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/中/
さて、レッグからの動きが来ていますが。
どうされますか?
できるだけそちらの動きには触れないように。
表では動いておくようにしますが。
[日は上がってゆく]
[けれど]
[店を開ける気にもなれず]
どうして。
信じられるんだろう。
[ただ]
[誰もいない店の中]
[座っている]
〔暑い。額に流れる汗を手の甲でぬぐう〕
〔雑貨屋に着くと、扉は固く閉まっており、何人かの自警団員が困ったように雑貨屋の前から帰っていくところだった〕
…なんだ?
フラン、店開けてないのか。
体の具合でも悪いのか?
〔閉ざされた扉を軽くノックする〕
おい、フラン?
どっか調子でも悪いのか?
すまんが、煙草を分けて欲しいんだが…。
〔恐縮したように声をかけた〕
学生 エリカが「時間を進める」を選択しました。
学生 エリカが「時間を進める」を取り消しました。
[新たな声の主]
[それは]
ランディ。
[自分自身を信じろと]
[そう言った人]
…うん。
分かった、開けるよ。
[立ち上がり]
[扉を開く]
調子が悪いとか。
そんなんじゃないんだ。
ただ…。
[誰にも会いたくなかった]
[そう呟いて]
//中の人発言//
むう。先手を張られたか。
これをされると、仲間の少ない身としては、結構無理があるなぁ。
ふむ・・・。
調子が悪いどころか。
ディーノのおかげですこぶる良いのだけれど。
[扉を開けながら]
[小さく苦笑する]
下手に拒絶を続けてもまずいわよね。
適当に相手をしておきますか。
〔雑貨屋の扉が開く。厳しい表情のフラン、その口から紡がれた言葉〕
〔誰にも会いたくなかった〕
〔どうしてそう思ってしまうのか、思考の流れは推測できた〕
…悪い。
あー…、迷惑なら、すぐ帰るよ。
煙草だけ…。
悪い…。
〔軽々しく、元気を出せよ、とも言えず。店の中に入っていいのかどうかもわからず〕
〔フランから視線をそっと外して、生やしっ放しになっている顎鬚を撫ぜた〕
…いいよ。
ランディなら。
だって、信じてくれるんでしょう?
[小さく首を振って]
[どうにか微笑を浮かべ]
[店の中へと誘う]
凄い汗かいてる。
タオル持って来るね。
[奥に入れば]
[出されたままの湿布薬と布]
[強い薬の匂いが漂う]
[暗闇の中、パトラッシュと共に出口を求め彷徨う。どれくらい歩いただろうか。進めど進めど外への出口は見えて来ない]
出口、見つからないね…。
ここ本当に洞穴の中なのかなぁ?
[歩いている間、ずっと違和感を感じていた。歩み進めど疲れはしないし、腹も減らない。確か自分はろくに食事もせずに出て来たはずだ。そんな時、パトラッシュが足を止め、こちらを振り返った]
え、ここが?
外に出たにしては何か違うような…。
夜だとしても、月も星も見えないよ?
[空を仰ぎ見る。広がるのは暗闇ばかり。星の瞬き一つも見えない。その時だった]
─………ィ………─
…ぇ?
[小さく声を漏らす。誰かに呼ばれた気がした。それは酷く懐かしい声]
─ディ……ディアナ─
─君も来ちゃったんだね─
…ディ…? ディートリヒ?
どこに居るの!?
[聞こえた声は双子の片割れ、自分の半身。きょろきょろと見回すと、前方で何かが淡く光を放つ。暗闇の中に浮かび上がったのは、幼き日の姿のままのディートリヒ]
ああ、ディ。そこに居たんだね。
ようやく姿が見れた。
…君は昔のままだね。7年前のまま。
[懐かしそうな笑みが浮かぶ。ディーノを幼くしたような子供には物憂げな表情が浮かんでいる]
─君には、何事も無い、普通の生活を送って欲しかった─
─でも”あの力”を持っている以上、やっぱり避けては通れなかったね─
ディ…?
[ディートリヒの言葉に訝しげな表情を浮かべる。その様子に彼はにこりと笑みを浮かべて首を横に振り]
─何でもないよ─
─避けては通れなかったけど、君はそれ以上の宝を手に入れた─
─それで、十分─
[ディートリヒの視線は傍のパトラッシュへと向かう。それを追うようにしてパトラッシュに視線を移す]
…うんっ!
[その言葉に嬉しそうな笑みを浮かべた]
─さぁ行こう─
─ここから先は僕らが住まう場所─
─君達が望む場所、望む姿で居られる場所─
─君達が望むように過ごせば良い─
[そう言ってディートリヒは招き入れるように背後の闇を指し示す。その遠く奥には僅かに光が輝いていた]
//中の人発言//
いかん。
レッグと話し合いたいのに、時間見たら、ほぼ更新後か、更新ギリギリにしかいない(笑)
参ったなー。
/中/
頑張ってください(汗)
今日は色々な意味でそちらの見せ場だと思うので。
基本部分はまたお任せしますよ。
ああ、レッグのいる時間(汗)
うーん、必要ならば多少伸ばすのは大丈夫らしいので。
メモで相談してもいいかもですね。レッグだけにではなく、生存者全体に相談する感じで。
〔無理に笑う姿が痛々しかった〕
〔だが、誘われるままに店に入るしかなく〕
〔ふと鼻を突く、薬の匂い〕
うわ。強烈な匂いだな。
俺の煙草からも、湿布の匂いがしそうだぜ。
〔ゆるりと店内を見回し、目当ての煙草を棚から取り出す〕
//中の人発言//
・・・むう。決めた。
とりあえず、自警団員は舌先三寸で追い払う。
その後、票が集まって死ぬなら、そのときはそのときにしよう。
[タオルを手に]
[奥の部屋から戻る]
[白いタオルを手渡しながら]
ああ。
ここんとこずっと作り続けていたからね。
でも作った端から消えちゃうから。
…あたしにも染み付いているかも。
[肩を竦めて]
[確かに身体にも染み付いた匂い]
ごめんね。
薬草臭い煙草だなんてさ。
まあ、身体にいいとでも思って?
[小さく笑う]
〔霊を言い、タオルを受け取って汗をぬぐう〕
〔勧められるままにそこへ腰掛け、胸にたまった空気を吐き出す〕
〔ややあって。
…シャロンとディーノがお互いを占い、人間判定をしたこと。
…パトラッシュが自警団に撃たれ、命を失った事。
…それなのに、ディーノが人狼に喰われた事。
…その事実によって、疑いの晴れた自分が独房から出された事、などを。
自分自身でも整理するかのように、淡々と説明した〕
[整理された説明を]
[時折頷きながら聞いてゆく]
そう、なんだ。
じゃあディーノは人狼じゃなかったんだね。
庇ってたからパトラッシュは人狼じゃ無いってこと?
[一瞬疑うような顔をするが]
[すぐに思い出して]
ああ。
エリカちゃんには死んだ人の魂が分かるんだっけ。
ランディが出してもらえたってことは、そういうことかな。
[窓の外を見る]
じゃあ、残る占い師はシャロン?
これからはシャロンが人狼を探してゆくのね。
〔吹き抜ける風が気持ちいい〕
〔汗が引いていくのを感じた後、広場のほうへ視線を投げたまま問いかける〕
…なぁ。
ノブを占った日の、シャロンの言葉。
覚えてるか?
「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
俺が宿屋の主人から聞いた御伽噺にゃ、そんな奴は出てこなかった。
いったい、何処から仕入れた情報なんだろう。
同じように旅をしてたディーノは知らなかったみたいだし。
なぁんか、引っかかってよ…。
〔残る占い師はシャロン、と言うフランの言葉に、怪訝な表情を向ける〕
おい、人狼伝承では、能力を持った人物は一人ずつしか出てこなかったんだが。
フランは、シャロンを信じているのか?
厄介な星があと一つ。
否、それを守る星とで二つ。
…先に守護の星を砕かなければ。
恐らくはずっと張り付いているグレッグ。
そして姿を見ることの少ないカルロスは。
疑惑の種を撒くのに最適でしょうね。
[説明を聞きながら状況を整理して]
[残る星を考える]
[この先をどうするかを]
[外が騒がしい。
どうやら、自警団員達がシャロンを探していたようだが、元より、逃げるつもりも、隠れるつもりも無い。
シャロンは、宿屋の自室で、冷たい笑みを張り付かせたまま、自警団員を待った。
―――ややして、宿屋の扉が荒々しく開かれた。
ごく単純な場所に、やっと気づいたようだ。
足音はだんだんと大きくなり、
自室の前で一度止まった。
そして、
次の瞬間、さらに大きな音で扉が開かれた]
あらあら。
みなさんお揃いで。
そんなギラギラした目で、私に何の御用かしら?
「とぼけるな!
お前が、我々を外に連れ出した後に、占い師候補であるディーノが死んだ!
それは、お前が狼を手引きしたとしか考えられないだろう!」
・・・愚鈍な考えだこと。
「まだあるぞ!
お前は我々にあの犬が人狼だという考えを受え付けた!そして、お前が偽者で、狼とグルだということはすでにリークされているんだ!」
・・・ただ、勝手に妄想に踊らされただけじゃない。
「うるさい!
いいか!?拷問にかけてでも、狼の居場所を吐き出させてやるからな!覚悟しろ!」
まあ、怖い。
もっとも、何人かは拷問という名を借りて、私を犯そうと思っている人もいるようだけど?私が・・・狼の仲間だとかそんなことも関係無しに、自分の欲望を満たそうとする下衆な人間・・・。
「・・・っ!?」
[少しだけ、自警団員の間にどよめきが起こった]
・・・犯したいならどうぞ?
見せてあげる。私の全て。
[そう言ってシャロンが、上着のボタンを外し始めた。
ゴクリと生唾を飲む音と、少しだけ理性のある人間の「よせ!」という叫び声。
一種のパニック状態が起こった。
―――そして。
その上着を全て脱ぎ捨てたとき、騒ぎは一瞬にして収まり、全ての人間は青い顔をして、その場に蹲ることとなった]
さあ―――?
どうしたの?見たかったんでしょう?
/中/
親父ですから…。
自分の目で見たものしか信じないし。
自分の尺度でしか、物事を捉えられないのです。
け…決して、ガチ脳になってるとか、そんなんじゃないのです。
い、一応、一村人で渦中の人間、ランディになって喋ってるはずなんですけど(汗)
村の雰囲気、壊してないといいんですけどー(滝汗)
/中/
[―――その衣服の下は、見るも無残に焼け爛れた姿で、正常な人間の持っている体ではなかった。
皮膚が溶け、そして、捻じれたように固まり、透けたその肌からは、少しだけ内臓が見えていた]
[そのとき、全ての人間の思考回路は止まった。
そのスキを見逃さずに、シャロンが冷たい笑みを浮かべながら叫んだ]
―――聞け!愚かなる者たち!
私は占い師!
人間と人狼を区別する者!
狂人は死んだ!人狼も死んだ!
何を迷うことがある!
論理的な思考を持て!
人間が殺されたとき、誰がいなかった!
その者を討てば良いだけだ!
人間を殺すヒマなどない!
人狼を、人狼を殺せ!
「・・・」
[一瞬の空白に暗示を入れるのは一種の催眠療法。
よほど、気の強いものでしかこれに対抗することは出来ない。
ややして、自警団員は、のろのろとした声でこう言った]
「そう言えば、そうか・・・。
俺達は、人狼を殺さなければいけないんだよな・・・」
[ボーッとした様子で、来たときとは真逆にゆっくりとした足取りで、宿屋を出て行った]
ふう・・・。
なんとかうまくいったかしらね。
でも、いつ正気に戻るかは分からない。早ければ今夜・・・。
その今夜さえすぎれば、私の勝ち。
明日、正気に戻り、そのとき、また私を殺したくなったら、そのときいらっしゃい・・・。
そのときは・・・全員道連れですけどね。
うふふ・・・。
人狼とコンタクトを取って、か。
そんな人間いるのかしら。
人狼同士は意思の疎通が図れるとか何とか。
そんな話はあったと思うけれど。
[首を傾げて]
え?
そう…だっけ?
だってシャロンはクローディアの力を受け継いだって。
ノブも人間だって…。
[声が小さくなる]
[溜息が漏れる]
そうか、そこから間違っているかもしれないんだ。
誰か、正確なお話を覚えていたら良かったのにね。
…また。
余計な部分を覚えていてくれたこと。
[小さく舌打ち]
シャロン。
どうにかして誤魔化しなさい。
旅慣れている貴女の方がその手の知識は深いもの。
まして貴女はクローディアと共にいたのだから。
その言葉には説得力があるはずよ。
[僅かに視線を険しくして囁き]
そう、昨夜のように。
[微かに唇の端を上げる]
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