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……そう、か。
[『殺されちゃったから』。端的な説明。
笑っているのに、泣いているような顔。
その後に続いた言葉は、予測の裏づけ]
……『司』を喰らう事で、『憑魔』はより大きな力を得られるから、な。
[零れるしずく。
伸ばされる手が空を掻く様。
少女が少年を慕っていたのは、言葉を尽くすまでもなく、知れて]
……こんなものまで。
二度目。
[零れ落ちたのは、小さな呟き。
瑞穂にかける言葉は思いつかず。
ふ、と、目を伏せた]
[彷徨う視線は、やがて、見知った者の姿を捉える]
……史さん。
[昔馴染み。
先に奇妙な消滅をした黒江と、自分の死。
それが、彼にどんな影響を与えるのか。
一抹の不安を感じるのと、どこからか、叫びが聞こえるのは、どちらが先だったか]
……この、声……神楽?
[物理的な障害を受けぬ死せるもの。
その場へ向かうのは容易かった。
たどり着いた先、聞こえる絶叫。
嘆息の仕種の後、目を伏せるものの]
……ああ。
ほんと、冷静だな。
[向けられた言葉。薄い笑み。
届きはしないけれど、小さく呟く]
……それだけ、前向きなら。
大丈夫、だろ。
そう……信じるさ。
だから……。
[死ぬなよ、と。
紡ぐのは、小さな言葉]
/*
緋文視点では、黒江の消滅は想定外の極みだからなぁ。
史さんのショック度想定できないんだよね、現状。
で、神楽には負担かける可能性を考えてなかったわけじゃないけど(察知されるのわかってたからね)、あそこまで反応でかいとは思ってなかったなんて、そんなオチ。
……ひでぇ護り方ですね!
遺された方が大変だってーに。
[今はだいぶ落ち着いたのか膝を抱えて俯き桜の木の下のあたりに座っている。
小さな呟きは聞こえていた。]
静音さん、無事に帰れるといいね。
[神楽の悲鳴に顔をあげると礼斗の姿が見えなくなった。
呟いた言葉は聞こえただろうか?
自分はその場を動く気にはまだなれなかった]
― 繁華街・稲田家周辺 ―
[礼斗君を見送ってから、私は繁華街に戻った]
鍵、開いてるのね。
……誰かいるー?
[玄関に入り、大きめの声をかける。けれど誰の返事も無い]
伽矢も千恵ちゃんも瑞穂ちゃんもいないか。
[私は、礼斗君が調査の結果を持って来てくれると思い込んでいた。
朝の薄い日差しの中、玄関口に座り込み、しばらく待つ。
けれど、いつまで経っても彼は現れなかった]
―中央広場―
……おそ、われた?
[頭の中は空白に近い。
風にさらわれていく花片。
昔馴染みの身体はもう、亡い。
――還せなかったな。
誰かの溜息が聞こえた、気がした]
[それと共に、少しずつ思考が廻り始める。
少年の言葉が蘇る]
……あやみんに、襲われた?
[もう一度繰り返す。
あり得ない、と思う。
けれどいつだったか、『憑かれる気はない』と言っていた彼が、もし本当に襲ったのだとしたら、それは多分――]
……、
[ぐ、と拳を握り締めて、口を開く]
……へぇ。
そっかぁ。
[発されたのは、少し低い声。
思っていたのとは違う言葉]
どうしてだろうな?
そんなことする奴じゃないと思ってたのにさぁ。
[内側で起こる困惑は、外にまでは伝わらない]
─中央広場─
…あいつがなんつーやつかは知らねぇけど。
急に襲いかかって来た。
[名前を聞く機会は無かった。
聞く必要も無かった。
名を呼ぶ必要が無かったから]
アンタがあいつのことをどう思おうが知らねぇよ。
オレはオレの身を護っただけだ。
[相手の男を見遣る翠の瞳は、昏い]
───繁華街───
[ようやっと道を把握したと気づいたのは、裏通りの銭湯を見つけてからだ]
じいちゃん。死んじゃったのかな。
[そう呟くが、すでに感慨は無い。
今の神楽に、誰かの死などはどうでもいいことだった]
……。
[銭湯を通り過ぎ、人の集まりやすい中央公園に向かって歩いていく途中、何処かの家の玄関で人の気配]
───。
[今、誰かがいるということは、4人の中の誰か。もしも、伽矢か千恵ならば非常にまずいと思い、神楽の警戒しながらそれに慎重に近づき、相手を見定める]
……。
[果たしてそこで出会ったのは、幸か不幸か。人間の可能性が高く、3人グループの1人である百華の姿。しばし、どうしようかと思い悩んだ末に、神楽がそれに近づいていった]
どうしたんです?誰かと待ち合わせですか?
―回想・中央公園―
千恵ちゃん。
[黒瞳を開き少女の姿を映す]
司じゃないよ。憑魔でもない。
桜の力を借りていたから。
[その意味を問われても微笑むだけで答えない。
感情を抑えていた時より感情の読みにくい微笑。
千恵の目にはどう映っただろう]
司が還してくれたならきっと。
それからどこへゆくかは、あの人次第。
[風が桜の枝を鳴らした]
―回想・中央公園―
かえる。そうだね。かえらないとね。
[歪みとなる前に還らないと。
答えながら、駆け寄ってくる千恵を抱き止める。
その手に握られたものも、そのまま身体で受け止めた]
桜花にもかえさないと。
[返さないと。
突き立てられた「お守り」に引き出されるように、花弁の形を取った力が流れ出してゆく]
(ありがとう)
[唇は空気を震わせず。
全てを手放し、桜へと委ねた]
[何度も使える程便利じゃないと、礼斗君は言っていた。
きっと時間がかかるモノ。そう考えて、私は玄関で待ち続けた。
そこへ、コンクリートが擦れる音がする]
礼斗君?
[けれど、かけられた声は女性のものだった]
……あなた。
もういいの? 私の顔は見たくないっていってたのに。
[礼斗君の言う通りなら、この人は司。
警戒する必要はないはずだけれど……
罪悪感が身を強張らせた]
……へぇ。
残念だなぁ、信じてたのに。
[肩を落とすその裏で、「下手な嘘だ」と誰かが嘲る]
それ、腕怪我してんじゃん。
大丈夫?
[軽薄に、危機感の感じられない笑みで。
相手の目を覗き込むように見た]
[そのまま]
……あぁ、そうそう。
さっき、消える前にちらっと見えたんだけどさぁ。
[本当は見る暇等無かったけれど、平然と嘯いた]
「あやみん」、心臓無かったよね。
なんで?
―中央公園―
[遠く鈴の音を聞く。
遠く遠く誰かの話す声を聞く。
意識は完全には散らず、うすぼんやりと丸まって。
生者と死者の間を漂っていた]
[私は彼女を観察する。
公園で会った時と比べ、澄んだ目をしている。
その瞳は純粋な何かを宿しているように思えた。
私はふう、と溜息をつき答える]
待ち合わせ、といえば待ち合わせよ。
―繁華街・端―
[暫く泣いて、目が本当にうさぎのようになった頃、ようやくぐしぐしと顔を擦り泣き止んだ。]
……ここ、どこだっけ。
[鼻まで真っ赤になりながら、きょとと辺りを見回すと、見覚えのある、繁華街端の端だった。]
……にいちゃ、ねえちゃ、おばちゃ。
[未だ瑞穂の死は知らず。
ほてほてと、瑞穂の家へと歩き出した。
誰か帰ってきたかな、と思いながら。]
[百華の言葉に、小さく首を振る]
そんなこと言ってられる場合じゃないですから。
憑魔を全滅させない限り、同じ悲しみが繰り返される。
それなら、憑魔を率先的に殺し、憑魔の可能性の低いあなたを憎み続けるのは、無駄なことです。
そう。
憑魔は全て滅さなければね。
[その時に浮かんだ感情は、仄暗い───喜び。
司として、憑魔を浄化出来るという役割を果たすことへの感情だった]
あなたもそう思うでしょ?
ああ。それから、ひふみん……礼斗を待っているなら無駄だよ。
何故なら───彼は憑魔に殺されたのだから!
[動き出した神楽。
正直、ちゃんと目指すところにたどり着けるのかとか、そんな余計な心配をしているうちに、どうにか正しい道を引き当てたようで。
思わず安堵した矢先──目に入ったのは、百華の姿]
ああ。
はったりかけたままになっちまったな……。
[零れたのは、そんな呟き。
それから、桜の方へも意識を向ける。
史人は無事だろうか。
過ぎるのは、そんな思い]
[さて。
私は彼女を何処まで引き込めるのか。それがキーポイントだ。
最悪でも3人グループに少しでも亀裂を巻き起こせなければ、その先は難しいだろうから]
.
─中央広場─
……平気。
死ぬほどじゃない。
[訊ねられ、短く返す。
この状況で相手が浮かべる笑みに、オレは警戒するように翠の瞳を細めた]
心臓なら、抉って、潰した。
あいつがもし憑魔なら、と思って。
どこまでやれば死ぬのか判らなかったし。
[本当は喰ったけど、そんなことを言うはずもない。
相手が本当に見たのかどうかを判ずる術は無い。
下手に逆のことを言うよりは、抉った事実を作った方が良いと判断した]
……もう良いか?
オレ、千恵探さなきゃなんねぇんだ。
[会話を断ち切るように言葉を紡ぐ。
一貫して冷静な態度、慎重な雰囲気。
この緊迫した状況で、軽薄な笑みを浮かべる相手と、オレの態度はどちらが異様に見られるのだろうか]
[史人の声が聞こえて頭をあげる。
二人の会話が聞こえてくる。]
伽矢くんのこと、ばれたのかな?
[行く末は少し気になっていたのでそちらのほうをぼーっと眺めている]
ああ。それで。
[私に声をかける事にした理由を聞き、頷く。
が、憑魔を滅ぼすと口にした彼女の表情が僅か、変わる。
野心旺盛な男のような顔]
ええ、滅ぼさなくては。
……無駄?
[礼斗君がもたらした情報は、私を大分楽観的にさせていた。
それも、続く言葉を聴くまでだった。
――礼斗君が、憑魔を見つける事ができる人が、死んだ。
私は、返事を返す事もできずに表情を凍らせた]
[『憑魔』は全て滅する。
それは、場を開くためには必須の事。
だから、それは大きな願いのひとつ]
……問題は、それまでに。
犠牲を、どこまで減らせるか……だよ、な。
[見えている、答え。
伝えられないのをもどかしく思いつつ。
神楽と、百華のやり取りをただ、見守る]
―中央広場―
……あぁ、そう。
冷静なんだねぇ、見掛けによらず。
[あっさりと身を引く。
余計な一言を付け足したのは挑発か素か]
うん。分かった。
引き止めて悪かったな。
[それ以上引き止めようともせず、両手をポケットに突っ込んだ]
漫才師 史人は、少女 千恵 を投票先に選びました。
[表情を凍りつかせた彼女に畳み掛けるように私は離しかける]
みずちー……瑞穂も、憑魔に殺されました。
名前は知らないけど、無表情な女の子も死にました。
残っているのは、私とあなたを含めて5人だけです。
[さて。ここからは賭けだ]
ねえ。ひふみんは、最後に何処に向かいましたか?誰に殺されたと思いますか?残っている憑魔は誰だと思っていますか?
私でもない。あなたでもない。残るは3人。
ああでも、あのメガネのお兄さんが憑魔ならば、わざわざ数少ない自身の仲間になりそうな人を殺すかな?
それに確か、あの人は何処かで司だと聞いた気がする。だとすると残っているのって誰なんだろう?そこに憑魔はいるのかな?ねえ。誰だと思います?
[史人が司だと言うことは思いつきの嘘だ。真実かも知れないが、今は確証が無い嘘だ。だが、それでも、こう言えば、あの2人に疑いがほんの少し向けられるだろう。
さて、亀裂はどのくらい浮かぶか?]
─中央広場─
アンタも見かけによらず頭のネジ飛んでんだな。
この状況で良くヘラヘラ笑ってられる。
[挑発に乗ったわけではなく、素直な感想。
口は普段から悪い]
[身を引いた相手から視線を外すと、オレは足を動かし始める。
右手にサバイバルナイフを持ち、左腕は力無く身体の横に垂らしたまま。
けれど、その腕から赤が滴る様子は無い]
[オレは男を警戒しつつも、その傍を離れて行く。
捜すにしてもあては無く、どこから捜そうかと考えながら、駅方面の道へと向かい始めた]
―繁華街→―
[誰もいない道をとぼとぼと、うさぎと一緒に歩いてゆく。]
寂しいね。
[うさぎに話すも、返事はこない。
誰もいない。ひとりぼっち。
それはとても寂しくて。
しょんぼりしながら歩いていたから、誰かの声が聞こえた時、ぱぁと明るい顔になった。]
みずねえちゃ?ももおばちゃ?かやにいちゃ?
[てててと、そっちのほうへと駆け出した。]
……何なんだこいつ。
何か知ってるってのか?
いや、喰らってるところは見られてないはずだ。
………警戒しといた方が良いな。
面倒そうなら喰っちまうか。
[表情を凍らせる百華の様子に浮かぶのは、苦笑。
そこに畳み掛ける、神楽の言葉。
伝え損ねた真実──史人が『司』という言葉が織り込まれているそれに、思わずがし、と頭を掻いた]
……よくもまあ、そこまで、いえるもんだ。
しかも、はったりなのに当たってるし。
[呟きにこもるのは、呆れと感心が半々、というところか]
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