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[次の瞬間]
[走り出す]
[その人に向かって]
ねえ、ランディ。
信じさせて。
止められるのなら…。
止めてみせてよ……!
[真っ直ぐに腕を伸ばす]
[その動きは凪ぐとも言えず]
[けれど確実にその首へと向かって]
ノブが、変人。
うん、そうかも?
[そんな感じがする、と漏れるのは小さな笑い]
そっか、ノブはオシロイバナか。
[不思議な人、その言葉で思い出すのは一つの花。さっきの場所にもあったな、なんて思い出しながら]
ん、良い村。
…あそこであのまま居付くのも良いかなって思えたくらいに。
[天を仰いだまま何かを感じ取っているらしいパトラッシュを撫でながら、ぽつりと漏らし]
[―――エリス、エリス。]
[ぎゅ、と拳を握る]
[痛い]
[でも救われない]
[声を無くした自分には伝えられない感情]
[砕けないで]
[ただそう祈る]
[ふざけるノブには目を細めて。]
ほんっと、わけわかんねーな。
変人2号だ。認定してやるよ。
[スケッチブックを掲げるリディアに、なあ? と言いかけ。その先で始まったキスに、もう一度呆れたような表情に。]
…やめろぉぉっ!!!!
[何より見たくなかったのは、彼女がその手を下す事。
まるで親子のように、いや…それ以上に、仲良く見えたその人を殺める事。
振り下ろされるその腕に、巻き込まれることすらいとわずに、
二人の間に割って入り、手にした星の刃を突き立てようとする。]
〔異形の女が、自分の喉元に向かって真直ぐ突っ込んでくる〕
〔鋭い銀色の爪のその向こう〕
〔エリス…いや、フランの顔を、ただじっと、見つめていた〕
[また口付けを交わすリディアとノブには、わぁ、と視線を逸らして。その頬は僅かに赤みを帯びていただろうか]
[視線を逸らしたまま、見ないようにしてパトラッシュを撫で続けた]
……レッグ!
[繰り出される銀とランディの間に飛び込む姿に、悲鳴じみた声が上がり]
……やだっ……!
[無意識の内に、そちらへと。
歩みを進めて]
雑貨屋 フランが「時間を進める」を選択しました。
[ノブのさっきの続きの声に、顔を真っ赤にして首を振る。
ディーノとパトラッシュに両手を突き出してふるふると首を振ったところでノブのキスに捕まる]
[視線を気にしつつ、もう、と言いたげな表情]
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