様子に気づかずに、落ちた布を拾ってかがむ。
百華を見上げようとすると、間に伽矢が立っていた。]
おばちゃ?
[隙間から、向こう側を覗こうと。]
……っ!
[ギリと、奥歯を噛んだ。
視界が戻る。
その目に映るのは、自分が信じていると言った人。
それが、憑魔に入り込まれていたのだと、そう、『司』としての自分は告げているのだ]
せったん……!
信じてた。信じてたんだよ!
なんで、憑魔だったんのさ!
私はこれで、何を信じればいいんだよ!
[叫ぶその顔は、まるで怒っているようにも、悲しんでいるようにも見えた]
……私は。
[そして、神楽は口を開いた]
───『司』
散々明かしてきたけど、もう一度みんなに明かす!
私は、『司』!憑魔を浄化するもの!
死者が何者だったのかを、見定めるものです!
だから───
[みんなの顔をキッと見つめ]
───憑魔は全員浄化します!
少しでも多くの人を救いたいから……私は!あなた達を!疑います!
信じていた人に手をかけることになっても……私は、この役割を果たします!
[ひろがるあかは、牡丹の花弁の如く。
その上に舞い落ちる薄紅は、静かにその色を受けて]
……かぐ、ら?
[その色に、言葉を失していた時に、耳に届いた叫び。
倒れた雪夜と。
叫ぶ神楽と。
ふたりの間を、困惑した視線が交差した]
おまもり。そう、おまもり。
あんたたちを守らなきゃ。
彼と約束したの。 子供達は私が守るって。
[そのまま他の者に視線を流す]
あなたもなの?
あなたが笑わないのは、悪魔のせい?
[視線は笑わぬ娘に注がれた。
彼女の方へふらりと身体が動く]
え……
[ぎらりと光る凶器。
思っても見なかった色にたじろいだ]
ちょ、ももさん!
何考えてるんです……!
[動き出す女。
止めようと慌てて伸ばした手は届かなかった]
[視界は半分、よくみえない。動きはまるで、コマ送りのよう。
それでも、何が、起きたのか。垣間見るだけの時間はあった。
うさぎの人から、溢れた、まっかな、まっかな、水のような。
耳に届く、百華の声と、雪夜の声。
聞いたことのない、恐怖を掻き立てるような声。
ぱたり。目が瞬く。
でも次の瞬間には、伽矢と瑞穂と二人に阻まれ、何も見えなくなっていた。]
[眼の前の惨事、白銀の人物の凄惨な姿]
ああ、くそ。
厄介な司を俺一人で相手しろだと?
にーさん、足引っ張んなつっただろうが。
[チカラを増したはずの相手。
それが意図もあっさりとやられてしまったのは、予想外の人物からの攻撃だったからだろうか]
チカラ、チカラが必要だ。
喰わなければ、司を喰わなければ。
隙をつけそうなのはやっぱり……瑞穂だな。
[今度はコンビニ店員へと向かおうとする母親。
オレはぎり、と唇を噛んだ]
───っ、お袋、止めろ!!
[力の限り叫ぶ。
実際のところ、他の誰が死ぬのは構わない。
けれど、立場上母親を止めないのは猜疑の一端となる]
/*
雪夜が残るなら、どっかでボロ出すかな、と思ってたけど。
こうなると演技はほぼ完璧にしないとだよな…。
丁度良いところで告発されて死にたい。
[ひくっと、しゃっくりのようなものが出た。]
おばちゃ……?
[百華は守ると言っている。
だけど、どこか、怖い声。
匂いがあたりに広がってゆく。
鉄の匂い、嗅いだ事のある匂い。どこで?
そうだ、飴玉のおじさんに追いかけられた時も、同じ匂いを感じていて。
靴の先についていた赤。
それとおなじもの、たくさん、たくさん、流れ出て。]
きっ
やあああああああああああああああああああああああああああ!!!!
[高い高い悲鳴が、辺りに響き渡った。]
…………。
[神楽の宣。一つ、息を吐く]
……それが、必要であると思うなら、貫けよ。
[告げる言葉は、淡々と]
けどな、これだけ言わせろ。
……自分ひとりが、全部背負わなきゃならんような。
そういう考え方は、するんじゃねぇ、ってな。
[低い言葉は、如何様に捉えられるか。
それを確かめる暇もなく。
視線は、新たな*叫びの元へ*]
フリーライター 礼斗が「時間を進める」を選択しました。
フリーライター 礼斗が「時間を進める」を取り消しました。
……。
[ギリギリと奥歯がかみ締められて、痛む。
綾野が亡くなった場所で、昔からの幼馴染が亡くなったことが悲しい。
それでもまだ、惨劇が終わらないことが悲しい。
幼馴染を殺した百華を憎めないのが悲しい。
このような役割を与えられたことが悲しい。
誰も信じられなくなってしまったのが悲しい]
桜花……!
シナリオ通りの物語になったことが嬉しい!?楽しい!?
望み通りの殺し合いになったことを喜ぶの!?
畜生……!なんで……なんで……!畜生!
―生前・中央広場―
[自分は少し離れたところで話を聞いていた。
でも、それも伽矢の姿が目に入ると落ち着かず話半分にしか聞いていなかった。
突如、百華が動き出し、目に見えたもの。
千恵の視界を阻むようにして幼馴染も同じく動いていた。]
/*
……ところが、別に喜ばないんだよなあ、おーちゃん。
おーちゃんの方は、瑞穂の方が出てから落とす、か。
このかおすに落として混乱助長する度胸は。
ない。
っ!!
[耳を劈くような甲高い悲鳴。
庇っていた従妹からのもの。
オレは持っていた包丁をその場に取り落として、叫び声を上げる従妹を正面から抱き締めた]
千恵!何も見るな!何も聞くな!!
[従妹を抱えられるようなら、オレは惨劇の場所から離れるように移動しようとする]
伽矢? 千恵ちゃん?
[息子の声と、姪の声。
近しい者達の声に目を見開き、私の身体は動きを止めた。
誰かが飛んでくるのが視界に入る。
私は呆然と、止まったまま]
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