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こわかったあのひと?
[次いで紡がれた言葉に僕は疑問を声に乗せて首を傾いだ]
オリガ、誰が『鬼』か分かるの?
[まるでジラントだ、と心中で思う。
ふつ、と羨望が心に現れるけれど、あの時ほど感情は渦巻かない。
多分、相手がオリガだからだろう。
オリガの言葉が誰を指すのか、推測出来ないのもさることながら、僕はそれが既に死した人であることすら*知らなかった*]
[ベルナルトの肩を止血しようとして、聞こえたコエ>>*3にあぁ、と声を漏らして]
大丈夫ですよ。
肩を刺されてはいますが、手当て出来る傷ですから。
[場が離れている分案じる思いは強かろうと、状況を説明する声は穏やかに努めた。
彼女から返されたコエ>>*4にも、それは変わらず]
サーシャさんと、ジラントさん、ですか。
…大丈夫、ですか?
[こちらはベルナルト>>*9と違い、懸念に思う節はない。
だが、彼女が今居る場所と、男性二人と共に居るという状況に不安を覚え]
…深追いして無茶に気付かなかった、なんて。
止めて下さいよ。
[言葉のきつさとは裏腹、願う声を向けた]
─ 三階 ─
さぁ、どうしましょうね?
手当ての間にでも考えておきましょうか。
[お手柔らかにと言うベルナルト>>64に返すのは、にこやかな笑み。
止血だけでも出来たことで幾らかの平静さは戻せたらしいと、自身の判断をして。
こちらの問いに返されたそれ>>66には、笑みを向けながら手を差し伸べずに済んだ事を内心安堵した。
この男は鋭そうだから手を掴まれただけで気付かれるかもしれない、そんな不安は表には出すことなく]
大丈夫ですよ。
この通り、大した事はなさそうですし。
女性の手を借りては、男の面目が立たないでしょう?
[手が必要かと問うオリガ>>37に、微笑み必要無いと告げる。
広間で休んでいた彼女の姿は見ていたから、血の臭いにまた体調を崩さぬようと気遣う想いを表には出さず軽口に変えて。
キリルからも何かあったなら、それにも声を返す。この時か前後してか、青年がキリルに名乗る際には当然声を挟む必要は無いから何も言わないが。
死した男を見やり声をかけた後、青年が示した先─二階の客室へと足を向けた]
─ 二階・客室 ─
良いじゃ有りませんか、それ位。
服より高いものを失うより、ましでしょう。
[ベルナルトの使っている部屋に向かう途中、聞こえたぼやき>>67に返す声は平常。
青年が『ゲーム』のルールに則っただけ、自分だって彼と同じ様に殺さなければ目的を果たせないのだと、解っているから。
おかしいのは、それが解っているのにこうして青年に手を貸している自分の方だとは、気付いているかいないのか。
客室に入り、メイドから届けられたものを使って手当てを施す]
…これで、恐らく大丈夫だと思いますが。
動き辛くはないですか?
[着替えも済ませた青年に、向ける表情は変わらないもの。
刃向けられるかもしれないという恐れを含まないのは、自分の感覚を信じた故。
向けられた言葉と笑み>>68に、微か瞬きの後、こちらも柔らかな笑みを返して。
借りについて、ベルナルトから聞かれない限りは口に出すことなく部屋を後にした**]
[リディヤへと向かおうと決めた時。
メーフィエからかけられた、気をつけて>>*4というコエに、微笑みを返した。
大丈夫、とコエに乗せる事はしなかったけれど]
メーフィエ?
[こちらの名を呼ぶコエ>>*8に、切なる響きが込められているのに気付いて問う様にコエを返す。
続けて、ジラントに気をつけてと言うそれに、微か目を見開いて。
どういうことだと問うよりも早く、答えを口にしたのはもう一人の『仲間』>>*10。
軽く告げるコエ>>*11はその響きとそぐわぬ意思を潜めていて]
……ベルナルト。
[止めることすら拒むそのコエに、何もいえずただ名だけを呼んで]
…解りました。
お出迎えの邪魔はしません。
[手出ししないとまでは約束できないと、コエを向けた**]
― 広間 ―
[男は広間で軽い食事を済ます。
暖かなそれは、遠くなってしまった日常を思い起こさせるもの。]
……。
[ゆるり、首を振る。
そんなものを懐かしんだところでどうにもならない、と。]
ごっつおさん。
[さて、あの男はどこにいるだろうか?
そんな事を思いながら、席を立ち上がった。]
― 一階・室内庭園 ―
ここ、か。
[まだ生きていた女主人と出会った後、ベルナルトに教えられた場所。
あの時は、こんなことになるとは思ってなかったな、そんなことを思いながら扉を開ける。]
[ガラスの向こう、紅い月、遠い雨。]
[そして]
[ベルナルトは気付いただろうか?
ともあれ、男は右手で鉈の柄に触れ。]
紅い、な……
あの女みてぇ……。
[ベルナルトと、ガラス越しの紅い月を見ながら、距離を少しずつ*詰めていく。*]
サーシャは、 ベルナルト を心の中で指差しました。
/*
うぅ、やっちゃった…。
一晩完全に動けないままごめんなさい。
キリルさんアレクセイさん動かしありがとうでした。
サーシャさんは発見ありがとうございます。
どう動いたかも分からないのに、きっと迷われましたよね…本当に感謝です。
[何か思いついたように部屋の中にはいってゆくサーシャ。
衣擦れの音が微か聞こえた。
扉の向こうへと視線向けると白いシーツがふわと被さるのが見える。
リディアが居る事を示すように紅が移りゆく]
サーシャさん、ありがとう。
――…私の時も、そうして下さいね。
[無残な姿を晒すのを厭う娘は
微かな声が望まぬ先の願いを囁いた]
[部屋からサーシャが戻ると問いに考えるような間をあけて]
大広間で、嗤っていたひと。
――愉しみと言ってたひと。
[プラーミヤの様子>>1:113を思い出し暗い面持ちとなる。
分かるかどうかの問いには失言に気付いたように瞠目し]
分かるのは――…
多分、あのひとのように殺された後。
でも、勘違いなのかもしれない。
ただ、あの時は、違うと、思ったんです。
『鬼』じゃない、って、そう思って。
[自分でもわからないのだとゆるゆる首を振るう。
こんな話をすればサーシャも自分を気味悪く思うだろうか。
誰のことか何があったかを問われるならば
オリガの知りうる限りの情報をサーシャに伝える**]
メーフィエは、 ベルナルト を心の中で指差しました。
─ 室内庭園 ─
[真紅を揺らしつつ、思うのはここに至った理由。
裏通りで請けてこなした仕事で、思わぬところから足がつきそうになって。
そのごたごたから逃れる間の隠れ場所を求めて踏み込んだ──切欠は、そんなもので]
そこから、なんでこーんな事になるんだか、ねぇ。
[口にするのは、問うても詮無い疑問。
そんなものが口をつく状態に、く、と笑みを漏らして]
……あー。
そういや、借りのこと、聞き忘れたな……。
[ふと、思い返したのは、アレクセイとのやり取り。
聞きに行こうか、と。
過ぎったのはそんな思考]
/*
……ふと。
インターフェースの能力解説文、もう一個改行入れた方が見やすいかな。
なんて横道にそれた事を考える。
にしても、闇夜CSSの良く似合うセットだよなぁ……赤窓に映える映える。
― 回想・ゲーム開始前/大広間 ―
お部屋で休まれると出て行かれました。
[戻ってきたアレクセイ>>2:51の様子に、私はキリル>>2:70と顔を見合わせ首を傾げあった]
お屋敷の周りだけ雨が止んでることは気がつきましたが。
紅い月が、本当に。
[彼の声が震えかけていることに、私は気がつけなかった。
再びキリルと顔を見合わせ、アレクセイに視線を戻す]
そうですね。休める時に休むのは大切です。
他の皆さんには明日の朝で良いと思います。
[調子の悪そうなアレクセイ>>2:52を見送って、私はキリル>>2:71と並んで展望室まで確認しに行った]
/*
まだちっと安定してないというか残ってるかなぁ。
いつも以上に文章が荒いや。読みにくくてすまない。
なんで昨日あんなに引っかかったのか考えてみたら
一生懸命楽しみながら描いてた絵に
いきなり手を加えられて上書き保存されたみたいな
そんな気分になったように思う。
― 回想 ―
[女主人の死が伝えられた時には疑心暗鬼の虜となっていた。
武器庫の話を聞いても、これも誘導かもしれないとすぐには行くのを躊躇って。
騒ぎが聞こえても近くまで行くのは躊躇って。
結局何も動けないまま、私は再び部屋に閉じ篭る。
訓練されてでもいない限り、人は長く緊張し続けられない。
一人でいると、私の意識は時折揺らぐ。
それは「ゲーム」に巻き込まれた者としては最悪の動きだと私が知るのは、声も出せずに命の源を抉り出された後だった]
― 一階・室内庭園 ―
んー?
……聞かなくてもわかってんじゃねぇの?
[目の前にいるのは、相変わらず優男の風体で。
見た目だけなら心臓を抉って喰らうような存在には見えない。
けども、アレは獲物だ、と、あの時左目に焼きついた青を見返す。]
/*
もそり。
ベルナルトは二日連続バトルお疲れ様だなぁと思いつつ、つつ。
投票ジラントにしてますけれどどう考えても今日はベルナルト落ちですよね。
守護いないから投票襲撃一人に合わせない限り今日赤側落とさないと即エピ入り。
んでも、生憎と、さ。
──狩られるシュミは、ねぇのよ、俺。
だから。
[言葉を切る、同時、身を沈めて]
……抵抗は、させてもらうぜっ!
[低い姿勢から短剣を抜き放ち、足を狙って切りつける。
牽制の横薙ぎ一閃、当たる当たらぬに関わらず、一度地を蹴り距離を開けた]
[ベルナルトの傷の具合について伝えるアレクセイ>>*12は、大丈夫だと言っていた。
彼自身、しばらくは大人しくしてると言ってきた>>*9こともあり。
その時は一先ず、ほっと一息ついていた。
危ういのは――少なくとも、危うく見えるのは――寧ろ自分の方だ、と。
「ヤバいかも」と、ジラントについてベルナルトが付け加えた時に思う。]
大丈夫だよ、今の所は。
でも……うん、気を付ける。
[この返答は、大丈夫かと問うてきたアレクセイにも向けたもの。
穏やかな響きではあったが、それでも不安に思われているだろうとも察せられたから。]
……ごめん。
[きつい言葉を向けられて、弱々しく零れる一言。
それでも結局「深追い」する形で、やがてジラントの「勘」の意味を知ることとなり――。]
[アレクセイに事の次第を話すより先に、ベルナルトから嘆息と共に返ってきた答え>>*10を聞き、瞬いた。
先程のベルナルトの言葉からも、彼がジラントについて何か察していたとは思っていたが――。
彼自身が「見られた」らしいというのに、まるで危機感無く聞こえる口調。
しかもさらに、出迎えるとまで楽しげに告げられた>>*11。]
でも、ベルナルト―――…
[思わず零した懸念の色。
けれど彼から確かに伝わる意志に圧されて、それ以上は何も反対を紡げなかった。
無理をしては――自分が出張ってはいけない、と。そう、思った。]
うん。
判ったよ。 ……任せる。
[邪魔はしないと告げたアレクセイの後から、静かに是を返した。**]
/*
あ、リディヤさん来てたー。うむ、死体の状況しか判らないというのも、つじつま合わせようと思うと色々大変そう。
地上は思った通りの展開か…他はどう動くかなあ?ベルナルトは落ちる気満々と見るけど。
鬼の残りはメーフィエで、アレクセイが囁だよね、多分。
/*
そして、このこが墓下で動いてもリディヤさんの話し相手にはなれそうにないという…有りがちな大問題が!第四人格とか、起こしてみるか?
[ 冷たい青にぞくりとするけども、それは恐怖ではなく。]
はっ……
とびきり上等の獲物がいるってのに、よそ見してる暇なんざねぇ。
[笑い返す。
懐にすべりこむ手、途切れた言葉。]
っと……!
[足を狙う短剣は、鉈で払い除ける。
開かれた間合い。
逃すかと、男は踏み込み、胸元狙って鉈を横に凪いだ。]
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