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─宿屋・食堂─
はい、その際はご遠慮なく。
[笑いながら、言う口調は冗談めいて。
食堂の椅子の一つに座って、いつも持ち歩いているものの一つである、カードを出して手遊びにシャッフルする]
……いや、止めて止まる奴らじゃないし。
むしろ、ぶつけないで溜め込む方が危険ですからね、こういう状況じゃ。
キーファーに関しては、あいつの好きなようにやらせるのが一番いいですし。
……俺は、この件にケリがついたら、また、降りる身ですしね。
[クロエの告白にはじめは驚いた風ではあったが
話を聞くうち神妙な面持ちとなる。
じ、と涙に潤むクロエの眸を見詰める]
私には呪われた目になど見えない。
深く綺麗な眸だと思うよ。
お前さんにとって呪われてると思えるなら
……神の与え給うた試練か。
莫迦だな。
それくらいで嫌われるなんて思うな。
嫌われるのが怖くて言えなかっただけなんだろ?
誰も離れてなど行かんさ。
クロエはクロエなんだから。
/*
霊能全力疾走だなー。
守護者どこじゃろね。
ユリのさっきのあれは、何処でもありうる。
ライは……どーなんだろなあ。
神の加護が単なるロールなのか聖痕なのか他役職なのか。
ちと読めん。
まぁ、とりあえずとっととでようぜ?
[余りよろしくない雰囲気を詰め所内に感じながら、ライヒアルトに同意するようにそう言って]
誰が悪いなんてねぇさ。
しいて言うなら可愛い女の子はいつでも正義ってことくらいだ。
[そう、クロエに笑いかけた後、
明かされたクロエの話は静かに聞いて]
んー、そうか。
[ぽんとクロエの肩に手をのせて]
クロっちの苦労、全部わかるとは言えないけど、呪われてるとかそうは思わないぜ。
別にそれで私に迷惑かかるわけでもないしな。
―村の通り―
[俯き加減に道を戻る。
村人の気配はするけどすれ違わない。避けられてるのだろう。
チ、と舌打ちして逆に顔を上げた]
あれ。ミハエルさん?
[村の奥まった所に小さな人影が見える。
それほど大きな声で呼んだわけでもないが、人通りのない道ではいつもより通ったかもしれない]
……自衛団長も霊能者の存在を知っている、か。
[霊能者として名乗り出る事は止めた方が良いだろう。
クロエを見据えながら青年は悩ましげに聲を発した]
―宿屋 食堂―
そうねぇ。
そもそもわたしでは止められそうもないし。
……あの子、キーファーっていうの。
[手元を見ながら笑みを浮かべる。
今更のように蒼鷹の名前を確認し]
そう、残念だわ。
[確認を終え、人形たちを脇に。
アーベルの手の中、見る間に切られていくカードに視線を注いだ]
随分、扱い慣れているのね。
/*
リアルに負けたー。ギュン爺で用意した分は諦め。
SNSにでも一応残しておこうかな。
即宿に戻るつもりだったけど、ミハエルに引っかかってみる。家に向かってるとあったから邪魔だったらごめんね。
カルメンさんも寄り道すみません。宿はアーベルいるみたいだから甘えちゃったです。
そしてうん。喉は計画的に(苦笑
やりたいことあると多少は仕方ないと思うけどね。
ギュン爺も一個残してるからラスト1時間で投げよう。
…っ…ゲル、ダ…?
[伏せていた瞳は強く抱きしめられた事で開き、抱きしめてくれている彼女の名を呼んだ。
クロエはクロエだと言われれば、更に瞳は大きく見開いた。
ライヒアルトからも呪われた目には見えない、誰も離れてはいかないと言われ瞳にまた涙を湛え。
ベッティからも肩に手を置かれ優しい言葉をかけられれば大粒の涙が零れた。]
あり、がとう…ごめ、んね。黙って、て。
こわかった、の。ゲルダも、ライ兄も、ベッティも、大好き、だから。
きらわれ、たら、どうし、よう、って。
[零れた涙は腕の中の蒼鷹の羽を濡らしてしまっただろうか、擦り寄り鳴く声に、君もありがとう、と礼を言った。]
/*
なんとか帰ってきて箱も確保できたわけだが。
あーうー、どうにも美味しそうな場面に絡みそこなってるー。
後追い補完も拾ってもらうの難しそうだし。
……うん、悩んでる間にも話は進む。
チャキチャキ動こうそうしよう。
ベッティの言うとおりだね
是以上の回答は、得られないかもしれない
[ちらりと自衛団を見やる。
張り詰めた空気はゆるむ事無く緊張で重苦しい。
その場の面々に視線を投げかけると此処を出る旨を伝え。]
皆、一度宿屋に戻ろうか
クロエも…ちょっと休もうよ
疲れたならベッティにお部屋用意してもらうのもいいし、
寂しいなら僕とかライヒ君がつくと想うし
[ぽふぽふとベッティに続きクロエの頭を撫ぜて]
─宿屋・食堂─
ま、ライも一緒に行ったんでしょ?
それなら、大丈夫でしょうし。
[幼馴染への信はあるから、さらりと言って。
蒼鷹の名の確認には、ええ、と頷いた]
あはは……どうも、一度根無しになれちゃうと、落ち着くのが苦手になるもので。
[冗談めかした言葉は、半分は本音]
一人旅の暇つぶしにやってたら、身についた……って事にしといていただけます?
[扱いの話には、にこり、と笑う。
とはいえ、見る者が見たならそれは、ただの手遊びのレベルでないのは一目瞭然なのだが]
─ →自衛団詰め所─
[ゲルダらとともに自衛団に向かう道すがら。
遠巻きに前後を歩く自衛団にあからさまに舌打ちをする。]
ちっ、胸糞悪ぃな。
そういう対応はほんと頭にくるんで止めてほしいものなんだが。
[そうして不機嫌そうにブチブチと文句を言いながら、詰め所へとやってきたわけで。]
だからもう一人で泣いちゃだめだよ
僕達が傍に居るからさ
[涙が服へと落ち濡れて。幼馴染の目尻にたまる熱い雫を娘は細い指でそっと拭い。]
…じゃあ、僕がクロエの立場だったらさ
クロエは僕の事怖くなって嫌いになっちゃうの?
―――違うよね、そんなことしないの、僕は解っている心算だよ
[そう伝えると立てるかどうかを尋ね、宿へと戻ろうかと声を掛けた。動けぬようならライヒアルトにクロエを頼む心算でいる。]
/*
残り2時間、600pt。
き……刻めば、なんとかなる???
そして、ランダムでBJってできるかしらと真剣に考えた俺は、帰った方がいいですね!
だぁれもクロエを嫌ったりしねぇから安心しろ。
きっとアーベルだって同じような事言うぜ。
[クロエを安心させようと軽く笑い
ベッティの言葉には頷いて宿屋に戻ろうとする。
ゲルダが寂しいならと提案すれば瞬きして]
さすがにそれはゲルダに任せる。
私が傍に居ても落ち着けないだろ。
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