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「だーめだこりゃ、しばらく起きねぇぞ」
「コイツ危機感ねぇなー。結構人気あんだろ?ライヒって」
「ここで放置したらどうなるんだろ」
「「「「「……………」」」」」
[誰かが発した一言に、友人らはしばし沈黙。その後皆一斉に無言のまま良い笑顔でサムズアップし。ライヒアルトを放置してその場を離れる]
[眠るライヒアルトの頭の上で丸まっていた灰銀は、処置なしと言いたげに尻尾をぱたりと*揺らした*]
/*
えーさー蒔き蒔き、えーさー蒔き蒔き(何
はてさて。
人数揃わないと明日で廃村なのかな。
流石にダ込み6人じゃなー。
せめてあと2〜3人。
[委員会のメンバーに連れ去られていったゼルギウスを見送り、まだ少しだけヒリヒリする口の中を擦りながら、...は大きくため息をついた]
はぁ……。私は色恋沙汰でわたわたするキャラじゃないのに……。大体ライの事だってそういう訳じゃないんだけど……。
[と、言いながらも意識してしまうのは仕方ないところか]
/*
さて、ぼちぼち進退決めんとな。
最低催行人数を集めるのも苦しいこの状況、如何様にすべきか。
と言っても、選択肢は二択……三択か。
あと一日様子見て、その時の人数で敢行するか、廃村するか。
それとも、今日の時点で廃村するか。
どちらにしても、廃村の場合はエピを最大限拡大してバトルテストする事になりそうではあるがw
─西館内・廊下─
まったく。
結界同士の距離とか、ちゃんと事前に計算しておけと……。
[呆れたように言いつつ、ため息一つ。
クラスメートはそう言うなよ〜、と笑って誤魔化した。
唐突な呼び出しがなんだったか、と言うと、結界同士の距離計算ミスによる相互干渉──ようするに、結界同士が重なったのでずらしてくれ、との事で。
空間的なあれこれは次元魔法の分野なので、手を出しに行っていたわけだが]
「そーいやさぁ、ゼル」
なんだ。
「三年前のアイツとは、どーなったんだ?」
どうって……別に、何もないが。
「何も、って、マジで!? あれっきり、なんも!?」
……そんな大げさな反応をせんでも。
[大声を上げるクラスメートに、呆れたような口調のまま、言う。
クラスメートが言っているのは、三年前に鬼役をやった時に最後に挑んできた女生徒。
勝敗が決した後、しばらく騒ぎになったのは、まあ、何とも言いがたい思い出な訳だが]
「……なー。
もし、再挑戦とかされたら、お前、どうすんの?」
それは……その時考えればいい事だと思うが。
そも、あれは俺が鬼役だから挑んできたんだろうに。
「……そーかあ?」
なんだ、その疑いきったというか、深読みしまくったような物言いは……。
[ジト目で睨みつつ言うと、クラスメートは処置なし、という感じで肩を竦め。
ついでに、水晶龍も呆れたように尻尾をぱたり]
そういや、鬼役の選抜はどうなってんだ?
随分と、やる気のあるのがいる訳だが。
[そんな事を呑気に話しつつ、のんびりと歩いていく]
[あれからどれだけ経ったかは分からないが]
………すぴー。
[未だ寝たままだったりする。灰銀もライヒアルトの上で丸くなったまま、何度か尻尾をぱたり]
[誰かさんが無防備に寝ていられるのは。
集団内では牽制合戦が繰り広げていたかららしく]
「でも誰かが行かないと」
「よし。ならイレーネ、行ってきて!」
え、なんで私?
「だって、レーネのおめあ……」
それはちがう、の!
導師から出された、か、だ、い!!
[ビュウ、とちょっと冷たい風が吹き抜けた。
首を竦める女性陣。言い切った本人はホンノリ薄紅色]
んもぅ。引き受けるのはいいですけど。
でも後で文句言うのとか、なしですよ?
[ああじゃないこうじゃない言ってる友人たちからブランケットを受け取り。ライヒアルトの寝ている方へと近寄った]
[すぴすぴ寝ているライヒアルトの頭の上。灰銀がのんびりとしていると]
『……あら』
[近付いて来るイレーネに気付いて灰銀がそちらを向いた]
『何か、ご用かしら?』
うん、ずっと寝てるみたいだから。
風邪ひかれたら大変って。
[灰銀の異界龍から声が掛かればちょこりと頭を下げて。
手にしたブランケットを見せながら、距離を置いてこちらをじぃぃっと見ている集団も首で示した]
お疲れなのかしら?
それとも体力温存中とか。
『馬鹿は風邪を引かないもの。心配は無用よ。
けれど好意はありがたく受けておこうかしら。
万一があっても困るし』
[酷い言いよう。示された集団にはちらりと視線を送るだけで。広げられたブランケットに視線を戻すと、ゆるりと灰銀が頭を垂れた]
『大方寝不足だとは思うけれど。
興味あるものに対する姿勢は真面目で貪欲だから』
[灰銀の尾がぺしりとライヒアルトの額を叩く。当人が起きる様子は無いが]
そんな、私じゃないんだから。
うん、受け取ってもらえると助かります。
[馬鹿かどうかはさておき、普通の風邪はひかないですね。体質的な意味で。
ここで目的達せずにいると後ろが怖いのでホッとしたよに。
一応起こさないよう、そっと肩から下へと掛けた]
寝不足になるほど?
熱血なんですねぇ。
[はたかれても起きる様子の無いライヒアルトにまたクスリ。
長居しても後ろが怖いかな?でも異界龍と話すのは楽しいのです]
[ブランケットをかけられると少しだけ身動ぎしたが、まだ起きる気配は無く]
『ありがとう。代わりに礼を言っておくわ。
熱血とはまた違うと思うのだけれど。
集中すると時間を忘れる癖はあるようだから』
[言いながら、一度視線はライヒアルトへ。ライヒアルト興味を示す内容は大概くだらないことなので溜息も交る]
どういたしまして。
皆にも伝えておきます。
そっちの意味ですか。
たまに図書室とかで見かけるタイプですね。
ライヒアルト君は外で飛び回っている方が似合うけれど。
あ、だからここで力尽きてるのかな。
[何かを納得したようです。真実かどうかはさておき。
溜息交じりの灰銀龍にはまた小首を傾げながら]
苦労されてます?
[使い魔や契約者を持ったことは無いので実感などはないのですが。なんだかそんな印象を受けました]
7人目、雷撃学科2年 レナーテ がやってきました。
雷撃学科2年 レナーテは、人狼 を希望しました(他の人には見えません)。
『ライヒの興味は尽きないから。
実家が色んなものを取り扱う商家なのも寝不足の理由の一つかしらねぇ…。
興味ある蔵書があったりすると、ずっと読んでたりもするから』
[外を飛び回っている方が、と言うのには同意するものの、それだけに留まらないのがライヒアルトだったりするわけで。苦労して居るのかと訊ねられると、見ての通りと言わんばかりに遠い目をした]
『…たまに何でこの子と契約したのかと考える時があるわ』
[少し腹が立ったのか、先程よりも強く灰銀の尾が揺れた。ぺしんとライヒアルトの額が良い音を立てる]
…ふにゃ?
[その衝撃で流石に目を覚ました]
そういえば聞いたことがあったかも。
勉強家でもあったんですね。
[聞いたのはファン倶楽部(非公認)の子たちから。
自分が見かけるのはどちらかというと外でばかりだった。室内よりも外が好きなのはこちらの性分でもあるからだろうが]
それでも契約したんですよね。
[遠慮ない一撃にもクスクスと笑って。
とうとう起きてしまった相手には、あ、と口元に手を当てたが]
おはようございます。
[真正面にいたのもあって、逃げるのも変かと挨拶してみた。ちょっと笑っているのは会話の名残か、それとも無防備な顔を見てしまったからか]
/*
狐さーん!
もふりたいのはきっと黒い人も一緒(中身的にも(ぁ
赤のレナーテさん、いらさらりまし。
さあ、あと一人!あと一人っ!
─西館2階・廊下─
「……お〜い、ゼル。
ナニ、縁側でのんびり眺める隠居モード入ってんだよ、お前」
[相方と一緒に中庭の様子をのんびり眺めていたら、クラスメートに声をかけられ]
ん、ああ。
と、いうかだな。
律儀に待っている必要もなかろうに。
「いやだって、他にもやってもらいたいこと、あるし……」
……貴様。俺を何だと思ってる……。
まったく、大概にしろ、と言うのに。
[クラスメートを文字通り潰した『魔本』を右手へ呼び寄せつつ、ため息一つ。
だって人手がのなんの、と文句を言うのは無視してすたすたと歩いていく]
『ろくなこと学んで無いけれどね。
父親泣かせよ』
[そんなことを言ってまた灰銀は尾をゆらり。契約に関しては視線を逸らせておいた。目を覚まし挨拶されたライヒアルトは]
…………お、はよー?
[ふぁ、と大きな欠伸をしてから暗翠を瞬かせ。つられるように挨拶した]
んー?
そんなとこでなにしてん?
[くびかしげ、かしげ。]
寝るんなら布団のなかにしときー。
あ、でもな?ここに布団もってこい、って話じゃないで?
[後ろからの嘆きは一先ず無視した。
そりゃもう全力で。
正確に言うと、結界ずらしで疲れていたりするのだが。
そんなこんなで校舎を出て、中庭に抜けて]
お。
起きたか、昼寝青年。
[ライヒアルトが起きているのに気づいて、呑気な口調でこんな一言]
んー?
[こしこしと手の甲で目を擦り。新たに視界に入った人物を見上げる]
何って、寝てた。
日当たり良かったもんで。
[口元に手をあて、もう一度くわ、と欠伸をし。腕を伸ばして伸びをする]
良く寝てたね。
[異界龍の言葉には自分の父親も良く知らないのでコメント挟めず。
暗翠を見て「可愛いかも」とか思っていたりいなかったり]
木陰の転寝って気持ちいいものですよ?
そのまま風邪ひいたらまずいねってことで、ブランケットはもってきましたが。
[レナーテに片手を挙げ返しつつ、ある意味正論な諭しにはそんなことを言ってみたり。だって自分もよくやることだし]
あ、ゼルギウスさん。
[新たに増えた人に気付けば、ぺこりと頭を下げてみたり。
すすっと場所を譲るように場所を移動しながら、水晶龍にも小さく手を振ってご挨拶]
んあ、ゼル先輩。
起きましたとも。
[こんなところで寝たことに関しては特に思うことは無いらしく。暢気な口調には暢気な声で返した]
『ライヒ、そこのお嬢さんにお礼言っておきなさい。
それかけてくれたの、その子だから』
[灰銀が尾でブランケットを指し、ライヒアルトに促す]
あー、そうだったんか。
ありがとな。
[へらりと人懐っこい笑みをイレーネに向け、言われた通りに礼を言った]
まぁ、春やからしゃーないったらしゃーないけどなぁ。
あんましそやって寝てると、頭に芽がでてタンポポ咲くで?
[くすくすと様子をからかって笑い、
ゼルにもひょいと片手挙げて挨拶。]
[手を振るイレーネに、水晶龍は挨拶するよに尾をゆらり、と]
……別に、移動する必要もなかろうに。
[当人は、からかうような口調でこんな事を言っていたり]
だいぶ、よく寝てたな。
……本番では、不用意に寝るなよ、不意打ちくらうからな。
[それからライヒアルトに向き直り、冗談めかした口調でさらっと経験談]
[片手を上げて挨拶するレナーテに、ひらり、と手を振って挨拶を返し]
……そちらも、『魔除けの儀』への参加申請か?
[ふと思いついたように、こんな問いを投げてみた]
8人目、天聖学科2年 ブリジット がやってきました。
天聖学科2年 ブリジットは、おまかせ を希望しました(他の人には見えません)。
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