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[元々、武道の類いは正式には習っていない。だから得物を構えた腕から下は、隙だらけのがら空きで]
うおおっ?!
[それでも勢いと速さが勝ればなんとかなったかもしれないが、相手は本当に素早かった]
バシィンッ!!
[振り下ろした竹ぼうきの動きよりも速く踏み込まれ、ゴムホースの束が胴に見事にぶち当たる]
げほっ!
[竹刀を喰らうよりは、幾分かましだったろうが、気合いの籠もった一撃は、身体をじーんと痺れさせるだけの威力は十分で、ぽろり、と手にした竹ぼうきが床に落ち、からんと音を立てた]
うはあ...やっられたー!
やっぱすげえな、剣道部!
[いてて、と腹をさすりながら、会心の笑みを見せる相手に>>30両手を挙げて]
降参!
[ちょっと顔をしかめつつも、やっぱり最後も笑顔だった*]
─ 生徒玄関 ─
[目論見通りに体勢を崩した相手が降参のポーズを取る>>31。
尚も芝居がかった口調に、ぉ、と小さく声を零して]
それは………俺が『試す者』だからさ。
[乗っかって何か言った]
ぶはっ、アンタも目指してねーのか。
[続いた言葉>>32には思わず噴出す。
思ったより『裏番長』を狙ってる奴は少なそうだ、なんて思いながら、相手の肩口で止めた熊手の柄を引き戻した]
怪我ねーか?
ぶつけねーようには気をつけたつもりなんだが。
[意図的に打ち付けるのは止めたとは言え、意図しないところで引っ掻いたりしてないかと怪我の有無を問う]
ローラーも使い方によっては面白そうだな。
[武器に興味を持つ辺り、大戦自体を楽しんでると言うのは容易に知れよう**]
/*
なにせこのまま天気が回復しなかったばーい。
朝、本気で時間ないから、ちゃんと寝ないとまずいんや……!
でもなんか、雨っぽいよね……(とおいめ
おう、こっちこそありがとな。
[礼を向けられると>>37慌ててぴょこんと、頭だけ下げる。それから竹ぼうきを拾い上げて]
ちっちゃくて素早くて強いって、かっこいいよなあ、俺んとこの祭りで次は山車を出そうって言ってんだけど、お前乗ってみる気ねえ?
[山車の乗り手は運動神経を要求されるが、出来れば大きく無い方がいいのだ、と、別れる前には、そんな誘いもかけてみたりする、お祭り男だった**]
あ、んじゃ、オレ、これ元のとこに戻してこないと。
[スポンジを見つけたのは、剣道場近くだったから、そこに戻さないと、と。
さすがに、違う場所に置いて行くのは気が引けるというかなんというか。
そういうとこは、妙にマメな性格だった]
てわけで、失礼しますっ。
[もう一回、深々と礼をして。
ホースの束は肩にかけ、スポンジを返却するべくとてとてぱたぱた、剣道場の方へと駆け出した。*]
[かっこいいという言葉に、ショウが面食らった事は知らない。大きくて強いなら当たり前だが、小さくても素早くて強いというのは、本当にかっこいい、と、ただ思ったとおりを口にしただけ...つまり、いつもの事だ]
おう!引き受けてくれっか。よっしゃ!これで盛り上がるってもんだぜ。
[やってみたいというショウの返事>>39を聞けば、嬉しげにガッツポーズ]
大久保も男衆引き連れて来てくれるっつったからな、今度の祭りは一段と賑やかになるぜ、楽しみにしてな!
[祭り要員二人目ゲットが、一番の収穫と、ほくほくしてるあたり、やっぱり激しく目的がずれている]
[やがて、ショウがスポンジを戻しに行く>>40というのを聞けば ]
そっか、じゃな!
[ばさばさと竹ぼうきを振って見送った、あと]
...て、そーいやあれも返しとかねーと。
[視線を向けたのは、先刻開けたロッカーに置いたモップ絞り器]
やっぱ壊れてっかなあ...小遣い厳しいんだよな今月。
[この時ばかりは、お祭り男も若干しょんぼりした様子になった。
ちなみに、小遣いを使った先はレンタル落ちの「日本の祭りDVD全六巻」購入である*]
/*
話しかけちゃってるからその場面ぶっちしてそこから離れるのがやりにくいと言う状況w
しかし勝ち点が1位タイなのよな…。
彩花が動けない以上、バトルを続けると単独1位の可能性も出て来て動くのを更に迷うと言うw
─ 回想・特殊教室棟 理科室 ─
[ぐっすり寝ているなら避けられないし、実は起きてたりしたら空振りする可能性は大。
なので振りは大きくも力は殆ど込めていなかった。
その割に良い音したのは慣性の法則が働いたからか、単に材質故か。
ともあれ、ダメージは然程無かったと思うがそれでも不意打ちに怒られる覚悟はしていたのだが]
…えぅ?
[>>1:82笑い声が上がるとは思いも寄らなかった為に、変な声が出た。
実験台に突っ伏したまま相手の笑いが止まるまできょとんと見つめて]
そういうそっちは1組の美化委員…大久保君、やったよな?
よぉ寝てはったなぁ。
─ 回想・特殊教室棟 理科室 ─
[>>1:83上がった顔に首を傾げたまま苦笑を返し。
合理主義と言われると、ほんま堪忍な、と眉を下げた。
それから>>1:84続いた問いに緩く肩を竦め]
なりたぁ、とはちょっと違うんやけどな。
裏番長って呼び名に惹かれてん。
[言いながら脳裏に浮かぶのは、>>10此処に来る前に別れた一年生。
別れ際に再度言われた様先輩にはやはり手振り込みで「どっちかにせぇ言うたやろ!」とツッコミを入れてはおいた。
ツッコミ入れても直らないという事はあの子にとってそれだけ聞き慣れた呼び方なんだろうとは容易に想像出来て、だからこそ溜息が出てしまう。
好意があっての呼び方だとは解るから、それを無碍にする自分自身に後ろめたさも感じているのも確かで]
─ 回想・特殊教室棟 理科室 ─
…校外でも裏番長呼びされるなら、流石に受け入れられると思うし。
[ぽつり、独り言のつもりで小さく落とした呟きはヒサタカに拾われたら曖昧に笑ってごまかした後。
>>12立ち上がった彼が握った得物が自分と同じと解ると、ぱちり瞬き]
大久保君も同じやったんや。
1対1の接近戦やったら使い勝手えぇよな、コレ。
でも、うん。
他のん使うてみたい言うんも解るわ。
…うちも他の得物探し行こかな。
今度は不意打ちせんよって、また会うたらよろしゅうにな。
[>>13ここの用具入れの中は空っぽだと解り、他を探すというヒサタカに手を振って別れた**]
─ 生徒玄関 ─
[智慧への問い>>36に是が返るなら謝罪と手当ての手伝いはして]
んじゃ俺次に行くわ。
また挑んできても構わねーぜ?
[熊手を持ち直して、笑いながらそんなことを言う。
自己紹介等はすっかり忘れているが、聞かれたり智慧が名乗るようなら告げてから立ち去った]
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