1 泡沫の夢紡ぎ─幻夢試験村─
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[ベアトリーチェはまだ右肩が疼いているようだった]
ね〜むれ…ね〜むれ…
[緩はベアトリーチェが喋り始めると]
(*21) 2007/01/02(Tue) 09:46:31
[緩はベアトリーチェの近くまで来ると]
[首の骨を]
[折った]
[壊すつもりはなかった]
[眠っていて欲しかった]
[そうすれば綺麗な陽のひかりなのだから]
[緩の陽のひかりなのだから]
[緩のものになるのだから]
[ベアトリーチェの体が力を失う]
[見た目にはそう]
[眠っている]
[綺麗な髪を何度も撫でて]
[手に入った事を嬉しく思う]
[陽のひかり] [ベアトリーチェ]
(*22) 2007/01/02(Tue) 09:49:06
[緩はベアトリーチェの部屋からエルザの部屋に持っていこうとした]
(*23) 2007/01/02(Tue) 09:50:30
(*24) 2007/01/02(Tue) 09:51:07
(*25) 2007/01/02(Tue) 09:52:29
[けれども]
[手に入った陽のひかり]
[誰にも渡したくないという独占欲]
エルザに見られたらとられるかなぁ…
[小首を傾げるようにして]
(*26) 2007/01/02(Tue) 09:53:47
[刹の声がした]
[ベアトリーチェを抱きしめたまま]
[廊下で立ち止まる]
(*27) 2007/01/02(Tue) 09:54:15
良いことがありましたか?
[尋ねる][きくのがこわい]
(*28) 2007/01/02(Tue) 09:56:05
(*29) 2007/01/02(Tue) 09:57:12
(-24) 2007/01/02(Tue) 09:57:40
緩…?
[当然意味がわからなく][起き上がって扉を開ける]
(*30) 2007/01/02(Tue) 09:59:33
[窓の外を見ると雪がまた降っている]
[雪の中においたものは]
[凍りついて何時までもそのままな事を]
[緩は知っていた]
(*31) 2007/01/02(Tue) 09:59:50
(*32) 2007/01/02(Tue) 10:01:06
[刹の目の前に緩はいる]
[月色の眸]
[力を失ったベアトリーチェが緩に]
[足は床についていたけれど抱きかかえられるように]
(*33) 2007/01/02(Tue) 10:01:17
嗚呼
[声がこぼれた][悲しみのような][喜びのような][安堵のような]
(*34) 2007/01/02(Tue) 10:03:38
(*35) 2007/01/02(Tue) 10:04:36
隠す…雪の中…埋める……きれいなまま…
緩のもの……
[一度エルザの部屋を見る]
[傍らが寒くなればエルザは緩がいなくなった事に気づくかもしれないけれど、そういった事を考慮する事まで緩は思いつかない]
(*36) 2007/01/02(Tue) 10:07:50
(*37) 2007/01/02(Tue) 10:09:29
(*38) 2007/01/02(Tue) 10:10:50
遠いところ…隠す……
[緩が言うと刹はベアトリーチェを運ぶ事に力を貸した]
(*39) 2007/01/02(Tue) 10:11:55
(*40) 2007/01/02(Tue) 10:13:14
(*41) 2007/01/02(Tue) 10:14:47
離れた
[言いながら外へ]
[つめたいかぜ]
[つきのひかり]
[目があかくそまる]
(*42) 2007/01/02(Tue) 10:17:14
(-25) 2007/01/02(Tue) 10:18:51
[緩と刹は集会場から離れた場所へ向かった]
[刹は自衛団員を埋葬したスコップを持ってきていて緩の言う通りに、地面が見えない程度に雪を掘りベアトリーチェを横たえた。緩はベアトリーチェを何度も何度も髪を撫でて、髪の毛が数本抜けて指に絡みつくと服のポケットにいれた。刹は目立たない程度にこんもりと雪を上から被せる]
(*43) 2007/01/02(Tue) 10:19:49
(*44) 2007/01/02(Tue) 10:21:34
[雪で全部覆いかぶされる前に緩はベアトリーチェをもう一度抱きしめて]
[ベアトリーチェは雪の下に消えた]
…帰る……
エルザと一緒に寝る…
[刹を見上げてわらう]
(*45) 2007/01/02(Tue) 10:22:10
(*46) 2007/01/02(Tue) 10:23:12
エルザと…
[ならばと]
少しからだを温めなければ…
でも
[そんなすぐに暖まる程度ではないようで]
(*47) 2007/01/02(Tue) 10:24:28
(*48) 2007/01/02(Tue) 10:25:29
今は暗いから、朝になったら花をさがしましょう
今は体をふかないと…
(*49) 2007/01/02(Tue) 10:27:40
温める…?
[刹が近づいて緩の体に上着をかけようと…]
[促されるままに集会場へと戻った]
(*50) 2007/01/02(Tue) 10:28:35
(*51) 2007/01/02(Tue) 10:29:55
(*52) 2007/01/02(Tue) 10:31:09
(*53) 2007/01/02(Tue) 10:33:09
(*54) 2007/01/02(Tue) 10:40:28
[肩にかかった雪は生地を濡らしている]
[中は外よりは流石に暖かい]
[手足は冷えているようだが、緩はきにしていないようだった]
(*55) 2007/01/02(Tue) 10:40:55
[頷くと刹に拭かれるままに]
[泥水のような髪の毛は何故か今は白を思わせる]
[月の眸は辺りを見回す]
[ハインリヒがソファで熟睡している姿]
(*56) 2007/01/02(Tue) 10:42:22
(*57) 2007/01/02(Tue) 10:43:27
[タオルをやさしく頭にかけて]
[おびえられないように]
(*58) 2007/01/02(Tue) 10:44:57
(*59) 2007/01/02(Tue) 10:45:37
[…時を少し進めて見てみよう…]
[夜が白むにつれて狼達が動き出す]
[遠いところから匂いを嗅ぎつけて]
[ベアトリーチェの体を雪の中から引きずり出す]
[少女の肉体は柔らかくて甘い]
[とてもとても甘い]
[血が雪に吸われてゆく]
[綺麗な金の髪の毛も血に染まり]
[閉じられた瞼も血に彩られ]
[狼達の鼻づらに押されながら]
[肉を引き千切られながら]
[ベアトリーチェの体が揺れる]
[ベアトリーチェの体の下に敷いた真っ赤な花びら達]
[赤い埋葬]
[…集会場にいるもの達はまだそれを知る事はない…]
(*60) 2007/01/02(Tue) 10:47:09
[そっと目立つ水分をすわせる]
[声も音もたてず]
[だがタオルではこれが限界だろうか]
(*61) 2007/01/02(Tue) 10:48:18
[緩に]
もう、大丈夫ですよ。
[ささやく][まだ少しは冷たいけれど]
[湯を使えばきづかれるだろう]
(*62) 2007/01/02(Tue) 10:51:22
(*63) 2007/01/02(Tue) 10:56:00
[緩を促して二階へ]
[エルザの部屋の前で上着をかえしてもらう]
[つめたい上着をもって]
おやすみなさい、緩
[ほほえむ]
(*64) 2007/01/02(Tue) 10:58:39
(*65) 2007/01/02(Tue) 11:00:30
(*66) 2007/01/02(Tue) 11:02:33
(*67) 2007/01/02(Tue) 11:05:27
おやすみ…刹……
…うれしかった…
[月の眸は汚泥のような色へと]
[エルザの部屋へと*消えた*]
(*68) 2007/01/02(Tue) 11:06:21
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