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[そ、と立ち上がる]
[落ち着かなかった]
……
[思い出したから]
[よく一時でも忘れていられたものだ]
[自嘲して]
[部屋の隅から立ち上がると医務室を出る]
―― 医務室→ ――
[ふらふらり]
[歩きながら]
私、ね。
一つだけ、考えてたことがあった。
どうして、きこえるんだろうって。
どうして、二人なんだろう、って。
[訥々と]
[言葉は何処か空虚な呟き]
―― 回想/自分のカプセル ――
[ゲルダが、水を持ってきてくれたことはぼんやり覚えている]
[心配をかけて申し訳ない。大丈夫だから。ありがとう]
[それだけの言葉を必死で連ねようとしたが、どこまで通じたものか]
[しばらくどうしようもなく呻いて、目を閉じて。
瞼の裏でぐるぐる回る暗闇をにらみつけているうちに、まるで力尽きるように意識が落ちていた]
[それが再び浮上してきたのは、しばらく時間がたった後]
ヴィヴィと、エレット。
二人の声が聴こえる、事。
きっと、何か意味があるの。
[其処まで呟くも]
[は、とまた何か気付いた様子]
エレット。
エレットじゃ、お菓子みたいだから。
………フェレットに、する。
[疑いの無い声]
[動物みたいだ、という考えはないらしい]
―― →大広間 ――
[空腹には違い無い]
[けれど別に構わなかった]
[ふらふらり]
……
[進む足はまるで幽霊のよう]
[目的以外はあまり目に入って居ない様子]
取りに行かなきゃ
[ゆらゆらと安置所方面へ向かう]
―― 自分のカプセル ――
[目が、覚めた。
そんなに長い時間ではなかったはずだけれど、大分疲れが取れ、体が軽い。頭の痛みも、眠りに落ちる前が嘘のよう]
………ああ、やっぱり疲れてたんですね。
冷凍睡眠なんて、生まれてはじめての経験でしたし。
やっぱり、自然に反すると良くないんですよ。
[目の前で両手を開いて、閉じて。
指一本一本動かして、力の入り具合と動き具合をチェックした]
……よし、快調です。
[枕元にまだ水がたたえられたコップが残っているのを見つけて、ゆっくりと身を起こす]
/*
ほぼ100%、初回吊りになりそう、だけど。
未だ、進行度の設定も生きてる、し。
どうなるか、わからないよ、ね。
でも、率先的に物語動かさないキャラだからなあ。
普段の私なら、弾いてしまうキャラ。
でも今回は貫こう、と思う。
狼じゃないほうがよかったかな…orz
でも、キャラが性格的に狼の設定以外、
ありえないだろう、と思ったんだ。
―― 安置所 ――
[ゆらゆら踏み入ると]
[緩慢な動作で一望する]
……
[せんせいが身体を起こしているのなら]
[きっと視界に入るだろうから]
[笑みと視線を向けたかもしれず]
[そのまま自身のカプセルへと向かう]
/*
カルメン的には。
ヴィヴィとフェレット(何か勝手に確定させてる)。
この二人と赤にいるのは、
中の人が思うに、凄く綺麗だとは思う。
村全体の、物語を作る、という点では
カルメンじゃないほうが回りはするんだけど(苦笑
でも、いいなぁ。
ついつい、赤に取りつかれてしまう。
[髪の寝癖を整え、水を飲み、手元の本に手を伸ばす。
伝記の方は、やっぱりどうも気が進まない。
それは傍らに放置して、手に取るのはリルケの詩集]
……眼鏡、探しませんと。
[呟きながらも、もう紙が黄ばんで虫食いの跡のある本を大切そうにめくっていく。別に、眼鏡がなければないで少し顔をしかめるくらいで読めるからいいのだけれど]
おはようございます、カルメンさん。
[こつりと入り口で物音がして、カルメンが入ってきた。
顔を上げると、ひらひらと手を振って挨拶をする。
どうさがゆっくりに見えたから、何かあったときのために意識のいくらかをそちらに向けながら、再び詩集に目を落とした]
[カプセルまで辿り着く]
[隅に寄せられた草臥れた、茶]
[自身の髪がさらりと落ちて、重なった]
…
[音無く口許を吊り上げ笑う]
……おはよう。
[せんせいの声に顔だけを向けて返す]
[そっと荷物を抱き上げて]
[ゆらゆら、其方へ歩み寄っていく]
/*
お約束どおり……orz
さて、どうつなごうか。ざっとは見てきたけど。
とりあえず、どっかで気を失っておくか。
すません、ベタの気絶落ち。
[捨ててしまいたいのに]
[捨ててしまえない]
[捨ててしまえれば楽なのに…]
[捨ててしまえれば楽、なのに?]
[解らない]
[何故抱え込んでいるんだろう]
『彼らはいずれも無邪気な笑みを口元にたたえ、
まばゆい、縫い目のない魂を持っている』
[カルメンがこちらに来る気配を察すると、ページを繰る手を止めた]
[目を上げて、失礼にならないようカプセルの中を整えると横向きに腰掛けるよう姿勢を変えた]
ああ、これですか?
リルケという人の、詩集です。もう、何度も読んでほとんど暗記をしているのですけれどもね。やはり、見ていると落ち着くので。
[体をずらし、彼女が腰掛けられるスペースを空ける。
ぱたりと閉じたその本を差し出しながら]
かけられますか?
─二階・(5)の部屋─
大変とか、言い出したら切りがなかろう。
程度の差こそあれ、全員同じ状態なんだ。
[心配かけたくない、という言葉>>591に、静かに言う]
……ま、甘えられると思った時には甘えとけ。
その方が、可愛げもある。
[次いだ言葉は、己が過去より紡がれたものだが。
それを知らぬ相手には唐突に聞こえるか。
ひとまず、鞄から出したアルバムを開いて渡す。
見入る様子>>619に、天鵞絨を過ぎるのは深い翳り色。
それを押し隠すよに、棚を覆う深緑のいばらに向き合った]
[ふと、心の奥底を掠めたもの。
それを振り払うよに蔦の状態や生育具合、絡み合い方を確かめる]
……中々、手強そうだが。
全く、歯が立たん、というほどでもないか。
[そんな呟きと共に、イレーネに向き直る。
未だに見入る様子に、今度は苦笑して]
……そろそろ、移動するぞ。
剪定道具、探さねば。
[声をかけ、移動を促す。アルバムは再び、黒の中。
廊下に出て、奥にいた者たちの話を聞くと、僅かに眉を寄せた。
先の部屋で見かけた様子、それが頭を過ぎったから]
……ああ。
俺は、よくは見ていなかったが。
ただ事でないのは、見て取れた、な。
[向けられた視線>>639には、自身が見て思った事を淡々と。
少女たちが部屋を見に行く、という言葉に自分はどうするか、と思索を始めた所に響く──甲高い、音]
……今度は、何だ。
[目まぐるしいな、と思いつつ。
*ため息、ひとつ*]
[此方に向く緑]
[優しい色][甘えたくなってしまう]
[此処へ来る前はこんなに子供じみては居なかったのに]
[きゅ、と茶色を強く抱いた]
リルケ?
[知らぬ名に首を傾いで]
[空いたスペースを見ると微笑]
[そ、と腰を降ろし荷物をカプセルの傍に降ろすと]
[差し出された詩集を受け取る]
…
[さらり開き見て]
[難しい]
[眉を顰める]
[書いてある事の幾つかは意味がわからない、けれど]
『彼らは、いずれも、無邪気な笑みを口元に湛え、
まばゆい、縫目の無い魂を持っている。』
[丁度開き見た所]
『そして(あるいはなにか罪なことに)憧れたりもし、
それゆえ、夢にもうなされる。』
[何か心底にこつりと当った気がして]
[言葉無く文字を見つめている]
―衣装部屋―
>>554
ノーラ?
[ここで休むというノーラに心配そうな顔をする。]
寒くなっても服があれば…?
[とりあえず、手持ちの服を置いて、毛布を探った。
それを壁にもたれるノーラの膝にかける。
>>564 行けと言われれば、頷きはするけれど……。]
待ってくれ……ちょっと着替える。
[そして、ノーラの視界に入らない場所にいくと、もう適当に白いシャツとデニムのパンツに履き替えた。…と、それまではどれもサイズが合わなかったのに、不思議に適当に掴んだのは思いのほかちょうどいい。
さっきブリジットに選んでもらったジャケットを羽織ながら、ベアトリーチェ用の服を掴む。]
あとで迎えにくるよ。
[衣装部屋の壁際にたたずむ女を見る。一瞬、昔の絵画のように見えた。]
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