情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[硝子の狼を見た者はいただろうか。
もしかしたら、狼側の者にも見られたかもしれない。
存在を知られる危険。
それでも人に伝えることを選んだ。
逃げるだけでは、きっと待つのは死だから。
何人に、*届いただろうか*]
[物音が聞こえた気がして振り返る。争う声が。]
また、誰かが・・・・?
[ふらり廊下には出たけれど。
見に行くか、否か。酷く迷った。]
―昨晩―
I、ですね。
ありがとうございます。
必ず向かいましょう。
[階段の影に、まるで獲物を狙う狩人のように、見事潜むクレメンス。
しかし彼は熱を感じ取って、イレーネを抱いたままそちらに少しだけ視線を泳がした。]
/PL/
これで狼がミハエルだと一番美味しいとは思います。それで喰われているなら最高です。
その場合、生で喰われてるとよりよかったですが。
…なんにせよ、あれだけ嘆いてもらえると、死んだ甲斐があったというものです。
嬉しいです。死後までお世話になってますね。ありがとう、ミハエル(ぎゅう)
―部屋L前―
[争いの音のする部屋、プレートの白く変わったその部屋。初日に此処を病院と称した、一昨日僕の部屋に血相を変えて飛び込んで来た――]
・・・・・・・
[胸を押さえる。恐れか、其れとも罪悪か。]
[...は信じている。堅く、強く]
[ミハエルのことを]
[けれどそれ故にミハエルの言葉への、驚きは、深く]
…終わり?
[微かな*悪寒*]
―昨晩/エントランスホール→広間―
[起きる兆しが見えない。
抱き上げると、そっと広間の長いすへ運ぶ。
長いすに彼女を横たえ布団を掛けると、彼女は静かに寝息を立てていた。
少し安堵すると台所から水差しとコップを用意しサイドテーブルに置いた。]
[横たわる彼女の横に立ち、先程の言葉を思い出す。
狼を、見つけた。
窓硝子に触れていた女性、歪んだ獣を映した硝子。
ああ、そうか。
あれが彼女の、力。
横に居る彼女を静かに見詰めて]
人狼…どんな想いで、あたしを喰らったのだろう。
[あたしは自分の亡骸を見つめていた。それは、まだ消えていなかった]
何故なのかしら。あたしの亡骸は、ひどく綺麗なまま。
ほとんど喰らった痕もない。
[それが、ある一つの不安を呼び起こす。
けれど、あたしはその不安を打ち消し続ける]
[…信じたい。
あの子をあたしの血が汚したなんて、考えたくない]
[結局中に入る勇気は持てず、踵を返した。
僕は見届けることから逃げ出した。きっと其れが出来る唯一のことなのに。]
わからない。
あたしは愚かで。
見つけ出せない。
他の獣を。
どこにいるのか。
いったい誰なのか。
何故、神の駒に甘んじるのか。
ミハエル。
あなたがもしあたしを殺したかったのなら、手を汚すことなんか、なかった。
たった一言。望んでくれればそれだけで。
『死んでくれ』
そう言ってくれれば済むことだったのに。
[すぐ近くの階段を降りて行く。生きていた時と同じように、一段一段。きっとその気になれば浮かんで移動する事も出来るのだろうけれど。]
ハ、ハハ。
[僕は未だ何処かで生に執着しようとしているのか。何も出来ない癖に。
自らへと向けた嘲笑は、誰かの耳へと届いただろうか。]
――!
[足が止まる。
尋ねる声は先程の部屋から聞こえて来た。“此方側”の声。
嗚呼、そういえばあの部屋の表札は白くなって居た。]
[ふと頭を過ぎる。
ああ、彼女もよくこうやって倒れたっけ。
そして何度も運んだものだった。
彼女は病弱というよりも、無理の出来ない身体だった。
血の色をよく見せた桃の頬、
透き通るような白い髪。
そして…
…。
思い出しても、悲しいだけなのに。
此処、箱庭の女性には、どうしても面影を追ってしまう。
それは、この場所が?それとも、血が?
…別の事を、考えよう。]
[エルザも、か弱かったな。
…。
……。
………。
…そういえば、昨日。エルザに会ったあの時。
隣の部屋の前に、多くの人が集まっていた。
隣の部屋…ハンスの部屋の前に。
ハンス。そういえば久しく見ていない。
…まさか。]
あなたも、ここに閉じこめられたままなのね。
[加害者も、被害者も。みな一つ所へおちてくる]
戻れなかったの?
あたしと違って、あなたは、戻りたいのでしょうに。
・・・・・ッ!
[振り返った姿勢の侭、表情が凍り付く。
カタカタカタ。震えるだけで動かない。
殺そうとし、殺された相手の声が僕を呼ぶ。]
[次に飛んで来るのは、罵声だとばかり思っていたのに。]
[けれど其の声は、予想に反して静かで。
嗚呼、そうだ。僕は戻りたい。だけど。]
「あたしと違って」?
[其の言葉が引っ掛かる。問い返す声は未だ少し震えている。]
[エーリッヒの『居場所』は離れていたけれど、気配は伝わってくる。
その怯えた感情も。
...は自分の亡骸を見つめたまま想いだけ、言葉に代える]
死んでからあなたを理解ったって、遅いわよね。
[自分が『視た』ものは、取り返しのつかない現実だけ]
[役に立ちもしなかった能力]
…ごめんなさい。
/中/
そういえばあの腕をたべられらのなら、まとめサイトにコメントつけて腕がなくなってることにしておいて下さいませ。
それでは暫く音信不通に
あたしは、もし戻ったとしても、病院のベッドの上。
声も出ずに、歌もなくして、籠の中で死んでいくカナリアだった。
[そう呟く声は、それでも、エーリッヒと出会ったときのようなかすれたものではなく『今の』声]
あなたが切望するような、戻りたい、愛しい世界ではなかったわ。
[ふらふらと屋敷の中を歩き回っていた。
なんだって俺はこんな無防備に歩いてるんだ?
扉をふさぐ家具は?
最低限威嚇の対象になるだろう武器は?
何も何ももっていない。]
あれ…?
[個室のドアのプレートには、
いくつか白いものが存在し。
男は首をかしげるだけで通り過ぎた。】
ベアトリーチェかな?
まーたいたずらして。いけませんねえ。
[今までの緊張が嘘のように。
ふわふわと、たのしくて。]
けれどもどうして、誰もいないのかなあ。
[彼の耳にはエルザの声もエーリッヒの声も、
届いてはいない。
聞きたくないから、聞こえていない。]
紅茶を飲みたいなあ。
うーん、アールグレイにミルクがいいかな。
[にこにこと、
エーリッヒとエルザの間を通り過ぎて、
階下に向かう。
彼は二人を[見て]いないけれど、
現実を知る二人には、
ハンスの姿が見えるだろう。]
ハンス…
ああ、やはり来てしまっていたのね。
[止められなかった。迫る死の重圧に負けて]
[繰り返すまいと思った過ち。なのに、彼はここに]
……ん。
[声が、聞こえた。
紗を通さない声。
見ていた紅から抜け出したものの]
……彷徨い人が、また一人……か。
[呟いて、蒼の前髪をかき上げる]
何で。
如何して、謝る・・・
[届いた声に困惑する。
僕はあの時何処か壊れて居た。降り積もる疑心に狂った。怯えていた全てはきっと幻想だったと、今更理解した。
だから謝らなくてはいけないのは此方のほうで。]
[都合のいいことを、束の間考えた]
エーリッヒ。あなたがもし元の世界に戻れるならば、あの子の罪を消せるのかしら…。
[愚かなことを]
[そんな術もわかりはしないくせに]
・・・・!
ハンスさ・・・・
[歌姫の言葉に、尚も言葉を紡ごうとして。
昨日その死を見た相手が通り過ぎて行く。けれど彼の目は此方を見ては居ない。]
―昨晩/広間―
[窓から外を見た。
まだ、暗さが残る。
今なら、まだ誰も…起きていないかもしれない。]
[イレーネを見る。
今、彼女をなくす訳には行かない。
彼女から、目を離す訳には。
しかし、ハンスの事が気になるのも確かだ。]
[目を瞑り、一息。
彼の真っ黒な長い外套を、イレーネを覆い尽くすようにして掛ける。
彼の黒の外套だけが目立って、ほんの一瞬でも気を紛れさせられれば良いと。
イレーネを心配そうに見やり、
そして眠れぬ子を宥めるかの表情で、頭をそっと一撫で。
(宥めているのは彼自身かもしれない)
そうすると足早に、二階へ向かう]
[複数の[声]が、彼の姿をみとめて上げられたのに。
気づかずにこにこと、階下へ。
あちこち血のしみのある階段も、
金色の髪の研究生の殺された部屋も、
はじめてここに来たときのようにきれいに見えている]
白磁のポットとカップを使おうかなっと。
先にお湯も沸かしておかないと、だめですね。
お茶請けは何がいいかな。
僕はちいさい、パイなんかがいいなあ。
[クッキー缶なんかなかったかなあ?
と、口笛なんて吹きたくなりながら、
火をおこそうとして。
ポケットから取り出したマッチは火をともすのに、
どうして調理暖炉に火がつかないんだろう。]
しゅ、しゅ、
[どうして火がつかないんだろう]
あれえ?湿気てるのかなあ?
[エーリッヒの困惑した声が切ない]
…あなただけじゃなかった。みんな、狂っていくわ。
あたしは、ここに堕ちてなお、狂っていく自分を止められない。
あたしには、自分の壊れていく音が聞こえる。
だから…。
[自分の亡骸から目をそらし、一歩踏み出せば、そこはエーリッヒの眼前]
自分が誰なのか忘れぬうちに、言いたかったの。
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新