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傭兵 マテウスが「時間を進める」を選択しました。
[子供の手は、振り払わずにいる。
それとも、振り払えないのか。
捕まれているのは、左の袖。
朱い花は供物に満足したのか、今は眠っている]
壊したのは、私ですから。
[目的の為なら、気にする事もない。
先の自分であれば、そう思っていたかもしれない]
……殴られたいか。
[小首を傾げるイヴァンに向けるのは、半眼ジト目。
この場において、物理的な干渉行動に如何程の意味があるかは、定かではないが]
主夫的視点を多く持ち合わせている自覚はあるが。
呼び名として使われるのは、釈然とせんぞ……。
そう。
[返された言葉には短い返答]
[興味の薄い、軽いもの]
俺、着替えなきゃならないから、失礼するよ。
[歩みは出て来た部屋の隣へと]
[今は彼らをどうこうするつもりは無いようだ]
壊した………
[ウェンデルの言葉に、子供は目を伏せる。けれど手は離さぬまま]
みんな、壊れる。
ウェンデル、だけのせいじゃない。
[言ってから、自分の言葉に驚いたように、子供は目を瞬かせる]
うん。
あたしだけが読んでも、分からないこともあるかもしれないし。
[紙の角度を傾けて、エーリッヒが覗きやすいようにと。
ウェンデルと、エーファ。
マテウスの疑問を、鸚鵡返しで口にして]
…花の二人が動いてるってことは。
終わってない、ってこと?
[部屋の中を見回して、ぽつりと呟く]
ああ、そうだよ。
[質問よりは確認に近い問いとして聞こえた。
だから素直に自分の知る事実を口にした]
朱花抱くウェンデル。
蒼花抱くエーファ。
だからあの二人は、間違いなく人間なんだ。
ここにある通りにね。
[そうした「人」が集まる。能力を持った者達。
闇の血を引く、者達。
……者、ではなく]
みたまま。
たまにエーリッヒを訪ねたら、いつも炊事やらしていたし。
ん、気に入らんか。
[低い声に、残念と呟いた。わりと本気で。]
そういうこと、みたいだね。
[ゲルダの声に、深い溜息を吐く。
寝台の方に視線を移す。未だ眠る老婆]
……最悪だ。
[口に出すつもりは無かった。
けれど低く小さく囁くよに、それは零れ落ちる]
[ゲルダの言葉に]
人狼が二人以上いるか…ベアトリーチェが違うってことか?
[そのいずれにせよ先のことは考えたくなかった、
そしてふと疑問に思ったことをひとつ]
牙を守るものって…誰なんだ?
エーリッヒ。
貴方も、間違いなく人間でしょう?
イヴァンが、そう言っていたし。
ナターリエが、裏付けていたし。
[裏付けは、実際には幾分曖昧なものになっているが。
その事実を理解してか否か、首を傾げて問いかける]
…重ねていたのは、僕じゃないか。
勝手な事を、思っていたのだって。
[自嘲。
奥底では理解していた事を、言葉にする]
[立ち去る男から視線を外して、目を瞬かす子供を見下ろした]
………。
珍しい事を言う。
[終わるから、大丈夫。
そう、子供は言うのかと思っていた]
[振り返ること無く自室の扉を開け、その中へと足を踏み入れる]
[扉がぎぃと軋みながら廊下と部屋を遮断した]
─二階廊下→自室─
[寝台の横に立ち、紅で汚れた上着を脱ぐ]
[最初鮮やかだった紅は、もうどす黒くなり始めていた]
[上着を脱ぎ終えると迷うことなくそれを暖炉へと投げ入れる]
[そしてそれを火種にして火を灯した]
[あの服には刃に塗った致死性の毒も付着している]
[自分がそれに触れて命を落とさぬための処置だった]
[しばらくはパチパチと爆ぜる薪を眺め、刻を過ごす]
家主殿の、生活能力のなさは特筆に値する。
だから、家賃代わりに引き受けていただけだ。
……元々、炊事やら何やらは、修道院の暮らしで習慣になっていたしな。
[淡々と、事実を告げる。
残念そうな様子には、軽く、一睨み。
それから、家主の方へと視線を軽く、向ける]
……場の法則、か。
師父が言っていた事。
……やはり、教会が関わっていた、と。
[小さく呟く。
死して得た、確信。
知ったところで、どうなるものでもないが]
[エーリッヒの溜息に、少しだけ睫毛を伏せる。
そうして眺めたのは、廊下へと続く扉]
まだ終わってないなら、どうして。
あの二人は、あたしたちを此処に残していったんだろう。
[ベアトリーチェが人狼だったのなら。
それを殺したというゼルギウスを追う理由が理解できなくて]
…まだ、最悪じゃないよ。
[低く小さな囁き声を拾い、ぽつりと呟く]
…ん。
うちの爺様が、な。
人狼の御伽噺は、子供が悪い事をした時に戒めに使われるもの、っていうのは知っているだろう。私らもそれを聞いて育った。
…正直、子供の頃は本気で怖いと思えてな。
私は苦手だったんだ、人狼の話が。
ある日も爺様に人狼のをされて咎められて。人狼が怖いと、半分泣いていたら、爺様が。
「人狼から守る力が欲しくないか。」…と。
突然、私に尋ねてきたんだ。
…間をおかずに頷いた。
そして教会に連れて行かれて『洗礼』を受けて。
爺様から木箱を譲られ。
正式な、守り手の一人となった。
[語る言葉は淡々と。]
[ゲルダの話にエーリッヒに視線が向く]
そういえば、そうだったな。
[ナターリエが裏づけたという言葉に心当たりはなかったが、
自分の知らない何かがあったのだろう]
[遠く見るのは、ゲルダらが手にした古い紙。
割ってくれたかと、少し嬉しかった。残せた事が。]
元々要因があるとか何とか…言っていたが。その辺はよく分からない。
教会が関係しているなら、洗礼を受ける前にも、教会に何かされていたのかもしれないが。
今となってはな。
[子供は俯いたまま。手を離さずにゆるく、頭を振った]
わからない。
ぼくは………終わらせなきゃいけない、のに。
[…終わりたい、のに、と、唇だけが動いた]
[惑う子供を戒めるように、青い炎がゆらめき、咲き誇る花が疼く]
いた、い………
[子供は、産まれて初めて痛みを感じたかのように、青ざめて震えた]
最悪じゃ、無い。
まだ、生きて傍に居てくれる人がいるもの。
[呟きは自分に言い聞かせるようでもあって。
掌は言葉と裏腹に、動かぬ親友の髪を撫でる。
その掌には、拭われぬままの紅の色]
牙を守るもの…?
ベアトリーチェが人狼なら。
…薬師様か、ヨハナ様…?ううん、分からない。
知りたくない、かも。
[髪を撫でる手の動きが止まる]
…。
[俯く子供の頭に、右の手を乗せる。
年長者を真似たもの。
手袋に覆われたそれは温かくはなかっただろうし、撫でることもしなかったが]
――…終わらせるよ。
[朱い花の齎す熱と関係なく、ウェンデルは呟く。
ゼルギウスの去った先を、見やった]
一番その可能性が高いのは。
人狼を庇った人じゃないかな。
[ヨハナの方を見ながら。
その人を傷つけたのは自分。唾を飲み込んで意識をそこから離す]
うん、俺は人間。
花は持たないけれど。そうなるよ。
[イヴァンの能力。ナターリエの行動の結果。
信じてもらえる程度のそれは揃っているだろう]
[ウェンデルから手を解かれると、痛みは薄らいだ]
[対と離れることを、蒼花が良しとするなど、これまでに無かった事]
[………だとも、子供は覚えていない]
[淡々と語られる、言葉。
最後まで聞き終えたところで、嘆息する]
……教会の、『洗礼』。
俺と、同じ……だな。
……俺は、元々孤児だったが。
『聖なる力』を持つ、と言われ、修道院に引き取られた。
ユーリィ……以前話した、友も、同じように、な。
そして、俺は見定めの力を。
あいつは象徴たる蒼花を宿していた。
そして……人狼を守る……牙をまもる者は。
敬虔なる使徒と呼ばれた師父だった。
[一通り話して。また、ため息を一つ]
……どうやら、俺たちは。
神の名の下、踊らされているようだな。
[何も、判らぬまま。子供は、少し離れてウェンデルの後を追う]
[ヨハナが人狼なのかもしれない、と告げようとしたことも、今は忘れていた**]
[ゲルダとエーリッヒの言葉に、
ベッドに寝たままのヨハナさんに視線がいき]
けれど、その人も人狼ではないってことだろう?
[ナターリエの髪を撫でるゲルダの様子に]
とりあえず、ナタリーこのままにはしておけないな。
…休んだ方がいい。
[労わる言葉は短く、子供に言葉を投げた。
部屋に入ると、話し合う者達の姿がある。
声をかけるわけでもなく、入り口の傍らに佇む]
エーリッヒは、人間。
[小さく頷いて、そこで仄かに和らいだ表情を浮かべる。
今、この場所で、笑むことまではできなかったけれど]
良かった。
[呟く言葉は、たったのそれだけ]
[色々と思うことはあった。
ただ、それを口に出して確認してしまえば。
それこそもう後が無い気がして。その覚悟が固め切れずに]
ああ、そうだね。
運んであげないと…。
[マテウスの言葉に頷く。
ここで初めて、ナターリエの亡骸を確りと見た。
苦いものがこみ上げてくる。息を吸って、吐く]
あー。俺の母親も以前修道院にいたみたいだぞ。
何か途中で追い出されたんだか逃げたんだか。
本人あんまり話してくれなかったんでよくは知らないが。
[母は一度も抱きしめてくれなかった。姑である祖母はもちろん、夫である父にすら慣れ親しもうとはしなかった。
「私は誰のことも好きになっちゃいけないの。
身近な誰かが人狼や奴らに与するものであったとき、心をゆらさないために」
そういっていつも遠くを見ていた母。
自分も母のようであったら、もう少し上手に*立ち回れたのだろうか*]
ああ、でもそうね。
ヨハナ様がそうなら。
人狼ではないって、そうも言えるのね。
[マテウスの指摘に、疲労の濃い表情で頷いた]
うん。マテウス兄さん。
ナターリエ、運ぶのお願いしてもいい?
エーリッヒも。
殺し、殺されか…。
[胸のうちでつぶやく以前に仲間が応えた言葉が脳裏によぎる]
「殺してるんだもん。殺されもするよ。」
[そう言っていた仲間はすでにいない、
そのとき問うた言葉、生きたいか?と自分は聞いた]
俺はどうしたい?
[胸に湧き上がるのは……、]
もっと……殺したい…。
[そのための手段……思考は途切れる]
生きて、傍に居る。
[その言葉が別の響きを持って脳裏を駆ける。
ベアトリーチェが人狼であるのは、先の傷からもほぼ想像がついている。武器を持たない人間に、あの傷は作れない]
そうだよね。
[ならばゼルギウスは人狼や牙を守る者ではないだろう。
そうであれば先ほど狂気の中でも、もっと苦しんていたはずだ]
まだ今は、最悪じゃない。
[だから、残る選択肢は。
それを選ぶことになる時は、もっと最悪になる]
…成る程。
神の威光を笠に着て何をやっているのやら。
[ライヒアルトから語られる言葉。
教会が何か知っているかもとは思ったが、ここまでとは。]
ひょっとしなくとも、人狼も教会が生み出しているんだろうな。
[正確には生み出した、だが、さして違いはない。]
…良い気分ではないな。
どうにかしてやりたいと、思わなくもないが。
どうにもならんのが、な。
なんだ、意外にやり残した事は多いものなんだな。
[やれたと思っていたがまだ足りない。
ああ、貪欲だなと、思って。]
[終わらせる。
その対象に含まれるものは、人狼ばかりではない。
その事を朱の花は責めるだろうか]
…………安らかに。
[密やかな決意は誰にも告げず。
代わりに落ちる、短い祈り。
交わされる言に、*耳を傾けていた*]
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