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― 翌朝 集会場外 ―
ミハさん。埋葬の準備をしないと。
[スカート姿でも呼び方は変わらない。
他の人も集まってきただろうか。
玄関の方を伺いながら、ミハエルの耳元に顔を寄せて]
ミハさんが人狼じゃないことは分かってる。
悔しいだろうけど、自分を大切にして。
狼が見つかった時には、ちゃんと教えるから。
[引き止められなければすぐに離れて。
やってくる人への説明や穴掘りの準備に*回ろうとした*]
薬師 ゼルギウスは、少女 ベアトリーチェ を能力(占う)の対象に選びました。
薬師 ゼルギウスは、子守 ブリジット を投票先に選びました。
/*
あ、ベアトリーチェ占予告入れるの忘れた。
夕方、誰か動いてたら入れよう。動いてなかったら、夜の仕事前に鳩で頑張ろう。今夜はそっちもパスさせてもらえると嬉しいんだけど、どうなるか。
ゼル視点で、現在疑うのはビーチェとジット。ミハさん>>60と同じ思考方向。
子供殺すのはどうやったって抵抗あるから、ジットを吊ろうと動くかなと投票変更。
(デフォ占いでした。投票はアマさん。何が言いたい)
クレさんとエリは等しく灰色。
ユーさんのが偽花だった→じゃあライのは?とか疑いをかけていったり。逆に、蒼花見てたんだから占騙りだと疑われて吊られるのもありありのつもりはあるんですが。
どんな流れが来るかな。楽しみにしてます。
/*
ミハエルの花情報以外全く取り入れない予定の俺ですこんにちは。
あ、霊能結果は聞けるなら聞く。
聞かなくても問題はない。
表出たいが仕事中…。
接続時間が限られるから駆け足になるのは仕方ないにしても、アマンダとかブリジットとかが大変そうに見えるのがなー。
ログ伸ばしすぎって話ですね、すみません(
土日は箱前に常駐してるからつい見ちゃうんだ…。
さて、殺戮衝動のは次に書く時に出しておかないとな。
[朝になり、悲鳴は少し遠かったか。
それでも眠るために降ろした髪はそのままに階下へと向かい。]
……何があったの?
[人の気配がする外へと出て事情を知ろうと*した*]
― 昨日 / 集会場外 ―
この先って……続くのかよ。
ウェンディが。
[口元に手をあてた。先の言葉に関しては吐き気を催すほどの嫌悪感が来た。それでも、吐くかわりに疑問を零す]
なぁ、クレメンス先生。どうしたら、そんなふうに、動じずにいられんだ?
[スコップを取りにいっている間にミハエルは来たのだろうか。結果として、すれ違った]
[だが、それはリネン室に行った時に、今までの奇跡的なすれ違いもついぞ夢にまでみたかもしれないミヒエルのドレス姿を目撃することになった。でも心情で直視というか、いっぱいいっぱいだったのでそれを実感するに至らなかった]
[シーツでウェンデルを包み、穴を掘り、そして、ラーイか他の誰かかと一緒に、ギュンター爺さんの隣に弔った]
ウェンデル。ぶどうジュースやりんごジュースじゃなくってもっといいもんよこせ、っつっていってたけれどよ。
村に帰れたら、お前にやるよ。一緒に遊んだ、ウェンデルに。
[その言葉は、たとえ正体が何者であっても、その記憶の為に弔うという宣言であった]
―昨夜 / 広間―
[2人の弔いでくたくたに疲れた。
腹は減っているのに、アルコールやらストレスやらで弱った消化器官があんまりちゃんとした固形分をうけつけてくれそうになく。スープにパンを浸して食べた]
[食事よりもものすごく気になったのは、ミハイルのドレス姿である。説明なしのドレス姿に???がいくつも飛び交ったが、アマンダなどが女性扱いをして、ああ、何でこんな最悪な時に夢みているんだ俺……とほっぺをつまんだりもしたが、現実を認識したのは結局のところ、ユーディットのキックである]
[そして、クレメンスも見守るところで、ミハエルに謝った]
その、ごめん。
勝手に部屋あけて覗いてさ。
何ってーか……女の格好も似合ってるよ
[性別を超越した変を長年感じていたからか、言葉のチョイスを誤った。女装が似合うってことかよ!的な的確な突っ込みをユーディットから受けた。本人はわるいわるいといいつつも結局ミハエルのことは直視できなかった]
[酒席は体調もあって辞意し、その日は個室に帰ってさっさと眠りにつく。布団に入って3秒で寝た]
―残念な男の回想 3―
[自分が変なのは仕方がない。変になってしまったからには、向こうに迷惑をかけぬよう生きなければならない]
[大学行きに両親は反対した。兄は賛成した。「広い世界をみてこいよ」という兄の言葉が後押しし、大学に行くことは許された]
[そうして距離を置けば、変も治るかもしれないと。
都会にはいろんな女性がいて、まぁ、それなりの青春を謳歌した。だが、何かが違うなぁ、と首をひねる。媚びる女は好きではない。過剰に期待する女もだ。背筋がまっすぐで、凛々しく…… とか考え出すと、誰のことを基準にしているのか気づいて思考を停止させた]
[マメに実家に帰るのは、兄や両親に自分の生活の充実ぶりと心配は何もないことを伝える為。そして――いつも、家に帰る前に、とある貴族の別荘を見てまわった。今は人が来ているかどうか。
何を期待しているんだ、馬鹿か、そうは思ったが――。背は伸びても、いつも何かと戦っているような、変わらないあの子を見て、迷惑をますますかけてはいけないという気持ちを強くしたのであった]
[実際逆効果なのは言わずもがなであるが、それに気付かないのが残念が残念たるゆえんである。]
[大学からさらに上に進学した時から、貴族の子弟と交流する機会を持った。
今後も先生の助手なり何なりで大学に席を置くつもりなら、お見合いで結婚しとけ、という周囲の勧めからである。見た目も絶望的に悪いわけでもなく、球蹴りなり狩りなどの腕は温室栽培の貴族を凌駕する。
このままいけば、それなりの生活をして、もしも村がつぶれることになっても家族を引き取って暮らしていける。そんな青写真をやいていた]
[そんなまっすぐな人生のレールは、女神の導きにより人狼騒動というポイント切替を経て、再び、変ルートに向かって駆けてゆく。続く]
― 早朝 / 個室M ―
[昨晩は早くに眠りについた為か、翌朝は薄暗いうちに目が覚めた]
[誰かの悲鳴で目覚めない朝は、実に快適で、昨日までのことが夢であって欲しいと願わずにはいられない]
[でも、それは甘えなのだろう。割り切れないものはあれども、ただ何もしないで殺されるのもいやだった。何かあった時に、生きたいと叫ぶだけの何かが欲しかったし……何かを止める為の力も欲しかった]
[トランクを広げて、小さな工具箱のケースと、銃のケースを開ける。慣れた手つきで分解して埃を掃除し、再度組み立て、弾を装填する。全部で8発。替えはない]
平和を望むならば、戦いに備えよ、か。
[ホルスターで、銃を肩に吊る。上着を着れば、一見して銃を持っているようには見えないだろう]
[いつもならば朝ご飯、腹時計が鳴る時間に、時計の代わりに刻を告げるのは1Fの悲鳴。"彼女"の声で半分は安堵するも、険しい表情で部屋を出た]
/*
何か昨日の襲撃失敗だった気が
RP的に3−4人になる前に詰むんじゃね? まぁいいけれど
今日はアマンダが吊れなくなったかもしれないのが問題
つまり、ゼルギウスは襲ったらあの人の判定は…になるから、襲えない
明日リーチェか俺を占ってもらって、相討ちになるしかない(苦笑)
なので、今日の襲撃先は、ラーイかローザのどっちか
今日の吊先はブリジットしかない。困ったもんだ。
/*やっぱゼルギウス吊るなら今日ローザ鉄板か
9人 ▼ブリジット ▲ローザ ●リーチェ/俺
7人 ▼リーチェ/俺 ▲ゼルギウス
5人 ラーイ、クレメンス、ミハエル、アマンダ、狼
ここが妥当かな
/*
と、ガチ思考だったらそもそもこの編成は詰上等なわけで
詰まない為には村側も何らかの自滅フラグを巻いてくれると信じてる
正縁故ばかりで吊りにくい
踊り子 ローザが「時間を進める」を選択しました。
― 昨夜・広間 ―
まあ色々とあって、性別を偽る必要がなくなったので。
[もし誰かにドレス姿について問われれば、そう言って。
母がつけてくれた女としての名前を名乗っただろう。
ついでに、集会場に着いた時に書いた身上書がまだ広間にでもあるのなら、赤で大きく×してすぐ下に書き直しておいた]
***********************************
■名前:フレデリカ・ミハエラ・モルゲンシュテルン
Friderica Mihaela Morgenstern
■年齢:17
■職業:子爵
■経歴:家の都合で男として育てられたが、諸々の事情で解禁となった。
クレメンス氏は母方の伯父。
***********************************
― 昨夜 ―
[謝られたり、女の格好も似合ってる、というエーリッヒの言>>70には、何と応じて良いものか迷い。
顔を赤くして言葉を濁していたら、ユーディットから突っ込みと一緒にエーリッヒへ再び手が出ていたか。
慣れない状況に、伯父や母の親友であった人へ、助けを求める視線を送っていたかもしれない]
……結局、エーリッヒさんってボクを男だと思ってるのか女だと思ってるのか、どっちなんだろう。
[お世辞にも『大きい』どころか『人並み』とも言えない胸は、それでも皆無じゃない。
男装時は一応サラシを巻いていたが、いまはそれをしてないので、ドレスの胸あたりは少しは膨らみもあるのだが
そして、そんなことを気にしている理由については、本人は全くの無自覚だった]
― 今朝・集会場外 ―
蒼花……ユーちゃんが?
[ゼルギウスの言葉>>64に、眉値を寄せた。
『場』に同じ花が重複することなどあり得るのか、と自問し。
昨日微かに思い出した、幼い日に見たユーディットの腕の痣のようなものに思い当たる。
ユーディットの腕にそんなものが刻まれた理由はわからない。
自分の胸にあるそれが何かを知らなかった筈だから、ユーディットが自分でやったとは考えにくく。
父か執事あたりが、いざという時の替え玉にするために、刺青を入れさせたのだろうか…と思考が飛躍した]
台所に出入りしていた人……では、その中にいるのでしょうか。
[人狼は複数いるはずだから、台所に出入りしないからといって人狼ではないという保証はないが。
そう呟いて、視線は教えてくれたゼルギウスを経て、その場に出てきているなら、ローザ、ブリジット、アマンダ、ベアトリーチェに向けられただろう。
伯父も出入りしていた一人だが、彼は蒼花がどこにあるか知っていたから除外した。
アマンダとベアトリーチェも疑いたくはないが、視線は半ば無意識に向けらる。
なお、ローザが双花を支える一人であることは、その話の時には近くにいなかったので知らない]
― 早朝 ―
[下に降りれば、ユーディットがせわしなく動いていた]
[早く起きれば、珍しいとか言われたかもしれないが、こちらは心外である。そもそも同じ屋根の下で夜を越したことなど、今回が初めてなのだから]
[手伝おうか、と言い出して、実際いいようにこき使われた。こういってふざけて笑いあえる時間もそれほど長くはない。ここから生きて出ると決めたのだから]
[何かを取りにいくといって火の番をまかされる。
そんな"彼女"の後ろ姿をついてゆき、開きっぱなしの私室の扉を閉じた。備え付けの鏡にうつる自分の姿に、"彼女"は言葉を無くしただろうか。それとも性質の悪いジョークだと思っただろうか。まぁ、その判断をする前に、男の手が動いて、"彼女"は文字通りに言葉を無くすのだが]
外に出てもらおっか
部屋汚したら悪いだろーし
死にたくない。こんなところで。
まぁ、誰だってそうだとは思うけれども……
[片手で銃を弄び、残る月の女神の加護で、手だけを獣へと変じさせ、ユーディットの喉笛をひねりつぶした]
[血の痕を転々と残しつつ去る"彼女"を追いかけ、雪の道へ]
→ 集会場外
[少し集会場から開けば、上着の内側に仕込まれたもう一つのおもちゃを銃につけた。
お手製の消音器である。銃メーカーのオーダーメイドの注文品のみで使用できる銃弾の相談にのった時に作ってもらったのである。
家で遊ぶ時はほどほどにしろよー、といわれたが、まさか渡した方も人に向けて撃つ為に使われるとは思ってなかっただろう]
[カチャッ]
[機械的な排莢音とともに、"彼女"の命は失われる]
[こんな月の端しかない力足らずの時間。それでも殺せとささやく女神の声。
自分の"狩り"で自らの爪や牙で仕留めないのは確実性か、ポリシーか。問われれば後者である]
[我思う故に我あり、というラテン語があるが、お前は人間か人狼か、と問われれば人間だと答えたかった。月の女神がそのまま殺せ、と命じはする。それに身をまかせればきっと楽になるのも理解はしている。だが、それに流されたら、自分の命は守れない。
"事件"を起こして無残なことになる同胞の話を伝え聞く都度、ああはならない為の覚悟を固めた。
だから、人間の道具で、人として、人を殺める。
人狼だと自らの正体をしった時は、悲劇の主人公ぶろうかと思ったが、そんなことをして腹が膨れるわけでもない。強かに、自らを護る為にもそれは必要な儀式だった]
[まだ誰もこない、金色の獣のひとりっきりの朝ご飯]
[埋め込まれた鉛を回収し、ぺっぺ、と、自分が脱ぎ捨てた服に包んだ]
[上体を脱がせば、"彼女"は"彼"だということが知れ]
[銃弾を撃ち込んだ喉を証拠隠滅の為に噛み砕き、咀嚼する。久々の若い血肉の味に喉に潤いがもたらされ、だるさが軽減した気がした。ついつい尻尾ふりふりしながらご飯をいただいてしまう。日向が気持ちいいのもあるだろう。だが。
噂の"花"持ちの、すごい味はしない。ひとかみ、ひとかみして得ていくのは、逆に彼が花持ちではないという"知識"ばかり]
そっか、それでお前さんは……そんな刺青を。
馬鹿だなぁ――だから死んじまうんだぞ。
いや、馬鹿じゃねえか、実際ひっかかった俺が馬鹿か。
そんなになっても、守りたかったんだな。
[ものとなった彼を見下ろす眼差しは、羨望に満ちていた]
[敬愛するものを守って死ぬ。まるで三文小説の煽り文句だが、それがうらやましい。それすらも、月の女神の導きによって自らには許されないかもしれないのだ]
[もしも、その導きに反することができるなら――……]
[ぎり、と歯ぎしりをしていた。気が付けば]
――おーい、リーチェ。こいつはダミーだ。
蒼花は他にいる。
困ったことになったなぁ。
[起きているのか、呼びかけた。遺体は外にあることを知らせて、自分は器用に前足でベルトで服をたたんで、口で裏地を甘噛みして服を持って帰った]
[余談:窓から風呂にどぼんした。気持ちよかった。風呂場で水が飛び散っているのも、きっと湯気のせいにされてしまうだろう**]
─ 昨日/集会場外 ─
ああ、続く。
[エーリッヒの言葉>>69に返す声は短い。
途切れた言葉の代わりに向けられた疑問には、答える前にエーリッヒを見詰める一拍の間が空いた]
………俺のは慣れでしかねぇ。
動じずに居たいと思うなら、現状を受け止めて、人の死を許容する覚悟を決めな。
[人の死を見るのも齎すのも、村を出ていた間に慣れてしまった。
そしてその時に既に『場』を体験してしまっている。
現状を受け入れるのが早いのも、識るが故の慣れと言って差し支えなかった。
動じずに居る条件を口にした後は、相手の反応を見ぬままにベアトリーチェを宥めに向かうのだった(>>47へ続く)]
─ 昨日/→広間 ─
[ベアトリーチェを連れて戻って来た後、外へ向かうゼルギウス>>61には自分が行けぬ代わりも含めて頼み見送って。
一通りが終わった後に、エーリッヒの謝罪>>70に立ち会う。
非常に残念な感想を聞けば、もう一度殴ってやろうかと思ったが、的確な突っ込みはユーディットから為されたのでそれ以上のことはしないでおいた。
助けを求めるような視線をミハエル>>75から受けると、何となく苦笑してしまう]
褒められたなら笑って受け止めておけば良いんだが、ありゃ問題だわな。
言い方が悪い。
[全ての責任をエーリッヒに押し付けた]
[その間も腹にはしっかりと食べ物を入れ、ベアトリーチェが寝入ってしまったら部屋へと運び>>49>>53。
それが終わればそのまま部屋へと戻って行ったのだった(>>55に続く)]
―朝 集会場外―
[またの騒ぎに、長い一日が終わり、再び長い一日が訪れる予感がした]
[叫びは確かに外から聞こえた。あわただしく階段を下りて、外へ出、……そして、遺体となった彼を抱きしめているミハエラの姿を見つけた]
ユーディット……な、何で……
[貴族様、ユーディット、って区別して読んでいたら、自分も名前で呼ぶなと突っぱねられてしまった日。でも、こんな時もそんな他人行儀な呼び方なんてできやしなかった]
[先のことよりも、紅く濡れた彼女に、声をかけた。 >>65 ゼルギウスと同じであった]
ミハエラ。そのままじゃ、風邪引く。
着替えてこいよ。このままじゃ、ユーディットも、つらいだろうから。
[>>75 身上書の書き直しをした後で知った本名を呼ぶ。
血は凍れば容赦なく体温を奪うだろう。またいつ吹雪くかもわからない]
[何ごとかゼルギウスがミハエラに言っていたが、シーツを取りにリネン室に行った自分には聞き取れなかった]
ゼルギウスが何かミハエラにいってたな。
――さて、何の相談なんだか。
最初っからこの騒動について心構えが違うと思ったのは、ゼルギウス先生、クレメンス先生――そして、昨日からはラーイも。
そして死者が何者かわかるローザねえさん、か。
うっへー、全員が正体を交換しあったら、あと残るのは、アマンダねえさん、ブリジット、おれ、リーチェ。こんだけか?
きっついねー
[その中に、無意識に含まれないミハエラの名前。名前がうまく思い出せないから含まれていない、というほど残念な理由ではない、はず]
─ 翌朝/個室E ─
[普段起きると同じに目覚め、ベッドから身体を起こす。
それは悲鳴>>59が聞こえるだいぶ前のこと]
……あ゛ー、起こされなかったか。
まぁ、まだ花のことは明かしてねぇしな。
[矛先が向く可能性は低かったのだろう。
だが、油断して彼女が襲われてしまうのは避けたかった]
ウェンデルがどうだったか知らねぇが、まだ居るようだし。
さぁて、またヤらねぇと。
[左手の呪印は消えていない。
それはまだ”役目”が終わっていないことを示す。
そのことを認識すると、ひたり、と昏いものが意識を取り巻いた。
流されるままに呟いた自分に、はた、と目を瞠る]
…っぶねぇ、今回は呑まれるわけにゃいかねぇっての。
[自分の変化に冷や汗が背中を伝った。
一つ深呼吸すると、嫌な汗を拭い去ってから新しい服に着替えていく。
昨日仕込んだものも、改めて服に仕込み直して。
手には呪印を隠すために黒の指貫グローブをはめた。
両手にはめられたそれにも仕込みがあるのは言うまでもない]
[それが終わった頃だったか、姪の悲鳴が聞こえたのは]
─ 翌朝/→個室C ─
[悲鳴を聞きつけ階下に下りると、扉が開け放たれていたのはミハエルの部屋の隣だった。
そのまま中に入ったが人は居らず、窓までもが開け放たれているのを見て、直ぐに窓へと駆け寄る]
ミハエル!!
[窓の外に見えたミハエルの姿に、焦りを交えた声を張った。
そのまま窓に足をかけ外へと出て。
惨状を目の当たりにし、何があったかを知る]
襲われちまったのか…。
…ミハエル、大丈夫か?
[問いかければ、ミハエルの泣きそうな顔>>60が見えた。
問うたのは外傷ではなく、精神的な部分について。
グローブに覆われた右手がミハエルの肩へと置かれた。
ミハエルとゼルギウスとの会話は済んだ後だったようで、内容は耳にしていない]
―集会場外―
[シーツと、それからスコップを持って戻ってきたときは、ミハエラもユーディットから離れていただろうか。
手際がよくなっている自分も、何か心がマヒしているような気がして怖くないといえばウソになる。それでも、立ち止るわけにはいかないのだ]
ミハエラ。ユーディットって、本名何っていうんだ?
いや、いいたくなかったら別にいいけれど。
祈ろうにも、名前知らないと、あの世に通じねえかもしれないから。
[自分の上着は汚れるが、この騒動が始まって、初めて自ら死体に触れた。全く吐き気を催さないといったら嘘になるが]
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