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[……ああ、あの子か。
双眸を開く。
目の前の彼は、あの子と同じ。
“施設”に獣を招き入れ、一番最初に殺された人間と]
[だとすれば、人狼は*誰――?*]
―階段―
失礼なのは、お互い様な気ー。
[むっとしたような口調で言い。それから、わずか、目を伏せて]
……何もない……か。
ほんとに、このまま。
何も変わんないなら、いいのにね。
[呟くように言いつつ。
いつの間にか途絶えてた旋律を*再び織り成して*]
/中/
あれ?
なんか、どこかで見たような台詞が出てますよ??
……雛の死亡フラグじゃないですか、コレ(笑)。
笑えない。
というか、さて、殺意ptをどこで溜めましょねー(' ' )
……そうだな。
[ 同じ様に黒曜石を伏せ短く答えれば、睫毛の下に陰は作られ青年の表情は何処か遠く虚ろなものとなり、窓から注ぎ込む月光が薄暗い室内を照らす。]
何も、変わらないのなら。
[ 微かな頷きと共に洩れた呟きは心からの言葉か、上辺の虚偽か。再び流れ出す旋律に僅か宿した色を和らげ、暫し其れに身を委ねるかの如く目を閉じる。其の音色だけは変わるまいか、*其れとも其の明澄さすらも失われるか。*]
[ 変わる事を望んでいるのか、変わらない事を望んでいるのか。
其れすらも解らぬ儘に、何方にも成り切れぬ青年は孤独に闇の狭間を彷徨う。]
中
(のりかえでめをさましつつ)
自分はしんでも仕方がなくて、他の全員にはいきてほしい
すきな人とか守りたい人ができたら委任→その人のかわりに殺害
自らは悪意をもちにくいが、だれかのてを汚させるならば自分がやる。
/中/
if〜ナサが黒だった場合
めも他のとおり、指は切り落とすだろう。それは崖の下にでも落としてしまえばいい
ちなみに薬をのまなければ広がるのだが、わかたたうえでのまなそう。だんだん黒い染みのように広がっていくのだろう
ただ本人には伝えないが、本人が苦悩しているのなら自分の手で殺そうとするだろう
[青年の取り出したナイフの刃が光る。]
[攻撃の隙を窺うように][油断無く構えられた其れを]
[少年の躯を抱いた儘、][一瞥して尚、平静を保ち]
あんたは一つ誤解をしているよ。
俺が裏切ったのは人間じゃない、
人狼だ。
[しかし]
[愛する女を無惨にも喪い][冷たく激しい怒りに燃えた男には]
[其の言葉は耳に入らなかったのか、][或いは最早如何でも良い事だったのか、]
[両手の塞がった目の前の敵に向かって][鋭い突きを]
[身体の中心を狙って繰り出された刃を]
[体を捻って最小限度の動きで躱し]
[躱されたと見るや][翻って]
[素早く薙ぐ様に閃いた白刃に]
[すっと][衣服が切り裂かれて]
[が]
[抱いていた少年の躯を、]
[急に]
[刃持つ男へと投げ渡す様に]
[放り投げる]
[意表を突かれた男は]
[驚愕し思わず其れを抱き止め]
[次の僅か数秒の間の出来事は]
[ナサニエルに認知出来たかどうか。]
[躯を投げると同時に駆け寄り、]
[思わず受け止めたナイフ持つ手を捻じり上げ]
[其の持ち主の胸に突き刺した。]
[青年は驚きの表情を形作って倒れる。]
[其の身体を跨ぎ、]
[青年が倒れた弾みで床に放り出された][少年の躯を抱き上げ]
[詫びる様に][乱れた髪を整えて遣り]
[ナイフの柄を胸から生えた様に突き出した]
[青年の眸が動き、其の姿を追う。]
[彼の口唇が微かに動いたのを見て取り、]
……ナイフは抜かない方が良い。
抜けば一気に出血する。
[と其れは、]
[事の成り行きに呆然とした様に立っている]
[傍らの侍女姿の女性に向けてか]
[倒れ伏した青年に向けて言ったものなのか。]
[再び少年を抱いて立ち上がり、]
[浅い息をして横たわる青年を見下ろす。]
[其の眸には][憐憫も怒りも何も無い]
[唯、寂かな虚無。]
トビーを休ませたら、あんたも連れてって遣るよ。
ローズが好きだったなら、あの女(ひと)の側に行きたいだろう?
[階段を上がり][廊下を進み]
[少年が泊まっていた客室に至る]
[昨日まで少年の休んでいた寝台の上に]
[少年を降ろして寝かせ]
[着衣や髪を整え]
[幾度も然うした様に][上掛けを掛けて]
[階段へと戻って来た時には]
[未だ青年には息が有った。]
[其の側に座り込み、付き添っていたネリーに]
……あんたは手を出すな。
[言い置いて、青年の身体を抱き上げた。]
[じわじわと体内で拡がる出血に、青年の顔は蒼白であったけれど][意識は未だ保たれており]
まだ喋れるか?
出来たら、ローズの居る場所を教えて呉れ。
其処へ連れて行く。
[耳元で囁けば]
["ローズの居る場所へ連れて行く”と言う意味を理解したのか]
[眸に光が宿り][力無く持ち上がった手が]
[廊下の先にある部屋を指し示す。]
[彼の胸に深く刺さり、その命の奪いつつあるのは…彼自身が身を守る為に帯びた刃。]
…自らの牙と爪にて、滅ぶ。
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