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/*
まあ、私とシリウスの赤相手なら、
多少どころでなく無茶してもどんと来いだと思います。
それじゃ、絡めそうな場所あれば、回想で乱入します、が、
時系列を表と同じにしておきたければ遠慮しておきます。
*/
[現れた金髪の少年に、目をぱちりと瞬いた]
あれぇ?
キミ、えっと…ティルさん?
ボクを殺しに来たのぉ?
それとも殺されに来たのぉ?
[にっこりと笑顔を向けた。]
/*
確かにそこのお二人ならどうにでもしてくれそうかな。
ではよろしくですよ!(ぉ
僕は時系列は適当で。というか曖昧で(何
*/
殺し…
イヤだ、殺されたく、ないっ!
[それがユーディットであると理解できているのかどうか。
ジリ、と間合いを計る。それは普段と変わらずに。
だが右手は音を立てず、左手の銀光も伸びず]
…諦める、ものか…!
[左手首を右手で掴み、必死に集中の表情]
……なるほどね。
[ならば、この変化にも、納得は行く。
自壊した、という言葉の意味するところも、ある程度は]
……「足手纏い」……ってのは、イレーネの事か?
だとしたら、そこら辺は大きなお世話……とだけ言っとく。
[静かに言い放ち。
含むものを感じさせる物言いに、す、と細められる蒼]
惜しかったのなんのと……何が、言いたい。
いや……何を、「知ってる」?
諦め…?
[右手で握った黒い塊。
それはもはや銃の形も鎌の形もしていなかったが、ゆるりと振ると長い棒になった。
じ、とティルを見つめながら、ベッドから足を下ろして立ち上がり、こちらもあまり構えというにはお粗末な、ぼうっとした感じで立ち上がった。]
なぁに、キミ?
やっぱりボクを殺しに来たのぉ?
−L−
[ほぼ一晩の睡眠の中で、青少年は何を夢に見たのか。
ぼんやりとした眼、欠伸をひとつ。
扉のあたりでかりかりと音がするのは猫のせいだろう。
出せー、出してー、出してくださいー。
にゃー、にゃー、にゃーん。
そんな感じだろうか]
…お前はいいよなぁ、気楽で。
[ふわ、と小さく欠伸をして。
猫を外に出そうと扉を細く開けてやれば猫はてちてちと足音をリノリウムの床に響かせて廊下のどこかへ消えていった]
…。
[消えていった後姿を見送れば扉を再び閉める。
しばらくすれば、水音が部屋の中に響いた。
そして、またそれからしばらくするとしっとりと濡れた髪をタオルでわしわしと荒く拭く姿が見えた]
邪魔、しないで。
逃げるんだから。
[向ける視線は憎悪というよりは恐怖。
普段であれば見せることを一番嫌う感情]
このまま、殺されてなんか。
やらない。
[この状況に一致するようで一致しない答えを返す。
震える手。だが姿を現さない刃。
周囲へと視線を走らせる。何か使えるものはないだろうか]
生きてここを出るには、勝ち残るしかない。
にも関わらず、他者を気にかけるとは――ね。
[それは、眼前のアーベルの事を指しているのか、
それとも他の誰かの事を言っているのか、
どちらでもあるような、酷く曖昧な響きを帯びていた。]
……そのままの意味だ。
情に流されなければ、
むざむざ負ける事もなかった、という意味だよ。
約束を違えず、貴様らの元にも戻れたろうにな。
あの男は。
[ベルトから外した鞘を、手の上で躍らせる。]
[ティルの目の動きに条件反射のように、一歩横へと移動した]
良くわかんないけど、とりあえずボクイライラしてるからっ!
[言いながら、左手をぐ、と上げ、口元へと移動させる。
人差し指と中指を伸ばして唇に当て、ぷう、と息を吹きかけるようにしてその間からティルに向けて噴出した。]
………?!
[目を見開き、唖然。
そこからは黒い炎が出る筈で――]
え、あれ、何ぃ?
[思わず、じ、と左手を見た。]
わ、ぁっ!
[動いたユーディットに対し、完全に遅れた動きで逆サイドへとステップを踏みながら左手を振るう。
刃がないそれは牽制にもならないはずだったが]
……?
[目を見開き唖然としている様子に。
何となく釣られて動きを止めた]
[地上へと続く扉に手を掛けて、ふいに視線を上げた。
珍しいとも思うべきか、己を呼ぶ声が響く。
直接耳へと届く韻に、緩く瞬いて]
――嗚呼、もういないんですか。
[抑揚の好きない声に、ぽつりと呟いた言葉が
端末へと括られた碧の紐に繋がる鈴が拾い上げる。
感情の色は、見えない。]
…そうでしょうね。
「不要品」は棄てられて、終わりだ。
きっと何の未来も無い。――それでも。
レールを外れた所で、行き先が無いなら。
…選択肢は、一つしか無いでしょう。
[静かに、紡ぐ。その響きには、珍しく苛立ちの色は見えずに。
自らに言い聞かせている様にも、――何処か、諦めにも似た。]
元々、棄て置かれていたにも等しい身が、
…縋りつくには、此の道しか無いんですから。
……情に、流されて……。
[掠れた呟き。刹那、蒼は伏せられて]
……馬鹿兄貴が……。
[零れた言葉は、どこか、吐き捨てるような響きを帯びる]
……あんっまりにも「らしすぎて」、怒る気にもなれやしねー……。
[ばさり、大きな音を立てて、銀翼が羽ばたく。
人の姿であれば、前髪をかき上げるか、でなければ肩を竦めるか──そんな仕種だろう]
/*
突然、ぶりじったんへお返し。
時空列的には、現在に近いかも?
イレぽんと会話→地下でゴタゴタ→いまここ
みたいな感じで!(適当ですね)
リーチェと戦うなら、このまま上出てってぶち当たりたいんだけど
……本人いねぇー!
*/
職人見習い ユリアンが「時間を進める」を選択しました。
−回想:地下・スペースb−
……何をしているのだか。
[靴音は小さい。
地上に戻るには、メディカルスペースの傍を通る必要がある。
当然の、二人のやり取りは聞こえた。
呆れたような響き――けれど、感情のいろは薄い声で呟く。]
貴様も他人の事は言えまいに。
おかげで、
――やりやすかったがな。
[ブリジットならば、端末でそうしたように。
鞘に収めた刃を、口許に当てた。]
…あ、っれー?
[ぷぅ、ぷぅ、と何度か噴く。
が、いつも出るべき炎は出ず――
キッ!と自分の手を睨みつけて]
何で、っさーー!!
[いきなり手に持った棒を、横に振った。
無くなった点滴の下げられていた棒にあたり、派手な音を立てて倒れた。
ワゴンに当たり、包帯や薬などの乗ったトレイが落ちた。]
[突然の破壊行為に今度はこちらの目が丸くなる]
もしかして。あなたは、同じ?
僕のように不要と言われたの?
[問いかけるようにユーディットへと呟き。
届いた感情の薄い声に慌てて背後を振り返った。
それだけで足元がフラつき、些かバランスを崩しながら]
……だから、大きなお世話だってんだ。
[そも、ここに連れてこられた経緯からして、人質を取られたがため。
そしてここでイレーネと会って……動きに鈍さが出ていたのは、否定できず。
声は、憮然とした響きを帯びた]
……って。
やりやすかった?
[何が、と問いつつ、訝しげな蒼を、向けて]
/中/
むぅ、霧だったのでしょうか、今のは。
即座に回復したっぽいので良いですが…この後の地上バトルに掛かったりするとまた困りますね(汗
[ティルの言葉に、キ!と睨みつけて]
ボク、不要じゃないもん!
ボクは、いるもん…
ただ、今は、ちょっとお休みしてるだけで…
[しょんぼりと語尾を小さくしながら、背後を振り返るティルには睨む目をきょとりと大きく開けて首を傾けた]
…何?
…さて。
[グローブをはめれば窓からひょいと飛び降りる。
ざ、とブーツが地面を踏みつけたのはそれからしばらくもなかった。
ポケットの端末を接続して現在の状況を確認しながら足は南へと向かう。
瓦礫の谷間を抜けてブーツが礫と砂とを半々に踏む頃には空に月が昇って]
−→中央〜南域境界地帯−
だから、そのままの意味だよ、
アーベル=シュトゥルムヴィント。
“やりやすかった”ゆえに“生き残れた”。
おかげで、私は今――こうしてここにいる。
[細めた冬の緑は、月のように。
隠された口許もまた、同じか。]
感謝せねばなるまいな?
/中/
ところでもっそい突っ込みたいんだが。が。
……妖『魔』いない、妖『狐』。
いや、狩人導入時に思いっきり守護と言ってた俺がいう事じゃないけど! ど!
破壊行動を起こすな。
騒がしい。
[嗜めるというよりは、面倒くさそうに。
ティルとユーディットを順に見て、腰に手を当てた。]
ぼ、僕だって。
[ユーディットに返す。そこまでは幼さがかなり混じった声]
っく、あなた、は。
ここは。
[倒れるのを回避しようと右手で近くの機械に縋りながら。
走った頭痛に左手を頭へと]
…あなたは誰だ。
[記憶と重ならない姿を「睨みつけ」た。
紫がかっていた瞳の色が露草色へと落ち着いてゆく]
……ああ。そ。
[冬の緑の、月の笑み。
それを、銀に包まれた蒼が見返す。
冬の海の色ね、と。
彼を育てた姉は言っていた]
お役に立てて何より……とでも言えばいいのかね?
[吐き捨てるような言葉。
声音にあるのは、微かな憤り。
それがどこへ、何を意味して向くのかは、定かではなく]
…あれぇ、ブリジットさん。
なんか、変?言葉とか。
[言われている内容は全く意とせず、ふわりと破れたスカートを揺らしてブリジットの傍まで行き、顔を覗き込んだ。
結果的に、ティルのすぐ近くに行くことになっただろうか。]
何故、貴様らはそうして他者を気にかけるか。
理解に苦しむな。
[吐き棄てられたそれにも、
感情のいろは浮かぶことなく。]
御自由に。
[瞬きの後には、形だけの月は消える。]
全く、因果なものだ――
もしくは、敢えて用意されたカードか。
[鞘を下ろして、腕を組んだ。]
/中/
……赤が、かなり迷走している気がする。
そしてこれ、どないなるんだ、もう一戦……。
そろそろ墜落しそうなんたけどにゃあ……。
生憎と。
貴様らに名乗る名前は持ち合わせていない。
ブリジットと呼べばいいのではないか。
[ふらつくティルに手を差し伸べる事は無く、
覗き込んでくるユーディットに表情を変える事もなく。]
敗者は敗者らしく、大人しくしていた方が好い。
治るものも治らないだろう。
[そもそもにして、治す気はないのだろうが。]
んー?
[首を捻りながら、一歩下がり。
言われた言葉には口を尖らせて]
敗者だけど敗者敗者言わないでよっ!
もー。
[眉間に皺を寄せた。]
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