情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[フーゴーの問いには、また笑みを]
[途切れぬ笑みは、いっそ狂いきった者の証のようでも有る]
嗚呼、そうか。
もう一つ、理由になりそうな答えが有ったね。
[崩れ落ちたユリアンの身体を拾い上げる]
[まだ幾分熱を持つ、柔らかい其れ]
[背中からは、今もなお紅が落ちる]
――……こうすると、愉しくなりそうだから。
[其れは間違いなく、死者を冒涜する行為]
[此方へと向いた銀の短剣を目掛け、投げつけて]
[不意をつき、窓を破って、外へと駆け出していく]
[その姿は、白金の毛並みをした――狼]
[もしも其の時に誰かが狼を狙ったなら当たったかもしれず]
[そうでなくとも、窓の欠片で足を切ったのかもしれず]
[白金の狼の駆ける地面には]
[僅かな紅が残っていた]
[其れは真珠の眠る*海へと向かう道*――……]
[問いに肯定するような途切れぬ笑みに顔を顰める。もう一つの理由があると言いながら動くヘルムートを見やり、何を、と思った瞬間]
っ!?
ちぃっ!!
[ヘルムートが持ち上げたユリアンの身体がヴィリーへと投げられる。それに気を取られた隙にヘルムートは窓を突き破り外へ。刹那見えたのは、白銀の毛並み]
なに、を。
……ーっ…しまっ…!
[短剣を向け間合いを測っていた所に、いきなりユリアンの身体を投げつけられて気を逸らしてしまい。
その隙をついて完全な狼の姿へと変わったヘルムートが窓から逃げていくのを見た。
せめて傷だけでも、とその姿に短剣を投げたが、それは彼に当たっただろうか。]
[低い哂い声と、向けられた言葉。
何をどう言えばいいのか、わからなくて、立ち尽くしていた。
やがて場は動き──白金の煌めきは、窓から外へ]
……ルーミィ、さん。
[それでも、口をつくのはこの呼び名で。
一度に起きた出来事への困惑と、力の行使による疲労感に、小さく息を吐いた]
/*
と、いうか。
残された、理由。
……赤崖でも、似たようなことを言われてた気がするんだけど……赤ログで(とおくみた。
ヴィリー、無事かっ。
[追いかけるのは困難か、と思い先にヴィリーの安否を確かめる]
ここで逃がすわけには行かねぇな…。
[行くか?と視線はヴィリーへ]
[ヘルムート。ルーミィ。セザーリオ。
鮮やかに入れ替わる人格に翻弄され、どうにも反応が遅れる。
そしてそのどれもが、作られたものには見えなかった]
っっ。
[ユリアンの遺体を投げつけ、窓から飛び出してゆく影。
白金の獣が海へと駆けてゆくのも、見送ることしか出来なかった]
…大丈夫か?
俺は、大丈夫だ。
[フーゴーから安否を問われ、頷き。視線を受けて、また頷いた。]
俺は、奴を止める。
これ以上、殺させは、しない。
アーベル、お前は、クロエを。
[投げた銀剣は、既にユリアンの血に塗れていた為にヘルムートに当たったのかどうかは解らなくて。
床に落ちたそれを拾い、アーベルの方を向いてクロエを守れ、と言外に言い放ち。
ヘルムートの走り去っていった方へと*駆け出した*]
聞くまでも無かったな。
[ヴィリーの返答に頷き返して。アーベルにクロエを任せる様子を一度眺めやる。それからウェンデルにも視線を向けると、「来るかどうかは好きにしろ」と告げフーゴーもヴィリーの後を追う]
[忌み嫌った結社の一員としての責務を全うする*ために*]
あ……うん。
[振り返りながら、向けられた問い。
小さく頷いた]
いっぺんに色々起きて、少し、びっくりしただけ。
……大丈夫。
だから、ツィンも。
そんな声、あげない。
[それから、警戒を解き、不安げな声を上げるぶち猫に向けてこんな言葉を投げかけた]
ああ。
[言外に言われたのは、先にも言われたこと。
走り出すヴィリーの背に返し頷いた]
良かった。
[大丈夫というクロエに僅か表情を緩める。
それから放り投げられたユリアンの遺体に近づき。
形だけもカヤの横へと臥させた]
[駆け出して行くヴィリーとフーゴーを見送り、それから。
カヤと、それからユリアンの遺体を見やりつつ、ぶち猫を抱え上げる]
……ウチらも、行かないと、だよね。
[行った所で、自分には、何もできないけれど、でも]
終わりに、しないと。
[その決意は、揺るがないから]
ツィンも守りたいんだよな。
[不安そうなぶち猫の頭を一つぽんと叩き、立ち上がる]
そうだな。
終わらせてこよう。
[揺るがぬ決意に向けて、右手を*差し出した*]
[守りたい、という言葉にぶち猫が上げるのは、肯定の鳴き声。
その様子に、少しだけ、笑って]
うん……行こう。
[差し出された手をしっかりと握って。
まだ、走るのは辛いから。
海へ向けて、*歩き出す*]
―回想:死に至る前―
[アーベルが突然、占いをはじめたのを女は黙って見ていたが、不意にライヒアルトへと攻撃に向かったのには驚き。
止めることも叶わないまま、ただその惨状を眺めていた。
そしてライヒアルトが人狼だと告げるクロエに、ヴィリーへと心配そうな視線を向けた。
アーベルの止血のために動くクロエやヴィリー、ライヒアルトを埋葬しようとする人や、自警団に告げにいったフーゴーなどをただ眺め、動く事ができなかった。
起こった出来事にようやく脳がついていったとき、クロエの言葉がきこえ――]
クロエ……
[落ち着かないと、とどこか上滑りする言葉で告げる。
ヴィリーとクロエがアーベルを連れて奥の部屋に行くのを手伝い、クロエに無理しないようにとだけ告げてその部屋を出る。]
ヴィリー兄……
[静かに廊下を歩く兄と慕う相手の名を呼び。
けれど拒絶を示されれば、慰めの言葉もないも掛けられず、ただ静かにうん、と答えた。]
――――ライヒアルトが人狼、かぁ……
[未だに実感がわかないまま、なんとなく宿に居る気にもなれなくて宿から出て――。
ソレから先、どう過ごしていたのか記憶はあやふやになる。
何時、襲われたのか、何時、意識が途絶えたのか――]
―死後―
[ふと気づけば、無残な死体の傍で佇んでいた。
血だまりに倒れているソレは同じ顔をして居る。]
ああ……死んだらそれで終わりじゃないんだ……
[なんだ、と僅かに吐息を零す。
悪趣味な壁の文字も、感慨失く眺め。
そして――ヴィリーがやってきた時に、僅かに顔をゆがめた。]
ごめん、ヴィリー兄。
悲しませてごめんね……
[おそわれた時の記憶がないから、死んだと言う実感はない。
ただ、同じ顔をした死体を抱き上げるヴィリーが。
ソレがゲルダであることを示して。]
…―――。
[やがて起こる事の顛末に、死した人狼は沈黙を作る。
そして、]
私が貴方らしくない、と思うことであっても、
セザーリオさんはセザーリオさんでしかないのでしょうね。
[白金の狼が、海の方向へと立ち去ってから、
小さく言葉を零した。
心の動きに聡くない男は、同胞の本心も分ってはいない。
いつだったか「貴方には分からない」そうとも云われた。
だから――]
…――貴方は貴方が思うままに。
[そう願う。
自分が死してから脳裏に響いた声は、
学者は彼の死を望まないだろうと云っていた。
確かにそれは正解ではあるが、
死を望まないと同時に生も望まない。
起きた事情をまま受け入れ、自分が許容できないものは、
スルーするなり受け流すなりすればいい。
生前のままに淡白にそう思えば、
まるで自らの死を望んでいるような同胞の行動にも、
理解は示しているはずだが…――。]
…―――。
[再度の沈黙。
碧の視線は遺体となったユリアンに向けられる。
彼の魂は、自分に気がつくだろうか。
暫くの間、直ぐに同胞を追いかける人に続くことなく、
その場に*立ち尽くして*]
/*
おはようございます。
ゲルダさんも、ご無理はされないように(なでなで
居たり、居なかったりしてますよっと**
―海辺―
病める貝にのみ、真珠は宿る。
[海に向かう男の背には]
[深く暗い喪の色彩]
其れならば、何時か僕の裡にも真珠が宿るかと思ったけれど。
いつになっても、あたくしのうちがわに、うつくしいものなんて、やどらなかった。
ひとのうちがわになら、いくらでも見いだせるのに。
[ひとりごとめくつぶやきは]
[あらく波立つ海辺へ消える**]
― 回想 ―
[相容れないふたつの約束を前に]
[意を決し、人狼の名を口にしようと。
遮ったのは近づいてくるその人]
[構えようとした時には既に彼の手中。
娘と交わした約束が奪われる。
掠めるのは、いつかの丘での光景]
…―――やめろっ、頼むやめてくれ!
カヤ…!カヤっ……――!!
[拒めども訪れる絶望に染まる時]
[人が自らが傷付く以上に拒む事、とは。
その答えに触れるかのように嗤う声]
[そして柔く浮付いた囁きは、もうひとつの約束の時を告げる]
― 死後 ―
……笑えよ。
[再び意識を取り戻せば、もう一人の共犯者の顔があって。
それは転がる自らの姿を見ずとも、
置かれた結末を知るに事足りたであろう]
俺は。
力が欲しかった。
[自分を生かすための力、他を殺すための力――、否]
守る力が欲しかったんだ…父さんだって、カヤだって……!
この手じゃ、何も、守れなかった。
[姿を変えた父親]
[気まぐれに拾い上げた娘]
…はっ。
ガキなんかに肩入れするんじゃなかったぜ。
[もう動かないカヤへ近づいて、その髪を梳いた]
悪かったな、約束、守れなくて。
カヤも死んじまったからお互い様か。
[守れなかったのは約束だけではない、が]
[細い深蒼の眸から零れ落ちた雫がカヤの頬へと。
気が付いて、手荒に顔を擦り上げると立ち上がり。
カウンター、いつもの席に腰を落ち着ければ、黙し振り返らない*]
―宿屋―
Alles ist Gleichheit vor Gott.
Triff sie vorzugsweise zur Seite.
[二つの煙が立ち上る。
一つは死者に向かい、祈りを唱えた男の口許から。
一つは、その右手に握られた銃の口から]
……。
[顔を上げ、割れた窓を見た。
窓を突き破った狼に向けて放った銃弾は如何なったか、男は覚えていない。
たとえその身を捉えていたとして、特殊な力など何も無いただの鉛弾では、大した傷にはならなかったかもしれない]
……ク。
[不意にその口許が歪んだ]
残念だ。
――案外、気に入ってたんだがなぁ。
[低く笑い混じりの声を、酒場に残る手伝いの青年は聞いただろうか。
上げた目の色は暗く、何処か獣じみていた]
……まぁ、それならそれで。
最期くれぇは、看取ってやろうよ。
[その言葉と共に、咥えていた煙草を空いた手が壁に押し付け、弔いの灯は消える。
男は白金の獣と、先に行ったであろう4人の後を追うべく、*踵を返した*]
[駆けてゆく白金の後ろ姿を見送る。
以前、己が所属する騎士団に取材にきたときの彼女(?)が人狼だったことに驚きはしたものの。
女性だと思っていたのに男性だった、と知った時ほどではなかった。
すでに実体を持たない身では、何も出来ないけれど。
ただ、後を追ったヴィリーとフーゴーが心配で。
彼等が向かった方へと、ふよふよと*漂っていく。*]
[姿を変えたヘルムートにそうだったのか、と感慨のない視線を向ける。
自分を殺した相手であっても、死んだ後で恨んだりするほどの気力もなくて。]
ヴィリー兄やクロエやアーベルが無理をしなければいいけど……
[小さく呟き、ヴィリーの後を追うのはただ、心配だったから。
そしてまた、黙って眺めている。]
─外→海─
[外へ向かうと海に向って離れた間隔ながらも赤が点々と続くのが見えた]
海に向かったみてぇだな。
[ヴィリーは既に駆け出して居たか。赤の続く先を追い、フーゴーも駆けて行く]
[1] [2] [3] [4] [5] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新