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唇のケガは治りやすいから。
[ばいきんが入って腫れてしまったりするけど。
ノーラがゲルダを呼ぶ声。ライヒアルトの視線を追い、見る。
堪らなくなってライヒアルトに抱きつく。]
あたしたち、無事に帰れるのかな。
[人前であるにも関わらず、少し*泣いた*]
[死んで欲しい人なんて誰一人居ない。
…生きて欲しかった。
彼女の為にも―― 生きて欲しかった。
それなのに]
残酷だわ。
こんな…事、――。
[全てのカプセルを確かめていた彼不意に思い出して涙が滲む。
視線はゲルダに再び向けられて、そう遠くないのなら
重みが僅かに増した足を引いて彼女に近づくだろう。]
[暗い水底は静まり返っていて、何も見えず、何も聞こえず。
ただ、凍てついた静寂に満たされている。
その中に漂う思考。
見あげる水面は氷に閉ざされているように思えた。]
―― 回想 ――
[カルメンが、笑う。その顔を見て、ほっとする。
自分は、おそらく彼女にそう見えているだろうほどは大きくはない。
まだまだ未熟で、小さくて。
彼女の抱える闇を、全て掃えたなんて思わない。
もしかしたら、それを深くしただけなのかもしれない]
―― はい。
[彼女に、呼ばれた。名前ではなく、その称号を。
笑顔になって、目を合わせる]
どういたしまして。
[彼女の手が、背に回る。
肩に回していた手に、一度ぎゅっと力を込めて。
そうして、離した]
こちらこそ、どうもありがとう。
[丁重に、頭を下げた。
目が覚めてしまった瞬間の、落胆。
死を希う気持ちと、恐れる気持ちの葛藤。
自分がどんどんと溶けて、なくなって。剥がれ落ちて。
その中にある恐怖。逃げたいと思う気持ち。
それら全てを押し込めて、理性にすがる。
彼女の声が、笑顔が、蒼が。どれだけ支えになったろう]
[願わくば。彼女が心安らかにあれるように。
どんな罪を背負っていても。どんな思いに悩んでいても。
彼女の持つ輝きに、自分で気がつけばいいと思う。
たとえ魂は肉体から離れても、いつか、幸せに]
[そう、祈りをこめて、離れた]
―― 回想 終了 ――
令嬢 ブリジットが「時間を進める」を選択しました。
[首から、石になった手が取り払われる。それすら惜しかった。
ブリジットの名を呼ぶ声が、耳に入った。
ヘルムートの手が、頭を撫でる]
……?
[ノーラの、ゲルダを呼ぶ声。耳に半分だけ、聞こえてきた。
見上げる。見えないけれど、上を向いて、ヘルムートがいるほうに顔を向ける。開いた翡翠から、零れ落ちる雫。
首を振って、又俯いた]
[そして引き千切られたバンドと石となったゲルダを見つけて
堪えていた涙が滲み零れ落ちていく。]
うそ、ゲルダ…
ゲルダ――どうし、て
[そ、と伸ばした手が触れるのは冷たい石の感触で]
―――ッ、…もう、これ以上
私は誰かの死を見たくないわ。
私達が生きる事を…
ピューリトゥーイが遮るのなら――
/*
ん、もしかしてもう一人はあそこかな…?
それなら、うん。あのひと襲撃せずに残すよね。残すよね。
これは、かなり最終日がwktkな予感。
[ゲルダに何かあったのか、と思考の外側で思う。
涙はただ一筋だけ流れた。
泣いたら、認めてしまう気がして]
ツヴァイ、さん。もう、何も、聞こえないのね。言えないのね。忘れない。忘れないから。
ね。
ねぇ。
[座り込む。手に当たる石は彼だったもの。
ノーラの、ダーヴィッドを告発する声が、響いた]
―― 彼岸 ――
[肉体から抜け出た魂が、増えた]
どう、し、て ―― ?
[まだ名前も知らない彼は、自分を、他者を害する危険性のあるものとして排除したのではなかったのか]
[ベアトリーチェに攻撃性をあらわした、彼。
肉体は、そこまで魂に影響をあたえるのか。
それならば、人格は、精神は、誰が与えたものなのだろう]
[神なのか。電気信号や化学反応なのか]
[彼の魂から、意識を無理やり引き剥がす]
[意識は、ゲルダの気配を探す]
シグナスさん。シグナスさん! ゲルダさん!
[死の漂う空間に、名前を呼んだ。
何故彼女が死ななければならなかったのか。
分からない。分からない。分からない。
彼女はきっと生き延びて。そうして幸せになるのだと。
心のどこかで疑わない自分がいたから]
[ただ、繰り返し、呼ぶ**]
[近くにユリアンがいるなら、知らずうちに手を伸ばして、その服の端でも握るようにして]
二人、とも。
[意識が触れ合えなければ、気がつくことはできない。
ふと、エーリッヒ>>5:+104が唄の方を口ずさんでいたのを思い出す]
Ave Maria, gratia plena,
Dominus tecum,
[ピアノに比べればあくまでも素人レベルのものだっただろう。
それでも気がついてくれればいいと思って。
見ることしかできなくなっても、一人闇に閉ざされるとは限らないことを。それが一時のものであったとしても。
ユリアンがピアノを作ってくれたらこの曲も弾こう。そんなことを頭の片隅で思いながら*歌った*]
/*
カルメンは、中身発言嫌いな人ぽいな。
ごめんなさい。めっちゃ好きな人で。
やりとりしていたのは私なので、やりにくいなと思わせてしまっていたらすみません。
/*
そろそろ中身予想とか。
ゲルダまでは合ってると思うのだが。
ヘルムート=yummy
ライヒアルト=tasuku
ナターリエ=sari
ダーヴィッド=nostal-GB
アーベル=yuzuru
カルメン=mu_mu
ノーラ=mitsurou
ブリジット=azuma
ハインリヒ=wallace
エーリッヒ=chiz
ベアトリーチェ=waterfall
ゲルダ=ふらぅ
ユリアン=xavi
イレーネ=Mey
オトフリート=khaldun
リディ=syugetsu
/*
共有者:ユリアン、ヘルムート
占い師:ノーラ
霊能者:ゲルダ
守護者:ブリジット
狂人:ハインリヒ
人狼:カルメン、ダーヴィッド、アーベル?
冥狐:リディ?
こんな所かな。
ライヒアルト冥狐は無いと思ってるんだが。
/*
落とそうと思ったら回線が…。
ゲルダさんとかと話したいと思ったけど、限界らしいので私もここでお休みなさい。
動かしなどは好きによろしくお願いします**
[深海へと降り注ぐマリンスノー。
それは、聖母へと捧げる調べを載せて。
何処で聞いたのだろう。いつ聞いたのだろう。
歩き始めたばかりの弟の小さな手を引いて進む行列。
列の先頭を行くのは大きな箱。
白い薔薇が香る。焼け焦げた匂いを隠すように。
母の嗚咽が、耳に残る。]
●業務連絡●
イベントについてですが、無理に起こす必要はありませんが、ヘムヘムさんのリクエストにはお応えいたします。
【ヘリ内に小型端末を発見してください。そして、その中にゼルギウスファイルを発見しましょう。】
【そのことで、ヘリ内でもイベント発生可となります。】
以上みなさん、ご無理なさらず!頑張ってくださいね!
[周囲に増えた、音]
[灯りの先にみた景色から理由を知る]
……
[声を向ける事はしなかった]
[ただじっと一人を灯りの先に見ている]
[ただ一人を]
[話がしたいと謂ってくれた彼を]
[家から連れ出してくれた彼を]
…
[こんな私でも愛してくれた彼を]
…
[一緒に白い鳥をみようと笑ってくれた彼を]
ヴィヴィ――。
[ピューリトゥーイだと、告発されてしまった、彼を。]
[女はせんせいの胸の内を推し量りきれる筈も無い。
きっと知れば、どれだけ恵まれていたか。
自身を囲む人々の暖かさをしれば、どれだけだったか。
その重みに足をとられ、言葉が紡げなくなる、ほど。]
……ヴィヴィ。
[けれど、知らぬが故。
ただ一心に、一人を望み続ける。]
私も、話が、したい。
あなたに聞いて欲しい事が、あるから。
[彼は知れば何と言うだろうか。
人殺しの娼妓だと知れば。
私を愛せなくなる、だろうか。]
もう、なにも、
それができるなら、もう、
何も要らないから――。
[どんな手段を使っても、良かった。
こんなに辛い思いを増やすのなら、いっそ。
彼を殺して、石にしてしまいたいくらいだった。
大切な人はみな、石にしてしまえたら。
どれほど、楽だっただろう。]
何も――。
[灯りの先の彼は、今も。
蒼が蒼のままではいられなくなるほど、目映い。]
ヴィヴィ。
―――ヴィ、ヴィ。
[声を紡いでも、届かない。
呼べば呼ぶほど距離を感じ、きゅうきゅうと泣く胸。]
………ヴィヴィ。
[其れでも声は止まらなかった。
それがどれだけ自己中心的で、
どれだけ醜い感情で、
どれだけ酷い要求なのかもしっている。
醜くて酷いのは過去だけじゃ、無い。
欲しいと思う、心もだった。]
[綺麗な物語の様に、
彼の平穏を、彼の健康を、
彼の笑顔を、彼の未来を――。
祈る事の出来ない私は、矢張り駄目だろうか。]
[駄目でも、構わない。
どうせ、と自嘲すら出来る。
全て、私のものにしてしまいたかった。
距離の分だけ少しでも傍に近づこうと、
醜い心が*膨らんでいく*。]
[ノーラの叫びに、顔だけ動かしてダーヴィットを見る。彼は、どんな表情をしていたか。]
え。
[頭が麻痺していて理解するまでに時間がかかる。
また凍える下腹を右手で庇う。今度は下腹から来たようだ。顔色はよくはないだろう。
何故ダーヴィットがピューリトゥーイで、どうしてそれをノーラが知っているのか。浮かぶのは発見したメモ。]
ゼルギウスは、知っていたのかな。こんな騒ぎになる事を。
[怒りをその場の誰にもぶつけないように、ここにいないゼルギウスに向けた。]
[背伸びして抱きついたライヒアルトの耳元で囁く。]
違うと思ってる。でも、あなたがピューリトゥーイなら。あたし、一緒にここに残るから。
[彼だけに聞こえるように近づきすぎて、唇を染めた紅がその耳に移る。目を閉じたからそれには気づかなかった。
背伸びをやめ、ライヒアルトの腕から離れて庇うように*彼の前に立った*]
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