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………。
[続く内容に、少しだけ目を細める。
たしかに、怖くないわけでは、ない。紅茶を淹れるのも、むしろそれをしていたほうが日常のように思えて、快く引き受けたのであって。
この場所で目が覚めた直後の、自分が本当に消えてしまうかも知れない感覚は、もう、二度は味わいたくない。]
怖くない、と言うと。嘘になります。
…でも、ベルさんが居てくれましたから。
[辛いだろうに、自分を抱えて、アナスタシアを探し。
休む今も、こうして居てくれる。
気恥ずかしいのと、ふわふわしたのと、少しの罪悪感で、不思議な気分だった。]
…………ベルさんの御傍に、こうして付いているの、
――――……嬉しい、ですから。
[思わず口をついて出たのは、そんな言葉だった。]
[続くユーリーの話には、ふと地上に居た頃の言葉を思い出す。]
ユーリーさん、キミャク…?と言う御話をされていましたから、もしかすれば、木の力に対抗できるお方なのかもしれませんね。
[紅茶の礼を言われ、嬉しそうに微笑み。自らも、紅茶を口にする。
クセのないセイロンに、ふう、とリラックスした溜息が漏れた。]
[まさか、また木の中に誰かが放り込まれているだなんて、思いもよらないまま。]
― 中庭・木の傍 ―
[休んでおけという言葉>>12には、苦笑を漏らす]
どっちにしても、とーぶん、まともにうごけねーよ。
[木が力を貸したなら、それも判らないが、とは、今は自分でも知らぬこと]
んん?あんたの気?
[気を分けようかという、白龍の申し出には、紅い瞳をまたたいた]
…………分けてもらうなら、血の方が…………
[消耗した魔力の源は母から受け継いだヴァンパイアの血で、補給するなら当然ソレなわけだった。処女の血とか言ってらんないし、もともと吸血衝動低めなので、好みもうるさくはない]
いや、無理だよね。
[一応、こっちの好みの問題じゃないことは自覚してるので、冗談だと言うつもりで、あはは、と笑った]
そうね。ベルナルトは様子見も兼ねてと言ってた。
キリルが一緒だったことで無理してないといいのよ。
[コクリ][レイスの補足に頷く]
他にどうしようもないなら、私も覚悟するべきかしらねえ。
[目をぐるぐるさせているグレゴリーを見て唇だけで笑った]
お友達や可愛い子たちにはやらせたくないし。
どうしても行かないって人にやらせたら後が怖いし。
ユーリには不測の事態に備えて欲しいもの。
[可愛い子にはお友達の息子もカウントされていたりする][フッ]
/*
……いや、うん。
絶対そうだよね、と背後は思いつつ、敢えて『気』と提案したんだがw
[なんか思い出したっぽい]
[けらけら]
無事だったのか?
[聞こえた聲に、そっと息をつく。その腕が無事どころじゃないのは知らなかった]
あと、どれくらい、か…
キリルちゃんの魔力は小さかったし…エレも、そんなに強い魔力は持ってないだろうから…ロランは、どうかな?腕力の方が強いって、本人は言ってたけど。
[だとすれば、十分な魔力を供給できているのは、アナスタシアとベルナルトだけ…そしてアナスタシアは、空間の維持にも魔力を使っている]
わかんねーけど…まだ足りない気がする。あと、2〜3人はきっと。
[必要なんじゃないか?と、意見を伝えた]
…んー。
空気になってた方がいいかなぁ、コレ。
[今いる場所が木の中だとしたら、先に入っているのはベルナルトとキリル。
邪魔をしないようにした方がいいかもしれない、と思って暫し体育座りでぽけーっと膜を見ておりました。]
…あの膜、つついたら破れないかなぁ。
[破ったら後が怖そうだから触りませんが。]
[更にオリガの発言に喉の唸りが低くなります。]
なんでそうホイホイと食われにいこうとするんだ・・・
そりゃオレが素直に栄養になるとか不可能だがな!
[炎の魔人はどう考えても我慢して力を提供・・・とか無理です。
力が減れば減るだけ本性が剥き出しになるわけで、意思が本能に負けた時点でアウトでしょう。]
好き好んで行くんじゃないわよ!
あなたが行ってくれるなら喜んで背中押したげるけどっ!
[プゥ][唸るグレゴリーに唇を尖らせた]
満足できない木が暴れたらもっと嫌だと思ったの。
そうしたら何かつながっちゃったみたいなレイスにだって、どんな影響が出てくるか分からないじゃない。
それなら余力のある内に、向こうで出来ることを捜すのも一つの手でしょう。
でも今は先におじいちゃんを休ませてくるわ。
[ユラリ][ウートラを支え直してドミニカの方を見る]
ドミ、ちょっと手伝ってくれる?
おじいちゃんの部屋の場所を見つけて欲しいの。
こんなだから、当てずっぽうでアナの力を浪費させたくないのよ。
[お願いと首を傾けた][*コテッ*]
/*
えーっと、狼2連吊りでも村側2連吊りでも掛かる日数は同じ。
オリガが狼勝利寄り、オレが一応村側寄り
他のヒトがどう動くか次第だな
んー……。
[別に、分けること自体に問題はない、が。
所により、霊薬の元とかイロイロと言われている龍族の血、それも高位筋の純血は色んな意味で、『濃い』]
いや、その方が速いんなら、別に構いやせんけど。
……飲みすぎると、間違いなく悪酔いすんぞ、とは言っとく。
龍の血って、薬にも毒にもなるからなぁ。
[だからこそ気軽に他者に分けたりするな、とはよく言われていたのだが。
まあ、人間じゃないし、大丈夫かなー、なんて楽観もちょっとはあったりする]
キリルが一緒なら、いきなり攻撃することもない、と。
だから彼女も、送ったけれど。
[暴れてないだろうかと、少し考える。
考えたところでわかりはしないが]
――…いや、オリガ。
木に洗脳されている、のだとすれば、わたしが行くべきではないのか。
あと、二人か、三人くらいじゃないかと……。
[ふ、と周りを見渡せば。ただの膜の中に、御菓子が増えているような。]
あら…?
御菓子、増えてる…?
[それは、つまり…――『養分』が、増えたと言う事で。]
………まさか、また、誰か…?
[きょろきょろとベルナルトに抱かれながら見渡すも、近くには居ないのだろうか?
特に、後ろは見えないから、前だけは必死に探したけれど、見当たらない。]
[口を尖らせるオリガの唇を『摘むぞ』と片手の指だけでジェスチャーしつつ、彼女なりの理論を咀嚼します。]
ふーん、なら先に飛び込んだベルナルトは
出来ることとやらは見つけられたのかねー
まあヒトが違えばやり方も違うか
[ベルナルトの後に2人持っていかれた事を考えれば半信半疑ですが一応否定はせず、ウートラを休ませに行く二人という二人に頷きます。
そしてコチラも自分から行くというレイスに視線を向けて、]
オマエもオマエで行くって・・・
綺麗さっぱり木に全部捧げそうなのがなんともなー
――・・・どっちにしても一度木の様子を見るしかないか
[2,3人という数に髭を捻りながら、中庭へと促しました。**]
無事、だ。
安心してほしい
[負った怪我については、何一つ言わない。
そうして予想には、そうか、と小さく、なっとくしたような声を返す]
あと、どれくらいかと。
聞かれてね。
――…完全に気付かれてしまったけれど、攻撃されたりはしていないよ。
ニキータの方が、大変ではないか。あんなに大きな力を……
[レイスの言葉を疑いはしなかった]
どれくらいか、はっきり判ればいいんだろうけどなあ。
ん、攻撃されてないならいいけど。もう無理すんなよ?
俺は大丈夫。ユーリーが血を分けてくれるみたいだし、すぐ回復するよ。
心配すんなって。
[ウートラを運ぶ二人に、お願いしますと頭を下げて。
それからグレゴリーの評価に、困ったような顔をした]
あなたに、繋いでいただいた命ですから。
粗末には、しません。
大丈夫ですよ。
そう、ですね。
弊害が、出ていないか、心配です。
……あ。
[そこまで言ってから、グレゴリーの腕を見る]
治療、してからに、しませんか。
わたしの力では良くないから、薬で。
/*
まあ、なんだ。
恐らくどう転んでも、事態に収拾はつけられる……よ、ね。
本性解放していいんなら、だけどw
自分媒介に龍脈に繋ぐとか、そーゆーネタなら幾らでも出せるし。
[自分の腕については完全に棚に上げた。
許可をもらえたなら、薬を塗って包帯巻いたり腕を隠したりはするはず。
だめだと言われたらしょんぼりするのは違いなかったが。
自分の腕の治療は気にせず、ただ焼けた皮膚を見えないように、布を巻いたりするつもりだ**]
― 中庭・木の傍 ―
一応かよ?!
[お約束で突っ込みつつ、ユーリーのあくまで気楽な物言いに、肩の力が抜ける]
まあ、もともと半人前?のダンピールだからな、俺。魔化するくらいで丁度いいかも。
[突っ込んでおきながら、返す言葉は酷かった。続けて無造作に差し出された手首に滲み出す鮮やかな紅に、目を細める]
…わりい。
[細めた瞳が瞳孔を喪い、無機質な金の光を宿す]
― 中庭・木の傍 ―
[倒れたまま、半身を起こした体勢から、ゆっくりと身体を傾け、片膝をつく。
強い精気と霊力を宿した芳香に、唇からはヴァンパイアの牙が覗くが、それを白龍の身に突き立てることはなく]
[差し出された手を両手で捧げ持つようにして、そっと顔を寄せた]
無理をしたのは、ニキータの方だろう。
[そっと囁いて、小さく笑う]
それなら良かった。
――…早く回復するといい。
わたしはたぶん、もう役には立てないから。
中に、行こうか。多少力は戻るだろうから。
― 中庭・木の傍 ―
[ぺちゃり、と、濡れた音を立て、ダンピールの舌が白龍の手首に滲んだ紅を舐め取っていく]
[拭われた傷の下から、新しい色は零れず、自然に止血が為されているのは、提供者にも感じ取れたろう]
― 中庭・木の傍 ―
ふ……
[こくり、と喉が鳴る。今までに感じたことのない、酩酊にも似た感覚に全身に震えが走る]
……確かに、つええ…な…
[喪われた魔力は、取り込んだ龍の精気に呼ばれて、泉が溢れるように蘇りつつある、身体にも力が戻ってきていたが、逆に、血に酔った精神の方が、目眩を感じさせていた]
[龍の血に、半ば酔いながら、囁かれる声の意味に、ふる、と頭を振る]
役に、立たないって…
[知られてしまったから、だけではないような響きを感じて]
大丈夫なのか?ほんとうに?
確かに栄養は必要だけど…
[だから、最後には自分達が木に栄養を与えるのも、拒もうとは思わないが]
あんた、俺より、よっぽど無茶やらかしそうだ…レイス。
それに…
[ふと、浮かんだ言葉は、言わずに終わる]
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