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「ん? ディルに?
て、おーい、大丈夫か?」
[緊張のあまりディルスタンより高めの声であるトリスタンのものと気付けなかったのだろうか。間違いに気付いたイレーネ>>+3がへたり込む様子に一緒になってしゃがみ込んで訊ねた]
『あーあ……折角頑張ったんになぁ』
[ヴィターとは異なり笑い飛ばすことなく、ヒュレストが小さく呟く。この辺り、多少の性格の違いが出たようだ]
月闇学科1年 ベッティが「時間を進める」を選択しました。
[リディにイレーネのことを説明しようとした所で時間切れ。
まぁ一緒に結界外に出たのなら本人同士でなんとでもなるかと、肩を竦めてリディの消えた空間に遅まきながら手を振った。
茶虎猫も白猫をお見送りしてたので、お約束のようにお預け状態になってしまった一幕のことは知らないまま]
はぁい。次はなんですの?
[と向かう先がとある畑であると知って思わず途中で足を止めた。
この薬草、本当にちょっとした加減で間違いやすいのだ。
いつもだって摘んだ後に自分で確かめてから使う位に]
まぁ、そうですわよねぇ。
こういうのじゃないとフェアじゃないですものねぇ。
[いっそ全然別のものだったら緊張もしないのに。
ここであまり失敗すると。情けなさが倍増どころか累乗だ。
だからといって逃げるわけにもいかず、首を振ると畑に入った]
[移動後、次の課題の説明を聞き顎に指先を当てる。]
ふむ・・・今回は体力勝負にならずにすむかな。
少し助かった。
[リディへの宣言どおり、無理せずほどほどに薬草摘みを開始。]
[ちなみに、リディはイレーネが子供から大人に変わる姿を最初のダンジョン内で見てるので、どんな見た目であってもこの子はちっちゃい子認識です。
だって導師ってこと知らないし。]
精神学科2年 カルメンが「時間を進める」を選択しました。
……っかし、薬草摘み、なぁ。
[ぐるり、見回す]
『あっち』で、薬草と毒草の見分け方の基礎とかは叩き込まれてはいるけど……。
『こっち』のは、また違うからなぁ。
[一体、異界でどんな生活してたんですか、とか突っ込まれそうな呟きを漏らした後。
とにかく、やるだけやるか、と畑に入った]
まずはこれを3枚・・・よし。
[毒草の可能性もあると聞いた為、白衣から出したガーゼに包む。
まったく知らないわけではないが、薬草に関しては乾燥状態のものを扱う事が多いので注意を怠る事ができない。]
―薬草畑―
薬草摘みぃ?
なんか随分地味になったなぁ。
[ゲーム内容を聞いたご主人の第一声はそれだった。
さっきのマンドラゴラの行方とか聞いてないもんね]
ま、いっか。
これも勝負だしな!
[なんてあっさりやる気は復活。
ちなみに薬草と毒草の区別はまったくついてないよ]
[トリスタンにかけられる声に、顔をあげてから恥ずかしそうに俯く]
すみません…トリス導師…お恥ずかしい姿を……
本人に伝える前に……ほかの人に伝えることに……
[声に元気はなく、もともと他の人から見ればもうばれてるよとかそんなことは本人は思っていないらしい。
ひとしきり笑った後、ヴィターはイレーネの傍に]
「まぁ、イレーネちゃん、ぷくっ、次はいいこと、くくっ、あるはずやで」
[笑いをこらえ切れずにかけられる言葉に、じとっとヴィターの方を見る]
「まぁでもおもろいもんみせてもろたや、あれだけみんなに知られれば、応援してもらえるはずやで」
[一応はイレーネのことを考えての行動でもあるらしいのだが、
それ以上の問題ももろもろあり、ヴィターをがしっと掴むと]
…全然見分けつかないや。
[薬草なんて縁遠い為に、草の違いが分らずに眉根が寄る。]
うーん……
[魔法使っちゃ駄目だとは言われていないが、薬草の判定魔法なんてそもそも知らない。
これは本当に目で見るしかないかなぁ、と諦めてじっと草を見比べ。]
これとこれ、違う、ような違うくないような…。
[ううんと悩みながら、片方を取った。]
……んー……って、この辺り、なんか込み合ってないか?
[丁度、色々と群生している所に突っ込んだらしい。
色々考えすぎてたら、当たりっぽいのは1枚しか見当たらなかったわけで]
ま、焦らずいくかあ。
[なんて呑気に構えつつ。
とりあえず、小さな籠を錬成して、その中にほいっ、と摘んだ薬草を放り込んだ]
[参加者が薬草摘みに向かうのを確認すると、地面へと座ってしばしの休憩。移動は飛んでだったので然程の消耗は無いが、最大値が低いために油断は出来ない]
…………。
[その間考えるのは先程の事。何かしたかな、と言うものから始まり、かつての事を思い返し───。そしてそれは意識遮断をし忘れていたためにベルデザンカイトに筒抜けとなった。ベルデザンカイトはディルスタンがきちんと気付けるか不安でいっぱいである]
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