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おやめ、その子は人間だよ。
あんたらも人殺しの化け物になりたいのかい。
ミッキー。おまえもだ。
命を粗末にするんじゃない。そんな形で、あの娘たちが生きてた証しも捨てちまうつもりか。
[ 自警団員は小さく舌打ちすると、気味の悪いものを見る眼でミッキーを見下し、蹴飛ばして去っていった。]
……なんで止めるんだよお!
なんで止めるんだよお!!
シャーロット! ネリー……ッ!!
な、なんで、俺だけ……!
[ 自分で命を絶つだけの勇もなく、醜い顔を醜く歪めてひたすら喚き、吼え、泣き続けた。]
[しばらくたってから、リックに突き放されたか、おやすみの挨拶をしたのかは分からないが、皆のところへ戻ってくる。上機嫌だった]
…っくしゅっ!
[あれ、上着はそういえばいつから着てなかったのだったっけ?]
死にたいなら止めませんけど。
[ぽつりと呟いて。
今度こそ、テントに戻ろうと思う。
ようやく、いつもの生活に戻れるのだから。
もう何も気にせずに*集会所から遠ざかる*]
[上機嫌は雪のように解け去って、泣き崩れるミッキーを見つめていた。
その傍らにひざをついて、ミッキーを見つめる]
ミッキー…ちょっとだけ、分かるかもしれない。
オレにも、護りたい人たちがいたから。
[疑っちゃったけどね、と苦く呟く]
なにが正しくてなにが正しくないのか、それを考えるのは若い者たちの仕事さ。
婆はただ語るだけ。そう、むかしむかしのお話を。
[それだけ語ると老婆は筆を取り、また黙々と巻物へ向かう。
この物語を何かの形で残すのが、*自分の最後の仕事だろう*]
ええと…
[話が出来るデボラを探そうとしたけれど、既に巻物にまた向き直っていたので、仕方なくカミーラを見つめた。]
立てますか?
>>37>>38>>39
[ 拳を握り泣きながら立ち上がった。大気を震わす慟哭は止まらない。次から次に溢れる涙を拭おうともせず、心底から泣くためだけに泣いていた。セシリアの手は取らなかった。ギルバートからクッキーを受け取らなかった。今はただ、からっぽになるために泣いていたかったのだ。]
[後日、彼はセシリアと共に墓参りに行くだろう。ギルバートに感謝の言葉を告げに行くだろう。ただ、今は独りで*泣き続けている*]
[黙ってミッキーを見つめていた。しばらく考えてから、クッキーをミッキーの傍らにおいてやろうとする。
…ハンカチは上着のポケットだったような気がする]
[カミーラの背に手を回して、立ち上がるのを支えた。
それから、ミッキーを見つめる。
確かに、シャーロットとネリーは死んでしまったけれど、ミッキーは1人ではなかった。
支えてくれる人達がいる限り、ミッキーは大丈夫だろう。
今はただ───死を悼む姿を、自らの感情にのっとって涙を流すミッキーを見つめていた。]
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