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[だから私は――。]
[先生(パーパ)と共に此処へ訪れた]
[もう目覚めない赤を灯す装置]
[向けられる色と云えば]
[何も出来ない]
[何も見えない]
[何もわからなかったんじゃないか、という]
[自分へ還る、侮蔑の色]
『誰といわずとも、君。』
[たどたどしい、朗読]
『夕暮れになったらば、外までへと、
もう、すべて知りつくしたはずの
その部屋にいるのはよして、歩み出るがいい。』
[矢張り完全には理解出来て居ないだろう]
『なぜなら、君と彼方とを隔つ最後のものは、
君の家きりなのだから。』
[詩を自分の糧に出来るかは別として。
女は一時でも、無邪気に笑う事が出来た。
その笑顔がどういう意味を持つか、
本人すらも、未だ気付いては居ない。]
[本来選ばれた者では無かった]
[奪った二つの『権利』]
[先生(パーパ)の問い掛けに]
[何も答えられなかった]
[けれど先生(パーパ)はそれ以上何も謂わず何も聞かず]
[ただ私について呉れた]
[もう何も][今となってはわからない]
……………。
もし、覚醒した患者の中に赤毛の男が彼だけなら。
一度、起きた時に居た一人がダーヴィッドか。
そうだ、あの時、私は赤毛の秘書に話し掛けたつもりになっていた。
[脇腹の傷口が引き攣れるような*錯覚*。]
『誰といわずとも、君』
[カルメンの朗読に合わせるように、自分も声を合わせる]
[詩を一通り読み終わると、穏やかな、それでいてどこか高揚したような気分になる。本から目を上げて、彼女の目を見ながら笑いかけた]
……こうしていると、時間を忘れてしまいますね。
もしよろしければ、それ、差し上げますよ。
[彼女の抱えるものは、知らない。
けれど、何だか彼女が楽しそうで、少し元気が出てきたように思ったから]
私は、もう何度も読んで、ほとんど覚えてしまいましたから。
[何より、カルメンの持つ雰囲気はどこか懐かしい]
/*
ぉ、ヘルムートからご指名?
だったら答えるけど。
いや、最初の設定から、ちょっとお仕えはしてみたかったという……。
―3の部屋前―
―――…
[砂煙、土煙。微かに上がる。
吸い込んだか小さく咳き込む。
砕けた白い欠片を見下ろした後、ユリアンへ視線を向けた]
…―理由を教えてくださる?
[ざわり
ゲルダの側――いばらが微かに蠢いた。
ユリアンを警戒する
ブリジットの意思に反応するように。
気づくものもいないような
本人も知らぬような
ほんの僅かな反応。
――副作用のひとつであることも、まだ知らない]
/*
あー。ようやく顔から出た火が沈下した。
いいんだ、明日くらいからはきっともう、詩とか吟じてられなくなるから。
ちなみに、影響を受けたのは
『幼年時代を持つということは、一つの生を生きる前に、無数の生を生きるということである』
『子供は未来であり、回帰なのです。子は胎であり、海なのです』
『愛されることは、燃えつづけることでしかない。愛することは、暗い夜にともされたランプの美しい光だ。愛されることは消えることだが、愛することは永い持続だ』
このあたり。ませた少年で、中学時代くらいに恋に恋したとき、わりとリルケがしっくり来た。そのなかで、子どもに対する視線に思うものがあって、そのときの先生に恋したついでに教員を目指した。
そんなところ。根っこは結構俗物。
[共に触れる二つの声]
[そっと蒼を細め暫しの時を愉しむように]
…え?
[其れでも、差し上げる、と聴けば瞬いて]
[逡巡]
……要らない。
[無表情に首を左右に振る]
せんせいが、持って居て?
そして……、読みたくなったら。
……せんせいに御願いするから。
[貰ってしまえば、終わってしまう。
貰わないのなら、次がある。
安直に、そう考えてしまう女は不器用に返した。]
/*
ちなみに、影響を受けたもう一人はコルチャック先生。
ルソーがエミール書いたくせに、自分の子どもはぽっこぽっこ捨ててることをしって、教育に熱意がなくなった。
そんなとき、コルチャック先生の映画をみて傾倒した。
うん、コルチャック先生が子ども中心主義でよかったと思う今日この頃。しかし、あの人の子ども中心主義は結構厳しいので、ロールで踏み込んだりはしない予定。
なんていうか、徹頭徹尾夢見る少年がそのままいびつに大人になった系の駄目人間でした。
…も、だいじょぶ。
[ちょっと深呼吸して落ち着いたように顔を上げる。
ブリジットの問いかけに目を向けて]
それ、わたしが頼んだの。
…ううん、頼まれたんだ。そのを鍵…使って、って。
[自分の感じるもの、言っている事。
それが不可解であろうことをまだ自覚してはいない。]
自分の家から、でなくちゃ、……でしょ?
[そっとカプセルから立ち上がり。
家と表したのは、心か、カプセルか。
足元の荷物をぎゅ、と抱きかかえると*微笑んだ*]
[本を差し出したときに、カルメンの表情が抜け落ちて。
ああ、失敗したと、ほんの少しだけ肩を落とす]
分かりました。では、いつでも言ってくださいね。
カルメンさんみたいにゆうしゅな生徒はいつでも歓迎です。
[戻ってきた本の表紙を、撫でる]
そして、もし ――
[もし私が石になったそのときは]
[そう言葉を続けようとして、彼女の前向きな言葉に口をつぐむ。
まぶしそうに目を細めて、カルメンを見た]
そうですね。
早く、この施設を出られるよう頑張りましょうか。
[カプセルから立ち上がり、2階へと向かってみようと思った。**]
/*
カルメンとこうして遊べて嬉しいのだけれど。
フラグがたてば立つほどに、
「よし、明後日くらいにカルメン殴ればいいんだな」
と思う自分がすごくDV男に思えてしょうがない。
良心が痛む、ね!
―2F 3の部屋前―
……、…貴方が頼んだんですの?
いえ…頼まれた?…何方に?
[視線はゲルダのほうへ。
怪訝そうに眉を寄せる。
ブリジットの警戒に呼応し
ざわめいていたいばらはふっと静まる。]
●業務連絡●
★無茶ぶり1★
おまたせしました。
いばら恒例、無茶ぶりの時間です。
A:3Fへの扉(前に石像あり)
B:6の部屋の隠し扉(前に3体の石像あり)
いずれも先には上の階に上る階段があります。
これらを開けてください。
いろんな工具や特殊アイテムを各部屋から探してもらっても構いません。
このRPを
Aは<<娼妓 カルメン>>さんと<<植物学者 ライヒアルト>>さんに
Bは<<写眞家 アーベル>>さんと<<令嬢 ブリジット>>さんに無茶ぶりします。
(実行するのはどちらかかたっぽでも構わないですし、両人一緒にでも構いません)
/*
入れ替わり立ち替わり手を取られている気がする。
手を繋いだ人→エーリッヒ・ハインリヒ・ノーラ・イレーネ・ヘルムート・オトフリート
くらいか。
★無茶ぶり2★
実は、この建物には先に6の部屋の鍵を噛み千切ったものが存在します。
それが安全なものなのか、危険なものなのか、詳細は不明です。
しかし、上にあがる階段が通行可になったとき、それとあなたがたは遭遇するでしょう。
この謎の生物を<<シスター ナターリエ>>さんに第一目撃してもらいます。
どのような生物かを作り上げてください。
何もいなかった…はなしでお願いします。
個体の大きさ、単体なのか複数なのかは自由です。
なお、実体のないものでも、キメラでも、ドラゴンでも構いませんが、サザエさんなど、雰囲気を破壊するものは避けてください。
…ぅ、よくわかんない、けど…
そんな気がしたの。
必要になるかもしれないって、思ったのかな?
[返す言葉は具体性に欠け、不明瞭。]
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