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[エプロンで手を拭きながら、変わらぬ笑顔で迎え入れると、
まだ入り口付近に居た夫は何やら難しい顔をしているようだった。
長年見ていなければ、分からないような些細な変化だったが。]
…まぁあなた、どうかしたの?
[まだ何も知らぬ妻は、怪訝そうに首を傾げる。
夫の仕事…本当の仕事、といって差し支えない過去の出来事は、当然妻も知ってはいる。
いるものの、その話は暫く聞いていなかったもので、すぐにそこに繋がる事は無く。
ましてや自分がその場に関わる事になるとは思いもしていなかった。]
[人間を狩る為の牙なき者はその血肉を口にした事がない。
衝動も今は薄く、空腹を感じてもあまいものへと意識がゆく]
宿、盛況だったのね。
暫く籠もってたから知らなかった。
[6年前より知るノーラに聲を返し
ウェンデルの言葉に、こくと頭が上下して]
……ん、すぐ止むといいね。
[常と変わらぬ調子に返す音も相変わらずのもの。
狩りの算段が聞こえてくれば口挟むでもなく耳を傾けるのみ]
いや、一応そこはいっとかんと。
一度に幾つも手がけようとすれば、玉《ギョク》にこもる気も濁る。
[こんな拘りもまた、親譲りなのは村では知れた事。
異国からの旅人に、容姿だけでなく気質も似通った細工師は、それ故に変人と見られる事も少なくはない]
……? 役に立つって……。
[なにが、と問うより先に向けられた問いは、問い返し>>49に途切れ]
……いや、見ての通り。
怪我したのに手当て嫌がるから、それじゃダメだろ、って話だよ。
ええ、……ご無沙汰しています。
クヴェルさんの式には、参列出来ずに申し訳ないです。
[クヴェル氏とは同じ村に出入りする商売人同士付き合いがあり、また令婦人であるノーラとも面識があった。彼が他界したとき、女は遠くに商いに出ていて葬儀に顔せなかったことを詫びた]
そう言えば、ノーラさんが跡を継がれる、と聞きましたが?
[暫く考えて、小さく頷く。
ジャムの瓶の蓋をあけようと捻ってみるが
きつく締められたそれはビクともしない]
…ん、く。
[力の籠もる声が漏れるが
一向に開く気配はなく、根負けしたのは女の方]
これ、男の人じゃないと無理そう……
[肩を落とし残念そうに呟いて瓶を陳列棚の上に置く]
うん!
この猫さんすごく可愛い!
[笑いかけてくれるノーラ>>48に笑顔のままこくこく頷く。
ライヒアルトとの口戦前彼女へ向けた問いに対して返された曖昧な答え>>33に抱いた疑問は既にどこかへ飛んでいた。
ゲルダの言葉>>53に、大きくこくこく頷き。]
私こそ、すっごく嬉しいよ!
可愛い猫さんありがとう!
ふぇ?なんで?
[えへへ、と笑って、ぎゅーっとハンカチを胸に抱いた。
だが、すぐに皺になっちゃうと気付いて慌ててたたもうとして、ライヒアルトからのツッコミに手が止まった。
ミリィがライヒアルトへ向けた問い>>49にも首を傾げる。
自分の説明が悪かったということには気づかない。]
いらっしゃい。
ふふ、前は雨ではなかったものね。
[歓迎の言葉をノーラへと向ける。
解けた緊張に安堵するかのように緩む目許]
―→宿屋―
[宿屋につく途中、外の天気はだいぶ悪いらしいことを知ることになった。
こういうとき洞窟の中というのは逆に雨風が容易にしのげていいのかもしれないと安易にそのときは考えていた]
あら……
[宿屋につけば出るときよりもはるかに多い人の量、少しだけ驚いた声を漏らしてから、ぺこりと小さく一礼。
宿屋の女将に戻った旨を伝え、それから集まった人たちの方を、フード越しに見るともなしに見ながら]
お部屋に荷物置いたら、軽く食事をお願いしたいのだけどもいいかしら?
[答えをもらうとありがとうと返して部屋へと一度荷物を置きにいく]
……成る程。そりゃ、そうだよね。
[ロミの膝に薬を塗り、包帯を巻くライヒアルトを眺めながら]
偶々、ミスリル銀の彫刻用ナイフが手に入ってね。
丁度ラーイが仕事請けたって言うし、試してもらおうかなって。
[偶々なんて嘘で、このナイフを手に入れるために少なからぬ苦労をしているが、そんなことは口に出す気は毛頭ない]
あれ?
[ここでようやく右膝に巻かれている包帯に気付いた。
つまり全く気付かない内に手当てが終わっていたということで。
痛みも感じなかったのはライヒアルトがしてくれたおまじないのおかげだろうか。
ゲルダがくれたハンカチとミリィが父の欲しがっていた画材を届けてきてくれたことが嬉しかったというのも大きいかもしれない。
ただ単純に鈍いだけ─ではない、と思う。]
─ 宿屋 ─
ん、ああ。
……もうじきうまれる子供のために、お守りを作ってくれ、という依頼を受けていて。
……天気が崩れなければ、玉《ギョク》を月の光に当てて、仕上げにかかれたんですが。
[ノーラ>>58に答えつつ、ちら、と窓の向こうを見て、それから]
ん?
さっき言ってたお願いって、細工に絡むことですか?
――…ん。
偶々アプリコットが手に入ったから
娘の好きなアプリコットジャムを作って
差し入れてくれた、と思うのだけど。
[蓋の開かない瓶を見詰めながら
事の次第を推測してみる]
こんなにきつく締めたのは誰かしら。
[実家に戻って尋ねてみればすぐに答えは知れるが
同じ村の中であるのに自ら戻ろうとする事は無かった]
―自宅―
それもある。
[それだけではない、と言外に含めつつ。
出迎えた妻をそっと抱きしめた]
……すまん。
器用に立ち回れん儂を、どうか赦してくれ。
[年を重ね、手を握る程度はともかく。
近年珍しい行動を取りながら、低い声で囁いた]
―エーリッヒの住居前―
……。うん、それもそうだね。
皆に関係あるなら、そのうち分かるだろうし……個人的な悩みだったら、奥さんもいるし。
[だから僕が心配することじゃないかと、その時は頷きました。
そのうち不意に、掌に触れていたくすぐったいような感触が遠ざかります]
……そっか。仕方ない、ね。
[そういえば結局まだ、リスには触れていませんでした。
話したいことも話しきれず残念でしたが、また別の日もあるかと思い直します。それにあまり長居すると、仕事の邪魔になるかも知れませんし]
えっと……じゃあ、はい。
仕事の合間にでも、よかったら食べて。
[またちょっと考えてから、手提げ袋の中から一掴み分のお菓子を、彼に渡すために取り出しました。
リスとマカロンで手が塞がっているようなら、ポケットに直接突っ込むつもりです]
……。それじゃ、また来るね。
[袋の口をきちっと締めてから、僕は手を振って、ちょっとだけ早足で家路へと向かいました**]
アーベルも大忙しだな。
そんならうちに起こしに来なくて良いものを。
[惰眠の邪魔をされた腹いせか、ちっと舌打ちしたような雰囲気。
止むと良いというのには、そうだなと声が返った]
――シン?
[言葉の意味を理解する事はなかった。
ただ名を確かめるように言い]
俺はウェンだ。ウェンデル。
[狼としての名など、二年より短い期間しか覚醒していない彼には無かった。
カルメンに対しても同じように、普通の名で名乗る]
旅人なんだな、お前。
まぁ、夜のうちに食えばいいよな。
闇に紛れりゃ、食いやすいだろう。
俺も今すぐは無理だからなぁ…。
[理由はさておくとして、痛みを感じなかったのは事実なわけで。]
お兄さんすごいね!
ぜんっぜん痛くなかった!
手当てしてくれてありがとう!
[満面の笑みでライヒアルトにお礼を*言った。*]
……それって。
[偶々で手に入るものじゃねぇだろ、と。
突っ込みを入れるのは、ぎりぎりで耐え]
まあ、そういう事なら、試させてもらうのは構わんが。
……対価支払い、いつになるか、読めんぞ。
[ミリィ>>61に返す口調は、ごく軽いもの]
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