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[ブリジットに手を導かれて、たどり着く。カードキーを取り出すと、パソコンの電源ボタンを探し、立ち上げた]
後は、入れるだけなの。
どこ、かな。
[指で探る。カードのサイズと溝のサイズを確かめて、ようやく見つけた。
ヘリの外から聞こえてくる風の音。そして、城の崩れる音]
はや、く。
崩れてるの。
[石像になってしまった人たちの、ことを思い出し、ぎゅっと目を閉じた]
[数度の深呼吸。
呼びかける声と、背を摩る感触が、気を鎮めてくれて。
痛みが鎮まるまで待って、手を、離す]
…………は。
[お世辞にも、いいとは言えない、視界。
それでも、完全に失われているわけではないのは救い]
……ああ。
そう、だな。
[顔を上げて、ナターリエを見る。
上手く見えないけれど、いろは見えた。
それに安堵するも。
右の天鵞絨が、酷く色褪せている事には、自分では気づけない]
車椅子は不要だったか。
アーベル。
[ヘリに乗り込むアーベルの後ろから姿を現した、ヘルムートの顔色も以前より悪くなっている。左脇腹が固まりつつある事で、動作によっては、真っすぐだった背が微妙に左右不均衡に揺れるのが目に付く。
空いている座席に身を沈めながら、]
遅くなって、すまない。
[走って来た所為で、荒い息を吐きながら、声を掛けてくれた皆に礼を言った。]
/*
地上のみんなも疲れてきてるころ、だよね。
みんな、頑張れっ…!
応援しかできないけど、さ。
がーんーばーれー!
[手をぶんぶんふった]
/*
あれ?
LW、アーベル?
ナターリエだと思ってたとか。
ああ、でも赤っぽいなとは思ってたんだ。
それは、死なないはずだ。
───。
[ブリジットの言葉]
[目を丸くして]
[右の手を彼女へと伸ばす]
[あまり彼女に負担をかけるつもりはなかったけれど]
[左手は依然ポケットの中]
/*
おー。道理で死なないはずですね。
びっくりしましたが、たしかにそれっぽい台詞ありましたねえ。
まあ、でもそれならそれで。
【RP】
そしてヘリが出発すると同時に
城がどんどん崩壊するのを一同は見るだろう。
やがて、それも遠くに流れ、ヘリは一夜をかけて、ある島に到着する。
明け方の空に生える白いドーム型の研究所。
横にあるのは湖か。
●業務連絡●
研究所はマップなどは設けません。
ドーム内の実験所にいるゼルギウスを探して決着つけましょう、みたいな。
正直、どうなるんだろうね!な状態ですが、最後まで楽しんでいきましょう。
[ノーラの叫び]
───大丈夫だよ。
[首を傾げて]
[わらう]
[わらう]
[後ろからかけられる声]
議員───ダーヴィッドは。
[知っている]
[けれど]
[本当は]
/*
あら、そっちだったんだ。
そこはないと思ってました。早期の死亡フラグで。
あ、ちょっともしかしたらこのままOFFになるかもです。
[ヘルムートもやってきたと判る。持っていたカードを、パソコンへと挿そうとして、聞こえたノーラの声]
ノーラさん?
[びく、と震えた指。そのままカードは中へと吸い込まれた]
盲目 ベアトリーチェは、写眞家 アーベル を投票先に選びました。
[色褪せた天鵞絨に気づいて瞳を揺らし、そっとライヒアルトの右目にくちづけようと顔を近づけ。
ヘルムートがヘリにたどり着いたのが先か、ノーラが叫んだのが先か。
慌ててライヒアルトから離れる。唇は触れたか。]
[吸い込まれるカード。
叫んだ時はすでに遅かったのだろう。
ヘリは動きだしてしまったのならベアトリーチェの傍に寄って彼女の体を守るように抱きしめた。]
[アーベルの笑う顔が見えて、僅かに睨んだ。]
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