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おや、未熟影 ブリジット が来たようです。
未熟影 ブリジットは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
えと、ここを曲がって…
[小走りに街を駆け抜ける影が一つ。
記憶をなぞるように指を動かしながら細い路地へと入ってゆく]
[その足元が突然に消失したのは、丁度道半ばの辺りで]
!!??
う、や…
[わたわたと手を動かしても、思うようにならない。
沈むというよりは落ちるという感覚に囚われながら、顔を歪めて叫んだ言葉は]
[同時に、つい闇雲にジタバタとしてしまった辺りが、未だ未熟という文字の取れない所以。
周囲が決定的に切り替わった、と感じられた時には天地がひっくり返っていた。ただし地面との距離は安全なだけ短く]
[その分、対処行動を取る余裕は残っておらず]
……ふみゅっ!
[素敵に墜落して土の上に伸びる所から、今回の記憶は始まるのでした。合掌**]
……真顔でそれを言いますかと……。
[機鋼王からの預かりものである幼き獣魔を間に挟み、傍目、親子のようだと言われていた時期を知られている相手。
だからこそであろう突っ込みに、苦笑を滲ませはしたものの]
ありがとうございます。
[祝福の言葉は素直に受け取る。
縁あるものからの祝いは、素直に嬉しいものだから]
ええ……まあ。
自重はしてますよ、うん。
[それでも、続いた言葉に返るのは曖昧な響き。
無茶はできなくなったが、時と場合に寄るのは以前と変わらない。
ましてブレーキとなる存在のいないこの状況では……というのは言わずもがなか]
……っと。
[そうこうしている内に、探査のために飛ばした輪が幾つかの気配を伝えてくる]
……ふむ。
心なしか、影輝の属を持つ者が多いような……?
[しかも、内幾つかには覚えもある。
なんでいる、と突っ込みたいものも多々あるがそれはちょっと置いといて]
取りあえず、ここでじっとしていてもなんですし、動いてみますか。
気のせいでなければ、見知った気配もあるようですし。
[は、と一つ息を吐いて。
見知った気配について問われたなら、彼も知る影精の名を伝えた後、無限鎖を腕輪へと戻して]
ああ、それと。
ここを漂っている光の塊には、注意してください。
あれは恐らく、この空間の根幹をなすものの一部……秩序の王と、混沌の王の力の欠片です。
……しょーじき、一体何がどうなるか、俺にもさっぱりわからんので。
警戒だけは、怠らないでくださいね。
[一応、未だ推測の域を出てはいない、けれど多分間違いのない予測を伝える。
求められればそれぞれが何であるかの簡単な解説も添えておくのは忘れない。*]
─ 何処かの川辺 ─
……取りあえず、ここでぼーっとしてても仕方ないよな。
[ここがどこか、なんでいきなり移動したのか。
わからない事しかないけれど、多分、そこで悩んでても始まらない]
ここがどこかはわかんないけど、初めて見る場所なのは間違いないんだし。
ただ、突っ立ってるなんて勿体ないし。
[零れる呟きに、すみれ色のふわもこと、白と蒼の羽をもつ小鳥がきゅー、ぴぃ、とそれぞれ鳴く]
……なんだよ、もう……ヴィオは心配しすぎだ……っていうか、ほんと、なんでついて来てるんだよ……。
[父の分身ともいうべき存在がいるというのは、なんというか、お目付け役がいるようで微妙な気分が拭えない。
零れた文句にすみれ色はまたきゅー、と鳴いた。
ちょっと寂しそうな様子にほんの少し罪悪感を感じたものの]
……ん。
[不意に聞こえた、微かな音>>26に、意識はそちらへと向いた]
今、何か音が……誰か、いるのかな。
[疑問の呟きを落とすより先、少年は音を拾った方へと向けて歩き出す。
すみれ色のふわもこが慌てたようにきゅー、と鳴いてその後を追いかけた。
追われる方は気にした様子もなく、すたすたすたと歩いて行って]
……あれ、は。
おんなのこ?
[向かった先に見えた姿に、小さく呟いて。
けれど、何か力のようなものを感じて首を傾いだ後]
……えっと、そこのきみ!
ちょっと、いいかな!
[悩んでいても仕方ない、とばかりに声をかけてみた。*]
─ どこかの川付近 ─
[いつもナタル達に会いに行く時使う道には、川は無い。
もう何回も通っているのだから、間違えることも無いはずだ。
だというのに、今自分の行く先が水の流れに遮られているということは]
…これ、って。
夢の中じゃ、ない…よね。
[種の本性として夢の中に意図せず紛れ込む事はこれまでも良くあったけれど、背中に背負った大きなリュックと手に持ったバスケットの重みは現実のもの。
となると、自分は今一人知らない場所に居る訳だが]
…ちがうとこ、入っちゃったってこと、かな。
[妖精界の位置する特性か、時折意図せず異なる世界に入ってしまう者も居ると姉達から聞かされてはいたから、その推測は簡単についた]
多分、さっきの光の、せい、だよね。
…どこ、なんだろ。ここ。
[原因らしき異変もわかりやすかったから、声には慌てる色は乗らなかったけれど。
表情には、ありありと困ったな、と戸惑いを浮かべて回りを見渡したのと、>>42呼びかけられたのはほぼ同時]
ぁ…え、と。
[何時かの大祭の時仲良しになった皆の御陰でもう人の影に隠れたりしない程度には慣れたけれど、まだちょっと男の人には気後れする。
こちらに向かって歩いてくる少年を見ると、ちょっとだけおど、とした後に頷きを返して]
だいじょぶ、だけど。
なぁに?
[首を傾げて問い返すと、それに合わせてちりん、と小さな音がまた、鳴った*]
─ 何処かの川辺 ─
[呼びかけに対する反応>>45に、あ、警戒されてる、なんてちょっと過ったりしたものの。
とにかく、この場所について何もわからない状態からは抜けだしたいから引く事はせず]
あ、脅かしたならごめん。
えーと、ちょっと、聞きたいんだけど……。
[さて、どう言おう。
なんて思考は一瞬。
何せ、聞きたい事なんて一個しかないわけで]
ここ、って。
どこだか、わかるかな?
その……どうも、俺の知ってる場所……っていうか、世界じゃないみたいなんだけど。
[結局、感じているそれをそのまま投げ駆けていた。*]
おや、心魔 クレメンス が来たようです。
心魔 クレメンスは、村人 を希望しましたよ(他の人には見えません)。
― 『鍵の街』シュリセル近郊 ―
[街に近い路上、木陰から滲み出るように黒い姿が現れる]
おや...?
[首を傾げ、辺りを見渡し、笑う]
これはまた、面白いことになっていますね。
[歪み、たわみ、異界の気配を伝える空気に、手を擦り合せるようにして]
主よ感謝致します。
私に新たな楽しみを与えてくださったことを。
[笑いながら、足を踏み出した魔の姿は消え失せる]
─ 何処かの川辺 ─
ぁ、ち、ちがう、の。
お兄さんに、びっくりしたわけじゃ、ない、の。
[>>46近くまで来た少年から先ず謝られると、申し訳なくて眉を下げつつ頭を振った後。
続いた質問で、目をぱちり、と瞬かせ]
ううん。
私も、わかんないの。
[もう一度、ふる、と顔を横に振って眉を下げた*]
─ 何処かの川辺 ─
あ……そう、なんだ。
[ならよかった、と。
ほっと息を吐いていたら、すみれ色のふわもこ竜がぱたり、と小さく羽ばたいた。
それが呆れている時の反応なのは余談としておいて]
あー……きみにも、わかんないのか。
[わかんない、という言葉と眉の下がる様子に、こちらもちょっとふにゃり、とするがそれは一瞬。
ここで情けない様子は見せられない、と気を奮い立たせ……た所で、ある事に気がついた]
取りあえず、この場所の事はちょっとずつでも調べていくとして、その前に。
俺は、フォルカー。
フォルカー・シュヴァルベ。
こいつはルフト、こっちのふわもこしたのはヴィオレットっていうんだ。
[前置きの後にやったのは簡単な自己紹介。
人に近しいが、人ならざる存在である事は、気取られるか否か。
いずれにしても、今の状態では自分からそこを明かす事はないのだけれど。*]
─ 何処かの川辺 ─
[少年からほっとした様子が伝わると、こちらも良かった、とほっとして。
ふわもこさんがぱたりこする仕草が可愛いなと思ったのも相まってほんわか微笑んだ後]
うん。
いつもの道、あるいてたら、ここに来たの。
[確認するよな言葉に、改めてこくりと頷いた]
[それから>>51この場所を調べる前に、との前置きに続いた自己紹介を聞いて。
そういえば自分もまだ名乗っていなかった、と慌てて]
あ、えと。
私ね、ビーチェって、いうの。
フォルカーお兄さん、と…ルフトちゃん、ヴィオレット、ちゃん。
よろしく、おねがいします。
[ちりりと鈴を鳴らしながらぺこりと頭を下げたこちらは少年が人ではない事に気付いていない。
というより、同じ妖精界の住人と思っているというのが正しいだろう*]
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