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─ 外 ─
[鉄製のスコップを手に、先ず取り掛かるのは正面玄関に吹き溜まった雪を削り取る作業。
ここを適度に削っておかないと扉が開かなくなるし、出る時に躓く可能性がある。
既に踏み固められてしまっていたが、妥協せずきちっと整備をした。
それから玄関前の除雪をし、余分な雪は崖の方へと投げる。
投げ捨てた雪は、硬いものは斜面の中に埋まり、柔らかいものは表面を転がって砕けて散った。
その作業を何度も何度も繰り返し、昼時に一度休息。
腹ごしらえをして、再び夕方まで作業を繰り返した。
本当ならば屋根の雪下ろしもしたいところだったが、一人では滑落の危険があるため断念。
村への一本道も、一筋縄では行かないと判断して、日数をかけて作業することに決めた。
尤も、玄関前のみならず、墓地の除雪までしたため、一本道まで手は回らなかったのだが]
─ 聖堂内 ─
[夜に作業は出来ないため、日が暮れると室内で過ごす。
食事はしっかりと取り、湯で身体を温めて。
イレーネの様子を見に行くなどして時間を潰す。
翌朝早くに一本道の除雪を行うため、その日は早く就寝した*]
─ 翌朝/聖堂外 ─
[早めに就寝したために目覚めは早い。
明け方は冷えるが、陽が出ているうちでなければ作業が出来ないため、冷える空気の中、鉄製のスコップを持って外に出た]
──── 冷えるな。
[当たり前のことを口にしながら正面玄関を開ける。
陽の光を反射する雪に目を細めた時、”それ”に気付いた]
[最初に目に入ったのは古めかしいランタン。
置かれているのではなく、横に倒れ転がっており、火は既に消えているようだった]
────…… だ、
[倒れている火の消えたランタン。
その先にあったのは]
団長─────!!
[低い声だったが空気を震わせるには十分な声量。
持っていたスコップを玄関脇に投げ捨てて慌てて駆け寄る]
団長、 団長っ!!
[仰向けに寝かされた身体の周囲は流れ出た赤に彩られ、広がるに連れて色が薄まっているのが分かった。
喉には掻き切られた痕、左胸は抉られ、中にあったはずのものが無くなっている。
既に事切れていると分かっていても、声をかけ、肩を揺するのは止められなかった]
やはり、人狼が……───ッ!
[居なければ良いと願ってしまった浅はかさ。
昨日のうちに動かなかった結果がこれであると。
まざまざと見せ付けられた気がして、声量が落ちた、その時]
ッ、 ァ 、ァグッ──!!
[突然、左手に灼熱に侵されたような激痛が走る。
右手で左手首を握り、膝を付いた態勢で両腕を雪の上に落とした。
呼吸は乱れ、額には珠のような汗。
痛みに耐える左手は固められた雪を掻き毟った]
な……に、………ック……
[痛みの残る左手を強引に持ち上げ、掌を上に向ける。
熱を帯びているのか、雪を掻き毟った手からは湯気が上り。
痛みの中心となっている掌には]
───…… は、 な…?
[小さいが花と分かる朱色がいくつも寄り集まり浮かび上がっていた**]
/*
あ……朱花の聖痕そこー!?(守護希望してると思っていた)
えっと
占…ライヒ君
霊…?
守…?(エルザ?)
聖痕…アーベル(蒼)、マテウス(朱)
人狼…カルメン・レナーテ
狂信…俺
確定村人…ギュンター・イヴァン
だよね?
後は霊が何処から来るか……ミリィかイレーネの二択だけど。
ミリィ、かなぁ……思いっきり役職希望してるっぽい動きしてたし。
オクト兄さんは…あの動きは初回襲撃狙いの村だと思ってる。
エルザは、短剣が気になるんで守護かな、と。
にしても、レナーテさん、この参加状況で狼、なの、希望者いなくておまかせから飛んだからなのかなぁ……
/*
さて、ご飯食べたら昨日の続き書いて、時間軸進めてマテウスの所に行こう。
多分、俺が一番早く動けるはず。アーベルがくるかもだけど。
[自身の演奏がオクタヴィアンの演奏の手>>31を止めたとは気付けない。
けれど一人になって、冷たい水に触れて漸く少し落ち着いて、
思うのはありがとうの言葉と拍手をおくりそびれてしまったこと。
戻る頃には食事の支度が整っていた。
ライヒアルトの手によるものとすぐに知れる。
食事の時間になれば談話室へと足を運び席についた。
老尼僧の死で受けた衝撃が未だ深く残るのか
カルメンの表情はいつになく暗く口数も少ない。
何とかじゃがいものポタージュ>>7を一口二口喉に通して
スプーンを置いて、作り手に申し訳なく思いながらも
ごちそうさまの言葉を紡いで、部屋に戻った。**]
[カルメンにとって老尼僧は良心。
レアンなる闇の因子を抑えるための枷。
枷があればこそ、抑えた衝動がカルメンを駆り立てる。]
――は。
[乾いた笑みがこぼれた。
古の契約が、人を殺せとカルメンに囁きかける。]
[夜が更ける。
鳥も人も眠りにつく闇の中、獣は目覚める。
ふらりと部屋を抜け出して向かった先は外。
聖堂にある老尼僧の部屋を訪れた。
シーツに包まれた養い親の前に立つ。]
かあさま。
[呼びかけて、返事を待つように佇む。]
――…ねぇ、どうすればいいの。
団長さんは、かあさまを殺した犯人を――『人狼』を、
みつけて、殺す気、なのよね。
でも、私は、…………死にたくない。
殺されたくなんて、ない。
[届けたい人に言葉は届かない。]
[生への執着。
誰しも大なり小なり抱くものと思う。
自分だけではないとわかっている。
敬虔なる神の徒である老尼僧なら助言を与えてくれただろう。]
殺されたくないの。
死にたくないの。
だから――…、
[それをなそうとする者を排除しよう。
短絡的な考えだった。
子供の思考だったかもしれない。
言わんとする事を老尼僧が悟れば、止める言葉を向けるだろう。
けれど、今、この場所に、カルメンを止める者はいない。
獣の衝動を、抑えられる者など、居はしない。]
[老尼僧に触れる事なく一歩後ずさる。
慈しみ育ててくれた人。
優しい彼女は自分の選択を悲しむだろうか。
考えても、答えはみつからない。
みつけたくないから、考えるのをやめた。]
育ててくれてありがとう。
恩返しも出来なくて、ごめんなさい。
[さよならの言葉は告げられぬまま、踵を返し部屋を出る。]
[聖堂にあるピアノの傍を通りかかった時、玄関の方から音が聞こえた。
カルメンは首を傾げて、音に誘われるように玄関を出る。
闇の中、ランタンの灯火があたたかな色に染める。]
……。
[扉を開けた際の微かな音に気付いたらしいランタンの主が振り返る。
一瞬驚いたような表情を浮かべるギュンターに、カルメンは会釈した。
見知った顔に一瞬安堵しかけて、ギュンターは我に返り気を引き締める。]
見回りですか?
大変ですね。
[他愛ない差し障りのなさそうな言葉を向けると
ギュンターは「こんな時間に何を」と探るような気配をみせる。]
――…物音がきこえて、気になったから、
[外に出た理由をギュンターに告げて、女は困ったように眉尻を下げた。]
[――月光が降り注ぐ。
ランタンの明かりなど必要ないほどの、優しい光。
ドクン、と強く打つ鼓動に女は胸を押さえた。]
……ぅ。
[微かな呻きが漏れる。
雪の中、膝を折ると、発作か何かと思ったのかギュンターが近づく気配。
俯いた女の視界にギュンターの足が見えた。
ドクン、ドクン、と脈打つ鼓動に眩暈を感じる。
未熟だった子供の頃は幾度かあったことだ。
それを制御する術をみにつけていたはずだった。]
たすけて。
[掠れる声で希う。
その直後、瞬く間に女の身体は獣のそれへと変わった。]
[獣が顔を上げる。
サイズの合わなくなった夜着はすると雪の上におちゆく。
双眸に映り込んだのはギュンターの驚愕の表情。
獣はギュンターの喉をめがけとびかかる。
鋭い爪が老いた男の喉を引き裂き、声を奪った。
その衝撃で、ギュンターの手から、ランタンが落ち、雪に転がる。
彼の人の命の灯火より先に、消えたのはランタンのそれ。]
――…。
[殺したい。
殺したくない。
相反する思いを抱きながらも衝動に抗うことは出来なかった。]
殺されたくないの。
[目の前にいる相手の命を奪おうとしながら
身勝手な言葉を紡ぎ、獣は彼の首筋から勢いよく溢れる赤を見る。
くずおれる獲物の姿に、浮かんだ表情は、歓喜。]
[血を失い続ければそのまま事切れるだろう獲物。
仰向けに転がるギュンターに獣は歩み寄る。
覗き込むと、見えているのかいないのか、彼の眸には月と獣が映り込んでいた。]
あなたの命を私にちょうだい。
[ふつりと水底から浮かぶ気泡のように浮かべた笑み。
獣はギュンターの胸に前足を乗せた。
鋭い爪が胸を引き裂き、強い圧を掛けると、そこに鈍い音が響く。
邪魔なものをかき分けてから鼻先を埋め命の源を喰らう。
牙を突き立てると、弾けて、口腔に広がる甘露。
とろりととろけるような恍惚の色が獣の双眸に浮かんだ。]
――…ふ。
[古の契約、運命に従えば与えられるのは無上の快楽。
愉悦に浸りながら、獣は噛み砕いたそれを嚥下した。]
[神の教えに背く所業。
はじめて命奪った獣は快楽を感じながら罪悪を覚えるのは
それを教えてくれた老尼僧の顔が脳裏をよぎったせい。]
……。
[赦されぬことをなした。
獣は月を仰いで、尾を垂れる。
感傷に浸る間もなく、雲が月を隠した。
闇に包まれた場所にランタンの明かりはもうない。
暗闇の中、獣は血のついた箇所を雪に擦り付け拭う。
落ちた衣服を咥え、立ち去る獣。
その姿はいつしか人のものとなり、屋内へと消えた。**]
─ 夜中・談話室 ─
[気付け用だろう強目の酒を呷る。喉の奥が熱くひりつききかしアルコールの強い臭気が鼻腔を撫で付ける。
普段は飲まないが、今はこの高揚感を抑える様に喉へと流し込んでいく。
いつぶりだろうか?
それは未だ一兵の身であった頃、襲撃者と剣を交えたときの夜に似ていた。
ああ、これは命のやり取りを予感したからか。
それとも命を懸ける恐怖?
それとも命を奪う昂り?
我が身は未だ戦士なり也]
フフフ……嘘つをつくな。
─ 夜中・談話室 ─
フフフ……嘘をつくな。
[言葉は己ではなく、何者かまだ知らぬ同属へと。]
その恐怖はまやかしだ。
未だ自分をニンゲンだと信じたいと、そうありたいと思っていた……人の残滓だ。
狩りは楽しかっただろう?
命は美しかっただろう?
血は───美味かっただろう?
[談話室で酒を呷る。ただ麻痺させようと、この衝動を抑え込もうと。
そうでなければ───殺してしまうから。
今夜は駄目だ。
決めたのだ、目覚めて尚危うい幼子に。
血の味を知ってもらうと。]
[深夜、談話室で呑むレナーテを訪れた者がいただろうか?そうであれば少し、いつもより少し饒舌な姿が見れたがもしれない。
どちらにせよ、いずれはアルコールの誘う睡魔に負けて朝まで眠りにつくだろう。]
─ 客室前→談話室 ─
[勿論後から思い起こせばヒントは沢山あったのだけれど、例えば客足が殆ど無い為に湯を男女に分ける必要が無かったことであるとか、暗黙の了解のようなものになっていた為に誰も取り立てて話に上げなかったことであるとか(後に聞いた者は皆『知ってると思ってた』と答えたという)、その他諸々がフィルターになって気付く事ができなかったらしい。
流れるピアノの音にそんな事を思い起こしながら]
イレーネ、起きてる?
[約束した部屋へ食事を持って行き、ノックをして返事があれば中へ、無ければ部屋の前へ置いておいた。
談話室へ戻り食事を取った後、持ってきた本を少しの間眺めて。
その内の一冊だけを部屋に持ち帰り、残りは図書室へと戻した]
―→談話室―
[戻った談話室には幾人ほどの人が居ただろう。
作り手のいない一席に着き、一人分を容易く平らげる]
[……これも、その所為なんだろうか。
食欲を失ってもおかしくないあの光景の後だと言うのに。
軽く空になってしまった皿を僅かの間、見下ろす]
[振り払うように席を立ち、食器を手に厨房へ。
洗うことはできないから、流しの横に置くしかできないけれど]
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