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……丸きりの嘘でも無いだろう。
襲われたのは本当でも、殺ったのは――というだけで。
[ 嘘も方便。そんな言い回しが思い起こされて、小さく哂う。]
ならば、此処へは……恨みを晴らしに?
[ ふと疑問に思い問い掛けた其の言葉は、興味故というよりは自分がそんな事に巻き込まれたくがない為。]
…そういうことになりますね。
[淡々と、ぽつり。]
手伝えとは、言いませんよ。僕ひとりで十分です。
…むしろ、邪魔して欲しくないくらいで。
[ 左の手を右肘のうちに乗せて腕を組み、当然だと云わんばかりに息を吐けば、矢張り大気は白に染まる。煙草の長さは既に三分の二程になっていた。]
邪魔等するか。……俺は、感知しない。
[ 其れは逆に云えば、アーヴァインの殺害を見過ごすという事にも成る訳だが。]
[ 届いた聲に薄く瞼の間から覗けば、月は黙して自らの従属者たる青年を見下ろす。長く見詰めていれば、其れ丈で魅入られてしまいそうな程に冷艶な光。緩やかに一度首を振って其れを払い、]
……それに。
[代わりに呟く様な思念を零す。]
其の事が本当ならば、アーヴァインは……俺にとっても害をなす存在だからな。
居なくなって貰った方が、都合が好い。
[ 母の遺した言葉が指すところが彼の推測通りで在れば、の話だが。]
[ 母が死の間際に遺した言葉。
何かあれば、アーヴァインさんを頼りなさい――と。
聞いた時には何故其の男なのかと思ったものだが、彼が人狼の存在を知っていたのならば、話は違った。……とは云えど、母自身が其の事を知っていたかいないか、今となっては真実は不明であるが。]
[ 聲が聴こえなくなった後も、青年は暫く其の場に佇んでいた。耳に届くのは風の唸り、木々のざわめき。其れに混じり獣の遠吠えが聞えた気がしたのは幻聴に違いない。寒さに依るものではない悪寒が背筋に走り、微かに躰を震わせた。
軈て吸い終えれば崖の方へと歩み、短くなった煙草を軽く放り投げれば風に攫われる事も無く、小さな焔の揺らめきが綺麗な弧を描いて奈落の底へと堕ちていく。其の光景は黄昏時のものとよく似ている筈なのに、全く異なった様相を見せていた。]
……。
[ 其れを瞬きもせずに見送る黒曜石の眸は、*酷く無感情なものだった。*]
/中の人/
……恐らく、彼らの予測と真実とは違う気がしているのだが。
アーヴァイン殺害はコーネリアスに任せて好い、と。言い換え無し村だと余り打ち合わせの必要が無いので、中の人発言が少なくて済みますね。
因みに自分で殺るのならば「最後の晩餐」に准えようかと思っていましたが。何処かで使えるだろうか。
嗚呼、狂人は誰なのかな。見られている事を意識しておかねば。
[夢。][夢を見る。]
[暗く深い森の中を疾走する]
[影。]
[樹の間より洩れ出ずる月の光、]
[皓々と照らすその光を浴びて。]
[闇と光のモザイクの中]
[かろがろと。]
[傷めつけられた身体が冷えないようにと、暖炉の火は一晩中燃やされ]
[一時期は落ち着いたものの、夜半過ぎより発熱し、]
[明け方まで苦しげな呻きを断続的に発し続けた。]
[唇を湿らせる様に水を与えられれば、]
[乾きに反応してか、傷ついた唇が開き、受け入れ。]
[噎せない様に少しずつ流し込まれるそれを]
[咽喉へと。]
/中/
メモ:RSS謎動作。
日付変更後から、村データの新規読み込みが止まってた。
旧データを削除後新規に読み込んだら表示。
募集・開始前のデータは、朝になった時点では更新されて、何もない状態に。
[黄金の眸。]
[甘く甘い命の水。]
[泉の如く湧き出づる][紅く、赫いその美酒を。]
[頭を喪った胴体から噴水の如く溢れるそれを、]
[或いは捥ぎ取った首級より滴るそれを。]
[開いた口に受ける時に広がるその味。]
[紅く、赫く]
[視界が塗り潰されていく]
[憎しみ][憎悪が]
[伝わってくる]
[赫く、紅い闇の向こうから。]
[声]
[二つの声]
[低く遠く][微かに]
[その言葉はしかとは聞き取れず]
[ただ単調な旋律のように]
[熱い息を吐き]
[切れ切れに言葉を吐き出す。]
……………ィン。
なぜ、な
い や
いっ に
……したく、ない。
…………………………………………
や め
ひ と
なり……い。
[涙が目蓋の下から溢れて流れる。]
[その後は人の名前にも聞こえる音節を唇に浮かべるのだが]
[声にならずに聞き取れぬまま呼吸音に紛れ消えていく。]
あー……、そこを、なんとか。
[ 帰る前にと本を数冊貸借して行こうとすれば、届けをアーヴァインに確認して貰わねばならないと侍女に釘を刺される。男の使用人は既に麓へと向かったらしく、ネリーが来たとは云え普段より多い客の対応に大童の彼女は、もう一度ハーヴェイに駄目です、と強く云い残し足早に其の場を去っていく。]
……今回は諦めるかな……。
[ 本中毒に近い彼にとって其れは苦渋の選択なのだが、主の確認を待っていては何時まで経っても館から出られないよう気がする。トビーの手紙を受け取らないのだって、態とに思えて仕方無いのだから。普段ならば兎も角、やけに人の多い此の館に滞在するのは少々厭気が指した。]
『それに』
[ 緋色の絨毯を踏み締めながら、昨夜の事を思い返し小さく息を零す。]
『……彼奴が其の気なら、さっさと立ち去るのが利巧だしな』
[ 彼の義弟も、此れ程に人が居る時に……等という愚挙は犯さないとは思うが。
今回は、とは云ったものの――少なくともアーヴァインに逢う機会に関しては、次はもう無いのだろうと思う。本の貸借については別の話となるが、其れも容易では無くなるだろうか。]
−客室−
[目が覚めたのは、彼にしては珍しく日が高く上った後で。
いまだ鈍く霞がかった頭を持ち上げ、辺りを見回す。]
……ぁれ? ボク………? ぅわっ、もう昼じゃんっ!
[上質な厚いカーテン越しにも、今が早朝でないのは明白で。素っ頓狂な声を上げて飛び起きる。
そのまま鞄を引っつかみ、ドアノブを掴み開けようとして――]
−自室−
…ぅ……。
[寝台の上で身じろぎ、情けない呻き声を上げた。
うずくまった背中にさらりと銀の髪が流れる。]
…流石に、深酒が祟りましたか……。
[優れぬ気分のまま、寝台の上で丸まっている。]
[何かが引っかかる感触に良く見れば、内側から鍵がかかっているようだった。]
…え? 何でボク、鍵なんてかけて……?
[訝しげな表情を浮かべつつ、カチンと開錠して。そのまま廊下へと踏み出して、ようやく現実に頭が追いついたらしく、]
ゆ う れ い …ぃた…んだっ…け……?
[硬直。]
[――とりあえず、今は陽の高い真昼間で。
廊下にも人影なんてどこにもなくて。
何よりかにより、その存在を否定したくって。]
……ゆ、幽霊なんているわけないじゃん、おおげさだなぁ。
[えらく乾いた声音で、強がり言って。
ギクシャクと足を運んで誰かしら人が居るであろう広間を目指そうと。(やっぱり怖い)]
[よろりとふらつく白い影を見、絶叫。]
ぃゃーーーっ! 今は昼間ですってばーーーっ!
[涙ながらに廊下を駆けて、階段を半ば飛び降りるように広間へ逃走。]
[ 簡単に纏め終えた荷物を手に部屋の外へと出れば、廊下中に響き渡る少年の悲鳴に眉を顰め耳を押える。視線を向ければ猛スピードで走り去る小柄な後ろ姿。]
……今度は何なんだ。
[ 叫びの余韻が消えた頃、漸く耳から手を離し呆れ顔で疑問の呟きを零しながらも、直ぐ傍に在るコーネリアスの姿を認めれば合点がいった様子。]
……。
[ 額に手を当てた。]
−→広間−
[――しかし、広間にはまだ誰も来ていなかったようで。涙目で隅っこでガタガタブルブルと。]
ぅえーん、なんで昼間っから幽霊なんてぇぇー………ぇ゛?
[そう言えば。
幽霊もいるけど、コーネリアスさんもいる訳で。]
………また、やっちゃった?
[今度はいやーな汗がだらだらと。]
あー……。
[ 彼が少年に真実を伝え幽霊騒ぎは解決した筈だったのだが、其れは気の所為だったか。然う思いながらも具合の悪そうなコーネリアスに近寄り声を掛ける。]
……大丈夫ですか?
―二階・客室―
[廊下に響く叫び声に、まどろみから目をさます。
寝起きのぼんやりした頭でも、それが意味する事は察する事が出来て。
くす、と笑み]
……まったく。
そんなにふらふら出てくるモノじゃないのに、幽霊なんて。
大体……。
[独りごちる言葉はかすれ、音にはならずに]
―客室―
……なんだぁ、今のは?
[その声に思い当たる物はあれど、原因が思い浮かばずに]
…様子、見に行くか。
[そう呟き身支度を整え部屋を出る。
夕べ怪我人を運び込んだ部屋の前を通ると、使用人が出てきたので様子を尋ね、落ち着いていると聞けば安心して広間へと向かう]
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