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黒江さん本当にそれは死亡フラグだ…!wwww
みんな妙齢のお姉ちゃんばっかりですよ!
ナイトメア=牝馬説採用しましたから!
─南西・花畑─
[加減して掴まれた毛に悲鳴を上げることは無く。
榛名の傍へとやって来ると、ゲルダが降りやすいようにその場に伏せた]
寝てるねぇ。
[榛名を起こそうとするゲルダにそんなことをぽつり。
渦巻き尻尾をぱたりと動かすと、伝令役の妖精の声が響いた。
その声につられて天を見上げていたため、ゲルダと榛名のやり取りは見て居なかったり。
『月の玉座』へ、と頼まれると]
うん、良いよー。
背中乗ってー。
[二人に頷いて背に乗るよう促した。
ゲルダを抱えた榛名が背に乗ったのなら、尻尾で落ちないようしっかり押さえてから、『月の玉座』まで駆けることに*なるだろう*]
其方は、友人と秘宝、どちらかを取れと言われたらどうする気だ?
[ゼルギウスのどこか暢気な声に、そんな問いを投げてみる]
[リディとベッティからただいま、と言われると少し嬉しそうにしたものの。
伝令の声にすごく嫌そうな様子を見ると、自分のせいではないもののしょんぼりとした。
ナタルが自分の手をとってくれたのに気付くと、きゅ、と握り直し。]
うん。行く。
きっと、おうさまも、じょおうさま、心配だよね。
せめて、お話とか、できない、のかな。
[声が聞こえるだけでもきっと安心するだろうと思って、ふと自分の仲間達のことが頭を過ぎり。]
おうち、かえれないなら。
せめて、ここにいるよって、お姉ちゃんたちに言うこと、できないかな。
[おうさまにお願いしてみようかな、と思ったりしながらナタルと手を繋いで玉座に向かおうと。]
[マテウスの問いにふむ、と考えるように暫し野間を開ける]
うーん、難しい問題ですね。
でもまあ……せっかく研究対象が手に入ったのに容易く手放したくありませんからできる限りの抵抗はしますとも。
[くすっと笑って結局は秘宝を取る事を伝え]
念願かなったのにやすやすと手放すなんて意味がなさすぎですからねえ。
儀式の時とは打って変わって静まり返った月の玉座。
金色の蝶の翅を持つ黒髪の王は、難しい面持ちで祭壇の前に佇んで。
結界内に取り残された者たちが集まると、ぐるり、その顔を見回してから、重々しく口を開いた。
『秘宝』の盗難、離宮ごと封印された女王。
祭り会場は女王の力により閉ざされた事と、ここに残っている者の内誰かがその犯人である事。
……ちなみに、女王が団長に名前を伝えていなかったので、王にも誰かはわかっていないらしい。
『『秘宝』を持ち出したのが何者か、その意図が何かは知れぬが、かの宝珠はこの妖精界の至宝。
界の外へ持ち出される訳には行かぬ。
よって……犯人は速やかに名乗り出るがよい。今なら、女王も穏便に事を済ませるはずだ。
……名乗り出ぬのであれば、怪しき者を順に、空間の狭間に築いた反省房へと送り込んで仕置きをする。
『秘宝』は、妖精界の、そして、数多の界の平穏を支えるもの。
……界の外へ持ち出すわけには行かぬのだ』
そんな、一方的な宣言の後、王は背の金の翅をゆっくりと羽ばたかせた。**
だいじょうぶ、かな。
…葉ノ介お兄さんも、あやまるの、ついてきて、くれる?
[まだしょんぼりとした表情ではあるものの、黒江から一緒に謝りに行こうと言われれば、ちょっと浮上して。
一人で謝るのは怖いから、首を傾げてお願いするようにじっと見つめた。]
やはり、そういうこと、か。
[残された者の中に、秘宝を奪った犯人が居る、と、改めて妖精王の告げた事実に目を伏せる]
ここで名乗り出るくらいなら、最初から盗みなど働くまいが、な。
[呟いて、軽く手を置いた剣の束を無意識に撫でる]
―南西・お花畑→月の玉座―
[伝令の声はしっかりと聞いていたらしく、エリの背中に揺られながら、その心地よさに完全に寝るということはさすがになかった。
自分ひとりなんか別のお花畑の世界とか咲かせていたせいかもしれないが]
皆集まってる〜…?
[月の玉座にいたのは皆というには少なく、そして見知ったものがほとんどだった。一名知らない者もいたが]
―宴会場→月の玉座―
おう!
[あたいは手を大事にしろって言われたもんだと思って、おっさんにひらっとハンカチ巻いてた手を振ったのさ。なんかいいおっさんだな。
でもってゼラニウムに名前が違うって言われたあたいは驚いたんだ。]
なんだって!?さっきゼラニウムってうぐぁ。
[だってあたいはゼラニウムだって思ってたもんだからさ。えーって勢いで言ってやったんだけど、ぐぐぐと押さえられたら浮いてたあたいは地面の方へと落ちてった。
良心的なお時間で放してもらったのは"ふこうちゅうのさいわい"って奴だと思う。]
うー。わかったゼラ……………ニウス。
[ぬぉ、危ねぇ。ぎりぎりの所で間違いを回避してやったんだぜ。
あたい一回覚えた名前は忘れにくいんだよなー。
なもんで、触らぬなんとかにってブンヤが言ってた言葉とか思い出して、あたいはゼルギウスからちょっと逃げて玉座の方へと飛んでったのさ。]
お話も、できないかな。
お声きこえるだけでも、ほっとすると、思うけど…
[首を傾げるナタルを見上げて、こちらもこてりとして。
続いた言葉には、うん、となんだか泣きそうな顔になって頷いた。]
お姉ちゃんたち、怒ってると思う、けど。
きっと、いっぱい心配して、さがしてくれてると、思うから。
ここにいるから、だいじょぶだよって、いいたいの。
[いざとなったら一緒に頼んでくれるというナタルに、ありがとうとお礼を言って。
玉座について、エーリ達もその場にいるのを見れば榛名と無事合流できてたことに嬉しそうにするか。]
―南西・お花畑―
榛ちゃん、泥ついてるよ。
あれからずっとここでねてたの?
[なんとなくだるかったのでされるまま抱かれるまま。
まあ抱えられて移動するのは初めてじゃなかったから、エーリッヒも不思議には思わなかったのかも]
うん、やっぱエーリくんにきてもらってよかったよ。
王さまもせっかちだね。
[事の重大さは理解が及んでいなかった。
榛名の腕の中でエーリッヒの背中に揺られるうちにうとうとしかけた。玉座の間に着くと時々目を擦りながら話を聞く体勢]
[眉を寄せたまま、深いため息をひとつ]
この中に、ですか……
[王が名指しをしなかったと言うことは誰がというのはわかってないのだな、ともうひとつ吐息をこぼし]
本格的に厄介ごとですねえ……
[反省房だとかもいっていたし、どうしたものかと青銀の髪を揺らして考える]
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