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[再び頭を強引に撫でてくるレッグに不服そうな目を向けるものの、それで多少頭は冷えたのか右手の爪を収める]
むぅ。余計なお世話です。私は私のままお姉様に愛してもらうんだから
国文なんて使えるんだか使えないんだか分からない学問に興味ないですわ
[そう言って乱暴に椅子に座る。そして、エドガーの言葉に耳を傾けていたが]
星見のお姉ちゃんの裏切りの可能性ねぇ。まぁ、無くは無いかもね
ただ、爺ちゃん。だったら、3人といわず5人でも12人でもよかったんじゃなぁい?
[そう言って薄く笑う]
・・・ふむ、ボス自身が僕ら全員に死ね、と命じている可能性もあるのかもしれないな。
確かにあの方には色々とお世話になったし、命を懸けてまでこれまで仕事をして来たけど・・・
自殺を命じられて受け入れる気にはなれないねぇ、僕は。
[それだけ言うと、静かに席を立ち]
・・・さて、それじゃあそろそろ、僕は休ませてもらうよ。
また後で、ね。
[言って、自分の前にある紅茶とミルク一式をどこからともなく取り出した氷のトレイに載せ、客室へ*向かった*]
甘く錆びた血の味を、今でも覚えている。
銀色と翡翠にかけて。
それは水より濃くて甘い死の誓約。
『──死ぬときは一緒だ』
ま……白羊宮の御方的には、納得いかないとこもあるんだろっけど。
なんにせよ、結果をださなきゃどーにもなんない。
んでもって、この状況で素直に連携は、難しいかなあ?
[くすり、と笑って。
それから、小さく欠伸を一つ]
ま、考えはしますよぉ?
無駄死にはしたくないしねぇ。
まあ、少なくとも一度は裏切り者としてあっさり処分された僕なんかよりは彼女のほうが信用されてるんだろうね。
単に「そういう可能性もある」って事を口にしただけさ。
幸せの青い鳥が家の鳥籠に居たのなら、不幸鳥の「バー」と死告鳥の「カー」だってすぐ其処に居たっておかしくないからね?
まぁ、もっとも…今となっちゃ真実なんて関係ないかもだけどね。少なくともボスにとっては。
そして僕らの立場的には。
[オーフェンの言葉にクスリと笑うと]
それは同意。私もまだまだ殺し足りないもの
創ってくれた事には、悲喜交々思うところありつつ。まあ、概ねボスには感謝しているけど、それとこれとはまた別だしね
[隣で怒鳴る男の声に、不快げな顔に成る]
煩いよ、牡羊の。
もう少し聲を落したら如何だ?
お前に云われずとも其れ位、皆が判って居るだろう。
お前一人で居るのだと思うな
[其れからため息の様な吐息を落して、水瓶の青年を見遣る]
ふゥん?
そう云う事にして置いてやるかね?
[くつっと哂って]
まァこの状態で上機嫌な輩が居るなら、其れはお目出度い奴だがね。
いや、おっさん。
そういう条件であれば、『少なくともアンタを入れた複数人が居る状態でなければいけない』。
少なくともボスはアンタをも対象と見ている。
と、言うことはいくらおっさんが監理者であろうとも、裏切りの可能性を秘めているってもんだ。
それなのに、おっさんを含めたって場合に、裏切り者だけの集会が行われたらこっちがたまったもんじゃない。
ただ、誤解の招く行いを避けるってのは賛成だが、な。
[ちらりとエドガーを見つつ、最後に「誰が裏切り者かわからないんだからよ」と付け加えた]
[椅子に座ったカレンを苦笑しつつ]
バッカだな。これだから理系ってのは……。
いいか?
理系は、物理的なものを。
文系は、抽象的なものを扱う学問だ。その中には歴史など、相手の心を読み取る技術も含まれるってもんだ。
つまり、文系の知識を学んでおけば、力だけで抜けられない場合に、相手の行動を読み込んで、より面倒くさくない行動で仕事を収められるってもんだ。
[一応歴史などに出てくる兵法も役に立つしな。と心の中で呟いた]
[随分物騒になってきた会話の方向性に、肩を竦めるようにしながら自らの席に、ティーワゴンを傍に寄せてその上にポットを置いてから再び腰掛ける]
なかなか難しい注文をお出しになりますね、白羊卿。
状況が何であれ私達を管理するのは貴方だと、そういうことですか。
[やれ、と肩をすくめて溜息一つ。
さがっていくオーフェンには微笑みと共に軽い会釈]
然し、何もかもに監視付というのは。
僕は良くても
[ちらり、と視線を傍に居たメイドへと向ける。白い肌、細い体。触れれば折れて仕舞いそうにも見える黒髪のメイド――此処に居るのだからそれだけでは在るまいが――
今までとは違う、花のような笑みを浮かべ]
中断された愉しみへの欲が未だ残って居るからねぇ…
[銀と紅の艶やかな笑みを見てしまったメイドは、顔を染めて壁の方へ。
一度目を離し、クツリと哂う。]
フフ、分かった上で言ってたのかい。
本当に食えないね、双児の。
可能性を見るのも悪くは無いが、下手なノイズを混ぜるのは止めて欲しい所だネェ。
アンタの言う通りさねレッグ。
白羊のだって同じ穴の狢さ。
…エドガー殿は、何を鬼気迫っているのか。
随分と神経質になっておられる様ですが。
[差し出されたカップの中身を啜りながら、緩く瞼を伏せ]
…否定はしませんが。
あまりからかうのは已めて頂けますか、ジョエル。
[ふ、と。小さく溜息と共に苦笑を滲ませる。
感情の起伏はもちろん、まして苛立ちの様子など、
外に露見させないのが常である彼にとって、
自らの感情を指摘される事は慣れて居ない様で]
/中/
はーい、此方こそお願いしまーす!
っという事で、こちらもどろん。
…ケース0-13だ。12人。意味は分かるな?
…ああ。それと、13のプランBを確認しておけ。念のためだ。
…。
[電話を切る。]
/なか/
ちょっと場面転換というか強制的すぎるかなーって思ったりしました。
確定描写はたとえ注目させたくても避けた方が無難かと思います
抽象的ねぇ……形無いものに興味ないんだけどなぁ
行動読むのだって、それこそ兵法とか格闘術修めておけば問題ないし
そういうのは全部ここに入ってるんだけど
[そう言ってトントンと自分の頭を叩く]
[とん、と閉じた扇子で肩を叩き]
穏やかな解決策、ねぇ……。
そんなのが見つかったら私の出番はなさそうね。
ま、私たちがごちゃごちゃ言おうとも、ボスの命令は【愚かな人物を見つけ出し、我々で処刑せよ】。
結局、争いは避けられないんじゃなくって?
おや。これは失礼致しました。
[くす、と小さな含み笑いだけのせて。
けれどそれほど反省の色は見えないだろう]
あまりに予想外の事態だった、ということなのでしょうか?
管理官としてはあまり褒められたものではないと思いますが…。
ああ、子供の反乱に驚いてしまった大人、とみてもよいかもしれませんねぇ。
[呆れたような、失望したような感情がはっきりと伺える声音が空気を通さずに響くだろう。
勿論、声に出しているわけではないのだから空気を伝う筈ないのだが]
[...はレッグに向き直る。通話中でもしっかり聞いていたらしい。]
その疑いはもっともだ。だから「要望」と言った。…だが、私を信じる信じないは別として、いらない疑惑を持たれたくはあるまい。気を付ける事だ。
私個人は、ここに裏切り者がいるなどとは考えていない。そして君達の損耗は避けたいと考えている。…信じる信じないは勝手だがな。
ケース0-13? プランB?
[そう呟くと、スッと目を細め]
……爺ちゃん、それが何かは知らないけど
一体どうするつもり? 勿論、私たちに聞く権利は……あるよね?
まぁ穏やかな解決策とやらが見つかるのなら其れに越した事は無いと僕は思うがね
[アヤメの言葉に肩を竦め]
只、其れが簡単に見つかるなら――此処に僕らは居なかったのだろうけど。
そろそろ休ませて貰おうかな…
[それから再び壁の傍のメイドへと目を向ける。弧を描いた口元は、艶やかに]
蠍の。(少し笑いながら、)君達の管理者なんて仕事をしていると、「絶対無理だけどどうにかしろ」なんて命令はちょくちょくだ。
どうにかするさ。
[あどけない声で、爺、と呼ばれて]
…カレンか。ちょっとした通信符丁さ。いくつか部下に調べものを頼んだんだ。…君が余計な力を振るわなくて済むようにしたい。
[カレンの言葉に、首をふり……]
頭に入ってる知識と、実体験を交えた知識は雲泥の差さ。そこがまだ足りないのさ。
嬢ちゃんには、色々とな。
[あえて、それ以上は語らず、己を見るエドガーの視線と自分の視線をぶつけた]
……お互いに、な。
[エドガーの言葉に、くすり、と笑う。
浮かぶ笑みは僅か、艶を帯びるか。
それは、彼が『仕事』の際にのみ、浮かべるもの]
白羊宮の御方は……お優しいコトで?
さってと、オレもそろそろやすもっかなぁ。
希少な睡眠時間をロストしてるし、このままじゃきっついんだよねぇ。
貴方の中で、その御目出度い輩に含まれる、と
そう考えられていたのでしょうか?僕は。
[シャロンの笑みに、苦笑交じりに言葉を返す。
しかし咎める素振りは全く見せずに、再び紅茶を一口啜って。
携帯を切り上げた白羊の座に位置する相手へ、僅か視線を向ける]
…エドガー殿。先に申しましょうか。
貴方が、この皆の中で一番の実績と経歴を持ち、
その結果、現在の地位についている事は承知しておりますが
[笑みを湛えたまま、カップをソーサーへと静かに戻して]
――今まで、お目に掛かった事の無かった貴方を
易々と信じる事の出来る程、僕はお人好しでもありませんので。
貴方のいう事を常に実行出来るかは保障しかねます、とだけ。
もちろん、誤解を招く様な言動を慎むべきだとは思いますので
その点は、重々注意させて頂きますが。
[カレンの言葉へのエドガーの返答を聞きつ、
立ち上がってメイドの傍に寄る。
その細い腕をそっと掴み、顔を寄せ――
聞こえたレッグの言葉に小さく哂った]
経験は仕方なかろう、子供なのだからね。
然し秘め事の多い事で。
[そしてマイルズの言葉に、くつっと哂って]
さァて、如何だろうねェ?
――…いいえ。
[言っても、然程効果が無いだろう事は想像していたが。
色の見えない返事に、苦笑交じりに短く返事を返す。
続く言葉と滲む失望の色に、苦笑の色を更に濃くして]
…管理間として、些細な子供の反乱に驚いてしまっては
先行きが不安にもなりますね。…従う気が起きないというか。
そもそも、特に親しくも無い者の監視下で、常に居ろと言われて
平気で居られるほど、僕は人間が好きと言う訳でも無いですし。
[くす、と何処か愉しげに笑いを滲ませる。
一番の子供と称されても、仕方の無い言い訳を淡々と零す]
秘密ネェ。
人にはオープンを求めて自分はそれかい。
まったく、マイルズの言う通りさね。
白羊のの腕を疑うわけじゃないが、もう少し上手に動いて欲しいものだネェ。
そんな状態じゃ従うこともできないさね。
[クツリと笑う]
何も信じない、ね。
其れまた、真理。
[メイドの少女の柔らかな口唇に自分のそれを優しく合わせ、微笑む。然し少女から離れた視線は先までのように何処か歪み]
お前が死んだと云うのがデマであったように、かな、双児の。
さて――
僕もお暇しようか。この子を待たせるのも可哀相だ。
んーと。キミ、誰かの専属さん?
違うんなら、ちょーっと、お付き合いお願いしたいんだけどなあ?
[にこにこと笑いつつ、来た時から気にかけていた栗色の髪のメイドに問いかける。
返って来るのは、専属ではない、という言葉と、自分でよければ、とい旨の言葉。
それにまた、にこり、と笑んで。柔らかな髪をそっと手に掬い上げて軽く、口付けた]
ん……あまそうな感じがする。予想通りなら、いいんだけど。
[シャロンの視線の先を認めれば、すいと目を細め]
そうね……簡単な話なら、知らされる事もなく、裏切り者とやらは粛清されてたでしょうし。
[言いながら扇子の先を首の前ですっと引いて。]
そして、今頃私たちはもっとアレを堪能出来てたでしょうしね。
お前も、お愉しみか
[くつと哂って、ディーノにそう告げると、
ミュウの手を振る様に、自身も真似て片手を上げ。
聞こえたアヤメの言葉に、違いないと云うように頷いた。]
詰まりは頭も良く回る。
厄介な事だね。
折角の愉しみの邪魔をされて、堪ったもんじゃない。
――それじゃ、お休み。
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