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--誰かさんたちの会話--
『にしてもサー。
ヴィントの兄さんどうすんでしょネ。
システムに離反する、とか出来るんです?』
「さあな。我等が知る由も無い。
…尤も、手伝い手はあるだろうが。あの神父。」
『ああ…なるほどー。ってさ。俺等も我慢してりゃ、こうはならなかったンじゃ?
俺の所為デスかね!?』
「…さぁな。
だが。貴様がドゥンケルに侵食されていた時点で限界はきていただろう。
綻びなど、その前からとうに起こっていた。
…ドゥンケルとブリジットが、入れ替わっていた事すら気づかなかったからな。」
『んまぁ、そうですけどヨ。
やっぱりちょっと…ねぇ。
ほら、ヴィントの兄さん、俺等が居て安心て良かったーって言ってくれてるデスよ?』
「………………それが、どうした。」
『………………いや、イイですけど。素直じゃn(蹴られ』
セロリですか
[シスターの言葉ににっこりと笑う]
[当然のごとく、使う品にそれが入ったことは言うまでもない]
覚えておきましょう。
[包丁を動かす]
[どさりと]
[音が聞こえて――口端が持ち上がった]
[また咲いた赤い花][一輪 二輪]
[鮮やかな色が心を蝕む]
マリア・・・わたしの赤ちゃん、どこ・・・?
[森への入口]
[手で木の根元を掘り返している]
[爪は剥がれ][指先は裂け][また花が咲く]
[冷たい土の感触すら][感じることはできないけれど]
ええ。
お気を付けてください。
[彼女が二階に向かう]
[その時には笑みが消えて]
[手を止め、外を見る]
ミハエル君、死んでしまいましたか。
ご冥福をお祈りしますよ
[それから再び包丁を動かす]
[千切りにされたセロリとにんじん]
[スープにそれをいれ、塩コショウで味を調えた]
[食べない人はいるかもしれないが]
神父 クレメンスが「時間を進める」を選択しました
神父 クレメンスは、青年 アーベル を投票先に選びました。
[それだけではなんだったし、手早く取れる食事を作る]
[じゃがいもを茹で、それをつぶしてポテトサラダ]
[つぶしていない分を細くおろして、たまねぎと一緒に硬くつぶす]
[チーズを一緒にしてそれを皿の上においておいた]
[誰でも勝手に食べるだろうと]
[広間に戻るとちょうどマテウスが戻ってきたときだった]
[話を聞いて、立ち上がる]
ああ、いえ。
食事を用意したので、食べて下さいね。
俺は…いえ、俺も部屋に戻りますから
[マテウスが自室に引き上げた後、そう言って広間を出た]
[外は寒い]
[そして自分の部屋に、入った]
―二階・部屋―
さて、シスターはどこまで本当だと思っているでしょうねぇ
[小さく笑った]
[かばんを開ける]
…いやぁ。まさかこの中に
[一つ、大き目の宝石を取る]
この薬が入っているとは、誰もしらないでしょうけれど。
さて
アーベル君に話さないといけませんねぇ。
俺は死ぬつもりもありませんし。
[*闇は深い*]
[ユリアンが部屋を去るまで、ずっとそれを見ていた。
幼馴染みが視線を向け、声を掛けるのは、眠るような抜け殻にだけ。此処にいる存在に気付いては貰えない。]
ごめん。
ぼくはまだ赦せそうにないよ。
アーベルも、もしかしたら君のことも、
ぼくと同じになれば良いって思ってる。
[何時もの呼称は使わない。何を待てと言うのか、その言葉の意味を理解しないまま、届かない恨みと妬みをその背に投げた。
それが子供じみた感情だということはきっと理解しているけれど、どうせもう大人にはなれない。
色のない少女の内側に、黒が*溜まり始めていた。*]
―薪小屋―
[朝を迎え、目を覚ました後、そこにいた]
[――ガツン!]
[ぱらぱらと砕ける宝石]
[その中に小さな丸薬]
[仮死状態を作り出す薬――の筈だ]
あぁ、ようやく割れましたねぇ。
もし奴らでしたら嫌ですし、アーベル君には実験
…いえ、仮死状態になってもらえばいいですよねぇ
[試していないらしい]
[人狼の死を確認しなければ、場が崩れたとは思われない]
[ならば仮死状態にすればもしかしたら大丈夫だろうかと思っただけだった]
[決してそれを、力を持つ者には知らせないという条件の元で]
まぁ俺が試すより安全でしょう
人狼ですし、治癒能力もあるでしょうし…
[丸薬を取り上げて]
さて、有無を言わせず飲ませちゃいましょうかねぇ
[*物騒な事を朗らかに呟いた*]
ん、しょ……と。
[イレーネの額に乗せられたタオルを取り替える。
大分、温くなっていた]
……包帯も、替えないとね。
[自分の右腕へと、視線を落とす。
手当てをしてくれた薬師の少女は、もういない]
[立ち上がり、キッチンへと足を向けた]
[意識を広げる。
どこまでも、どこまでも。
それが虚しいコトなのは、当にわかっているのに。
止められなかった。
自分自身、滑稽であると、感じているのに]
……あは。
ばっかみて……。
[小さな呟きが、ぽつりと落ちた]
『自分』が『ひとり』なコトなんて。
……ほんとは、あの時から、ずっと、わかってたのに。
[往生際悪すぎ、と。
自嘲するよに吐き捨てて]
……こんなとこ、か。
[呟いて、見つめるのは小さな雪の山。
その上に、目印になるように小さな花を添えておく。
白の中には、銀の狼が隠されていた]
……少しだけ、我慢しろよ?
ケリがついたら、ちゃんと……兄貴んとこ、連れてってやるからな。
[お前は『ひとり』じゃないから、と呟いて。
一つ、息を吐く]
さて、と……。
いつまでもここにいても、ラチ開きゃしねぇし……。
どうにかして、システ……。
[システムの呪縛を打ち破る。
言葉に落とすより早く襲う、痛み]
……早いとこ、何とかしねぇとな……。
血が、必要に、なる前に。
とはいえ、こんなややこしいコト、知ってそうなの……。
いや……ゼイタク言えねぇ……。
[宛もなく暴れまわるよりはきっとマシだと繰り返し念じつつ。
ともあれ、ゆっくりと、音もなく、*集会場へと歩き出した*]
/中/
一人遊びで赤を無駄に増やしてみようかと思ったが、ネタが追いつきそうにないので自粛。
(ていうか、最終日生存組の苦労を無駄に増やさない。
でも、3700以上余られていると、ついっ……orz)
[仄かに甘い香りを含んで、薄く湯気が漂う。
見つめていた手のひらから視線を上げ、ふるりと首を振った]
[カップを手に広間に戻り、暖炉の前に陣取ると、両の手で支えてゆっくりと傾けた。
あたたかさとやわらかい味が、気分を落ち着けてくれる]
[静かだった]
意味味の無い行為。
死ねば等しく土に還る。人間も人狼も。
死は区別しないから。土も、森も。
[自分の中の一つが否定して。]
…それでも、ありがとう。
[ぽつり。][自分の中の一つが肯定する。]
[思考が、混ざる。][一つに還ろうと。][だからどれも等しく、自分の言葉。]
―広間―
[偶に意識が浮かびかけても認識まですることはできず。
ただ誰かが傷を治療してくれたこと、そして何度か額に当てられた布が替えられたことをかろうじて感じただけ。
痛みと熱と。
傷によるものか、無理が祟ったものか。
それとも一部が失われてもまだ、色を失わずにいる朱花がもたらすものか]
――ん。
[再びうすらと目を開いた時には。
どれだけの時間が経ったのかも分からなくなっていた]
―広間―
[「探してくる」と言ったアーベルを、男は止めなかった。同情したからではなく、彼が行きたいと本気で思っているのなら、結局自分に止める力は無いだろうと知っていたからだ]
[ユリアンが止めたのであれば、違ったかもしれない。だが、自分では、彼にとって「障害」にしかなれない。そして障害を排除しようとして、彼の中の人狼としての衝動が目覚めてしまったら、そこでおしまいだったろうから]
[結局の所、男は余所者でしかない]
―外―
しかしあんな規格外のもんとやりあって、よく生き残ったもんだ
[昨夜自室に寝にいき、倒れるように寝た...は今更ながら思う
人狼を追い払ったとはいえ...は全く誇らしいとは思わない。
運が…コインの結果がよかったということだろう]
だからといって、傭兵辞めて墓堀になる気もねえんだけどな
[アマンダ、ノーラ、エーリッヒの墓の近くに作り上げた穴を二つ見ながら呟く]
[集会所に戻り、マテウスに事の次第を聞いても、新たな感情は産まれなかった。鉛の塊を飲み込んだかのような痛みは鈍く、熱く、心の奥に燻ってはいたが、現実の傷を負った者達とは比べるべくもなかっただろう]
[弱った身体でイレーネの看病を申し出たユリアンを、手伝う事もなく、暖炉からは離れた窓辺に座り、眠れぬ夜を明かした]
[黒鳥の鳴き声に瞬く。
更に届いた声に身を起こそうとして]
ッ。
[癖で右手を使おうとした。
痛みに動きが止まる]
…うん、ちょっと、痛い。
[呼吸を整えながら、とりあえず答える]
[あの赤い世界で。][最後に言った言葉を後悔はしていない。]
[こころから。][そう思ったから。]
[今も。][そう思っているから。]
─集会場・外─
……ってと。
[集会場から少し離れた場所で、小さく呟く]
とりあえず、どーしたもんか……。
[何も言わずに姿を消すのは簡単で。
しかし、それでは、ここは解放されず。
知らぬ事と見捨てて行くのは容易くて。
……でも、痛みを伴うものだから]
あー……めんどー……。
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